それからお隣りのドゥカーレ宮殿へ。ベネツィア・ゴシック様式の建物で9世紀に建てられたものです。
内部は芸術作品がたくさん展示されています。

ここから、「溜め息の橋」を通って、牢獄へと進みます。溜め息の橋なんてロマンチックな名前だなと思ったのですが、囚人達がこの橋を通って牢獄へ行くと、二度と戻ってこれないのが解っていたので、悲しみの溜め息をついたところからこの名がついたそうです。
その後は、世界的に有名なベネツィァングラス工場へ行きます。
ベネツィアングラスは、ガラスに銅やなどを混ぜ、美しい色のついたガラス製品を作ります。それに金などで絵付けを施したものです。

両親も、記念にとペアのワイングラスを買いました。色はもちろん「慕情」でキャサリン・ヘップバーンが使っていた赤です。

でも運河ってけっこう汚いのね。寒い時期だったので、それほど臭いはなかったけど夏場はけっこう臭いみたい。

コンドリエ(船頭さん)は、巧みにせまい運河の中でゴンドラを操ります。それはもう職人技。

普段は車で移動をするのに較べるとずいぶんゆっくりですが、それはそれでいいものです。ゴンドラなんて・・・と思っていたけれど、乗ってみると結構楽しかったです。
きょうのランチはイカ墨のパスタ。あの色をみると食べるのに勇気がいりますが、実際食べてみると結構おいしいものです。イカ墨のペーストをおみやげに買っていこうかな。
リアルト橋まで行ってみようよ ということで、地図を片手に歩いてみます。でも・・・・地図なんて全く当てにならない。そう ベネツィアの町は狭い路地が入り組んでいて、ものすごくわかりにくいんです。え こんな道通るの?なんて人ひとりがやっと通れるような狭い道もあるんです。もちろん私たちも迷ってしまいました。でも、ご心配なく!道のあらゆるところに標識が立っています。
昨日の夜が遅かったので、今朝は出発は遅めです。9:30にホテルを出発し、サンマルコ広場へ。
ここはナポレオンが「世界一美しい広場」と絶賛した広場です。広場の周りには回廊がありガラスやレースなどの工芸品のお店が並んでいます。
広場にはたくさんの鳩がいて、えさをあげると寄ってきます。
1998年11月16日

今日はベネツィア観光です
まずはサンマルコ寺院に入場。ここは11世紀に聖マルコの遺体を納めるために建てられた豪華な寺院です。
内部は美しいモザイク画で豪華絢爛。

鐘楼にも登ってみました。ここはエレベーターで登れるので体の弱い母でも大丈夫。海の向こうには他の島々が見えます。
リアルト橋の上には市場があり、地元の人&観光客でいつも賑わっています。もともとが商業の中心だった場所なんですって。橋の傾斜が急なのは、ベネツィアの軍艦がこの下を通れるようにしたからだそうです。こんなに大きな軍艦だったなんて、当時のベネツィアの財力が偲ばれますね。
ゴンドラの上で撮影。後ろに写ってるのがリアルト橋です。
ランチの後は、自由行動です。

ゴンドラの客引きさんたちがたくさんいます。実際こちらの人は生活の仲でゴンドラを使っている人はいません。すべて観光客用なんです。そしてゴンドラに乗っているのは日本人観光客ばかり・・・・。私としてはちょっと恥ずかしいなと思ったのだけど、「ゴンドラに乗るのが夢だったのよ」と母に言われると乗らないわけにはいきません。
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