金沢 ことば悦覧 2008年4月28〜5月01日 home 鷲田めるろ さん ことば紀行 4月28日 夜 小さい呑み屋にて その01 その02 その02 15分 06秒から35分9秒 鷲田:それはどっかに、アートと言い切る 佐藤:そうか俺が金沢美術館のアートだと言い切ればいいわけだ。、よしそ。れいいね。まず宣言することか 鷲田:宣言することだと思います 佐藤:自分でね 鷲田:それはインタビューの活動をアートとしてやっていますと。言えば 佐藤:おれはエア建築家としてやっている 鷲田:アートだと言えばアートだ 佐藤:おれ応えちゃうけど、自分が失望するっていうことは お仕着せがましいですよね 僕は何者でもないはずなのに こいつは何者だ?と聞いているから 自己矛盾を感じるわけです よね。 これが結構大変なんですよ 君はなにかと聴きながら こういう質問は拙いな〜と思いながら アートは何かと 自律的に決めよと言っているんだから でしょう。おれは 君は何かって聞いてるわけだけど 君は何かって自立せよと挑発している わけだよね。廻りの人に 君は自律的に何かを立ち上げなさいと言っているわけですけども 鷲田:そうですね 佐藤:自分で宣言して行動しているから アートってなかなか宣言出来ないんじゃないですか 鷲田:そうですね 佐藤:僕は近代的な教育手法じゃない方法で 伝えるしか方法がないようにお思う。あとは栽培観察すると 教育と言うのは世界をにとって重要なことなので、経済はあまり重要じゃないですよ 教育なんですよね 林野:ちょっと喋っていいですか。 佐藤:いいですよ 林野:ちょっと気に入っているキーワードで セルフ・エデュケーションと言うのがあって 佐藤:おれは セルフジャーナリストって宣言してるの 林野:セルフジャーナリストですか 一ノ瀬:せるふマンバケン 佐藤:マンバケンはだめだよ おおわらい 林野:人間の明るい方向に向かっていかなければ あると思うので あるていど 植物に例えれば 有る程度の肥料なり 土なりを用意すれば それを自分で やっていくんじゃないかと。そんな希望が有って 佐藤:種は時間を越境するけども 人間は時間を越境できないでしょ 植物よりもっと難しよね 店内音響にて おおよそ言葉と文字は対応してないかもしれない 林野:そんんなか 佐藤:もっと近づいてください 林野:とりあえず失敗してもいいと言う場所が在る事が 土壌になりうるかな〜と 思っていて 佐藤:成功するといか失敗するって言う基準がCAAKには無い、持たないわけでしょう 林野:だけどまぁ何か とりあえず 何やっても良いよと 小さな範囲かもしれないけども そこだったら 試していいよと言う 場所が在れば何か 色々やれるかな〜と 佐藤:僕の都市農業の定義は地球と絶縁してると言う事一点だけ。つまり社会と絶縁している と言うことですよ そこからしか実験的な事は出来ない じゃないですか じゃーめるろさんに戻ってですね 何か宣言すれうば芸術家なんでしょう (蛍烏賊の酒盗焼) 鷲田:林野;そう 佐藤:じゃー俺 芸術家です 俺は芸術として言葉を採取するぞ〜と。今は採取の途中なんですけども 共にわらう もうちょっとハードル高くした方がいいんじゃないの。それだけでいいの、俺明日から金沢の美術館で展覧会出来ちゃうわけ〜 それは許さないでしょう 鷲田:それは あとはそれがドンだけ面白いかと言う 佐藤:面白いというのは主観的な話だから 分かんないなんだが もっと抽象的に言ってくれないと 鷲田:う〜ん 佐藤:面白いって言うのは主観的な事ですよね 100年前の面白いと 今日の面白い、100年後の面白いは全然違う 鷲田:う〜ん あとはやっている事が 何処までラジカルに 考えられているか 佐藤:何かに対してカウンター 鷲田:カウンターと言うか根底的に考えられて いるかどうか と言うこと 佐藤:根源を揺るがすようように 鷲田:考えられているかどうか 。そこまで考えられているかどうか 佐藤:ちゃんと考えているね 俺はアーテストだと思っているんですけども 誰も評価してない わらい 自分で言っているだけだけどね 俺をドキュメントすれば面白いだけど カメラ追っ掛けてこないので セルフジャーナリスト おおわらい セルフジャーナリズムとかセルフエデュケーションとかセルフ栽培とか これからのキーワードとして重要だと思ってます お客さんが入ってくる 一個だけ空いてます お客さんが入ってきました。名前はなんですか? 