大阪 ことば悦覧 ことば紀行 2008年5月12〜18日   home 

  幸家太郎さん ことば紀行 2008年 5月15日 望月芳恵さんの家ににて  
 その01 その02 

  その02 15分44秒 〜30分33秒  

幸家:いたこ 焼 ですね
佐藤:それは お父さんが 現場事務所で学校の先生かなにかやっていたんじゃないの
幸家:う〜ん 
佐藤:ちかいでしょう
幸家:材料屋ですね
佐藤:材料屋か 会場爆笑 
幸家:新建材とかも 

佐藤:ああ 建築材料を売っていたんだ 建材屋さんや そこで 生まれた とたんから 建築と最初っから関わっているんじゃないか 
幸家:まあそうですね
佐藤:全然 親から離れてないじゃないですか 相変わらず 建築のまわりを回っている 会場爆笑 それで広島へ行って 大学はどうしたんですか

幸家 :大学は福岡です 
佐藤:福岡の何て言う大学 
幸家:合併して無いんですけど 
佐藤:大学が消えたってのがいいね 
幸家:芸術工科大学ってのがあった 
佐藤:だれでも入れる大学へいっちゃったんだ

幸家:はいそうです 
佐藤:勉強しなくても入れる大学へ
幸家:う〜んと僕はむずかしから 勉強してた
佐藤:勉強してたんだ 
幸家:僕は難しかったです 

佐藤:勉強して入って 今大阪に居るけど 大学は4年で終わり 
幸家:はい 4年ぐらいですね 
佐藤:大学生やりながら建材売りしてたとかじゃないの 
幸家:それは なかったですね 
佐藤:鉄筋工やっていたとか 

幸家:船の免許取って 無人島 ちっちゃい 瀬戸内海 
佐藤:日本には島が2万島ぐらいあるらしいからね 人が住んでいる島が500島ぐらいで 棲んでない島が2万ぐらいあるって言うからね 船で探検に行った
幸家:探検に行ったり してた 
佐藤:じゃ 船の免許もっているんだ 
幸家:あるけど たぶん失効 ないと思うんですね 
佐藤:更新してないからな  それで島 なん島巡ったの 軍艦島とか行ったでしょう もちろん 

幸家:いや 一個だけ 会場爆笑 
佐藤:一島だけか  
幸家:行って ちょっと棲んだみたいな感じで 
佐藤:棲んでいたんだ何週間か 

新田:その島って誰の持ちもんだ 
佐藤:国のものや キット 
幸家:私有地だったですよ 一応しらべたら 了解得て行った
佐藤:ああほんとう 
新田:私有の島 

佐藤:水はどうした 
幸家:水はもって行きましたね 呑む水が無いんですよ 
佐藤:その島はどのぐらいの大きさだったの  面白いこというな これだから聞いてみなとわからん
幸家:1時間で 一周出来るんじゃないですかね 凄くちっちゃいですよ 
佐藤:直径1〜2kmって感じかな
幸家;そのぐらいです 1kmあるかな

佐藤:その3倍だから 草はいていたの  
幸家:草ぼうぼうの 無人島です  
佐藤:そこへ上陸した時の気分は まるでロビンソンクルーソーのように 会場ばくしょう これからここで 父をはね  生きて行くぞ〜みたいな それなかった 

新田:それ近くやたからな 会場爆笑 ワイガイギャヤガヤ 
佐藤:外国に物売りに行って 流されたわけじゃないからな
幸家:自分の島が見えるんですよ かいじょうばくしょう 
佐藤:ちょっと離れた気分だけ そこに1泊ぐらいしたの 

幸家:20日ぐらい 
佐藤:けっこう 滞在してたんじゃない わらい 水なんぼもっていったの 
幸家:途中で一回帰ったんです 会場爆笑 
佐藤:帰るなよ 雀とって焼いてくったとか言えよ コンビニに食料買いに戻ったっていうなよ  食料買いにもどった

幸家:在る程度 持っていったんですけど 
新田:よいこのやつあるじゃん タダで無人島で暮らすやつ あるやん 
佐藤:それは元祖だから それで20日 一人でいったの 
幸家:いやまあ軍団で 5〜6人ぐらいで 
新田:その方が楽しい わな 

佐藤:幸家太郎が一人オトコで 全員おんなだ かいじょうわらい 女性なし
幸家:いや一人だけ 
佐藤:ああ逆版だ 女一人にオトコ5人 まるで冒険者達のようだ 

望月:建築文化に載ってたじゃないですか 

佐藤:
島に渡って ラブストリーはなかったの
幸家:あったんかな〜 僕は無かったですけど 
佐藤:フランス 映画の冒険者達ってしってる ラブストリーなんだけど 女性一人オトコ2人 女性とオトコ一人死ぬ いい青春の苦みの感じの映画なんだけどが ジャガイモみたいな男が残る 話なんだけど

