横浜 ことば悦覧 ことば紀行 2008年4月08〜16日   home 

 岡部友彦さん ことば紀行 2008 4月15日 夜 野毛にて 
 寿町での活動06年採取  08年 その01 その02 

 野毛の居酒屋さんにて 倉本剛さんをふくめて 佐藤敏宏が 音を採取した 他の客との音が混雑してて、文字は ことば通りではなく 大筋こんな話でした 
 
 その01 岡部さんが大学院生代からの付き合いで今日に至る  

岡部:今日は何の話をしてたんですか
佐藤:今日 30才前後の独立系建築家の聞き取りをしてたの 建築あそびは 実際に出会った人を招いて ワイワイしてけど 今回はまだ会った事ないひと 今日初めて会った 

倉本:初めてです
岡部:そうなんですか 
佐藤:あった事も無い人に 出会いインタビューするとどういう事になるのか 建築あそび のやりかただと 知り合いに固まってしまうじゃない
岡部:そうですね 

佐藤: 今一 寂しいケッマツになるので 状況が良く判らない人に道路で会うような危険も伴うけども おもしろい人間と出会って おもしろいじゃない
岡部:おもしろいですね 
佐藤:まだ一度も 恐い目に会った事ないんだけど 倉本さんには午後2時に会ったばかりだけど 1夜を共にすると言う トンデモない わらい 関係が生まれて

岡部:何させるか判らないから注意したほうがいいですよ
佐藤:爆笑 会場おわらい  今日初対面の人と 岡部さんのホステルビリッジに泊まると言う 記念すべき日になった そうなると お互いに思ってなかった 

倉本:まさかねここの(寿町)に来ると言うこともまったく 思っていませんでした おもしろいですね 
佐藤:やっぱり 活動してみないと判らない事だらけだから 頭で考えててもさっぱりだめだ 行動することが重要だよね
岡部:そうですね 百聞は一見にしかず 
佐藤:あぐらでいこう  はいはい どうですか 今までの印象 は ここまで来ちゃった 

倉本:この寿町 夕方ぐらいから 来だだけなのに 濃いですねこのエリアは 
佐藤:ここは地元の人に案内されないと 判らない 居酒屋さんですよね 
倉本:わかんないですよね 立ち入れないですよね 恐くって ある意味で見慣れたような 処  もちろん地元の方 ここに居る人が居ないと来れない処 と言うことが面白いし 
佐藤:食べるのもも 頼んでください 初めまして これから 酔っぱらいながらインタビュー します 倉本さんに いろいろ疑問な点を聞いてもらって 岡部さんに街を案内してもらおうと思って来たら ついでにインタビューもできちゃうし  

倉本:
なるほど 
佐藤:だいぶ街を歩きながらね おもしろい話は 一杯でましたけど 
倉本:ローカルじゃないど なかなか立ち入れない 
岡部:野毛って言うんですけど もともとここは 日雇いの街 戦後は飲み屋 

佐藤:いろんな歴史があるだろうけど なんで そっちへ移ったかと この街に興味を持って調査している人はいるんですか 
岡部:いると思うんですけど 
佐藤:危険を思い 近寄らなくって 意外に資料が無かったりするんだよね
倉本:うん〜  

店:これいかがですか
佐藤:それ3人で大丈夫ですか
店:大きいんで 大丈夫です
佐藤:じゃーそれ はし頂戴 なにか豪快だね この卵焼きは 写真撮ってしまおう

   会場 爆笑 
岡部:ケイタイわすれた フロントに戻ってこなければ
佐藤:ああ それは 戻らなければ
岡部:もう 開かないので 明日 
佐藤:じゃー 岡部さんはどこはへ消えた  謎の男になっているわけだな 食べよう分厚い卵焼き  毎日くってる卵焼きとは違うぞ〜 本当だ美味い  出しが効いてるから  会場 おいしい  沈黙中 

倉本:今日これから泊まろうとしている 下にいるお祖母ちゃんもあの方も 
岡部:あの人は帳場さん 
倉本:ちょうばさん
岡部:帳簿の帳 オーナーはまた別に居るんです 
佐藤:あそこの部屋を管理している 管理人さんでしょう 

倉本:あの帳場以外の フロアは どう言う貸し方をしているんですか 
岡部:生活保護の人達 ほんとうは 日払いじゃないといけないんですけど 1ヶ月に1回 家賃みたいな感じで集金をしている 
佐藤:毎日はいるときに取るのかな 本来は 

岡部:あそこに棲んでいる人達だいたい永いんです 何年も 
佐藤:旅人との見分けはどうやっているの 
岡部:こういう人達は ここのお客だな〜と直ぐ判る
佐藤:動物的感ですぐわかる 

