ピアノ協奏曲「黄河」 | |||||||||||||
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西洋クラシック音楽の編成で作曲された中国の音楽で、もっとも有名な作品といえるでしょう。冼星海(1905 - 1945)が抗日戦争当時に作曲した愛国的なカンタータ「黄河大合唱」(1941)を「文化大革命」中に西洋音楽の演奏を禁じられた演奏家たちが編曲して作ったものです。 なぜか私はこの曲が好きで以前からよく聴いていました。クラシック音楽全体からいえば「キワモノ」であり、政治的なメッセージがストレートな曲であることもあって、日本ではまじめに紹介されることがあまりなく、残念に思っていました。そこで、素人ながらサイトを開いてみることにしました。 確かに、この曲は政治的激動のなかで体制の主張に沿った路線で作られた音楽です。しかし、ショスタコーヴィチの「森の歌」もそうですが、単に支配者におもね、媚びを売るためだけに作られた音楽が、果たして時代が変わった後にもこれほど演奏され、聴かれるでしょうか。私は、この曲自身にやはりなにか人々に愛される魅力があるのではないかと思います。みなさんはどう聴かれるでしょうか。 |
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作成者 KDK 2004/03/25 作成 2004/08/29 本文修正 2004/09/11 細部修正 |
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