童話世界 中国 九寨溝&黄龍6日間
2005年9月20日 その2 | ||||||||||||
諸日ビジターセンターに着いたのが12:30頃。
九寨溝の中で唯一のレストランがここなので、食事時にはどうしても混みあうことになる。 レストランは2階と3階。どちらもバイキング形式だが、3階のほうがお値段が10元ほど高い分だけ、種類が多いようである。 ツアーで来ていても、ここのレストランは予約ができないので、各自で空いている席を見つけて座らなければならないようだ。 フロアはかなり広く、席もたくさんあるのだけど、ちょうどお昼時で、席を確保するのが一苦労。それでもどうにか相席で座ることができた。 しかし、料理のところには長蛇の列。結局、料理を取って戻るまでに30分近くかかってしまった。 私たちは、ツアーで参加している日本人と同じテーブルになったのだが、これは正解だったと思う。 食事のマナーが、同じ人たちと食べたほうが不快な思いをしなくてすむからだ。日本人は、鴨の骨とか、すいかの種とか、いわゆる食べられないものはティッシュに包んだり、そっとお皿の隅に置いたりするけど、中国人は平気でぺっぺっ・・とテーブルの上に、口から直接吐き出すのだ。 「郷に入れば郷に従え」というけれど、汚されたテーブルや床は気持ちのいいものではないよね。 ここ諸日ビジターセンターの1階では、このあたりのおみやげものがずらりと並んでいる。 以前は、小さな露店が並んでいたのが、このビジターセンターに一同集められたのだそうだ。 民芸品や衣料品などいろいろなものが売られているけれど、質的にはあまり良くはないようだ。 夏氷ちゃんが言うには「ここのものは、一度洗濯すると使えなくなるよ」 いいものを買いたいのなら、ホテルのギフトショップなどのほうがオススメです。 さて、お昼がすんだことだし、午後の部に出発。 まず、バスで日則溝の一番奥にある原始森林に向かう。 バスを降りてから、なだらかな坂道を登るのだが、海抜が3000メートルを超えているので、すぐに息が切れる。 九寨溝では、ここでだけ酸素ボンベを使用した。 ここは、その名の通り原生林が広がっているエリア。 日本では森林限界をとっくに超えた標高なのに、鬱蒼とした針葉樹林が広がるのはなぜなんだろう。 背の高い樹木に、太陽の光が遮られ、昼でも薄暗い原生林である。 こんな森林の中に、遊歩道が巡らされている。 木々のざわめきと、鳥のさえずりの中を歩くのはとても気持ちの良い散歩を楽しむことができる。 しかし、そんな中、突然「あーーーっ」という何度も大声が聞こえてきた。 中国人が、大声で叫んでいるのである。どうやら、森のこだまを聞きたいらしい。が、森の静寂を打ち消されたようでとてもがっかりした。 原始森林から再びバスに乗り、来た道を戻り、箭竹海でバスを降りる。 その美しさから中国のヒット映画「英雄ーHERO−」の舞台となったところだ。 残念なことに、この日は曇っていたため、きれいな水の色は見ることができなかった。 次は熊猫海へ。 熊猫とは、中国語でパンダを意味する。 ここ四川省はパンダのふるさとといわれているが、絶滅の危機に瀕する野生のパンダを見ることはまずないだろう。 しかし、この熊猫海の周りには、野生のパンダが数頭生息しているそうで、この湖に水を飲みに来るといわれているそうだ。 でも、この観光客の数をみると、パンダが簡単に姿を現すとは思えない。 近年の、観光地化により、パンダにとっても住みにくくなっているんだろうなと思う。 五花海 数ある九寨溝の湖沼の中で、もっとも美しいといわれているのが、ここ五花海である。 吸い込まれそうになるほど青く輝く水の底には、乳白色の倒木が折り重なっていてとても幻想的な雰囲気だ。 水の底まではっきり見えるから浅そうに思えるけど、実はけっこう深いんだって。 この水中の倒木は、腐ることがないというから不思議! この辺の湖沼は、晴れていれば本当にきれいに見えるらしいですが、この日は残念ながら、今にも雨が降り出しそうな天気。 でも、これくらいきれいに見えるんだから、晴れていればほーーーんとに美しいんでしょうねぇ。 遊歩道をてくてく歩いて、珍珠灘へ。バスで移動する人が多いせいか歩いている人はあまりいなかった。静かな森のお散歩はこれまた楽しい♪ ガイドブック等には「九寨溝は歩くところはあまりありません」って書かれているけど、いいハイキングコースがたくさんあるので、是非歩いてみることをお薦めします。 珍珠灘は幅200メートルもの岩盤の上を、清流が覆いつくしているところである。 草木が点在する乳白色の明るい岩盤の上を、浅く早い清流が滑るように流れるさまは、生まれて初めて見る光景だ。 流れ行く水が岩盤にあたり、キラキラ砕け散る光る細かい水しぶきはまさしく真珠の粒のよう。 写真だといまひとつわかりにくいんだけど、岩盤を横切るように渡された遊歩道からの眺めはほんとうにすばらしかった。 ここは、是非、ご自分の目で見ていただきたいなぁ。 この美しい清流は、やがて大きな滝となる。 切り立った崖から、この珍珠灘の水が一気に流れ落ちるのだ。 この滝が珍珠瀑布と呼ばれているところだ。 その高さは40メートル。轟々と音を立てて流れ落ちる様は迫力満点だ。 滝に沿ってめぐらされた遊歩道を歩いていくと、流れ落ちる滝のすぐ脇をとおって、滝壷まで下りることができる。 舞い落ちる水しぶきが冷たく感じるが、ひんやりとした清涼感を与えてくれる。
時間も17時近くなったので、今日の観光はここまで。筋肉痛に加えて、今日も結構歩いたのでくたくた〜。 バスで入り口まで戻り、ホテルに向かう。 今日はシェラトン九寨溝国際酒店である。入り口から車で5分足らずのとても便利な場所にある。 さすが5つ星★部屋も広いし、設備もよくて嬉しくなっちゃう。 夕食は、ホテルのレストランで。 ビュッフェスタイルの夕食は、洋食、中華、そしてお寿司まである♪ 嬉しいことに、どのお料理もすごくおいしい。ずっと、四川料理が続いていて、ちょっと飽き飽きしていたので、いろいろなものがチョイスできるビュッフェは嬉しかった。日本人観光客もみんなそう思うのかな。お寿司は大人気だった。 夕食後は、ホテルのシアターでチベット族の民族舞踊のショーがあるというので、見に行くことにした。 素朴な民族舞踊かなと思っていたら、全然違う。まさしく一流のショーだった。チベット族は、どちらかというと色が黒くて背もさほど高くない人が多いが、出演者は、すらりと背の高い美男美女ばかり。きっと中国全土から集まったダンサー、歌手のみなさんなんだろうな。きらびやかで華やかなショーだった。 |
||||||||||||
|
||||||||||||
Back Next China Top Travel Top |