琥茶りん生後9ケ

 


琥茶は生まれてから、この2歳半になるまで2回柴犬&柴系和犬のコに噛まれたことがある。
1回目は、ちょうど・・・1歳を過ぎた頃に、ぱぴい時代から仲良しだった柴の男のコにいつものように、挨拶をしに行ったら、鼻を近づけ様とした瞬間に
【ガブッ】っと噛まれた。ほんの一瞬の出来事だった。
昨日までは全然平気だったのに、あまりにも突然だったので琥茶もボウ然!!
その後は、牙を向いてずっと琥茶を威嚇していた。
後で考えれば、きっと1歳になって《赤ちゃん光線》が切れてしまったんだなぁって思った。
琥茶の臭いが、子供の臭いから大人の臭いへと変化していったんだなぁ

それ以来、そのコと会うと今では・・10回中9回はダメ〜×残りの1回は普通にお互いガウガウしないでいられるんだけど・・。それも奇跡に等しい関係になってしまった。

2回目は、琥茶が1歳8ケ月の頃、河川敷のお散歩を終えて公道を歩いてた時に、いきなり後ろから柴系和犬のコに襲われた。これは私も尻餅をついてしまったほどの驚きで、何が起こったかよく分からなかった。
とにかく、ただ普通に歩いてた私と琥茶に向って、後ろから琥茶めがけての
【ガブッ】だった。
あの時は、恐怖で琥茶のリードを離せなかった。和犬系のコはノーリードで琥茶の耳の後ろを噛んだまま何度も琥茶をゆさぶってた。
追い払おうとしても【う〜〜〜ガウガウ】と牙を剥き出しにして琥茶から離れない。
これを書いててもあの時の恐怖感が蘇ってくるくらい怖かった。どのくらい時間がたったのか???
気がついた時には、河川敷の方から数人の中学生くらいの男の子達が慌ててかけってきて、その柴系和犬のコを琥茶から数人で引き離した。
そう、この男の子達こそ、琥茶を襲ったコの飼い主だったのだ。
彼らからでた言葉は・・・「大丈夫ですか??コイツ、♂を見ると噛むクセがあるんですよ」だった。
私は、固まって震えてる琥茶を抱きしめながら「なんでそんなコをリードをつけないで歩いてるの!?しかもここは公道よぉおおお」と、激怒!!!それも、ただ普通に歩いてるだけなのに・・・後ろから襲うなんて〜〜〜〜!!!!!
ぱにくってた私の声もかなり震えてたなぁ〜^_^;
幸いにも琥茶は血は出てなかったので、ちょっと傷になった程度で済んだのが不幸中の幸いだった。
でも、琥茶はしばらくそこから動こうとしなかった。ずっとずっと震えてたので、端へいって「大丈夫だよぉ」って何度も何度も琥茶の体を撫でながら落ち着かせた。こんなに琥茶は体が大きくても、心は優しい大人しいコなのに・・・。
落ち着いた後の私はムカムカしてきてしまった。この件が今後の琥茶にどのように影響するのか・・・この時はまだわからなかったから。


その後の琥茶りん・・・(2歳半)


あれ以来、お散歩で会う、和犬系のコは苦手になってしまった。
特に、遠くからでもガウガウしてるコや、強いコは特にダメ。
琥茶の背中の毛が総立ち状態で息も荒くなる・・・・。
だからと言って、全部が全部ダメではなく、性格が大人しい攻撃性の無いコとはうまく接することが出来る。

先日、(2001*12*4)友人について初めて訓練所というところへ行ってきた。
正直言って、訓練所や躾教室へ行こうと思ったことはなかった。
でも、こんな機会は滅多にないので一緒に連れてってもらおう!ってことになった。

その時に、訓練士の方に【トラウマ】の話しをしたら、様子を見てくれるということで
奥から、わざわざ、元気いっぱいの柴犬♂を連れてきて、琥茶とすれ違うところを見てくれた。
その柴ちゃんは、やはり琥茶を見て【ウ〜〜〜〜〜】って威嚇状態。
もちろん、琥茶も【ウ〜〜〜〜】って、やり返し大興奮!!
それを見てた訓練士の方が、「これは相当心の傷が深いね・・よっぽどイヤな目にあったんだね」って
言われた。やはり・・・そうだったか。と、ちょっと私もショック〜〜☆

でも、少しづつ克服していかなくては・・・って、新たな思いもフツフツと沸いてきたぁ





【やり方】


前方から、苦手なワンコが近づいてきたら、話しかけて落ち着かせる。
それでも、ガウガウしだしたら、リードをおもいきり引っ張って注意を促し座らせる。
素直に座ったら、誉める。

これがかなりの力で引っ張らなければいけないので大変だ。
彼は、別のワンに化してしまうから。
相当興奮しててスゴイ力で引っ張るので、余計に力をこめなければならない。
しかも、ショックの与え方を間違えればいう事は聞かないし・・・。
私は、今までとにかく【NO!!イケナイ!!!】と、怒ってばかりいた。
私がいるから大丈夫だよ。気にしない気にしない。って今は琥茶に言えるようになった。
前から、苦手なワンが来るだけで、私も心の中では「あ〜〜あ・・どうしようか」って
思う事事態、リードを持つ手にも力が入って、余計に琥茶を不安な気持ちにさせてたかも知れないネ。
もっと、私が堂々としなくちゃネ。
ただ今、私も訓練中!!!




余 談

訓練士の方に、琥茶はすごぉ〜〜く誉められた。
頭がいい!とっても素直に育ってる!そして何よりも嬉しかったのは。。。
躾の仕方が良かったって言われたこと。これは、琥茶の性格に対して、私達のやり方が合ってたってことだもんね。
琥茶はやっぱり、元々強いものを持ってるコだった。
だって、赤ちゃんの頃は、兄弟の上にいつも乗ってるのは琥茶!
お母さんのおっぱいも1番出るおいしいところは琥茶!
お山の大将だったもんね。
だから、余計に叱る時と誉める時のメリハリはハッキリと。
怒る時は、大きな低い声で。
甘やかして育てると、とんでもない方向に向っていってしまう。
キビシクしてしまったけど、今、こうやって少し報われた気がする。
最後に印象に残ってる言葉・・・・
『今、とっても一緒に暮らしてて楽でしょう!?』うんうん・・まさにそのトーリ!!!





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