北極圏を超えよう! アラスカ コールドフット 



2005年3月20日

昨晩はオーロラを堪能し、寝たのは朝方だったので、今朝はゆっくり起床。
朝と昼兼用で食事を取りにカフェに行く。いつでも食事が取れるというのはオーロラ観測にはとても便利だ。

おいしそうなサンドイッチを頼んだら、これがきた。
あまりの大きさにびっくり!!口に入りきれない大きさなんだもん。
すんごいボリュームで半分食べたらお腹いっぱい。





今日は何も予定を入れていないので、ゆっくり過ごす。洗濯をしたり、デジカメ写真を整理したり・・・。
ここは、観光地ではないので、昼間の観光などはあまり用意されていない。
昨日のドライバー、チャドは犬ぞりのマッシャー(犬ぞりを操縦する人)なので、彼の家には10頭を越える犬がいるんだそうだ。なので、犬ぞりを楽しみたい人は彼のところで、犬ぞり体験ができる。フェアバンクスやチェナでは、犬ぞりに乗せてもらうだけだが、ここでは犬ぞりの操縦が習えるので、自分で操縦することができるのだ。
でも、今回はパス。

ロッジには、スノーシューが置いてあり、誰でも無料で使うことができる。
スノーシューとは、いわゆるかんじきのこと。これを履くと、新雪の上でも潜ることなく歩くことができるというものだ。
せっかくだもの。林の中をお散歩してみましょう・・ということで、スノーシュー初体験となった。

アルミ製のフレームでできているスノーシューは重くはないのだが、それなりに大きさがあるので、最初はちょっと歩きにくい。
でも、慣れてくるとどこでも行けちゃうのでけっこう楽しい。道のない林の中をお散歩してみる。この下にクマが冬眠しているかも・・って思うとちょっとドキドキだ。
だけど、歩き方が悪いのか、体重が重すぎるのか、たまにズボっと雪の中に潜ってしまうこともある。
一度はまっちゃうと、脱出するのが大変だ。
ストックは持っているものの、ストックをつくと、1mくらいあるストックがすっぽり雪のなかにうまってしまうくらいの積雪なのだから。

このスノーシュー、ただ歩くだけなんだけど、けっこういい運動になる。外の気温は氷点下なのに、気がつくと汗びっしょりになっていた。
アラスカでは、冬の間は厳しい寒さと雪に閉ざされることになる。
そんな中で、クロスカントリースキーやこのスノーシューは冬の娯楽としてとても人気があるのだそうだ。

スノーシューを楽しんだ後、部屋にいると、なにやら廊下が騒がしい。多くの人の声と、足音。
ん?今、日本語が聞こえたような・・・。まさかね、こんなところまで来る日本人ってそういないんじゃないかな。
・・・・ところが・・・・。
「おつかれさま〜」とはっきりした日本語が聞こえた。そして「食事は7時からですね〜」という声も。
そう、日本からの団体ツアーご一行さまが到着したのだった。
えーーー、こんなところまでツアーが来るのか!!!とびっくり。
後から知ったのだけど、このツアー、フェアバンクス郊外のテイスト・オブ・アラスカロッジに3泊したあと、ここコールドフットで2泊、そしてアンカレッジ1泊というツアーなのだ。
普通、オーロラツアーと言うと、フェアバンクスのダウンタウンかチェナ温泉に滞在というものがほとんどなのに、何というマニアックなツアーなんでしょ。

今夜は、オーロラは期待できそうになかった。
昼間から曇っていたのだが、夜になると天気がどんどん悪くなり、横殴りの吹雪となった。それでも何度か外にでてみたが、とても顔をあげていられないほどだ。
天気の回復をまっていたけど、雪はとてもやみそうにない。明日は、朝からマウンテンサファリもあるし、今晩は観測をあきらめて就寝することにした。

そんな天気の中でも、ツアーご一行は10時過ぎにワイズマンまで出かけていったようだ。ワイズマンはコールドフットよりは天気がよかったようで、ちらりとオーロラがでていたらしい。

Back Next

Alaska Top

 Travel Top