北極圏を超えよう! アラスカ コールドフット
2005年3月18日 その2 11:30 AS163便でフェアバンクスに向かう。 アンカレッジーフェアバンクス間のフライトは、天気がよければ眼下にすばらしい景色が楽しめる。 青い空に、雪を被った山々が眩しい。 左側の窓側だと、Mt.マッキンリーの雄姿を望むこともできる。(残念ながら我々は、右側の席でした) 約1時間のフライトで、フェアバンクスに到着 |
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12:30 フェアバンクスに到着。フェアバンクスは快晴だった。 今日、宿泊するプリンセスアラスカロッジに電話をかけて、迎えに来てもらうように頼む。 外で車を待っている間、ピリっとした寒さが妙に心地いい。お迎えの車は10分足らずで来てくれた。 プリンセスアラスカロッジは、空港から車で約5分。ダウンタウンからは遠いのだけど、チェナ川のほとりに立つ静かなホテルである。 ダウンタウンから離れているので、街の光が少なく、運がよければホテルからでもオーロラが見えるそうだ。 |
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ホテルにチェックインし、頼んでおいた防寒具を受け取ったら、少し休みましょう・・・といいたいところだけど、まだまだやらなきゃいけないことがある。 まずは、タクシーでスーパーマーケットに買い出しだ。 明日は北極圏を超えて、コールドフットという街にいくのだけど、ここには商店というものがない。 また、コールドフットはトラックステーションなので、アルコールの販売はしていないと聞いている。レストランでは飲むことができるけど、レストランから外へ持ち帰りができないのだ。
だから、ここフェアバンクスで購入して、持ち込まなくてはならない。他に、夜食として暖かなカップスープやスナック類も買いたい。 荷物を置いたら、タクシーで5分くらいのフレッドメイヤーという大規模スーパーに向かう。 外国のスーパーマーケットってその国の生活が垣間見られるようでとても楽しい。 ここで、ビールをはじめ、いろいろとお買い物。どれくらいビールを買ったのかって? アラスカンアンバーというアラスカの地ビール1箱12本入を1箱です♪(税込で13ドルくらい) |
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今夜は、フェアバンクス郊外にオーロラを見に行くオプショナルツアーに申し込んであるので、早めに夕食を済ませてしまいたい。 明日の朝は出発が早いので、荷物もしなければいけないし・・・。 なので、ホテルのレストランで夕食をとる事にした。 ■ トマトと豆のスープ ■ あさりのガーリックバター蒸し ■ ハリバットのサラダガーリックトースト添え ■ サーモングリル(上に蟹のフィリングが乗っている) アメリカの料理は、すごいボリュームです。本当は前菜→メインってそれぞれに取るのが普通ですが、それだととても食べきれない。 私たちのテーブル担当の方に「2人でシェアしてもいいかしら?」って聞いて、左のものを2人でいただきました。 それでも量が多すぎて、残してしまったけど。 |
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オーロラツアーは、10:00にピックアップ。今夜は我々2人と、一人でいらしていたおじさんの3名だった。 私たちはいつも訪れているスキーランドへ行くつもりだったんだけど、ガイドさんが「日本人が作ったオーロラロッジっていうのがあるんですけど、まずはそちらへ寄ります。もしそこがよければ、そこで降りていただいて結構です。気に入らなければスキーランドへ行きましょう。どちらも近いですから・・」という。どうやらおじさんはそのオーロラロッジへ行くようだ。 ホテルを出て、車で40分ほどでオーロラロッジへ到着だ。 とりあえず、車を降りてみる。ロッジの周りを少し歩いてみると、北側に開けたところがあってなかなかいい感じ。邪魔な電線や街の明かりもなさそうだ。今日のゲストは3人だけだし、ここいいかも! ってことで、私たちもこのオーロラロッジでオーロラを見ることにした。 オーロラロッジのオーナー、熊谷夫妻は2003年にこのロッジをオープンしたのだそうだ。すべてご自身の手作りによるログハウスは、とても暖かく、快適なロッジだった。 リビングの北側には、大きなガラス窓があって、ソファに座りながらオーロラを見ることができるように作られている。そして、アラスカ在住のご夫妻からはオーロラだけでなく、アラスカのいろいろなお話を聞くこともできる。 今夜のオーロラ予報はACTIVEだったけど、空には厚いうろこ雲が広がっていた。こんなに雲が厚いとオーロラを見ることはできないだろうな。月も雲に覆われて、その姿を見ることはできないくらい。 まだ初日だから、そんなにがっかりすることはないけど、2年前ほとんど見えなかった嫌な思い出が頭の中に蘇ってくる。 少しイライラしながらオーロラを待つ。そんな中でも、熊谷ご夫妻の楽しいお話で、滅入りかけた気分が少し明るくなる。 一緒だったおじさんは、今夜が3日目のオーロラ観測で、昨日はチェナですばらしいオーロラに出会えたそうだ。 これまでは、カナダのホワイトホース&ドーソン、北欧のフィンランドにオーロラを見に行ったけど、2回ともダメだったんだって。「やっぱりオーロラはアラスカだねぇ」と仰っていた。 何度か外に出て、オーロラチェック。 12時を回った頃だろうか、北の空の雲が切れて、星が見えるようになってきた。すると、あ、あれ、オーロラじゃないの?? 一筋の細いオーロラが現れ、みるみるうちに空に広がり始めた。こうなると、寒さなんて全然気にならなくなるから本当に不思議。 |
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しばらくすると雲が空を覆ってしまった。オーロラが見えたのは、数十分くらいだっただろうか。 短い時間だったし、そんなに明るいオーロラではなかったけど、はっきりとその姿を見ることができて感激だった。 2:00にロッジを出発し、ホテルに戻る。長い一日が終わった。 |
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