岡部:あんまり入らないですもの 他の人は 
佐藤:俺たちはどうどうと 楽しそうにキョロキョロしながら 入って行くから これは泊まり客だな〜と 
岡部:判っている 
佐藤:あそこには静かなコミュニテーが出来ていて 喜んで入っていくから これはツアー客だと  生活している階は覗くのは拙いしね 

岡部:あんまり出てないですし
倉本:ライトが
岡部:あれはオーナーさんの趣味です 
倉本:あれは何 処の 階もああなっているんですか 

岡部:ではないです 
佐藤:ツアー客との境界は微妙で危険な感じだけど どうやって安全を保っているの
岡部:結局 あそこの人達って本当にお年よりばっかりなんです あんまり危険な人全然居無くって 危険な人と言うのは若い時にでも ほどんど居ないです 1割ぐらいしか それが過激なので イメージが出来ちゃった 

佐藤:路上と言うと 若くってバリバリも居るけど ここはとうに30年前に過ぎちゃった おじいさん達が居るだけなのね 老人が多いから みんな悟りを開いちゃって  喧嘩やってる場合ジャね〜と 安全な人々になっている
 
岡部:なにか起こせば ここに居られなっちゃう 自分たちが
佐藤:自分たちでコミュニティーを守るわけね 

倉本:そういうコミュニティーみたいなものの交流は さっき路が廊下みたいなもんだと言う話がありましたけど 
岡部:NPOの方で さなぎの達の家と言うのを そこは街の人達のサロンスペースみたいな 感じで 街の人達どうしが 会話をする場所っていうのは有る あとは あの会館でも何人かで話していたり そう言う交流はあります 

佐藤:生活に困っているという話も 帳場さんと している 聞いてくれるの
岡部:みんな困ってない
佐藤:わらう こまっってないの〜 病気とかさ〜
岡部:病気は判らないです
佐藤:ぐちを聞いてくれとか 

岡部:それはあるかもしれない 
佐藤:一人住まいだから だれかと話をしたいとか 
倉本:みんな近いんだけど そこまで近いと こんどはなかなか面倒になる  そう言う人達が楽しくなるような 仕掛け

佐藤:それは公共的な福祉の問題だから お話し聞くと言うのを サービスとして公共サービスとして サポートしてもらって ビジネスになるじゃないですか ボランティアでは長続きしないように思うな
岡部:それが さなぎ達の家 と言うんですね 

倉本:きっかけ作り
佐藤:そこは岡部さんとは関係ないんですか
岡部:そことは繋がっているんですけど 
佐藤:最初からやっているから こちらが境界を犯さないのね
岡部:基本的に福祉のジャンルはなかなな僕は入りズラい のがあって。まちづくりの方でやっぱり 僕はやっていくつもり で居るんで もちろんそこの境界というのはどこにあるのか と言うのは判らないです けども 

佐藤:さぐりながらね 岡部さんがどこまで都市を論じるか 建物論じるか 境界を探っているような塩梅で まちづくりと 福祉の境界をさぐっている 
岡部:まだ理解できてない 、まだ自分のなかで整理ついてない 
佐藤:福祉の境界とまちづくりの境界が明解になってくると 積極的で効率があがると 

倉本:福祉っていうと上からの こうで 自発的な感じはしませんよね 
岡部:そうなですよ さなぎたちの方は 福祉ベースの  健康管理と 結核が多かったんですけど お医者さんが入って来たりとか ことは そこから入ってしまうと 一つのジャンルですから 入れなくなってしまうので 難しくって 

店:あんきもいかかが
佐藤:お願いします 2しょっと撮るとマスターにおこられちゃうか かいじょうわらい これ凄いね〜 あんきも こいいよ〜 あぶらっこいよ〜 さーどうぞ〜 くってみてください 倉本さん奥さんいるの知らなかったから 無理矢理つれてきちゃったんだけどさ〜 電車の途中で聞いてしまったと思った こんど罪滅ぼしに 奥さんを連れてきてあげてください  
倉本:わらう

佐藤:それで 孤独死の問題でね 全部で何人だっけ
岡部:6500人 
佐藤:6500人で65才以上は何人 
岡部:半分以上 

佐藤;そうすると当然 孤独死が増える それはどうやって発見したり どうやて防止しようと さっきの愚痴聞き隊しゃないけど 毎日訪ねて声をかけて廻り歩くとか あるくとか 色々な方法が考えられると思うが 電話するとか 
岡部:電話も無いんで 今やっているんのは 掛かっているお客さんに対して 危なそうな人は毎日訪問して 
佐藤:帳場の人が教えてくれるとか 
岡部:帳場の人も教えてくれることもありますけど も 基本的にやってない処が多い 結局臭いで 発見するとかの方が多い 

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