7 歴史を語る公園

歴史を語る公園 城の堀に面していて家並みが片側にしかないのでこの附近を片町と呼びます。堀に面した部分は、食料品や日用品などを荷揚げする船着き場でした。片町には米問屋、青果商、油商などが軒を並べていました。その名残りで昭和30年代頃までここに桑名の青果市場がありました。

 その後、船着き場は埋め立てられ、歴史を語る公園として整備されました。この公園には江戸日本橋から京の三条大橋までの東海道がミニチュア化されていて、樹木はそれぞれの県の木が植えられています。

桑名城石垣

 対岸は当時のままの桑名城の石垣で、七里の渡し横の水門からこの附近まで約500mが残っています。公園南側の橋は南大手橋で城下と三の丸を結んでいます。当時の橋は現在よりも30mほど北側にあったようです。

 東海道はこの橋のたもとで右折し西進します。