冬の道東撮影ツアー4日間


2004年2月9日

今朝は、4時起き。もちろん外はまっくら。
5時に船が羅臼港を出港して、船の上で日の出を迎えるのだ。寒くないようにとあれこれ着込むから、支度に時間がかかっちゃう。

普通、流氷観光には、網走や紋別から出ている砕氷船が使われるけど、ここ羅臼沖にはオオワシやオジロワシが生息しており、写真を撮る人にはこちらのほうが人気なのだそうだ。
確かに、観光だったら、この寒い朝5時から出て行かないわな。

出港して15分くらいで、流氷が見えてきた。まだ外はくらいけど、海に浮かんでいるのははっきりわかる。流氷を見るのは初めて。なんだかわくわくしてきたぞ。

流氷に囲まれて、船は泊まる。ここで夜明けを待つのだ。
だんだんと空が白んできて、朝日が昇ってきた。赤く染まる流氷の海の向こうに、国後島のシルエットが浮かんでくる。それがどれほど美しかったか・・・。
残念ながら、写真はブレブレでいいものがなかったの(泣) ←もピントが甘いんだけど

そして、流氷の上には、鷲の姿が・・・。
とても警戒心が強い鳥なので、いきなり近づくと逃げてしまう。なので、船は近づいたり、離れたりを繰り返すことになる。

船のお兄さんが、餌を撒き始めた。魚の頭や内臓だ。すると、神経質なはずの鷲たちだが、どんどん船のそばに集まり始めた。
どうやらお腹がすいていたらしい。(笑)

先生からは「鷲はあんまりいないんですよ。カモメが100だとすると、オジロワシは10くらい。オオワシは1くらいかな」と聞いていたのだけど、実際は、いるわいるわ・・。
正直言って、写真を撮るには、多すぎるくらいの数だ。

朝焼けの流氷の海もきれいだったけど、日が昇ってからもすばらしい眺めは変わらない。
こんな景色をみれただけでも大満足だ。

しかし、鷲の写真は難しい。羽を広げて飛んでいる姿をとりたかったけど、結果的にはどれもイマイチ。
ピントが合っていなかったり、足しか写ってなかったり・・。
動くものは難しい。でも楽しいんだよね。寒さなんて全然感じなかったわ。クルーズの間、ずーっと甲板に出っ放しだったもん。



↓ 写真をクリックしていただくと大きく表示します
← 左の写真がオオワシです。
くちばしが濃い黄色で、羽に白いところがあります。

その他はオジロワシ
約2時間のクルーズで、7時過ぎに港に戻る。大満足で船を降りた。
船を降りた後は、宿に戻り、朝ごはん。そして9時半に出発だ。


最初に、
ヒカリ苔洞窟に向かう。ここは、羅臼の街から車で15分程度にある小さな洞窟で、天然記念物に指定されている。
夏は、ヒカリ苔という稀少な植物が生えているが、冬場は凍結して、その姿を見ることはできない。
しかし、このような氷柱ができるので有名なところだ。

まるで地面からにょきにょきと生えている植物のような氷柱が洞窟の中一面にできている。
なんでこんなふうに凍るんだろう??
この変わった氷柱は、洞窟の天井部分からの下に滴る水滴によって形成される。
タケノコにも似ていることから、「氷筍(ひょうじゅん)」と呼ばれるらしい。よく見ると、マリア様とか、観音様とかにも見えてくるような気がする。
そして、天井部分には大きな大きなつららが・・・→刺さったら痛そうね。

この洞窟、周りは柵で覆われていて、実際に中に入ることはできません。

その後は、撮影を行いながら網走へ向かう。
網走では夕陽も撮ったんだけど、残念ながらいいものは撮れませんでした。

本日は、網走泊。
夜、ツアー参加者のお知り合いの方から差し入れが♪
なんでも、網走でお寿司屋さんを経営なさっていらっしゃるそうだ。めちゃめちゃおいしくて、夕飯を食べたばっかりだというのにペロリとはいっちゃった!

Back    Next

 Hokkaido Top  Travel Top