インド ベンガルドラを見に行こう 10日間




2006年12月07日 その2

タージマハールの次はアグラ城
タージマハールから2キロほどの距離のところにあるアグラ城は、ムガ−ル帝国第3代皇帝アクバルによって1564年から築かれたもので、現存しているのは第4、5、6代皇帝によって建てられたものです。つまり、タージマハールを建てた第5代皇帝シャー・ジャハーンもここに住んでいたわけですね。

アグラ城は高さ20mの威圧的な城壁に囲まれていて、お城というより城壁という重々しい外観です。
しかし、その内部には外見からは想像もできない華麗な宮殿やモスクが美しい庭園の緑の中に立ち並んでいます。
また城内には宮殿だけではなく、バザ−ルやモスク、宮殿で働く人たちの住宅まであったそうで、この場内だけでひとつの街を形成していたのだそうです。

正面入り口 回廊 イスラムとヒンドゥスタイルの融合装飾だそう
テラス 曲線美の美しい回廊


すばらしかったのがこれ。

第5代皇帝シャー・ジャハーンは、自分の息子アウラングセーブによって、アグラ城の一室に幽閉されてしまうことになります。
その小部屋には入ることができませんが、その隣からの眺めがこれです。

ヤムナー河の向こうに見えるタージマハールの遠景です。
シャー・ジャハーンはこの風景を見ながら、愛妻を偲び、息子に幽閉されたわが身を嘆きながら余生を過ごしたのです。

 

アグラ城観光を終えてタージビューホテルにチェックイン。
最初はムガールシェラトンをリクエストしていたんだけど、世界中どこでも画一的なアメリカ系ホテルより、ここのほうがサービスは絶対上だと思う。
食事もおいしかったし(牛肉もあったのにはびっくり!)、タージにして正解でした。

夜は、ホテル近くでアーユルヴェーダを受けることに。ホテルのスパもあるけど、やっぱり本場のほうがいいでしょということで、ホテルのコンシェルジェに紹介してもらいました。アーユルヴェーダは、5000年の歴史を持つインドの伝統医学です。日本ではハーブやアロマを配合したオイルを用いたオイルマッサージで、医学というよりはエステ・美容のイメージが強いですよね。

お店までは送迎付きです。私たちはオイルマッサージのコースを選びました。
よく「気持ちよくてとろけそう・・」と聞いていたので、かなり期待してたんですが、はっきり言ってガッカリでした。
マッサージといってもただ全身をさすっているだけといった感じで少しも気持ちよくない。施術者は南インドのアーユルヴェーダ発祥の地で教育を受けていると聞きましたが、まったく英語ができないのでコミュニケーションが全然取れない。
使用するオイルは上質のものだというけど、その量が半端でないので髪から足までとにかくオイルでベタベタ。
最初は暖めたオイルでマッサージしてくれるんだけど、だんだんオイルが冷えてくる。冬のインドは寒い上に冷たくなったオイルを体に塗っているのだからそりゃーもう寒いったら。部屋には小さなストーブがひとつあるだけで、暖房の意味をなしていないんだもん。
終わったあとにはサウナに入り、タオルで体を拭くんだけどシャワーは浴びてはいけないので(オイルを浸透させるため)、髪から体からベタベタで気持ち悪いー。
普通は、マッサージとかエステの後はさっぱりすっきりするんだけど、これだけは気持ち悪さの方が強かったですね。
最低30分はシャワー浴びるなって言われてたんですが、きっかり30分後にホテルの部屋でシャワー浴びました(笑)


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