ケニヤ撮影旅行13日間




2004年4月26日その1

この時期はまだ雨季なので心配していたのだけど、ラッキーなことにお天気に恵まれている。
雨季は、夜に雨になることが多いそうで、夜は雲に覆われることが多いと聞くが、毎日私たちが来てからは、夜も晴れている日が続き、それこそ満天の星空を毎晩見ることができた。
雲が多いから星は撮れないって聞いていたから、三脚は持ってこなかったんだけど、こんなにすばらしい星空が見えるなら、持って来ればよかったなとちょっと残念に思う。

今朝のサファリドライブも、いつものように暗いうちから出発。まずは、昨日ライオンがいたところに向かう。
ライオンは夜明け前に狩りをするのだそうで、運がよければライオンの食事を見れるかもしれない。

昨日の夕方と同じ場所に、ライオンファミリーはいた。食事はしていなかったけど・・・。
昨日と同じくゴロゴロと横になっていた。夜明け前なので、暗すぎてうまく写真が撮れないのが残念。
でも、ライオンの子供たちは、パパのしっぽにじゃれついたり、追いかけっこをしたりして、とても可愛い。
写真が撮れなくても、そんな様子を見るだけで十分満足だ。いつまで見てても飽きることはない。

← は、暗いし、ピントも甘くて、写真の出来としては全然いいものではないんだけど、私のお気に入りの1枚。
子供を抱く母ライオンを見てると、胸がキュンと熱くなった。




ライオンの家族を見ているうちに、太陽が昇り始めた。ここの夜明けはどうしてこんなに鮮やかなのだろう。
大きな太陽は空を染め、木々を照らし、生き物すべてに活力を与えるようにどんどん昇っていく。
昇りゆく太陽にまで、生命を感じてしまうのは私だけだろうか。


ゾウの群れも、ねぐらの森からご出勤だ。
大きなゾウの群れが、広いサバンナを悠々と歩くその姿を見ているだけで、こちらも幸せな気分になってくる。

しかし、アフリカでは1970〜1980年代、象牙目当てのゾウの大量殺戮が続き、個体数は半減したという。
その象牙の主な取引先が日本だったと聞いて、とても悲しい気持ちになる。
今はワシントン条約で、象牙の取引が禁止されているそうだけど、今なお危機的な状況であるのはかわりがない。
 
キリマンジャロも顔を出してくれた 鼻を持ち上げたゾウ
 

今日の朝食は、オブザベーションヒルという小高い丘の上だ。


この丘に登ると、大きなサバンナが一望できるのだ。
そして、目の前にはキリマンジャロの姿が・・・。
最高の朝ごはんをいただきました。

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