憧れのハワイいちおう8日間


2002年8月13日
今日は、いよいよ日本へ帰る日です。なんだかあっというまの8日間でした。
楽しい日々って過ぎるのが早いんだよね。
昨晩は、荷造りしたり、Mちゃんとおしゃべりしたりで寝たのがずいぶんと遅かったのだけど、今日も早く目が覚めました。

ハワイで過ごした中で、1番幸せな時間はコンドミニアムから朝のワイキキビーチを眺める時でした。
普段は賑やかなワイキキの通りも、朝の早い時間はまだとても静かで、空気も澄んでいます。
そんな中で、目の前に広がる蒼い海をぼーっと眺めている時間はとても気持ちの良いものでした。
今日の朝食は、このきれいな海を眺めながらベランダで取ることにしました。


飛行機は12:30発なので、コンドミニアムを10:00頃に出発します。空港まではタクシーで向かうのですが、コンドミニアムの前が大きな通りなので、流しのタクシーはいくらでもひろえます。
オアフでは、時折リムジンのタクシーを見かけます。リムジンでも普通のタクシーでも料金は一緒なんだそう。それならリムジンが止まってくれると嬉しいよね〜などどお気楽なことを言いながら待っていたのですが、なかなか空車のタクシーがこない。
5分、10分・・・だんだんとあせってきます!こうなると見送りってくれるMちゃんとちゃんとした挨拶どころか、車を止めるのに必死になる私たち。
ようやく1台のタクシーが止まってくれました。しかし、残念ながらリムジンとは程遠い(泣)。数多いタクシーの中でも、最もボロボロなタクシーでした。ワイキキからホノルル空港までは約20分。料金はチップをいれて$30くらいです。

空港は、夏休みシーズンということで、かなりの人でした。手荷物検査が厳しいので、時間に余裕を持って、チェックインした方がいいでしょう。
この空港で、俳優の船越栄一郎ご夫妻を見かけちゃった。(同じ飛行機だった)
海外で、有名人を見ると、なんだか嬉しくなってしまう私・・はい、ミーハーなだけです。

あとは、DFSで買った品物を、飛行機に乗る時に受け取ればOKだわ。
アメリカでは、免税で買ったものはすべて空港で受け取ると言うシステムです。レシートを提示しなければならないので、手荷物に入れるのをお忘れなく。
搭乗時間になり、飛行機に乗り込みます。
が、免税品の交換所がない!シアトルの空港では、搭乗口のすぐ前に、引き換え場所があったのに・・・。
目の前は飛行機の搭乗口です。アテンダントの方々がにこやかに迎えてくれます。私は焦りながら「免税品を引き換えてないんですけど〜」と訴えました。すると「もう外へは出れませんので、席でお待ちください。」とのお返事が・・・。
言われるままに座席に着いたが、どうなるのかわからず落ち着かない。そこで、再びアテンダントのお姉さんに聞いてみることに。
「アナウンスが入るから、それまで待っててね。」ということだった。ん?アナウンス?どーゆーこと?って思ったけど、英語で聞き返すのが面倒でとりあえずそのまま待つことにしちゃった。
その後、アナウンスがありましたよ。「○○様、○○様〜、搭乗口までお越しください。」 しっかり名前を呼ばれてしまった。
搭乗口まで行くと、憮然としたDFSのオバサンが私の荷物を持って待っていてくれました。あ〜恥ずかしかった!どうやら荷物を受け取ってなかったのは私ひとりのようでした。
シアトルでは搭乗口の前だったのですが、ホノルルではロビーで引き換えていたようです。しっかり確かめればよかったわ。

予定通りのフライトで成田へ到着。
荷物を受け取り、税関を通って外へ出ると、一斉にフラッシュがたかれました。
「な、何ごと?」って思った私の前には、でかい人が歩いていました。そう、KONISHIKIが目の前にいたのです。本物はやっぱり大きかった!

旅を終えて

私は今まで、ハワイに対していい印象を持っていませんでした。日本人でごった返していて、どこでも日本語が通じるから全然海外に来た気分がしない。海は全然きれいじゃなくて、みんなゴルフ三昧、買い物三昧の毎日でって・・・。
でも、実際に自分の目で見たハワイはとてもすてきなところでした。
確かに日本人は多いけれど、それはハワイに限ったことではないし、(私の目からはイタリアに行った時の方が日本人が多かったぞ!)どこでも日本語が通じるなんてことはありませんでした。
確かに、ワイキキよりきれいな海は世界中にあるでしょう。でも、日本の海から比べるとワイキキってすごくきれいだと思いました。
また、確かにゴルフや買い物も楽しめるけど、それだけがハワイではないんですね。
慌しいパックツアーで行ったなら、ハワイの一面しか見れなかったかもしれないけど、今回はハワイ通の友人と、ゆっくり過ごすことが出来たので、本当にハワイのよさを満喫できた気がします。

そして何よりすばらしいのは、ここの気候でした。日差しは強いけれど、からりとした気候は暑さを感じさせません。
私たちの滞在したコンドミニアムでは一度もエアコンをつけることがありませんでした。窓から入ってくる自然の風がとても心地よいのです。
今は、いろいろなビーチリゾートが世界中に作られています。施設の充実したホテルや、趣のあるプールは作れても、ここの気候は真似できないですよね。ハワイが長い間、世界中の人から愛されている理由はきっとこの気候にあるんではないでしょうか。

そして、もうひとつ。
今まで、訪れた観光地では、この客引きや店員たちに嫌な思いをさせられたことが幾度となくあります。
もちろんそこで生活する人たちにとっては観光客は大切な収入源ですから、仕方のないことだと思います。しかし旅行中の楽しい気分が、ぶち壊されてしまったことも数多くありました。
しかし、これほどの観光客が集まるワイキキで、私は一度も客引きに会いませんでした。買い物をしようと店に入っても、店員にしつこくつきまとわれることも一度もありませんでした。
これは世界的なリゾート地としての長いハワイの歴史のせいなのでしょうか。少しもガツガツしたところが感じられず、みんなのんびりと穏やかなのです。

もちろん、たった8日間滞在しただけの私が、ハワイの良さを伝えられるとは思っていません。私だってハワイのほんの一面しか解っていないはずです。
でも、期待していた以上に、ハワイはいいところでした。ハワイのリピーターはとても多いですが、その理由もわかるような気がします。
子供でも、お年寄りでも、みんながそれなりに楽しむことができるリゾートだと思います。
この次に行く時には、他の島にも訪れてみたいし、フラのレッスンも受けてみたい〜と、すでに次の予定が頭の中に浮かんでしまっている私なのでした。


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