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52通りのエンディングテーマ


〜 第35回 〜 2002.05.31 Fri

「 カフェ 」


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気持ちのいい季節に、気持ちのいい時間

過ごしてますか?



DeepでSweetな音楽との旅
52通りのエンディングテーマ
こんばんは。今井美樹です。

金曜日のこの時間、あなたは
どこで誰とどんなふうに過ごしていますか?

え〜ここでは、日常のなにげない時間や、
楽しい時間、切ない時間など、
いろんなシーンで感じるいろんな気持ちを切り取って、
あたくしが選ぶ音楽と一緒に、
みなさんに お届けいたします。

ここで、忘れていた何かを少しだけ
思い出してみてください。


今日のシーンは、「カフェ」

そして エンディングテーマは・・・

どうぞ お楽しみに。







(コーヒーサイフォンの沸騰音)


「こんにちは〜」


緑の多い公園にたたずむ一軒のキャフェ。

ドアを開けると、キャフェいっぱいに
コーヒーの香りが広がっていた。


海と音楽が大好きなそのお店のマスターは、
いつもの笑顔で 今日も私を迎えてくれた。

「今日の音楽も好きっ♪」

そう思いながら、私は、
奥のテラス席を目指した。



*** Norah Jones 「 Cold Cold Heart 」***



(公園で遊ぶ子供たちの声)


「今日はなんにしようかな〜」


テラス席に座った私は、
午後の木漏れ日を浴びながら、
見慣れたメニューを眺めていた。

しばらく考えたあと、
フルーツタルトとコーヒーを注文する。

注文を取りにきてくれたマスターは、
最近行った海の話、気に入ってる音楽の話を、
楽しそうに話してくれた。


「へぇ〜 そうなんだ〜♪」
「今度行ってみたいな〜♪」


穏やかなテンポで話すマスターの話を、
のんびりと聞いているうちに、
何人かの人たちが カフェに入ってきた。


最初に入ってきたのは、犬を連れた女の人。


「うわっ、フレンチブル♪ かわいい〜♪」


それから、カウンターの近くで、
プレーヤーの隣に置いてある
レコードジャケットを熱心に見つめる男の子。

もしかしたら、若き日のマスターかも。


最後に入ってきたのは、語らいを楽しむ女の子たち。


私は運ばれたきたタルトとコーヒーを口に運びながら、
そのなにげない風景を、ただ、眺めていた。


そして、ゆっくりと時の流れを過ごすことで、
心が癒されてゆくのを感じていた。



*** Romeo Lubambo feat. J.Monheit 「 Triste 」***



(ドアを開ける音)


「じゃあ、また来ます」


(ドアが閉まる音)


夕暮れが近づく頃、
私はそのキャフェをあとにした。


日常から開放されたいとき。
私は時おり、このキャフェを訪れる。


何も考えず、心地よい音楽とコーヒーで、
スウィートな時間が過ごせる。

それは、今の私の、小さな贅沢だった。



*** Rickie Lee Jones 「 Love Junkyard 」***







いかがでしたでしょうか。


お届けした曲は、

Norah Jones で 「 Cold Cold Heart 」
Romeo Lubambo のアルバム、『 Rio Wave 』から、
J.Monheit のボーカルをフューチャーした曲で 「 Triste 」

そして エンディングテーマは、

Rickie Lee Jones で 「 Love Junkyard 」

3曲 お送りしました。


え〜今日のシーンは「キャフェ」だったんですけれども。
なんか、あの〜、キャフェっていうと、すごく流行りの?
あの、店員さんたちもすごく、かっこよくて、
雑誌の「Olive」とかか ら出てきた、
女の子みたいな店員さんたちが、テキパキと働く、
なんかこう、小洒落た、人たちの 集まりみたいなね。(笑)
最近はなんとなくそう、いう感じがしてい て 私の中で。

「行きつけのキャフェなんか〜 ないな〜」
なんて思っていたんですけど。ん なんか今日のお話、
からすると私の中では、カフェっていうよりも、
あの〜、昔でいうところの喫茶店だったりとか、
それこそコーヒー専門店だったりとか、なんか、そういう〜、
あの〜商店街の中にポツンとあるようなお店だったりとかね。(笑)

なんか買い物の、帰りに、あの〜「あ〜疲れた」って言いながら、
買い物袋を下げて、あの コーヒーを 飲みに行く、
あの、いつも、カウンター に座って、「こんにちは〜」
なんて言いながらいろいろお話をしながらなんて。
そんな〜、ところは、あたしの中にも、何軒かあったりして、
「あ〜でももう引越しをしてから なかなか あそこにも行ってないな〜」
なんて、今も思ってたんですけども。

なんとなくそういう、行きつけの、
喫茶店っていうかカフェみたいなのってあると、
ほんとに、ちょっとこう、日常と? え〜と〜、
非日常っていうか外の、時間との間をつなぐすごく、
なんか ものすごくいい時間になりますよね〜。

あの〜、こっちのほうに今、あの都心のほうに
暮らすようんなってから、なかなか〜周りがみんな
小洒落ていたりとかするもんですからなかなかこう(笑)、
あの〜落ち着いて行く感じがないな〜とおも 思いつつ、
でも意外と、いっつもいっつもあそこのコーヒー飲んでるとか
あそこ のカフェオレは飲みたいとか、そういうのっていうのは、
実際はあって、あの〜あんまりそこでゆっくりとした気分で、
っていう感じでないだけで でも必ずあそこのカフェオレ飲むな〜とか、
そういうのはやっぱり、ありますね〜。

うん自分の、あの〜 街の近、近くっていうか街の中に、
1軒2軒そういうお店があると、ほんとにいいですよね。
あたしもなんか、めんどくさがらずにこれから
開拓しようなんて今日思いました。うふっ。(笑)
なんか、みなさんもね、「美樹ちゃん知らないんだったら
あそこに美味しいケーキ屋さんがあるのよ〜」
「あそこのコーヒーは美味しいのよ」
なんていうのがあったら ぜひ教えてください。
え〜、こちらのほうにどんどん 送ってください。(笑)


え〜さて、番組では、みなさんからの
とっておきの素敵なシーンもお待ちしています。
いただいたメッセージをもとに、
その素敵なシーンにぴったりの
エンディングテーマをわたくし今井美樹が選んで
みなさんに お届けいたします。
番組の感想ご意見なども お待ちしています。

宛先は 郵便番号102の8080 TOKYO FM
今井美樹 52通りのエンディングテーマの係まで。
えFAXは 東京03−3221−1800
東京03−3221の1800番まで、
どんどん 送ってください。


52通りのエンディングテーマ
選曲・ナレーションは 今井美樹
構成 ひらかわみえこ(※)でお送りしました。


え〜それでは最後に、5月9日に発売になりました
わたくし今井美樹のニューシングル、
「微笑みのひと」、聴いてください。

じゃあまた来週。今井美樹でした♪
じゃあね♪ バィバィ♪。。。




♪ 今井美樹 「 微笑みのひと 」




(※) 申し訳ありません。漢字を存じません。
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