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Message From Tokuda
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CCR!!!!(体験編) |
Date: 2006-11-02 (Thu) |
ヤぁ、このページを開いた皆様。
このふたつ前の記事、「CCR!!!!【知識編】」は読んだかな。
未読ならば、せっかくだからそれ読んでいただき、そして当【体験編】を!
とゆうことで、CCR体験していただくのはやはりyoutubeで。と、なる。
CCRの映像は現在なにひとつも正式に流通していません。
しかしライブアルバム「ザ・コンサート」と同じ1970年のオークランド公演が撮影され、
当時テレビ放映されており、こいつをはやく再発掘&リリースして欲しい。
おそらくCCRのフル公演の様子をとらえたものとしては、現存するのはコレのみでしょう。
ちゃんと4人組の時のモノだしね。
ま、それはさておき、
最強のCCR曲、「ボーン・オン・ザ・バイヨー」聞いてくれ!
ヘッドホンで!フルボリュームでね!!
www.youtube.com/watch?v=gUyz1wrODm4
イントロのトレモロにかぶせ、なんとも妖しいグルーヴがロールした後に炸裂する、
R&B情緒たっぷりのジョンの唄声…。
これがCCRだ。
そして見ろ。この激しくイケてないルックス。
タイム1:20頃に始まる1回目のギターソロのなんともスワンピーな事。
こんなぶっとい音をリッケンで出してる事も注目。
(ちなみにトムのギター音はほとんどオフ気味。。。)
このウネりつつ聴衆を巻き込む感じ…。
なんとも成熟の極上ロックンロールなのだが、
この時、メンバーはそろって「24歳」だ。
なんじゃそりゃ。
トムだけ、3、4年上だが、皆言ってみりゃ大学出たばっかくらいだよ日本でいうと。
ヨシ、メンバー紹介させてくれ。
まず唄ってるのが、ロックの権化、ジョン・フォガティだ。
正直申し上げて、ブライアン・ジョーンズにかぶれた田舎のあんちゃん、としか見えないな。
こやつにかぶってドラムを叩いているソクラテスみたいなのは、ダグ。
ヒゲを生やし過ぎたキース・ムーンかっつうの。
左手のスティックの持ち方や振り方、背筋の感じがなかなか変わっているのが分かります。
タイム0:55および1:50頃映るヘラヘラした丸眼鏡がベースのスチュ。
「あれれ?ドミノスのカール・レイドルじゃねーの?」って気づいた貴方は今ここで俺と通じ合った。
もちろん、別人だ。
以上ここまで24歳。フケ専だ。
そしてそしてお待たせしました!
タイム2:08頃ウツロな目をした哀れなヒゲ男がアップになりますが、兄貴です。これが。
こうやって、映るのも最後…ってあたり、とことん、トム・フォガティだな。
ま、俺に言わせれば「ギーザー・バトラーにウリふたつじゃねーか」ってとこ。
以上、ストーンズとフーとドミノスにブラック・サバスのそっくりさん達が、
お父さんのネルシャツ着てステージに上がってしまった…そんな見た目アウトな僕たちCCRです。
まぁね、これだけ聴きゃぁ、
「おう、なるホド、これが徳田氏の好きなバンドね」
という印象しか持たない御人も多数でしょう。
たしかにこれだけ見て、“体験編”ってのは片手落ちだ。
比較広告してみましょう。
百聞は一見にしかずであります。
現在アメリカ米国を代表するバンド、といっていいんじゃないのか、
フー・ファイターズの皆さんによる、
「ボーン・オン・ザ・バイヨー」
お聴き下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=_hC0NPeIJqM&mode=related&search=
…ざっとこんなもんよ。
もちろん、フー・ファイターズにとって、他人の曲だし、カバーのお遊び企画、なのかもしれん。
しかしどーーーよ。
このグルーヴの歴然とした差は!!!!!!!!!!!!!!
聴き比べて、CCRがいかに濃厚にロールしてるのか、
イントロで一聴にして判別する。
テンポはCCRの方が遅い。
しかし、このコクっていうんですかね、ウネリや不気味さや魔力がケタ違いです。
グランジを経て、トータルアメリカンロック・バンドとして変貌しつつあるというフー・ファイターズの、
(ごめん俺、実はまったく聴いた事ない。友人から上記の評判を知りました)
なんと軽く聞こえる事か。
演奏力ははるかに上のはずだのに。
検証していこう。
まずリズムだが、
フー・ファイターズは、
「イチ、ニッ、サンッ、シッ」
と非常に歯切れはいいのだが、というか、それがきわめて単調に響く。
ジャストすぎるというんですかね。
CCRはというと、1拍目の裏と3拍目の表のタマりが深い。
みぞおちからエグってくるように4拍目が入るね。
これダンス・フロアでも十分踊らせるんじゃないかと思います。
そしてギター。
グランジって、一体じゃぁなんだったのか…と思わず考えてしまうくらい、
チャラい出音だ。
両者比べると、なんつーか、80年代チックに聞こえませんか。
安いエフェクターをライン直結みたいな(絶対そんなことはないハズなのだが)、
行儀のいい歪み。
一方ジョンのリッケンはとにかく太い。
アンプでオーバードライブさせたような、「エレクトリック」な音よ。
あと、とにかくソロのフレーズ、ヤバいっす。フー・ファイターズ。
こんな手癖でお茶を濁すなら、完コピしたほうが…。
難しいフレーズじゃないんだから。
つーか、普通弾いてみたくね?
あのライン。
でもソロは俺のフレーズでって思ったんだね。
曲中ではドラマーが激しく頭フリフリ叩くのだが、
でもなんか演出っぽくって、芸能界な感じがするぞ。
ここで暴れてまーす、みたいな。
,演じてるよねこれ。衝動なんかじゃない。
ただいま俺、ロック中デ〜ス、みたいなね。
よしよしオッケー、
じゃぁ、もういっかい、CCRの「バイヨー」に戻ってくれ。
まぁそもそも曲がカッコええのだ。
ジョンはなんと言って吠えてるのだ?
どんな言葉を乗せてロックンロールしとるんだ、こやつらは?
ということで…、再度のご視聴は以下歌詞とともにどーぞ。
俺がオヤジの膝くらいまでだった子どもの頃
オヤジは言ったもんだ
「息子よ、政府の手下になんかなるな。奴らが俺にした事をされるんじゃない」
「あいつらはいつか、お前を捕まえにくる」
「あいつらはお前を戦場に送り込むんだ」
俺は7月4日の事を覚えているぜ
あの未開の奥地を 丸腰のまま走り抜けたんだ
俺はバイヨーで生まれた
俺はバイヨーで生まれた
俺はバイヨーで生まれた…
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