幸家:おれジャガイモ だ はははあはは 
佐藤:みんな島で死んだという そんな筋書きは無かったの 20日間くらして
幸家:死にかけましたけどね 牡蠣くって腹壊して かいじょうばくしょう 
佐藤:かっこうわるいな〜 ラブストーリーの殴り合いじゃないのか 喰う物ないからな  持っていったやつ

幸家:養殖 の種が一杯 流れ着いて 
新田:近所で養殖しているんや一杯 
幸家:その養殖のでかい牡蠣がいっぱい 
佐藤:流れ着いて 死んでいるか 生きているのかわからないの
幸家:大抵 生きてますけどね 春だったんで あの〜 

望月:産卵の時期に
幸家:そうそう 
佐藤:くっちゃイケナイ時にくっちゃったんだ
幸家コンテナ一箱喰いましたからね かいじょうおおわらい 6〜5人ですけどね 
佐藤:それは食い過ぎじゃないか 

幸家:食い過ぎです 

佐藤:
それは何日目に 貝の毒に当たったんですか 
幸家最後の日に まあ やったんですよ どうせ帰るし へへへへはは 
新田:そんなん大学の時 
幸家:まあそうですね 休みの時に 

佐藤:福岡の島の話だったかな 
幸家:広島に戻って 
佐藤:それは誰と行ったの 高校生の同級生かなにか 
幸家:大学の時の友達 
佐藤:おれ島じゃけん こいやってもんで 島へ連れていこうと思ったわけやな 良い友達だ 島自慢な 夏休みにね 結構 少年しているね 幸家さんは それで無事卒業しちゃうわけだ 

幸家:そうです はい 
佐藤:あいかわらず それでは福岡だから 大阪には辿り着いてないじゃないですか
幸家:はい
佐藤:大阪は なにしに来たんですか 
幸家:おおさかの某氏のところに 

佐藤:ヨシダさんか どこで関係したの
幸家:雑誌みて直接 あそびに寄らしてもらった 
新田:何か論文みたいな文章 書いたよな それ送ったや たしか ヨシダさんの所に

佐藤:幸家さんはヨシダさんをどこで知ったのか 印刷媒体でか 
新田:本かなにかやろ 
幸家:そうですよね 
新田:ヨシダさんは知とったんだ  オモロイ人やと思って手紙かなにか出したんだ 

幸家:のようなものを 出したと うっすらと 
佐藤:自分捜し してたら ヨシダって言う 人物にぶつかっちゃったんだ それで
新田:それで来たんや な〜
幸家:そうです 

佐藤:来たけど棲むところないじゃん ヨシダさんの所は タダで住まわせてくれるの
新田:いやいや そこには住んでなかったな 
佐藤:生活はどうしちゃったの アルバイト 
幸家:アルバイトはしないですけど 
新田:しばらくしたらアメリカに行ったのかな 
幸家:1,2年ぐらい 

佐藤:ヨシダさんの肩もんでいたの なにか仕事はしてたの 
新田:その頃 忙しかったんや 自主制作が 
佐藤:建物とか作っていたの
新田:美術品とか 
佐藤:パートナーとして 働いてたんだ 
幸家:わりと 結構インターンで海外からも いろんな人来てて 
新田:そうそう ムラモトさん言ってな
幸家:そうです ペンシルバニア大学とか 

佐藤:日本にこういう奴がいるから インターンシップで行けと 
新田:そうそう 
佐藤:外国の学生が日本の文化に触れながら 勉強すると 海外交流してたんだ 世界を叉にかけて活動してたんだ 
新田:講演に毎年行っとったもん カナダとかな
幸家:はい 

佐藤:ああそうなんだ 日本の人よりは外国の人の方が知っていたんだ
新田:うん 
佐藤:ああ そうなんだ 活動家みたいな感じでな 
新田:それで アンドウサンの悪口ばっかり言っとったんや 
佐藤:最初 あんどうさんの弟子だったんだろうに

新田:弟子じゃない パートナー そうそう 
佐藤:アンドウさんと ヨシダさんと あとはだれ
新田:きはらさん ちがうか 
幸家:そうですね

佐藤:きはらさんて誰 
新田:いまは 超売れっ子の 和風の 
佐藤:アンドウ事務所って言うことで3人で始めたんだ
新田:そうそう ガキ大将だったんだ アンドウサンが ヨシダが子分 
佐藤:子分か ヨシダ付いて来いと 
新田:そうそう そのかわり
 建築はヨシダさんがプロや 

