大阪 ことば悦覧 ことば紀行 2008年5月12〜18日   home 

 市井洋右さんことば悦覧 2008年 5月15日夜 内淡路町の事務所にて  
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  その02  15分20秒〜31分  

市井:こっちが山なんですけども 
佐藤:木造平屋ですね
市井木造平屋で一部2階ですね

佐藤:ここが2階ですか 
市井:ここが2階なですよ ワンルーム 
佐藤:内部は真っ白く塗ってあるんだ 
市井:一寸グレーも使っているんですけど。できるだけ単純なボリュームの組み合わせでちょっと 複雑な 空間構成を 作ろうと思っていて 生活の話聞いていて そんなに 建具で細かい個室はいらない と言う話だったので 出来るだけ空間が繋がって行くような なかで 見え隠れで 空間を分けていきたい こんときは狙っていたんですけど 

佐藤:吹き抜けとかそういうのはないのですね
市井:無いです 扉が無しで 
佐藤:1階と2階が 別れていると
市井建具が基本的に無いと 洗面所と 

佐藤:一階は回れるわけだ
市井:このようにグルグル回れる そう言う意味で色んな所で 
佐藤:ここが庭になっているわけだ 
市井:そうなんですよ 

佐藤:そうかセックスをするときはコチから か扉は有るのかな 
市井:ここは扉ではなく薄いカーテン で光は通るようなカタチで 
佐藤:玄関とか 一応ちゃんとあるんだね 

市井:ありますけども もう ほとんど こっちから たいがい ここから上がって行く 
佐藤:平らですか 
市井:レベルは変えてないので 一応ここで靴脱ぐ 入っていくような常態ですけども 
佐藤:玄関は壁で仕切っているんだね 
市井:入った時に 一応この壁 このボリュームで ガルバが 外壁のガルバリューム が全部通っている 
佐藤:内部にね

市井:内部にドーント下りて来ているんですけども 
佐藤:そう見せているわけね 
市井:普通 壁で区切るんですけども ここが やっぱり玄関と 外部みたいな雰囲気やったんで ちょっと 変えたいと言うので 強い壁に見せたいというのもあって ボリュームで やっているんですけども 

佐藤:なるほど けっこう台所とかも大きいよね 
市井:そんなに大きくないですけども この広さ的には 全部で32坪 
佐藤:これだと 8人ぐらい並べると言うことですよね 
市井:そうですね 若いんで 来客が多くって そう言うパーティーとか 

佐藤:テーブルがこちらの部屋へ延びていく可能性もあるしね 
市井:今ここに砂場をつくって 子供が遊ばしてて 奥さんキッチンから 眺めたい いうのが この当たりが緑なんです
佐藤:サービスヤードがあって 畑かなにか作っているのかな 
市井:いや畑はないです コンクリトの土間打ってしもうてるので 

佐藤:屋根は付いてないんですよね これが最初の作品と言うことですかね 
市井:あと店舗とか 
佐藤:これは柳原さんと共同で仕事をしたと言うことで 共同と言うことで良いですかね 
市井:これの場合は彼はデレクションと言う立場で まあ同級生で〜 と言うカタチで 一応 仕上げてとか決める時には 一緒に相談しながら やっていたんですけど 一応共同設計と言うカタチではやっていない 家具とかを彼のやつをいれたりとか

佐藤:柳原さんは自分のHPに乗せているよね 
市井:ああそうですね だから デレクションと言うカタチで 怪しくって いいことばが無いな〜と言うことで そうしてるんですけども マンションの改装とか これが友達とやって新建築のコンペで 三井不動産のコンペでマンションの一室を 設計すると言う 
佐藤:実施案ですね 実施されたんですね
市井:え〜 1等のやつを作って販売する 言うようなカタチで 
佐藤:斜めに仕切って、実際に売ったんだ 
市井:これ2棟売れたんですよ 
佐藤:これ動かないでしょう 

市井:動かないです このがらんどうで 作れというような話で 
佐藤:壁一枚を斜めに入れて 
市井:これが出来ての2006年か 2年ぐらい前です 

佐藤;これはレクチャーにて聞いたですね 
市井:これは専門学校ですね 
佐藤:柳原さんと二人で 
市井:ちょうど1年ですね 

佐藤:黒が多いですね色 
市井:そんなに関係ないんですけど も でも結構好きなのは好きですね 
佐藤:無彩色が好きだと 
市井:え あと店舗 もう一個住宅が 

佐藤:設計するときに自分の中でのテーマっていうのは 何かあるんですか 建て主主義と言う人も居るけども 
市井:基本的には僕もそれには近いですね 一応施主さんの要望は聞く やっぱり自分の中の 住宅設計するとこの 公共は実際やることは無いですけども そういうのなら一寸変わってくるんや と思うんですけども 住宅の場合は御施主さんの思いを とりあえず思っている事を 聞いて そっから 広げると言うか 

佐藤:あまり数がないと言うことで 似たような要望が来たら 似たように成って行くけども 敷地状況とか 予算とかが違うから それで建築を始めた動機と言うのは まだ聞いて無かったのですが 建築学科へ入った 動機は 

市井あんまり建築は興味無かったんです 実は 
佐藤:興味無かったとは
市井:あの〜 実際
佐藤:何に興味があったんですか高校生の時は 
市井:もの作るのは好きだったんですよ 粘度とか チッチャイ頃から図工とか 大好きで だったんですけど高校へ行っていて 理系が嫌だったんですよね わらう こんな全然関係ない話なんですけども 

佐藤
:図工は好きだったけど 文系は何が好きだったんですか 
市井:文系と言うか 出来た教科は理系 しか無かったですよ 勉強は数学が好きやったんですけども 何か暗いイメージが 理系と言ういか 大学行ってまでそんな 男ばっかりで わらい やってんの 凄く嫌で 
佐藤:数学って思想ですあからね、女性の人は少ない

