MLB アメリカンリーグ・ディビジョンシリーズを見に 
シアトル5日間


2001年10月9日
試合観戦編

今回、私たちが宿泊するホテルはダウンタウンのパラマウントホテルです。周りにショッピングモールが立ち並び、とても便利なロケーションです。
同じホテルに、元オリックスの仰木監督が泊まっていらしたようです。残念ながら私は見かけなかったんだけど・・・

ホテルで休憩の後、11:00にセーフコフィールドへ出発です。
試合は13:00からですが、混雑が予想されるのと、ギフトショップでの買い物の時間をとって早めの出発です。
試合2時間前でもかなりの人が来ていました。セーフコフィールドは1998年に新しくなったきれいな球場です。開閉式の屋根があり、雨の日でも試合が楽しめます。ドーム球場といっても建物の中にあるのではなく、側面は吹きさらしですので、屋外で試合を見ている気分です。アッパーシートからはシアトルの美しい景色も楽しめます。

私たちはギフトショップ入り口から入場しましたが、ここでのチェックはかなり厳しいものでした。
バックパックは一切禁止。大きなバックも持ち込めません。中身もきちんとチェックされました。テロ事件の後だし、人が多く集まる場所なのでかなり厳しくなっているようです。
ギフトショップには、Tシャツやユニフォームをはじめ、いろいろなものが売られています。かなりの混雑でしたので、今日は下見だけにして明日買うことにしましょう。
さぁ スタンドへ・・・私たちのシートはエリア51と呼ばれるライトスタンド1階席でした。あのイチロー選手のすぐうしろです。
アメリカの球場は、フェンスがないのでグラウンドがとても近く感じられます。

ちょうど、試合前の練習時間でした。アメリカでは練習中でもスタンドに入ったボールは、お客さんが持って帰ってもいいことになっています。
だからたくさんの人たちがグローブ片手に、ボールをキャッチしようと待ち構えています。
私は、ボールが飛んでくると慌ててカメラを抱えてよけてしまいました。アメリカ人はボールに向かってくるのに・・ああ!悲しき日本人!


試合前のセレモニーは9月11日のテロ事件の被害者に捧げる黙祷から始まりました。それから大きな星条旗の入場。
そして、God Bless Americaが歌われます。スタンドはもちろん起立状態。
そして選手紹介へと続きます。”Ichiro Suzuki"のコールの時は大歓声に包まれたのでした。そしてアメリカ国歌斉唱となります。

ちょうどこのセレモニーの途中、空を小型飛行機が飛んでいきました。
あれ?今、アメリカでは小型飛行機の飛行って禁止じゃなかったっけ??
もしかして毒でもばら撒くんじゃ・・・・・またまた1人でパニックになった私でした。結局、飛行機はそのまま通り過ぎていきましたよん。

今日のマリナーズの先発はフレディ・ガルシア!がんばれ〜フレディ〜!
この日の試合は正直言ってあまり面白くなかった。マリナーズ打線が全然あたらず、得点が入らないんです。
やっぱりヒットがガンガン出て、盗塁があって、点がバンバン入る。そんな試合は見てて楽しいけど、殆ど塁にも出ない試合って見てても面白くありませんよね。
おまけに、シアトルについたのが日本時間で0:30、試合開始が日本時間の朝5:00・・・!
飛行機の中で眠れなかった私は、つい睡魔に襲われウトウト・・いか〜ん せっかくここまで試合を見にきているのにぃぃ。睡魔と闘いながらの野球観戦になったのです。
シアトルは日本から比べるとかなり気温が低く、10月では昼間の試合でもウールのセーターは必需品です。この日はよく晴れていたのですが、少しでも陽が翳るとブルブルって感じ・・・。風がちょっと吹くと「寒い〜っ」と身をすくめてしまう状態でした。そんな訳でビールもあまりほしくなかったのでした。

球場の応援は鳴り物は禁止されています。みんな手拍子、口笛、声援での応援になります。
これは球場内で配られたボード!これをもって応援してました

「きゃ〜生イチロー」 スタンドにはフェンスがありませんので、イチローがすぐ近くに見えますっ。(←大興奮)
彼は守備の合間によくストレッチをしてました。

結局この日はイチローが3打数と大活躍したにもかかわらず、他の打線が振るわず、5−0とマリナーズが負けてしまいました。
打たれた投手に対して、日本だったら「バカヤロー、なにやってるんだぁ!」って野次が入りますよね。でもこちらでは味方に対しては絶対にそんな野次は飛ばさない!ピッチャーが交替するまで 「Go! Fredy」って声援を送っていました。

この日は、大魔人佐々木の登板はありませんでした。今日のインディアンズは下位打線のあたりが良かったように思います。

試合終了は4:00をまわった頃だったでしょうか。
今日は寝不足&疲れのため、早く休みたい。同行した父はそうとう疲れている様子なので外には出ないで、ホテルのレストランで食事をすることにしました。
パラマウントホテルには「ドラゴンフィッシュ」というエスニック料理のレストランがあります。早い時間から地元の人たちで賑わっているということは期待していいのかも!
シアトルはアジア系の人が多いので、エスニック料理が人気なんだそうです。でもシアトルの人にとっては日本料理も、中華料理も、タイ料理もベトナム料理もみんな同じに見えるみたい。まとめてエスニック料理といっているような気がするのだけど・・・
ここのレストランには、寿司というメニューがあるのだけれど、バンコク巻きだとか、シンガポール巻きだとか日本の寿司からはずいぶんとかけ離れたメニューが多いのでした。でも日本酒は何種類も置いてある。でも、どう考えてもココナッツミルク味の料理と日本酒は合わんだろう・・


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