男:小野です 佐藤:職業はなですか 小野:会社員です ワイワイヤガヤウガ 佐藤:今日の悩みを聞かせてください 小野:年齢を間違えられる事 共におおわらい 佐藤:それはいい 小野:呑みすぎて二日酔いがキツイです 佐藤:じゃーマスターに今日の悩みは マスター:悩みないですよ〜 佐藤:活き活きしているね 小野:恋の悩み ワイワイガヤガヤ 佐藤:俺の悩みですか 自他の境界が判ってないって事です 鷲田:自他の境界が判ってない? 佐藤:俺の人生も。鷲田さんの人生も俺の人生だ〜 あんたはおれそのもの 自分が一番面白い事が悩みです 林野けらけらわらう こんあアホなことやっている人だれも居ないだもん 俺を観察してくれる人が居ないからセルフジャーナリスト おおわらい シンデーシャマンなんか飛び越えて セルフ人間 そんな感じで あそんで居るわけですよね これを年収0円でやっている事態がまた良いんですよ。 林野:経済活動してないんですか 佐藤:してない。しようとしてない 経済活動しないの なんで生きているんでうかね〜 林野:やっぱり、世の中お金を沢山得ると言う欲望が、色んな 動かすようにしているので その価値観から自由で居られるというのは 凄く 佐藤:だって言葉が在るじゃないですか 言葉をかき集めれば自由自在に金が集まる、政治資金 宗教資金なんてね言葉が元でです セルフジャーナリスト資金は要らない。越境も出来ますよ。ぼくはそう思いますけども 鷲田:そしたら今は貯金でですか 佐藤:違う違う ゼロゼロ 鷲田:生活の手段と言うのは 佐藤:今生活の手段を問われたので答えなければいけないので 俺がここに来れた理由を 示そう この人。早稲田大学の 花田達朗先生と言う この人に 。2007年度の講義があるんです。早稲田大学ジャーナリズム研究所の1年分の講義があって その1年間の40コマ60時間分を文字起こししたの それでお金もらえたの 鷲田:ああ 佐藤:去年の暮れも暇だったら、電話したの 「先生ひまだから 文字起こしやりますと 」DVD40コマ分が送られてきたの 鷲田:あああ〜あ 佐藤:それで 正月挟んで3月中まで 文字起こししたら、お金が振り込まれて来たんです。 鷲田:あああ 佐藤:おれはお金が送られてくるとは思っていなかったの 鷲田:へーあえ〜 佐藤:数十万送ってきたんだよね それで 有ったから来たの。東京で20万位つかったからここで 5〜6万使うので 大阪いって全部で30〜40万ぐらかな 。各地のの言葉を採取合計すると150時間ほどでしょうか。 今日は10時間位 音を採るでしょうね。 1時間1日どんなに頑張っても1日で出来ないですよ もう採取したくないだけど、わらう 今日の採取だけでも1週間は掛かるんだよね 林野:明日の彩さんと 橋本さんもそうだけど 能登島の二人も 佐藤:行きたいんだけど 能登島へ行けないじゃないですか 林野:二人も世の中の経済のヒエラルキーからは外れてい生きているから 佐藤:おれは俺の世界を自覚的に変えて生きて来た だから 偶然じゃないから 林野:私は有る程度自覚はしていますよ7割偶然だけど3割 自覚です 佐藤:おれは5割以上自覚的 収入0なんだけど 。10年以上0なんだけど。 最初の5年は貯金はあった。ところが今は 子供達が 5年以上は金をくれている。 鷲田:う〜ん 佐藤:あとは僕の建築の仕事の元発注者とか居るじゃないですか多少サポートしていくれる建築あそびの活動資金などね。 林野:はいはい 佐藤:僕は年収6千万円ぐらい有った時もある 林野:え〜え〜 それは建築で 佐藤:設計して それで貯金があったから 子供は大学から博士課程まで行っていた 学費は途中失速して免除申請が通るほど 収入が 無くなったけど。隠さず子供達と共に問題を会議した 林野:すごいですね佐藤さん 佐藤:お互い越境し合うので いいですよ そう収入が続いていたので子供3人大学に入ったとき、凄い金掛かるんですよね。一人年300万ぐらいかかるんだもの 3人大学にいっているから1千万円ぐらい 掛かるんだ1年に 5年ぐらいは大丈夫だったんだけど ある日突然 無くなった 「金が無くなった」と言ったら「自分でなんとかするから要らない」とか言われて 大学院と博士課程だから 非常勤講師とかいろいろやって 論文書いて 奨学金借りたり、大 対処する 今は 息子もくれるし 娘がいわゆる高給取りになったのでもらえてる。 