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シアトル5日間


2001年10月10日
市内観光編


午後からはシアトルの市内観光に出かけます。
ただ、
シアトルは観光都市ではないのですね。(ここに来るまで知らなかった・・・。)だから意外と見るところは少ないんです。
シアトルの街は碁盤の目のようになっているのでとてもわかりやすい街です。方向オンチの私でも、地図さえあれば大丈夫そうです

シアトルはとにかく雨の多い街。1年365日中、雨が降るのが200日を越えるというので、どれだけ雨が多いかわかると思います。特に秋から冬にかけては雨季に入るので、毎日のように雨が続くそうです。
だけど、ここではザーザー降るのではなく、しとしと降る雨なんです。だから街を歩く人たちもほとんど傘をささない。
みんな防水のパーカーを着ているだけなんです。

この日も残念ながら雨・・・。どんよりと雲がかかった天気だったのでした

まずは
クィーンアン地区へ。シアトルのシンボルとなっているスペースニードルというタワーのふもとからはじまるこのエリア。9月11日のテロ事件の後は、スペースニードルも入場禁止になったそうです。私たちが行った時にも、「人の多いところには近づかないように」といわれスペースニードルには行きませんでした。(野球場の方が人が多い気もするけどな・・)
また、ここは高級住宅街でもあります。レンガ造りの美しい家が建ち並ぶ町はヨーロッパの街並みを思わせます。
それぞれの庭も手入れが行き届いていて、とても美しいです。ちょうど紅葉の盛りの頃でした。ここは白人が多く住んでいるのだそうで、日本人はベルビューとよばれる地域にすむ人が多いそうです。(佐々木選手やイチロー選手もベルビューに住んでいるらしい)。
クィーンアンは丘なので、ここから見るダウンタウンの風景はとても美しい・・・と思います。この日は雨模様で、曇りのため殆ど見えないのが残念でした。

そして、
チッテンデン水門へ・・。
シアトルという街は海と湖があり大きな川が流れる、水に囲まれた町なのです。この水門はレイク・ワシントン、レイク・ユニオン、サーモン・ベイとピュージェット・サウンド湾を結ぶために建設され、1917年に完成しました。海と湖とは水面の高さが違います。そこを支障なく船をとおすために水門は使われています。ゲートに船が入ると水門を閉め、水を入れて水位を調節し、船を通す仕組みになっています。ここでは船が通過する様子を見ることができるのですが、私たちが行った時はシーズンオフだったようで、実際に船が通過する様子は見られませんでした。
またここには『フィッシュ・ラダー(Fish Ladder)』という魚専用の階段があり、ガラス越しに見学することもできます。この魚の階段は、産卵のために海からワシントン湖方面へ向かうサーモンなどの魚のために作られているのです。水門があれば、そこは魚は通れませんから・・。ちょうどフィッシュ・ラダーで魚の調査をしてました。






これはアルカイビーチみたシアトルのダウンタウン。エリオット湾をはさんでダウンタウンの様子が見れます。ちょうど霧が晴れました。お天気がよければもっと綺麗に見えるんですけどね・・残念。
ここはメグ・ライアンとトム・ハンクスの映画「めぐりあえたら」に出てきたビーチです。
天気がよければ日光浴をしたり、ローラースケートや、ウォーキングを楽しむ人で賑わうそうです。

シアトルの一番の観光地といったら、
パイクプレイスマーケットでしょう。
ダウンタウンから海に向かって歩いていくと、”PUBLIC MARKET”の看板が見えてきます。ここは90年続く市場なのです。今はビルの中にたくさんの商店が入っているので、市場と言う感じではないですが・・・シアトルのあるワシントン州は、全米でも有数の農産物の産地。野菜や果物の種類はとても豊富なんですね。新鮮なハーブ、いろいろなベリー類など、日本ではなかなかお目にかかれないものが安く売られています。こうした新鮮な果物を買ってホテルで食べるのもいいですね。


ずらりと並ぶ鮭・鮭・鮭・・・
魚を買うと、奥でおろしてくれます。その時に有名なのが、「魚投げ」!この大きなサーモンを店の奥の人に放り投げるのです。でも、本当は投げたり受け取ったりする時に魚の身が傷むのであまりよくないそうですが・・・。
生の魚のほか、貝や蟹などのシーフード、スモークサーモンなどの加工品も売っています。スモークサーモンをホテルでのビールのおつまみに購入しましたが美味でした。

ここでは飲食店もたくさんあります。シーフードはもちろんボリビア料理や、ロシア料理、イタリアン、アイリッシュバーなど見ているだけでも楽しいです。
食べ物だけでなく、ポスター屋さん、骨董品屋さん、お香を売っているお店など見ているだけでもすぐに時間がたってしまいます。
サーモンサンドやくらむチャウダーをテイクアウトできるお店もたくさんありました。
またここにはスターバックスの1号店があり、観光名所にもなっています。おなじみの緑のロゴマークも1号店だけは茶色なんですよ。


今日の夕食は、ベルタウンの
斎藤(Saito's Japanese Cafe and Bar)へ。
ベルタウンはダウンタウンより数ブロック北にあります。以前は治安のよくないところだったようですが、今は開発が進み、洒落たレストランやバー、などが建ち並ぶシアトルでもおしゃれな地域になっています。
斎藤は、
佐々木投手もよく訪れるという(地球の歩き方によると)日本料理屋さんです。(ちょっと期待したけどやっぱり現れず・・・)
黒とベージュで統一された内装はとてもモダンでお洒落な感じです。席は寿司バー、テーブル席、Sakeバーに分かれています。
シアトルの新鮮なシーフードを使ったお寿司をはじめ、うなぎやとんかつなどの和食が頂けます。そしてここでは40種類を超える日本酒が楽しめるのです。斎藤のHPはこちら

さて、
シアトルと言えばコーヒーが有名です。スターバックスは日本でもおなじみですね。
薄いアメリカンコーヒーから比べると、シアトルコーヒーは濃く、香りが豊かです。街の至るところにコーヒーショップがあり、どこでも気軽にコーヒーを楽しむことができます。また、ダウンタウンには屋台までありました。エスプレッソバーもたくさんありましたね。
有名どころは、
スターバックス、シアトルズベストコーヒー、タリーズなどです。一番件数が多いのはスターバックスでした。
一応有名どころはすべて行きましたが、私の個人的な好みではシアトルズベストのコーヒーが好きです。


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