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Message From Tokuda


  シリーズ前夜 Date: 2007-10-26 (Fri) 
いよいよシリーズですね。
なんとも渋い組み合わせに…って昨年と同じじゃないの!
新庄抜きで渋さに磨きもかかっとる!
という感じなんですが…。


さて、
まずパですが、マリーンズ無念!!でしたねぇ。


ズバリ、セギノールにやられました。
タイガースが敗退したパターンですが、
序盤の失点はホント、ゲームメイクしにくいですよ。

ところが!
結果として中4日ダルビッシュは「やはり」本調子でなかったので、
試合が決まったのは、
実はガチャピン鶴岡の4点目タイムリー。

しかし試合中これこそが決勝打、とは俺も思わなんだ。
あれ、「ついでの失点」
という印象だったもんなぁ。


3点差キープであれば、
ファイターズ投手陣に十分プレッシャーをかけ続けれたハズで、
ダルの次に襲い掛かって、
マイケルでどうにかなった展開もあった。

しかし、実際はセギ砲後は、
選手から消化試合のオーラでまくりで、
点差はさらに開き、
そして終劇。


たしかに、不運の内野安打後の一発は精神ダメージは強大。

とはいえ、ああいった内野安打は別に珍しくもないし、
続くセギノールの一発は技ありヨミありの素晴らしいものだった。

でもそこで成瀬が自他共に認める「動揺」を披露して、、、と。
そんな姿をみて、チーム全体が、
「沈んだ」ね。
身も心も。


ズバリ、
セギ砲後、投手交代だったね。
したら1点返した後、終盤異様な雰囲気になったろうなぁ。。。
でもそれくらいかな、やれたとしたら。
基本線は完敗でしたね。


シーズンの異常な活躍がなまじ前提にあるゆえ、
うーん…、
やっぱ変えれないか!あそこは。人の子なら。
成瀬の「良すぎた1年」が仇になったね。


ダルビッシュは心理戦もやってくれたけど、
でもサスガに、体調悪くても打てね〜!!
右打者が打てねーんだよ!まったく。


マリーンズは、ようやりました。
しかし、05年がいかに戦力充実していたか痛感した。
今回、見ててもいっぱいいっぱいだったよ。


そんなクライマックスシリーズ通して、
最大の収穫は、大松。

この期間中に(それって遅いのか早いのか)、左翼のレギュラー獲った。
相手投手が左右どっちでも、
打線からは外せない、と感じれた。

最後のマイケルとの打席もすごかったね。

アレ見ててスグ思い出したのが、
ベイ鈴木尚。

彼がブレイクした時とそっくりなんですよ。

鈴木尚も期待を受けて1軍合流して、
代打で結果でなくても使われ続けて、
20打席ぐらいから段々よくなってきて、
ああいう打席をするようになった。

…思い出すなぁ。
ガタイとか構えとかよく似てます。
守備が下手そうなトコも。

来季は3割20発なんて十分期待できそう。



さて一方セですが、
ウッズ、すごかったね!

ジャイアンツはホームの利がまったくないのが笑えた。
あれじゃ意味ないじゃん!
応援普通だし。
ウッズなんて「最も相性のいい球場」というデータ通り。

パなんて実力互角な分、
応援の後押しで、明らかに選手の伸びしろが出てた。

あの戦力であの惨敗。。。

上原泣いてたけど、泣けるほど緊迫感なかったと思う。
まったくアッサリしてた全試合。

あれは勝負に負けた涙でなくて、
いいようのない無常観、虚無感からきたものだろうな。


繰り返すけど、ホームの利、ゼロ。
あれじゃ、このプレーオフは、
単なるリターンマッチのサービスプレイ。
しかも準備運動ナシ、敵4番の得意な場所、のハンデまで付けたという。

ポストシーズンの(逆)申し子ソフトバンクほどじゃないけど、
なかなか悲惨なものを見ましたね。




さてー。
シリーズの展望を。

ファイターズは完全に先手必勝。
先発がヤられて、開いた点差をひっくりかえすことはできないチーム。

接戦で相手がザコ打者にも緊張感を持たざるを得ない展開として、
相手以上の集中力を見せて足払いをかけるのが戦術。

あとはイケイケムードになったときに、
魔法がかけられた如く、連打が出ること。
その際、各自のシーズン中の数字が良くないだけに、
打たれた側のダメージが数倍という心理殺法も含まれる。


…と言ったら、活路が少ないようだけど、
その先発陣ってのが尋常じゃないし、
噂の鉄板守備、
それは、
「攻めの守備」という新しいタイプで、
通常入ってしまう点を強引に防いでいく、というもの。

エラーをしない、の一段上のレベルですな。



ドラゴンズは、
これまた先発がイイ!
ついに「日本一」の呪いが解けるのは、今回じゃないか、
と思えるほどイイ。

中継ぎがよくわかんないけど、
岩瀬は(球速落ちてるけど)やっぱ打てない。
地獄の鎌・スライダー健在。

打線はやっぱ、ウッズ。
あれで「点差をひっくり返せ」そうなのが、
全体の気楽さを生んで、下位の活躍につながってる。
森野は瞬間風速が吹いてるだけと見た。
シリーズ無安打でも俺は驚かないよ。


チーム戦術も、
「普段と違う場なのだから、普段どおりやっては負ける」
というコンセプトが明確ですね。
これは監督間で大きく見解が分かれるとこなんだけど。
ドラゴンズはハッキリ呪われてるんだから、
たぶんあがくのが正解だと思う。

ジャイアンツを倒した後の、
兜の緒のしめっぷりも不気味。

胴上げ拒否にビールかけナシ、
とどめに「優勝はあくまでジャイアンツ」発言ときました。


ファイターズは、
強気の発言をし、ノリノリムード発生の中、
選手の伸び伸びテンションを培養、
ドラゴンズは、
諌めに諌めて選手の集中力、というか決死をあおる感じ。


どっちのやり方もいい感じなので、
チームのムードはすごくいいですね。


特にファイターズはこれもいよいよ今年限り!
アホそうな梨田が、
「俺色にアレンジする」
なんて言ってます。
「真に完成したチーム」をアレンジしてどーすんだと。
完成を変えるんだから、マイナスしかないっすよね。

チームが完成、なんて次元そうそう到達しないよ〜。
もったいない。

俺みたいな部外者が感じるくらいだもの、
ファンそして選手の不安はいかばかりか。



さて、最後に。
クライマックスシリーズを見て、、、
ひちょり、ちょっとイタイかな。

パフォーマンス、新庄のフルコピーはイタイとウザいの中間帯。

本人任せにしないで、
まわりがなんかしらのアドバイスをしてった方がいいと思います。

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