インド ベンガルドラを見に行こう 10日間
2006年12月01日 その1 |
7時にホテル出発。ニューデリーの駅に向かいます。 ここで、またまたびっくり事件が勃発。Nが「1等のコンパートメントは取れていません。今日は2等で行きますから。あ、それから、私もサワイマドプールの駅まで一緒に行きますから、ご安心ください。」って。 へ?あんなに一等をお願いしていたのに取れてないの?それにスルーガイドはいらないって言っておいたのに、どうしてNがついてくるの?どうして事前の話とこんなに違ってくるの? 最初からわかっているのなら、出発前に言ってくれればいいのに。こんな直前になってそんなこといわれたってね。一応、文句は言ってみるものの、今更どうしようもないじゃない。 実は、昨日の夜もNのことでちょっといろいろあって、Hさんも私もちょっぴりテンションが下がっていたんです。で、今朝こんなことを言われて、すっかりインド人不信に陥ってしまったのでした。 冬のデリーの朝はかなり寒い。だけど通りには人が寝ている。段ボールの様なムシロ1枚だけをはおり、この寒空のもと人が寝ているのだ。 その数たるや一人二人ではない。長さ数百mにわたってびっしりとムシロが並んでいる。その脇を犬やウシが闊歩している。 ここに来る前、人の話で聞いたり、本で読んだのとまったくそのままの光景が目の前にあった。これがインドなんだね・・・・。 ホテルからニューデリーの駅は、車で10分ちょっとで着ける距離だけど、朝ということもあり駅周辺は大渋滞。 道路は無秩序状態。車もリキシャーも自転車もすべてが入り乱れて走っており、その間を人が歩く。いや、犬もウシも・・・(汗)。なんなんだーーー、ここはっ。 ニューデリー駅がこれまたすごかった。 車を降りたとたん、多くのポーターが寄ってくる。(ポーターはみんな赤いシャツを着ているので、すぐにわかります。) Nが言うには、外国人だと1個100ルピー(270円)と法外な値段をいってくるが、国で決められているのは40キロまで10ルピーなんだって。実際には、20〜30ルピーくらいが相場らしい。 値段の交渉がすむとポーターは列車の座席まで荷物を運んでくれる。こちらでは、頭の上に荷物を乗せて運ぶんだけど、20キロ近いスーツケースを一人で2個も頭に乗せちゃった。大丈夫なのか?? ニューデリーの駅は、交通の拠点だけにものすごく大きな駅。ホームは20近くあるんじゃないかな?だけど、エレベーターもエスカレーターないから、駅の構内を歩く距離もかなりのもの。 大きな荷物を自分で持っていると大変です。さっさと歩くガイドNとかなり離れて、スーツケースを2個頭に乗っけてヨタヨタ歩くポーターのおっちゃん。そして、スーツケース落とすなよっと心の中で祈りながら重いカメラ機材にヨロヨロしてる私たち・・と続くのでした。 デリーの駅は改札がないので、それこそいろーーーんな人でごった返してます。大きな荷物を背負った人、ホームで寝ている人、水のみ場で体を洗っている人。野良犬だってホームを歩いてるし(汗) 私たちの乗る列車は 2904 GOLDEN TEMPLE ML 19:55発です。 インドの列車は車両が大きい上、何と20車両も連なっている。おまけに先頭から1等2等・・となっているわけではないので、慣れていないと自分の場所を見つけるだけでも大変です。 日本の電車は、ホームと列車の入り口って同じ高さでしょ。だから、列車ってそういうものだと思っていたら、インドの列車って階段っていうかステップになっているのね。手すりにつかまって、よいしょって乗り込まないといけない。これだったら自分でスーツケース持ってあがれないだろうな。 なんだか、ニューデリー駅についてから列車に乗るまでだけで、ものすごい大変。これ、一人だったら絶対無理かも・・・ |
← エアコンつき2等の座席はこうなっている。 2段ベッドが2つ向かい合ってあり、通路を挟んでもう1つ横方向にむいた2段ベッドが置かれている。そして、通路に沿ってカーテンで仕切られるというもの。 2段ベッドの下段部分は椅子にもなるので、昼間は椅子としても使えるというのだが、私が見る限りではみんな、ベッドのままにして横になっている人ばかりだった。 ちょうど私たちが乗ったときにスタッフが朝ごはんを配っていた。列車の中では、予約しておくと朝食、昼食、夕食を席までデリバリーしてくれるんだって。 その他、チャイや冷たい飲み物、スナック類は売り子さんがひっきりなしに売りに来るので、いつでも買うことができる。 私たちの前の席で寝ていたインド人のおじさんの荷物は、太いキーチェーンでフックに縛り付けられていた。 2等寝台ではこうしておかないと荷物が盗まれるんだって。インドで列車の旅ではキーチェーンはマストアイテムだそうです。昼間はそこまでしなくてもいいらしいけどね。 |
ニューデリーの駅も列車も写真を撮りたかったんだけど、その場の雰囲気に呑まれてしまった私はカメラを取り出す余裕がまったくナシ。 ようやくカメラを手にした頃は、みんな朝ごはんが終わって、寝だした頃でした。 だから、みんなカーテンしまってます(汗) でも、Nがいうには、普通は昼間はカーテンあけとくらしい。 昼間からこんなにカーテンが閉まっているのって珍しいそうです。 |
ほぼ定刻に出発した列車は、20分ほど遅れて13:35頃サワイマドプールに到着。インドで30分の遅れは"ON TIME"になるらしい。通常でも、普通に2時間、3時間遅れるらしいしね。 20分くらいの遅れならよし・・ってことですね。 サワイマドプールの駅でも、やっぱりポーターが待っています。 赤いシャツ着てますね。こうやって頭の上に荷物を乗せて運んでくれるんです。 Nとは、ここでお別れ。Nのことはキライだけど、結果的に一緒に列車に乗ってもらってよかった。 インドの列車にひとりで乗るっていうのはけっこう手ごわいよ。 |
駅には、ランタンボールのガイドが迎えに来てくれてました。ここでNとはバイバイ♪ まずは、ホテルへチェックインして、ランチです。 ホテルは「アヌラグ・リゾートホテル」でまず2泊。その後、ホテルを変えて4泊の予定。 初インド料理は、野菜のカレー炒めみたいなもの。チャパティと共にいただきまーす。 ランチが済んで、ちょっと休憩したら観光へ出発です。 |
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