1998年11月19日

今日は一日自由行動なので、列車でピサに行くことにしました。もちろんピサの斜塔を見に行くためです。
サンタマリア・ノベッラ駅で切符を買い、ピサまで約1時間です。ピサの駅前からドゥオモ広場までバスで20分です。ここには斜塔、ドゥオモ(大聖堂)、洗礼堂、博物館と4つの建物があります。
ピサからフィレンツェにもどるともう1時過ぎです。今日はまだ見たいところもあるので簡単にランチをすませます。Yellowsというお店に入ります。ここはとってもカジュアルなお店。若い人向けのお店です。うちの両親はちょっと浮いてたかも・・。でもここのピザはとってもおいしい。カリカリ、パリパリの薄焼きピザで、とても大きいのだけど、薄いので食べれちゃう。ピザを2枚とパスタを1皿頼んで3人でシェアしました。
洗礼堂の音響のよさは抜群です。
ちょうど私たちが中にいたときに、守衛のおじさんが戸を閉め、歌を歌ってくれました。あまりの美しい響きに思わず拍手でした!!
ランチの後は、アルノ川にかかるベッキオ橋を渡ってメディチ家のピッツィ宮殿へ。一体何人くらいが住んでいたんだろうと思うほどおおきなお屋敷です。3時を過ぎていたので中に入れなかったのが残念ですが、裏庭のボボリ庭園には入れるということで行ってみました。裏庭というには大きすぎる・・・一体どのくらいの広さなんだろう。
ベッキオ橋は昔、肉屋さんが軒を連ねていたのだそうです。今は金細工のお店がたくさん並んでいて、母と私はついふらふらと覗いてしまいます。
今日はあの「サバティーニ」にディナーの予約を入れました。
一応きちんとした服装に着替え、サバティーニに・・・

思ったより小さい店でした。内部はアッパーフロア(中2階)とロウワーフロアになっていて、私たちの席はアッパーフロアのほうに用意されていました。

注文をとってくれる人は上手な日本語を話します。彼に相談してメニューを決めました。

私はシーフードのリゾットと子牛のソテーきのこソース。父はトマトのスパゲティにトリッパ(牛の胃袋の煮込み)、母はミネストローネと舌平目のムニエル。あとは付け合せの野菜です。
どれを食べてもとってもおいしかった。極めつけはデザートに食べたティラミス。今までのティラミスの概念をすっかり壊してくれました。「天国のティラミス」と呼びたいくらいです。

サバティーニは最高級レストランだけあって、お料理はもちろん、サービスも最高で本当に楽しい夕食の時間が持てました。確かに値段は安くはないけれど、よい思い出になりましたよ。
斜塔は想像以上の傾きでした。
ベッキオ橋上で
ボボリ庭園
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