インド ベンガルドラを見に行こう 10日間




2006年12月02日 その2

午前中のサファリが終わるのが10時から10時半頃。それからホテルに帰って遅い朝食です。
車を降りるときに、ガイドに「午後からの車の手配はちゃんとしておいてね」と確認するのも忘れませんよ。
まずは、部屋に荷物を置いてからレストランへ行きましょう。

部屋に入ってがっかりしました。掃除がしていないばかりか、使ったタオルすら取り替えてない。
手を洗おうとしても、新しいタオルがないんだもの。

このアヌラグリゾートホテル、とてもきれいな中庭があって見た目はいいホテルなんですけど、内容は最悪でした。
上記の通り、サービスは最悪。結局、滞在中、1度も掃除はしてくれませんでしたし、タオルもさんざん催促しないと持ってきてくれません。
備え付けのトイレットペーパーは2回使うとなくなるくらいの量でした。
部屋から電話をかけようとしても電話が使えない。レセプションで「電話をかけたい」と言ったら、外のテレフォンハウスに行けだって・・・。
決して、電話が壊れているわけではないんですよ。でも使わせてくれないの。ゲストのために便宜を図ろうって気持ちは全然ないみたいです。
それにね、何が一番イヤだったって、スタッフの誰もが挨拶をしないこと。ゲストにGood Morinigすら言わないんだから最悪でしょ。
見た目はきれいなホテルなんだけどね

ここは、Hさんのご主人が3年位前に一度来たことがあって、とてもよかったからってお勧めしてくれたホテル。
当時は、みんな親切でよかったらしいの。だけど、マネージャーが変わってからずいぶん雰囲気が変わってしまったみたいです。


13時少し前に、部屋の電話が鳴りました。昨日のガイド ボビーからでした。
話があるので、これから部屋の前まで行くからと・・。
彼の話はこうでした。
「12月1日から、公園森林局の規則が改定になってジープには最低4人以上乗せないとダメなことになったんです。
プライベートカーの申し出は確かに受けているけど、今回はそれは無理になりました。」

さすがに私もぶち切れた!

「ざけんじゃねー。公園のルールが変わったんなら、わかった時点でどうして連絡しないんだ?
プライベートカーが確保できないんなら、こんなところまで来ねーよ。
こっちはね、ちゃんと高いお金を払ってお願いしてるんだよ。
今までOKっていわれてて、ここにきてダメですっていわれても、納得できるわけないだろーが。
それが、インドのやり方なのか?きったねーだろ、そんなの・・・。
午前中のガイドは、午後からは手配しますって言ったぞ。
それも嘘なのかよ、え?」

(自分ではこう言ったつもりですが、英語なもので迫力不足だったかも)

私の英語もいい加減なものだけど、それでも怒りは伝わったんだろう。
ボビー君、たじたじで「一度戻って、ボスに伝えます。結果はまた後で必ずご連絡しますから・・」と帰っていきました。
18歳の男の子相手に怒鳴り散らすのも大人気ないけど、どうしようもないよね。

この後、デリーの旅行会社に電話して、思いっきり日本語で文句言いました。
もちろん旅行会社からも、サファリ会社のほうに強く言ってもらうようお願いしました。
え、電話?
ホテルスタッフの携帯電話貸してもらったの。通話料20ルピー(56円)払いました。

しばらくして、ボビーが戻ってきました。
「明日は、午前、午後のサファリともプライベートカーの使用をお約束します。その後は、現在調整中ですが、プライベートカーを確保できるようにベストを尽くしていますから。ただ、今日の午後のサファリは時間がなくて、車の調整ができないんです。申し訳ないですが、午後も他のゲストとご一緒してください。」ということだった。
午後も車の手配ができてないということは頭にくるのだが、明日の車が確保できたということでちょっと安心する。
私の文句が効いたか・・・。いや、きっとデリーの旅行会社のプッシュが強かったんだろう。(笑)

しかし、もともとインド人不信だったのが、この車の手配のことと、ここのホテルのことがあって、インド人いやインドっていう国そのものが大嫌いになった私。もうインド人なんて絶対信用しないって思ってしまいました。

ついでに午後のサファリのスタート時間が変わって、13:30に出発。愛想のない、怖い顔したインド人Papul(パプル)が迎えに来ました。
これから、彼とは長い付き合いになるんですが、その辺はまた後で・・・。
午後のサファリはアメリカ人の初老のご夫妻と一緒。彼らは、これが3回目のサファリで、昨日はトラが見れたそうです。

午後のサファリは、湖周辺へ。
ここは、メスのトラと3匹の子供がいるエリアだそうです。。
  




湖には、たくさんのサンバーがのんびり浮き草を食んでいた。
午後の光に、湖面がきらきら反射してすごくきれい。静かな時間が流れているようで、こちらまでのんびりした気分になる。

  
いかん、いかん。こんなことで満足してちゃ。私たちの目的はトラなのよね。そしてサファリは続きます。

その時は、あまりに唐突に、心の準備もないときに訪れました。

ドライバーのパプルが突然車を止め、遠くをじっと見ています。すると、そのまま突然車をバックさせ「Tiger is coming(トラが来るよ)」といいました。
その時には、どこにいるのか全然わからなかったけど、しばらくすると本当に彼の指差した方向に、縞模様が見えてきました。
でもね、林の中だから木々の小枝や葉が邪魔をして、なかなかトラの顔が見えない・・・。 こんな感じ ⇒


林から出たと思ったら、今度はあちら側を向いてしまって、その顔が見えません。
← こんな感じ

動物を撮るのはむずかしいのです(泣)

結局、このときたいした写真が撮れませんでした。でも、最初に会えたトラだからね、えーい、載せちゃおうっと。




このメストラは、結局一度も立ち止まることなく、再び林の中へ消えていきました。
私が彼女を見ていた時間は、ほんの僅かなものだったのでしょう。それでも、トラに逢えた興奮で足がガクガク震えていました。

サファリといっても、ただ走り回っているばかりではありません。時には、車を止めてひたすらじーーーっと待つだけってこともあるのです。
このサファリの終盤もそうでした。湖のほとりに戻り、じっと待つ・・・。サファリも大変なのです(笑)

ええ、その甲斐あって、トラ見えましたよ。ほらっ・・

んー、これってトラ?望遠レンズをつけてもこれくらいの大きさなんだからね・・・
あんまり小さくて何だかわかんないと言う方へ。
スペシャルサービスっ


上の写真を拡大してみました。
はい、確かにトラでしたね♪

パプルがサファリの最後に「今日は2頭のトラが見えたでしょ」と言いました。
ええ、確かに2頭見えました。
でもねー、イマイチ満足できないのは私がゼイタクすぎですか?

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