佐藤:アンドウサンはガキ大将で 子分の能力を活用すると 
新田:よしださんは 大工大 出て ミラノ工科大学 へ留学いてるや 
佐藤:英語もぺらぺらいけるし 
新田:それはシランで 会場爆笑 よしださんインテリなや 

佐藤:田舎のガキ大将のアンドウサンが寄ってきて
新田:田舎と言うけど 大阪の下町 
佐藤:下町のガキ大将 あんちゃんが 居て 
新田:みんな幼なじみや 

佐藤:ああ そうなんだ 
新田:よしださんが5つ位下なんだ
佐藤:下なんだ そう言う関係で 情報をみんな自分で発信してるから 紙媒体にその情報が載ってたんだ ばーんと それに幸家さんは 反応しちゃったわけだ 

幸家:そうですね 
佐藤:それでラブレター書いて 私弟子にしてください みたいなことを 書いて大阪に来ちゃったと
幸家:はははは 
佐藤:大阪に2年いたわけで ムラモト先生を頼って 

新田:関係無しに個人で来たんやろ 
幸家:インターンの学生と知り合って 
新田:情報を得て
幸家:情報を得て 学校でもこんぐらいは やる みたいな おって そんで そこを受ける時に そこ受けたんですけど むらもと先生も 出た学校 
新田:ああそうか 

幸家:でなにか色々とお手伝いをして 
佐藤:島から いきなり大阪に出てきて アメリカへ脱出したんだ 場所何処ですか 
幸家:デトロイトの郊外 
佐藤:デトロイトってどのへんだっけ
新田:東海岸 ニューヨークの方 ムラモトさんの出身校か 

幸家:そうです ダニエルリベスギントの時に 学生ですね ムラモト先生は 
佐藤:リベスギントに教えてもらったんだ 詳しいよ 会って聞いた事があるよ
新田:ムラモトさんが ほーお 
佐藤:ヨシダ事務所で おれむらもとさんに リベスギントのこと色々質問したことがあるよ 
新田:ムラモトさんに 
佐藤:リベスギントと日本の文字について いろいろ聞いた それ覚えて居る 漢字の話とか 音楽の話とか いろいろしてもらった 記憶があるね 幸家さんはダニエルリベスギントの孫弟子だ 拝もう 会場爆笑 リベスギントの影響あるかどうかわからないけど ばくしょう リベスギントと違う流れだからさ  

幸家:
うん  
佐藤:その大学には 2年ぐらい 居たよね 

幸家:3年 居ましたよ 
佐藤:卒業制作見せてもらって おれそれ持っている 実は 幸家さんの 
望月:持っている 
佐藤:全部コピーさせて カラーコピー 
水野:そうなんですか 

佐藤:お前は凄いと言って おくってよこせって 命じて その時から観察しているから 10年近く 観察しつづけてる 幸家さんを 
新田:クラングルックのやろ 
佐藤:卒業制作見たことないでしょう
新田:見た みた 
佐藤:もってないでしょう
新田:もってない 
佐藤:おれはもっているだ 〜 かいじょうおわらい   こうやれ〜と げき 飛ばして その時は 水ではなくって言葉を浴びせて 

幸家:ははははは
佐藤:成長 過程を 昔っから 幸家さんをも 観察栽培 してるんだよ そしたら アレン君と言うアメリカ人を連れて アレン君は同級生だったの 
幸家:はいはい
佐藤:アレン君と一緒に福島に来てさ 〜 俺に家に押しかけて来た 
幸家:はははは
佐藤:福島のサポータの人達面白がって 納豆くわせたり 羊羹喰わせたり カラオケやったり 
幸家: へへへはははは
佐藤:むちゃくしゃ〜な 歓迎して 交流してね アレン君は外人パスで 日本中5万円で 新幹線乗り放題 って言うパスを持っていた 

かいじょうへーええ〜

佐藤:太郎さんは金がないから  深夜バスで アレン君だけは先に新幹線で着いている 幸家さんはデェズニーランド経由でおれに家に来た
幸家:そうそう  バスがなかって ね デェズニーランド行きしかなかった そこで乗り継いでから福島に行きましたからね 

佐藤:なんでアメリカ人だけが 5万円で新幹線乗り放題なんだろうね あれは不思議なパス持っていたんだ もの凄い 大人しい外人さんで 

新田: 新幹線も乗り放題
佐藤:大阪でさそったんだもの で 乗り放題で 来たんだものヨーロッパはそう言うのある
新田:ユーロバスというのは あるよ それは3万ぐらいからな
幸家:そんなもんですね 

 30分33秒    2013年へ続く