高校のサッカー部
サッカー生活最後の入部
「スタートが重要だ! 周りに良いイメージを与えなければ・・・・・。」
なんとか信頼を得てチームの中に入り、公式試合に出場したかった私は迷わずサッカー部に入部した。
練習では気迫を前面に出し、特に競り合いについてはスッポンのようにボールに食らいついて相手に
“しぶとい” と思わせるまで動いた。
シュート練習では、ただ単に蹴るだけでなく、出されたボールの動きを予測してシュートする位置を
イメージした。
1日の練習を締めくくるミニゲームでは、相手や味方の動きに注意した。
その甲斐あってか入部から1ヶ月目にして、中学時代からの先輩に 「おまえサッカー上手くなったなあ。」
と言われて私のサッカーに対するヤル気が増していったのである。
そして初めての対外試合、いつも部活に参加している人数は先輩・同級生合わせても11人!!
つまり、私も公式試合に出られる勘定となり、ユニフォームも与えられているので今までにない
うれしさがこみあげていたのである!
かくして試合当日を迎えた。