憧れのハワイいちおう8日間


2002年8月12日
今日はハワイ島1日観光へ出発です。今まではMちゃんと行動していましたが、今日は1人で行ってきます。だってMちゃん、私がハワイに来る日までハワイ島で過ごしていたんだもん。
ツアーの集合は、なんと午前5時40分。早いっつーの。でも、オアフから各島へのOPはだいたいこれくらいの時間に集合です。
眠い目を擦りながら、5時少し前に起床。外はまだまだ真っ暗です。で、なんと雨が降っていました。
ハワイに雨のイメージって全然なかったから、ちょっとびっくり。でも、コンドミニアムを出る頃には雨はあがりました。


ハワイ島 愛称「ビッグアイランド」は、ハワイ諸島の中でも一番大きな島で、その面積は四国の約半分と言われています。
8:40発のハワイアン航空で、ヒロに向かいます。座席は満席。1日観光のお客さんが多いようです。
この飛行機はファーストクラス以外、すべて自由席!
ハワイの国内線は、とにかく冷房がものすごく効いています。上着を持っていかないと、飛行機の中でブルブル〜になりますので、ご注意くださいね。
ホノルルを出て、およそ50分でヒロ空港に到着。小雨がぱらつくお天気でした。
ヒロはハワイ島東部に位置する人口約4万人の街です。ここは日系移民が多く住んだ街でもあり、今でも多くの日系人がこの街で暮らしています。
ガイドさんも日系4世の方でした。でも、普段の生活はもちろん英語。日系人といっても、日本語は日本語学校に行って勉強したんだそうです。話すことは問題ないけど、読み書きは苦手ですと仰っていました。

ヒロに降り立つと、ホノルルとは全く違った気候なのに驚かされます。ホノルルが湿気がなくカラリとしているのに対し、ヒロは蒸し暑い。
ここの晴天率は41%、年間の降水量が3,400ミリと雨の多いところなのです。でも、この雨のおかげで、植物がよく育ちます。なので、ヒロは農業が盛んなのです。
我々15人を乗せたバスは、まずコーヒー豆の売店へ。ここではコナコーヒーが売られています。しかし、まず売店へ連れて行くあたり、さすがオプショナルツアー。ま、仕方ないけどね。
ハワイ島西部のコナでは、コーヒーの栽培が盛んで、ここのコナコーヒーは世界的に有名です。もちろんハワイのおみやげとしても、人気が高いもの。ただ、かなり濃いコーヒーなのですきずきはあると思います。
ハワイでは、いろいろな種類のフレーバーコーヒーが売られています。友人に頼まれていた分はすでにホノルルで買ってあったのですが、自宅用にココナッツクリームのフレーバーを購入。
フレーバーコーヒーを買う場合は、香りを確かめてから買うようにしましょう。飲みにくい場合は、普通のコーヒー豆と混ぜて使うといいんですって。

コーヒー豆を買った後は、
レインボー滝へ。
ヒロのダウンタウンから車で10分のこの滝は、きれいな虹がでることで有名な滝。
高さは15メートルほどで、それほど大きな滝ではないのですが、水量が多く、風が吹くと水しぶきが舞って、それに太陽が反射し、きれいな虹が出るのだそうです。
で、午前中のほうが、虹を見れる確立が高いんですって。(太陽の位置と関係あるらしい)
しかーし、この日は朝から雨交じりだったため、きれいな虹は残念ながら見ることができませんでした。
粘っていたら、帰る間際にちらりと出たんだけどね。
ここで虹が見れた人はハッピーになれるって言われました。
滝のところでは、おじさんが葉っぱを使って、カゴや帽子を作っていました。

その後、ヒロのダウンタウンを車窓から見学。
ダウンタウンには古い建物が並んでいて、昔ながらのハワイの面影を残したようなノスタルジックな通りです。
ワイキキの喧騒とは、風情が全然違う。できることなら自分の足で歩いてみたかったな。

バスは
カラパナへ。
ここは1990年溶岩流に飲み込まれてしまったところです。
今では一面が溶岩の台地。まるで全ての生命を拒否して広がるような黒い台地に圧倒されてしまいました。
私たちのように、観光目的でこの島に来る人はいいだろうけど、この地に住んでいる人にとっては溶岩ってすごい脅威なんだろうな。


この溶岩の台地を海岸線まで歩いていくと
黒砂海岸が広がっています。
ワイキキが白い砂のビーチだとすれば、こちらは黒い砂のビーチなのです。砂の色が違うと、感じが全然違いますよね。




