ケニヤ撮影旅行18日間




2005年4月25日



朝、陽が昇ると、東の空は真っ赤に焼ける。
しかし、西側の空にはまだ月が残っていて、空は美しい紫色のグラデーションで飾られていた。
そこに、絶妙のタイミングでキリンの姿が・・・'。
この旅で出会えたお気に入りの景色のひとつです。
アフリカ=野生動物っていうのが一般的だけど、自然の美しさにも心ひかれます。

サンブルに生息するのは、アミメキリンという種類。




サンブルには、ヒョウだけでなくライオンやチーターなどの肉食動物も生息している。
こちらは、道路の真ん中でゴロゴロしていた雌ライオン
普通、ライオンはプライド(群れ)で生活しているけど、このときは1頭だけで寝ていた
おかげで、サファリカーはそこで足止め。しばらく動けなかったのでした




ロッジにも頻繁に出没するサバンナモンキー。
かわいいんだけど、油断していると食べ物をとられちゃうので注意しなきゃなりません。
ロッジには、地元のサンブル族の若者が雇われていますが、彼らの主な仕事はこのサバンナモンキーを追い払うこと!
ちなみに、暑かったので部屋のドアを開けておいたら、部屋にサバンナモンキーが入ってきて、トランクの中からおせんべいの袋を持っていったという報告もあったんですよ!(笑)
トランクの中にはいろいろ入っているのに、ちゃんと食べ物を選んでもっていくあたりがスゴイ。
サバンナモンキー、恐るべし・・です。



でも、やっぱり今日のお目当てもヒョウなのです。
木の陰にちょこんと座っているヒョウを発見〜♪
こうしてみると、本当にネコみたいですね。




人が集まってくるとShyなヒョウはその姿を隠してしまうのが一般的。
このヒョウも草むらの中に消えていってしまいました。
サンブルでは、サファリカーは道路の上しか走ることができません。なので、追跡は無理・・・

しかし、集まっているサファリカーは、ヒョウが行った方向に向かって一斉に移動を始めます。
今回、私たちのドライバーはほーーーんとにトロいドライバーで、いつも出遅れるの。動物を見つけるのも下手だし、あまりいいドライバーとはいえない人でした。
このときもやっぱり出遅れ。他の車がすごいスピードで走っていくのに、うちの車はもたもた方向転換などして一番最後から出発です。
いちおう、さっきのヒョウの去った方向にいくつもりらしい。

しかし・・・

他の車はすべて見えなくなってしまった頃、さっきのヒョウが突然私たちの目の前に姿を現したんです。
倒木に飛び乗って獲物を探しているのでしょう。

まるで、モデルさんがステージに上がっているかのようでした。私の心臓はもうバクバク音が聞こえそう。こんな目の前で、美しいヒョウの姿をみることができて、 本当にラッキーでした。
この後、数枚シャッターを押した頃、ヒョウの存在に気づいた他の車がこちらに向かってくるのが見えました。
すると、ヒョウは木から飛び降りて、草むらにその姿を隠してしまいました。
ほんの短い時間でしたが、私にとってはまるで夢を見ているかのような時間・・・

と、思ったら、今度は私たちの目の前に木にヒョウが上ってくれたんです。そして木の枝に座ってこちらを見ています。
私の心臓、またまたバクバク状態。息をするのでさえ忘れてしまいそうです。
アフリカの野生動物の中でも、最も目にするのが難しいといわれるヒョウの姿をこんなに近くで見れて本当によかった〜♪



● ひとくちメモ
サンブル国立保護区は、マサイマラやアンボセリと比べると日本人が少ない動物保護区です。(ヨーロッパの人には人気らしい)
私たちが滞在したときも、他の日本人の姿を見ることはありませんでした。各社のツアーを見ても、ここを訪れるツアーは少ないようですね。
ナイロビからのアクセスがあまりよくないこともあるのかもしれません。短い日程での旅となると、なかなか難しいかもしれないですが、ケニヤ2回目以上のリピーターの方だったら、是非お勧めしたいところです。動物の数ではマサイマラにはかないませんが、半砂漠地帯やブッシュがあったりと変化に富んだ地形になっているので、他の国立公園にはない景色が見られます。
また、ここでしか見られない動物も多いので、サファリも楽しめます。

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