童話世界 中国 九寨溝&黄龍6日間


2005年9月19日 その2 


黄龍には4つの滝があるそうだ。
これは
飛瀑流輝 (Glowing Waterfall)

黄龍風景区の道をちょっとご紹介。
風景区内は、きれいな木道が作られ、とても歩きやすくなっている。(→ こんな感じ)
この写真は階段部分だけど、階段が長く続くところはそれほどなく、たいていは、数段の階段を登ったら、平らな道がしばらく続き、また階段が数段・・・って感じである。









これは
蓮台滝(Lotus Basin Waterfall)
入り口より1121メートルのところにある。
滝は高さ167メートル、幅19メートルである。
滝の下の岩が、仏様の蓮台のように見えることから、この名がつけられたという。
この日は曇っていたのだけど、晴れている日は光の中で、岩が金色に輝き、とても綺麗に見えるのだそうだ。

見どころには、その景観の説明が表示されているが、日本語の説明もあってとてもわかりやすい。







洗身洞(Body-rinsing Grotta)
滝の広さは約40m、高さ10mの滝である。
岩壁に小さな穴(洞窟)が開いているのがわかるでしょうか?
伝説によると、ここは仙人が体を清める場所なのだそうだ。滝の水で体を清めた後は、洞窟に入り瞑想をしたと言われている。
んー、確かにちょっと中を覗いてみたくなるようなところである。
また、女性がこの滝の水を飲むと、子宝に恵まれるといわれているそうだ。




金沙舗地(Golden Sand on Earth)
世界で一番長い石灰岩の上を水が流れていく。
水底の岩は、鱗のように見え、そこに光が当たって水が煌くさまはまるで龍の鱗が光っているように見える。
なので、この景観は黄色い龍が天にのぼっていく姿に似た奇景と言われているのだ。

こんな風景を右手に見ながら、ゆるやかな上り坂を登っていくのだが、このあたりになるとちょっと辛くなってきた。
登り自体はたいしたことないんだけど、標高が3300メートルくらいの高さだからだろう。



盆景池(Bonsai Pool)
 標高3307m
330あまりの小さな池が集まってできている盆景池の総面積は、20240平方メートル。
小池の形や深さは様々で、池の周りの木々や草花、石と調和して大自然か作り出す完璧な盆栽と言われている。






息が苦しくなってきたので、ちょっと休憩。この自然区の中には、いろいろなところに屋根つきの東屋のような休憩場所がある。
そこでちょっと座って休憩する。このあたりで初めて酸素ボンベを使ってみる。
「鼻と口で吸うんですよ」って言われたけど、両方一緒に吸うことってできるのかな?ダンナからは「酸素を吸って、すぐにそれを吐いちゃダメだぞ。ちゃんと酸素を体の中に入れてあげなきゃ」って言われるけど、酸素ボンベを使うのが初めてのことなのでなかなかうまくできない。
「すぐに吐いちゃだめ」なんて言われると、思わず息を止めちゃって、ぐるじい〜っ。
ちょうど、駕籠が目の前を通っていったので撮ってみた。駕籠は信じられないほどのスピードで目の前を過ぎていくの。
でも、乗り心地はあまりよくなさそうだなぁ。写真左下に座っているのは、チベット族の娘さんたちです。写真用に民族衣装をきてます。

さっきまで息が苦しかったのに、ちょっと休んで酸素を吸うと、ずいぶんと楽になる。
今日は、ランチがずいぶん遅くなりそうだということで、夏氷ちゃんが用意してくれたお菓子をちょっといただくことにしよう。
そうそう、高山病予防には、こまめに水分をとることもお忘れなく。それから、苦しくなる前に酸素を吸っておくのもいいらしい。

→黄龍自然区の中には、何ヶ所かこんな小屋がある。
これ、酸素小屋だ。苦しくなったら、ここで酸素を吸って休むことができる。(私たちは利用しなかったので料金やシステムはわかりません)

さあ、酸素も吸ったし、おやつも食べて元気いっぱいになったので再び出発〜!


明鏡投影池(Mirror Pool)
入り口より2019メートル 標高
180の小池からなり、総面積は3600平方メートルある。
その名の通り、水面は鏡のように清く、空の青、雪山、原生林などをきれいに映す。
木道が、池の真上まで通っているので、自分の顔を映すこともできる。
天気がよければ、万年雪を抱く5588mの雪宝頂山が奥に見えるのですが、この日は曇っているため残念ながら見えず。





姿夢英彩池 さつき池(Rhododendron Pool)
この池のまわりには、さつきの木が自生していて、この名前がついた。
春から初夏には、赤・白・ピンクの色彩豊かなさつきの花が咲き誇り、水の青色と相まって、それは美しい景観を作るのだそうだ。
当然、この時期には花は何にもなかったけど、水の色はとても美しかった。


標高が高くなるにつれ、どんどん息苦しさは増して行く。
何度か立ち止まり、休み休み登る。
頭が痛いとか、吐き気がするとかという高山病の症状はないのだけど、頭がボーっとして思考回路が良く働いてくれない感じ。
脇を、勢い良く通り抜けていく駕籠がちょっと羨ましくなったりした。

木道脇には、100メートルおきにこのような表示がある。
上から次のポイントまでの距離、終点の五彩池までの距離、入り口からの距離が書かれているのだ。
これを見て、「あと○○メートルだ〜」って自分を励まして登ってました。

ひとくちメモ
・黄龍は、一番奥の五彩池まで往復すると4時間くらいかかります。途中、売店が一箇所ありますが、ちょっとしたおやつ類を持っていくことをオススメします。
ペットボトルの水も忘れずに持って行きましょう。

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