少年サッカークラブ

初めての試合状況

私にとって初めての試合。 とはいってもクラブ内で親子別にチームを分けて行う練習試合で、

サッカーの”サ”の字も分からないものにとっては、どうしていいかとまどった。

まず試合のルール。野球と決定的に違う所は、〜回表・〜回裏などという攻守の回が無く、

前半・後半で敵味方のエリア内を有効に動きまわることで、場合によっては

1ゲームほぼ走りっぱなしなんていうこともよくある。

その運動量は、野球など比べものにならないくらい過酷なものである。

次に選手に求められる能力。この点について説明するにはあまりにも細かい話になるので

ここではふれないでおく。

さて、話を本題に戻すがその練習試合中にある選手がしきりに妙な言葉を私にかけていた。

「そこはおぶさ・・、おっさい・・・、おっさんど・・・・・。」

「何!早口でよくきこえない。オッサンってなんだ・・・?」

今思うとなんて馬鹿な応答をしてしまったのだろうとつくづく感じている。

そう!経験者はすぐに気づいたであろう。

サッカー(フットボール系)は、オフサイドという反則があり、私はその反則をする位置に

ボーとつっ立っていたのであった。

                       オフサイド

簡単に言うと、敵のエリア内で味方選手からボールが送られて来る(パスをした)時点で、

送られた味方選手の位置と敵エリアのゴールラインとの間に敵選手が1人以下であると

成立する反則のことをいい、味方が常に敵ゴールのそばでパスを待つのを防ぐために

設けられているルールである。

  このオフサイドと言うルール、説明自体はそんなに難しくないが、具体的にどんなケースが

  オフサイドかそうで無いかを知るには、実戦なり図解で研究するなり時間をかけて熟知

  しなければならない。

  私はこのルールを熟知するまでこの時点から7年間ずーと苦しめられることになる。


        

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