童話世界 中国 九寨溝&黄龍6日間


2005年9月19日 その1
4:30起床。
7時のフライトのため、ホテル出発が5:30なのだ!
当然、レストランはまだ開いていないので、ホテルに頼んでお弁当(サンドイッチ、フルーツ等)を用意してもらった。空港に向かう車の中で、朝ごはんをいただく。

成都の国内線は、昨日着いた国際線の空港のすぐ隣にある。国際線の空港は2001年にできたばかりの新しい空港で、それまで使われていたものが国内線専用となっているのだ。
早朝だというのに、空港はものすごい人だった。そのほとんどが九寨黄龍空港に向かう人だ。
7:00代には、九黄空港に10分おきにフライトがある。そして、そのほとんどが満席なのだ。ここ成都は、九寨溝への玄関として、多くの人が利用する空港なのである。
九寨溝へ行くには、日本人も中国人もツアーで行く人が圧倒的に多い。団体だろうが、個人だろうがチェックインは同じカウンターなので、団体グループの後に並ぶと大変なことになる。
私たちもかなーーーり待って、ようやくチェックイン。

成都から九寨黄龍空港(九黄空港)までは約45分のフライトだ。
2003年に九寨黄龍空港ができる前は成都からバスで10時間以上ももかけて行っていたのだ。
山の中に行くわけだから、道も良くないし、土砂崩れも多いという。空港ができて、行きやすくなったとたん、人がどっと押し寄せるようになったらしい。
成田ー成都までと同じ型の飛行機でした まだ新しい九寨黄龍空港

快適なフライトで九寨黄龍空港に到着。
飛行機を降りたとたん、蒸し暑い成都から比べると、ひや〜っと涼しい。思わず持っていたウィンドブレーカーを羽織る。
それもそのはず、この空港は3600メートルのところに位置するのだもの、寒く感じるはずだ。

ここから専用車で黄龍へ向かう。
車の中にいても、なんだか空気が薄くなっていくのが感じられる。特別息苦しいとうわけではないんだけど、何となく空気薄い〜って感じ。それもそのはず、峠越えでは3800メートルくらいの高度のところを通過するんだって。

ガイドの夏氷ちゃんの薦めに従い、途中の川主寺という街で酸素ボンベを購入する。
15分持つというボンベが1本50元。これを1人2本づつで4本購入。
黄龍でも買えるのだけど、ここで買っておいたほうが安いのだって。
このあたりは、チベット族の住む街である。赤い建物が並び、異国情緒満点だ。
道路もきちんと整備されているけど、通っているのはタクシーか、観光バス。一般の車はほとんど目にしなかった。



雄大な景色を楽しみながらのドライブで、黄龍に到着。
本当なら時間かかるといわれていたけど、なかなか飛ばしてくれる運転手サンなので1時間半くらいで到着することができた。
朝早いせいか、思ったより人も車も少ない。

●黄龍インフォメーション●
黄龍風景区は四川省の松潘県に位置し、成都から400キロぐらいに位置する風景区である。
長さが約7キロで、幅が300メートルの渓谷で、総面積が4万ヘクタールある。谷には3400ぐらいの天然泉が山に沿って流れている。
白や黄色の石灰で出来た棚田状の池が3000以上あり、滝、清流など数億年かけて造りだした独特の景観で、この世の仙境と言われる。
枯れた葉や枝と倒れた朽木と遠い山と青い空の影と様々な水の動植物などを組み合せている湖の眺めはまさしく絶景!
1992年にはコネスコから世界自然遺産リストに登録された。


これが正門。
この左手側にビジターセンターのようなものがあるので、トイレはここですませていくとよいでしょう。

さぁ、楽しみにしていた黄龍観光だっ!期待に胸がどきどきするわ。
この入り口から、一番奥の五彩池まで往復7キロのハイキングだ。
一般的には、行きが2時間半、帰りが1時間半といわれている。


黄龍では、登りと下りの道が分かれている。登り道では駕籠の客引きが待ち構えている。
まだ訪れる人も少ない時間のせいか営業もかなり熱心である。駕籠会社もいくつかあってお客の取り合いなんかもあるみたい。
お値段は行く先によって違ってくる。
この入り口から終点の五彩池まで片道で220元と表示されていた。(チップは別)
私たちはとりあえず自分たちのペースで歩いてみたい。
「無理せずゆっくり行きましょう」という夏氷ちゃん。この入り口の標高は、高山病にかからないためには無理をせず、ゆっくり登るのが大切なのである。




最初の絶景ポイントは迎賓彩池(Welcome Ponds)
入り口から約940メートルほどのところにあるこの池は、美しい青色の池が階段状に続いている。
面積は約2000平方メートルで、湖水は鏡より清く、水中の藻類の姿も楽しむことができるのだ。







ひとくちメモ
・当然のことですが、携帯酸素ボンベ(スプレータイプのもの)は飛行機に持ち込めません。国際線でも、国内線でも空港で没収になりますので、現地調達になります。
・私たちは、人の少ない午前中に黄龍に行きたかったので九寨黄龍空港から黄龍へ向かうスケジュールを立てましたが、体のためには先に標高の低い九寨溝へ行き、体を慣らしてから標高の高い黄龍へ行くというのが良いそうです。
・入り口をすぎると多くの駕籠が待っています。ここで乗られる方も大勢いらっしゃいますが、駕籠はあらゆるところにいますので、最初は自分で歩いてみて、辛くなったら途中で乗られた方がいいと思います。駕籠はすごいスピードで進みますので、風景をゆっくり楽しむことはできそうにありませんし、ここから駕籠に乗ると、下山用の道を行くことになるようです。下山用のほうが登り用より1キロほど短くて道もすいているのですが、主な見所は登り用の道にあるのです。
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