1998年11月18日

母の様子も落ち着いたみたいで一安心。

今日は朝一番にウフィツィ美術館を見に行きます。噂どおり朝早くからたくさんの人が行列を作って待っています。私たちのツアーは事前予約をしてあるので待たずに入ることが出来ます。

ボッティチェリ、ラファエロ、ミケランジェロなど美術の教科書にでていた絵が目の前に現れます。
キリストに関する絵が多いのですが、描かれているキリストやマリアの衣服や表情が時代によって変わっていくのが興味深いです。

私たちのツアーでは、参加者にレシーバーが配られ、ガイドの説明が無線で聞こえるシステムを使用していました。そのため説明もよく聞けましたしよかったです。
ゆっくり美術館を見ているうちに、あっという間にお昼です。今日のランチは母の体調を考えて和食にすることにしました。が、地図に載っている和食屋さんが見つからない・・・ウチは親子そろって方向オンチなのかしら?
結局見つけられず、途中にあった中華料理屋さんに入ることに。でもここのお料理も安くておいしいの。
お腹が一杯になったところで、アカデミア博物館に行くことにします。ここはミケランジェロのダビデ像を飾るために作られた美術館です。写真でしかしらなかったこの像。なんと6mもあるそうです。その大きさにただただビックリ!
ウフィツィ美術館の中のティールームにはテラスがあり、たくさんの植木で飾られています。風にあたりながらお茶をするのもいいものです。
メディチ家の教会、サンロレンツォ教会です。外観は石をつみあげただけのようで、まるで牢屋のように地味で暗い感じですが、内部は外観からは想像できないほど、ゴージャスなの。
メディチ家礼拝堂は、メディチ代々の当主の墓が安置されています。内部は大理石で覆われ、メディチ家の財力はいかほどのものだろうと思わせます。墓を飾るミケランジェロの「昼」「夜」「曙光」などの彫刻もすごい迫力です。
今日の夕食は、添乗員さんお勧めのオットリーノに行くことにします。なかなか感じのよいレストランなのだけど、とにかく料理がくるのが遅い!イタリア人がゆっくり食事を取るといったって、前菜がくるまで30分待たされ、それからメインまでが1時間・・・お腹はすくし、みんなイライラしだすし・・・これじゃちょっと・・・て感じでした。
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