市井:だから 文系でも経済とかやりたかったんですよ 貿易と金 国際的になにか 高校のときはそんなん おっきいお金を動かして 
佐藤:ああ 経済に行ってみようと  バブルの時期だったし
市井;そうですね  バブルが弾ける手前で 
佐藤:日本は経済大国になった気分で 各地を買いまくっていた時代だから やっぱり 影響を受けたわけだ 
市井:若干あるかも わからんですね ええ
佐藤;そしたら弾けてしまった 

市井:だから高校の時は文系志望でした 
佐藤:はあはあ
市井:でも センター試験は物理 とか理科を選ぶのに 
佐藤:文系得意で 数学が得意といいのは凄く強みなじゃないですか 
市井:ですけど 文系では物理のクラスは無いと言われて わらい 先生は僕に許可無く勝手に理系に 僕数学とかしか出来なかったので 

佐藤:競争する場合に 基本的な文系の勉強が出来てないと 
市井:そうです で どうしてもそんな教育やったんかわからん 先生が勝手に 回して 
佐藤:お前 国立大学へ行け と
市井:理系やったんで とりあえず理系のなかで 一番 まだ デザイだとか ファッションだとか そう言うなのは昔から好きやったんですけど もの作るのとそういうの デザイ的な事は好きや それやったら建築やろうかな〜と 言うような 
佐藤:甲賀でそ ういうい事を考えていたわけだね 

市井:そうです 高校は大津やったんで 
佐藤:通っていたんでしょう
市井:通いですね でもやっぱり大津行って 大津もそんなに都会ではないですけども 
佐藤:京都から近いからね
市井:高校終わってから京都とか 買い物に行ったりとか 
佐藤:京都のファッションは ええな
市井;高校へいってか そんなんやったんかワカランですけど 

佐藤:兄弟は何人ですか 
市井:兄弟は姉と妹ですね 
佐藤:女に挟まれて 
市井;そうなです 
佐藤:そうか いいね女性の生態はよく知っていると 
市井:わらう それで建築学科へ行きだして って感じですね

佐藤動機は明解じゃないけど 順調に学校を出てしまいますよね 途中で1年2年留年とか して悩むと言う時期が無いですね 
市井:そう それで いわゆるトントンと行って 大学ではバイトするじゃないですか 普通にアルバイトしてたんですけど なんか面白くないと言うことは無かったです 図工とか好きやったんで 友達にタケナカ工務店 でバイトを 
佐藤:模型造りか何かですか 

市井:バイト2年ぐらいかなな それで建築をやったり刺激を受け 内のなかでも 建築学科弱いんで 刺激が少ないんです で狩野先生も 僕らが3年の時に 初めて来たんで 社員の人側から 狩野さんの所へ行けみたいな なって 結構楽しかったんで それで大学4年ぐらいから チャント建築 やり出したと言うか 

佐藤:大学4年行って アトリエ事務所へ勤めて もう一回大学へ行って勉強し直すと言う事 じゃなくって とりあえず独立の方が先だと 
市井:強はしようと思ったらしたいなと 思いはね ちょっと有ったので お金が無かったんでね そんで丁度コンペ をとって 友達とのコンペを コンぺは案でとってからなんで 実は長かったんで ちょうと辞めるころだったので それは重なっていた分 時期が重なって 

佐藤:
問題もなく順調に 来てる感じですね そうでも無いんですか本人は 聞いていると何も問題ないな〜と 
市井:そうですね〜 強いて言えば 凄い田舎と言うか 独立した時もお世話になってて、そこから色々 仕事を回してくれるであろう 工務店があったんです 

佐藤:
はあはは
市井:そこ2年前に飛んでしまって その処理は凄い苦労しました ヤッパお金を扱うのは 社会ねやっぱ 住宅やっていたんでね 
佐藤 そうかそうか 自分のやっていた設計の工事を請け負って 請負会社が工事中に潰れたと それでどうしてくれんだと 成るはね 

市井:
それは直接僕が設計してと言うカタチではなかった 一応設計やったんですけど それは工務店も 馴染みの家だったので 逆に施主さんの方も いろいろあったんで そっから工務店 新たに捜したり 法的な事に なっちゃうじゃないですか 

佐藤 :下請けしてた人は お金は施主に請求してくるよね 元請けいなくなっちゃっても 自分の仕事の結果は 施主の元にあるんだから 請求する権利あるからね 
市井:それは結構しばらくは 
佐藤:その事は 今度やった仕事には活かして居るんでしょう  契約するけども だれか施工の保障を付ける とか。こちらも書証人を立てるとか の話になって行くわけだけど 

市井:これやるときかは 保障制度みたな 入っている所 工務店捜したりとか ちょっとはしました 
佐藤:潰れる ものね会社は 何時でも潰れるからね 普通だものね 
市井:まわりで潰れたって話は聞いた 事務所時代にも潰れた事は あったけどそんない被害は受けなかった し 

佐藤:自分で請け負って自分で 発注すれば問題はないけいども 出来高払いで払うとか 直接職人に払うみたいな それすれば 問題ないけど 一括請負だと 
市井:潰れることで こっちも回収できなくって お金 回収しずらくなるじゃないですか 
佐藤:そうだよね 工務店の親戚の人の家だから 
市井:親戚ではない 幼なじみ 
佐藤:そういう事だから意外に 和らぐだろうけど それが関係なかったら直接 大混乱に陥る 
市井:そうだね 
佐藤:良い勉強を あるある事件を いきなり勉強しちゃったんだ 

市井:
そうなんです

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