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Message From Tokuda


  2007ペナント終了CS前、セを振り返る Date: 2007-10-11 (Thu) 
(今回記事は10/4に書かれています)


シーズン終了、いざクライマックスシリーズです。

続いてセを振り返ってみたいんですが、
年々激しくセ・リーグには興味を失っていく一方でどうしようもないです。


ただジャイアンツは充実してますね。
首脳陣長年の望みであった「ストッパー上原」がようやく叶いまして、
そして結果が出た次第。

打撃陣は、
小笠原、谷どっちかが当たればいいや…って実は思ってたんでしょうが、
ふたりとも大当たり。
結果なんとも分厚い打線が完成しました。
数年前のホークスみたいっす。

投手陣もハッキリとローテと呼べるものが組めて、
これは磐石の1位通過ですよ。


対するドラゴンズは何年この顔ぶれじゃい?ってな、
おなじみのレギュラー陣。
中村紀が華をそえましたが、
ドラゴンズファンに彼の効果を詳しく聞いてみたいところ。
前半戦、結構イイとこで打ってたという印象ですが。

しかしそのあまりの顔ぶれの変化のなさに、
なかなか興味の持てないチームです。

クライマックスシリーズは福留抜きで挑みますね。
この角落ちシチュエーション、前にもあったような気が。



タイガースは、ドツボにハマってたんですが、
なぜか般若連勝して3位に飛び込みました。
…というか、いっとき1位もチラついてましたねぇ!
瞬間ドーピング覚醒したかのような狂ったターボでしたが、
あれは一体ナニがかみ合ってたんでしょうか。
まったく知りません。

それより何よりこの怪我人の多さ。
やはりこのチームが入ると俄然CSは盛り上がると思うのですが、
万全で見たかったです。
それと今岡。
なんでしょう、念能力を封じられてしまったのでしょうか。
このイキナリ打てなくなった加減は、ベイスターズの鈴木尚を想起します。



そのベイスターズは大健闘です!
あわや5割。

大矢再登板のキャッチコピーは、
「あの98年ベイの下地をつくった」
だったのですが、
実際たいしたもんでした。

「下地をつくった」なんてのは、
ほんとぉ〜?
偶然じゃないの〜?
と、俺も正直思ってましたからね。

今年の層の薄いベイで(特に投手!)、1年間きっちりやりました。
選手登用、チーム作りの軸も、
常に1本筋を通していた気がします。
大矢は忍耐力のある、いい監督ですね。

野手の最大の課題として挙げていた、「鈴木尚」の再生こそ叶いませんでしたが、
若手育成はコソコソやりとげていた感アリ。

ベイは日本人野手に原石が転がっていて、
その一人・多村を放出したときは目の前が真ッ暗にもなりましたが、
(ご当地選手ですよ?)
引き換えにつれて来たのは寺原。
これが大成功でしたね。

相川、村田、吉村は無事大成、
あとは古木、内川、小池。

それにしても、、、
長年ファンやってきましたが、
細身の巧打の左打ち、みたいな線の細い野手がズラリと揃って、
本塁打はふたりの外国人お願いします、
みたいなチーム編成から随分変わりましたよ。
あの頃は日本人野手の本塁打、「全部あわせて」15本、とかでしたから。

マシンガンの頃も、
鈴木尚20発で、あとは8本くらいの人間ズラリ。

それが今年は、
村田・吉村で60発、金城、佐伯、仁志も2桁打ち、で、
外国人野手は0発どころじゃない、
「0人」ですよ。
そもそもいないんスから。

とにかく大矢がどういうチームをイメージしているのか、
来季すごく楽しみです。



カープにスワローズは、
野手が好成績をあげたのに、沈みました。

こういう状態を見ると、やはり、
落合、大矢→名監督
ブラウン、古田→×
と分かりますね。

古田に関しては、石毛を思い出しました。
あの人も選手時代「人望リーダーシップ系」でいながら、
監督業は奈落の底。

石毛の奈落はあまりの凄まじさだったので、なかなか監督再登板はないと思いますが、
古田はまたの機会がきっとあるでしょう。

しかし…。
現役時代、
原、古田、
と二人並べれば、原なんて、とても監督業がこなせるとは到底思えないッスよね。
で、古田なんてそれこそ常勝軍団を作り上げそうな。

でも実際はこうですから、不思議なもんです。
俺は原は立派な監督だと思いますね。

つまるところ監督ってのは、
これ結構特殊な商売ですよ!

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