先輩たちが引退・卒業し、2年生となったばかりの私たちに早々と対外(練習ではあるが)試合が訪れた。
そしてお約束のメンバー発表。 ここまではいつもと変わらないが、次に発せられた顧問の言葉が
自分の耳を疑った。
「右のウイング(センターフォワードの右に位置する攻撃メンバーを昔はそう言った) ○○!」
私は小声で返事をした。 聞き違いで恥をかきたくなかったからである(参加人数も11人以上いたので)。
あとでメンバー表を確認してみると、そこには確かに私の名前が・・・・・・。
もう感無量であった。
しかし、感動してばかりいられない。 他のメンバーの足をひっぱらないようにしなければ・・・・。
かくして試合開始!
私の高校は、普段練習不足がちの為か悲しいくらいに弱い!
この時も相手の高校に、こちらのミスと隙を突かれて前半終了までに0−5と大きくリードされてしまった。
負けているのはくやしいが、それ以上に私にボールがまわってこないのがつらかった!
やはり、信用されていないのか・・・・・。
後半もボールがこない・・・・このまま終わってしまうのか・・・・・そう思っていた時であった。
味方のクリアしたボールが私の所に飛んで来たのである。
初の1試合レギュラーフル出場、そして・・・
高校のサッカー部