*連日座り詰めのせいで膝が痛い、もう少しの辛抱と思いつつも、足を投げ出し膝を伸ばしてしまう。まいったなァこりゃァ。後かたづけ・休憩を終え、滝行に出向く。「新滝」の水(勢いと冷たさ)にも慣れ、今日は日曜日の午後だから「講中」の人達も帰りの「車中の人」だろうし…‥っと勝手に思い込み、長居させて貰おうと勝手に決め込む。S氏は体力の限界との事なので、水流の細い脇の方で御挨拶程度の滝行で済ます。「御不動様」も解っていらっしゃるのか、初日の様に逃げる処に迄水流が追って来ない。さて私の番だ、勢いに慣れたと云っても長居するなら…‥、立っては居られない!お誂え向きに有る石に「半座」して入滝する。 |
*確実に「滝行」出来るのは今回がお終いで、明日は早々に帰る為に時間が有ったら、「更に一回稼がせて載こう。」のつもりなので有る。腰を据えて「般若心經」をジックリを唱えて居ると、丹田の辺りが「かァッ」と熱くなって来た。水を司るチャクラが、スワディスタナ(丹田)だから当然だが、今回はろくに集中しないうちに働き始めた。「やはり御嶽山の行者の滝」だけの事は有る。不思議なもので…‥此のチャクラが活動を開始すると、体が「ポッポ」として寒さを感じない。勿論行を終えて暫くすると、体は「ガチガチ」で抓っても叩いても痛みを感じない。其れが過ぎてから猛烈な震えが来る。体は冷えているのだが、寒さを感じない極地とでも云うのだろうか? |
*先ず「般若心經」を三巻唱える。次に「御不動様」の「御寶號」を十反唱えて一度出て、次に私が縁を戴いた「愛染様の大呪」を気が済む迄と思い込んでいたのだが、何故か「般若心經」三反唱え終わると「出ろ!」と云われる。頭から「ザンザン」被っていた水が逃げてしまうのだ。いくら呼び込んでも戻ってくれなかった。止む終えず「愛染様」の御眞言を唱え始めたら、滴がポタポタと…‥、自分は全然動いていないのに、完全に滝の外に追い出されてしまった。仕方無く御挨拶をして滝行を終える。着替えて居ると下の方がやけに騒がしい、着替え終わった項には「講中」の団体さんがワンサと押し寄せていた。「総員退却!」…‥では無いがスタコラ逃げ出す。折角浄めたのに「変なの」をくっつけられたらたまらない。「御不動様」有り難う御座いました。 |
*…‥っと云う事で余裕を持っていた時間が大分余り、再度「田の原」にチャレンジする。勿論途中キャンプ場近くの食堂(レストラン?)にて、頼んでおいた氷を受け取り、クーラーの中に放り込むのを忘れなかった。しかし今回も山頂はガスの中であった。誠に残念だが仕方が無い、今回の目的は別なのだから、アレもコレもと欲張っては怒られる。あくまでも「山頂遙拝」はついでなのだ。(ついでで御免なさい御嶽山の諸神・佛の皆様)遙拝後、適当に散策して時間を潰す。所々の「ななかまど」が紅葉に色づき始め、都会では残暑厳しき頃だが、此処では既に秋が始まっている。俗な干渉に慕っているうちにタイム・リミットとなり、キャンプ場に引き返す。 |