次の訪問地は、「ヒロ・ハッティ」というおみやげもの屋。またかよ〜と思うけど、仕方ないんだよね。トイレ休憩も兼ねてということで、40分この店で過ごす。この店はホノルルのアラモアナSCにも出店している大きなおみやげ物屋。とりあえず何でも揃っているので、おみやげ買うぞ〜と言う人には便利なところです。

ショッピングが終了すると、もうランチの時間!
ランチはナニマウ・ガーデンという植物園でビュッフェランチ。
ここは食事以外にも、きれいな南国の花が楽しめる植物園。中にはトラムが走っているほど広いのです。今回はレストランの周りをぶらぶらするくらいしか時間がなかったのが残念〜。

さて、午後からはいよいよお楽しみのボルケーノ!
キラウェア火山国立公園へ。
キラウェアは1248mの高さの山。カーブの登り道が続くかと思いきや、一直線の道路でどんどん進んでいく。
道路脇の「Steam Vent」 蒸気の噴気孔だ。
熱さはあまり感じなかったが、かなりの煙が噴き出していた。
この下では、まだ火山活動が続いているのかと思うと、なんとなく不思議な気持ちになる。
そして、キラウェア・ビジターセンター
天気がよければ、ここからハレマウマウの火口がくっきりと見える。生憎、この日は曇っていて、うっすらとしか見えなかった。(泣)
ビジターセンターでは、火山の成り立ちや、過去の噴火の様子などが展示してあり、また映画も上映されている。
真っ赤な溶岩が吹き上げる様は、それこそ大迫力だ。

ビジターセンターを後にし、
ハレマウマウ火口へ。
バスを降りると、真っ黒な溶岩の台地から立ち上る白い煙が目に飛び込んでくる。
まだ、この火山は生きているんだ・・そう思うとなんだか怖い感じ。

そういえば、この島の人たちは、火山が爆発すると、みんなで真っ赤なビール片手にマグマ見物に出かけるのだそうだ。日本だったらすぐに退去勧告がでるだろうに・・・と不思議に思っていたのだが、ここのガスは毒性が弱いのだそうだ。だから人間が少しくらい近づいても大丈夫らしい。
しかし、この土地には一切の植物が生えていない。やはり、このガスのせいで、ここに降る雨は酸性雨なんだそうだ。

火の女神ペレが住んでいるといわれるこの火口は、直径900m、深さ400mの巨大な穴ぼこである。観光客も、この火口の間際まで近づくことができる。この穴の底には亀裂が走り、強い硫黄臭がたちこめていた。
地球のすごいパワーを感じてしまう場所である。



火口を見学した後は、火山を降り、途中の
サーストン・ラバーチューブへ。
ここは溶岩のトンネルがあるところだ。
このあたりは、酸性雨の影響を受けないので、熱帯性の樹木が生い茂り、まるでジャングルのよう。
まるでジャングル。オアフ島とは全く違う風景! 溶岩トンネルの入り口

ハワイ島の観光はこれで終了。飛行機の便が夕方なので、それから日本人が経営する「アカツカ・オーキッド・ガーデン」という蘭の栽培農園と、「ビッグアイランド・キャンディーズ」というお菓子工場への立ち寄りというおまけつき。
「ビッグアイランド・キャンディーズ」では、チョコレート製造の見学もできます。ここのチョコレートはすっごくおいしかったけど、値段もすっごく高かった。配りもののおみやげにはちょっと高いのでパス。

そして、ホノルルに着いたのが、午後7時を過ぎたところでした。送迎バスでワイキキに戻ります。

今日は、ハワイ島のホンの一部を見ただけでした。やっぱり日帰りツアーではこんなものなのでしょう。
この時は、火山の活動が活発で、赤い溶岩が流れるさまも見られるとテレビでやっていたのですが、実際はそういうところには行けなかったの。やっぱり、島に滞在しないとだめなようです。なんだかちょっと消化不良って感じ・・・。
ちなみに、Mちゃんは私がこちらに来る前に、ハワイ島に滞在していたので、真っ赤な溶岩が海に流れる様も、マウナ・ケアからの星空観測もしたんだそうです。
ハワイ島はオアフとは気候も景色もまったく違っています。また、東部のヒロは雨が多く、西部のコナは雨が少ない。だから同じハワイ島の中でも、景色が全然違うのだそうです。
私も、いつかもう一度、このビッグアイランドを訪れたいと思いました。

ホノルルに着いてからは、Mちゃんとご飯を食べに出かけます。ハワイ最後の夕飯と思うとな〜んとなく淋しい。
その後、ABCストアで最後の買い物。ここは何でも売っているので便利です。夜12:30までやっているし。


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