2 堤原道標・常夜灯 (参宮通

 堤原の西端、美濃多度街道の分岐点にあります。

道標は「右みのたどみち、左すてんしょみち」とあり、魚町尾張屋文助によって弘化4年(1847)建立されました。「すてんしょ」とは鉄道の駅「スティション」のことであり、左の文字は明治28年(1895)桑名駅が現在地に出来た後に彫り込まれたようです。

 常夜燈は安政3年(1856)の建立です。寄進者の名前が約400人彫り込まれ、当時の桑名の有力な商人の名前も見られ、波切屋・日野屋・日永屋・大坂屋・大泉屋・立田屋など出身地の地名を名乗ったと思われる屋号や、貝屋・魚屋・鍛冶屋・多留屋・石灰屋・米屋.・椙木屋など商品名の屋号も見られます。





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