もうそろそろ止め〜と言っているだけど 今年から学生に戻るけど 「これお金上げるって」 多くくれるって言ったけど断ってギリギリだけ 林野:いい お子さんたちだ〜 佐藤:お金に執着しないかもです 共におわらい 林野:栽培観察の成果が 佐藤:まあ娘も息子も達もセルフ栽培型ね 俺もね。娘は今年から博士課程にもどるのね 林野:あらあら 佐藤:おれ仕事するわ〜と言ったら 止めたほうがいいと言われてさ〜 わらい あんたみたいに若い人の話を聞こうとする人は 日本には居ないから 林野:うん 佐藤:それで 30才前後から 30代に聞く人って居ないらしい。私と同じ世代だ 林野:はい 佐藤:オヤジは 自分の事は聞かせようとするけど 子供の話はだれも聞こうとしないと あんたみたいな人は 異常な人だから 仕事しない方が良いと 。本当は自分で働いて喰いたいんだけど 。とりあえずジャーナリズム研究所からウン十万円もらったので、それ無くなるまで インタビューする 鷲田:うん 佐藤:ここで段々お金が無くなって来ると 金沢の宿泊費ダダっていうのは、凄い有りがたいです。大阪は交通費も宿泊費もくれるっていうの 鷲田:それは誰が 払ってくれるんですか 佐藤:建築あそびに来てくれた柳原照弘さんが 「大阪に来て講演してくれ」って偶然電話があったので 行くのはいいけど おれだけ喋るの嫌だので 30代、30才前後の独立系建築や表現者集めろと言ったの 12人ぐらいリストが来た、その人達で分割して支払うのだと思います 鷲田:へ〜 佐藤:こらりゃー1週間以上居ないとだめだな〜と 思って これ終わったら12日から 行く・。その人達が2〜3千円を割り勘で交通費を出すのでしょう。聞いてないけど 鷲田:柳原さん というのはどういう方ですか ? 佐藤:工業デザイナー 鷲田:へ^− 佐藤:能登半島の地酒のラベルや包装紙を作ったり。ミニマルアート系です ミニマリズムがすんありと出来てしまう。・かれは石工の末裔なのですね お城の石垣を積む 上手すぎて先祖は城主に自分が作った井戸に突き落とされたそうです 技術が流失しないようにとね。インカ帝国のマチュピチカミソリも通らない石垣系でしょうかね みんな暇だから磨いて磨いて隙間無くなるまで磨き続けて重ねるんでしょうね 30年磨いて一個積みました。栽培観察なんてヌルイ時間対応と叉違う、超ミニマムな結果だけを求める姿があるんだろうなね 僕はそう想ったんですけども 俺は大阪にはラブラブ大阪の基地もあるんだけども 林野:そうですか 佐藤:その子の実家の事務を寝室代わりにに使わしてもらて2週間ほど暮らしていたことあったのですが 林野:ほんとですか 佐藤:今は 病中らしく だめだと 宿代はタダになりそうないけど しかたない 鷲田:へーえ 佐藤:おれは病が癒えるまで無理矢理は押さないんです 鷲田:へえ 佐藤:俺のプライベートはみんなのパブリックだから 林野ケラケラわらう 俺のパブリックはみんなのプライベートだから 鷲田:うん〜ん 林野:凄いな 佐藤:おれのプラーベートはみんなのパブリツクだから 名言でしょう 林野:名言です 佐藤:そう言うって、お父さんにもお母さんも姉妹とも交流いて 一緒に悩みを話して聞いてね 「それはね近代が押し付ける病ですよ」なんて言いながら共有するんですね お父さんは この社会に適応して一応成功している人だか ら 解らないんだよね。 建築と精神の病は通底してるからね。難しい〜 ともに 爆笑 林野: やほ〜行きませんかやほ〜へ 佐藤:もうちょっと呑んで こんな事しゃべっていていいのかね〜 林野ケラケラわらう 佐藤:俺だけ健康なの 健康は辛いね マスター:病気ですよ 佐藤:ああ聞いていた〜 俺はどうやったら治癒されるんでしょうかね マスター:救われないれは モウ駄目です 佐藤:もうオヤジだしね 俺も救われたくって この活動をやっているわけではないから げらげらわらう ハドーロッカーも真っ青だよ なんでこんな事をやっているんでしょうかね? マスター:心が病んでいるからです 佐藤:実は全然病んでないんだけどさ マスター:病んでいる 佐藤:社会が病んでいるだ 家という制度が病んでいるんだ マスター:格好つけているだけで、自分が病んでいるだけだ 佐藤:ああ救われたいと 深層で想っていると 俺はやんでるかな〜 マスター:そうだよ。あんまり言わない方がいい 佐藤:でも言わないとリアリティー無いんだよね マスター:聞いている方が嫌なんだよ 佐藤:ああ それは良いね じゃんじゃん 言うぞ〜 病を求めて みんなソロゾロと店を出るのでありました 35分9秒で 鷲田めるろさん分は以上で 終わりです |