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52通りのエンディングテーマ


〜 第36回 〜 2002.06.07 Fri

「 雨 」


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雨の多い季節

あなたはどんなふうに楽しんでますか?



DeepでSweetな音楽との旅
52通りのエンディングテーマ
こんばんは。今井美樹です。

え金曜日のこの時間、あなたは
どこで誰とどんなふうに過ごしていますか?

え〜ここでは、日常のなにげない風景から感じる
いろ〜んな気持ちを切り取って、
あたくしが選ぶ音楽と一緒に、
みなさんに お届けします。

ここで、忘れていた何かを少しだけ
思い出してみてください。


今日のシーンは、「雨」

そして エンディングテーマは・・・

どうぞ お楽しみに。







(小鳥のさえずりと雨の音)


「あ、雨。。。」


目が覚めると、窓の外は雨。
いつもだったらここで少し憂鬱になる。


お昼に待ち合わせをした友だちに、

「今日は雨だからやめようか〜」

なんて、電話をしてしまいそうになる。


だけど、今日の雨は、
いつもと違ってちょっとうれしい。



*** B.J.Thomas 「 雨にぬれても 」***



「あ! 素敵ぃ♪」


このあいだ、仕事帰りに
ふらっと立ち寄った雑貨屋さん。

なにげなくお店を見ていた私が発見したのは、傘。

そして、傘とおそろいのレインブーツが、
楽しそうにお店の奥に並んでいた。


私はその傘を手に取り、
鏡の前に立ってみる。

落ち着いたブラウンを基調に、
控えめに入ったキュートな絵柄。

二人入っても濡れないような、
ちょっと大き目の深さもいいな♪

レインブーツにも、ワンポイントで、
傘と同じ絵柄が入っていて、
んふっ(笑)かわいい♪


「ほしぃ〜♪」
(少し声を裏返して(笑))


そう思うとほとんど同時に、
私は、その傘とレインブーツを買ってしまった。



*** [ 雨に唄えば ] O.S.T.より 「 Singin' In The Rain 」***



〜 〜 間奏にて 〜 〜


そういえば小さい頃、どこかのお店で見つけた、
お気に入りの赤い傘を買ってくれなきゃ幼稚園行かない!

そう泣いておねだりしたらしい。

やっとの思いで買ってもらった赤い傘を片手に、
私は誰よりも、雨の日を心待ちにしていた。


そんな話を、
ずいぶん大人になってから聞かされた。

あんまり覚えてないけど、
なんだか私ってちっとも変わってない。


雑貨屋さんの帰り道、
私は小さい頃の自分を想像して、
思わず一人で笑った。


〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜



(クローゼットを開ける音)


「さて何を着て行こうかな〜」


クローゼットの中をのぞきながら、
今日の服をゆっくり選んだ。

何度か着替えては、いちいち傘を差して、
レインブーツを履いて、鏡の前に立ってみる。


やっと決めたのは、傘とレインブーツより、
地味で目立たない服。

あたしは、窓の外で降り続く雨を見ながら、
ウキウキと出かける準備をした。



*** 山下達郎 「 Rainy Walk 」***



(雨の中を行く靴音)







いかがでしたでしょうか。


お届けした曲は、

B.J.Thomas で 「 雨にぬれても 」

映画 [ 雨に唄えば ] の
オリジナルサウンドトラックから
「 Singin' In The Rain 」

そして エンディングテーマは、

山下達郎さん で 「 Rainy Walk 」

3曲、お送りしました。


今日のシーンは「雨」だったんですけども。
雨のシーズンになって、しまいましたね。
あの〜(笑)、日本はほんとにこう「梅雨」っていう、
「つゆぅっ!」っていう(笑)言葉が非常になんかこう
重た〜い感じがする、ような気がするのは
私だけじゃないような気がするんですけども。

あの〜、子供のときってねぇ、ほんっとに小さいとき は、
結構こう 雨、雨降るの、楽しくってそれこそ今日の
ストーリーじゃないですけど、それこそね、宮崎〜
私の故郷の宮崎なんて台風とかすごいんですよ。
もうそれってほら非日常な感じじゃないですか。
その非日常感が楽しかったりするから子供のときって。

あ〜の〜、あのオヤジとお袋がすごくこう、あわてて、
いろいろ、対策を練っているのに私は、あの〜 合羽を着て、
あの〜てるてるぼうずのように なって、えっと長靴を履き、
傘をこう差すと「ピュウ!」ってこう逆さまんなるみたいな(笑)、
感じので、もう 雨の中でずぶずぶんなりながらなんか、
それこそね 今日の、[雨に唄えば] の「Singin' In The Rain」の
シーンじゃないけれども、もうはしゃいではしゃいで、
遊んでたような記憶があるんですけども。

そう小学校のときもね、あの雨上がり〜、の、
水たまりがいっぱいあるような、あの〜ところを、
学校帰りに、なんか一回ねある日、ある日、靴を履いたまま
水たまりに足をずぶっと浸けてみたんです(笑)
なんだか知らないんですけど。そしたら、
「ぐじゅぐじゅぐじゅ」ってズックの中に入ってきて、
それで歩くと「ぐじゅっ!ぐじゅっ!ぐじゅっ!ぐじゅっ!」
って音がするのが(笑)、すごく楽しい〜くなっちゃって、(笑)
ある時期から もう雨が降ると、帰りがけ〜には必ず
水たまりに足を突っ込んで「ぐじゅぐじゅぐじゅぐじゅ」
いわせながら帰るようになっちゃって。(笑)

だから、大人んなるとね?「雨に濡れちゃいけないっ!」
と思うからすごく雨って鬱陶しいけど 子供のときってこうほら
「濡れたりしてもべつに平気ぃ〜」っていう、なんか、
そういうのがあったから、雨の日ってすごく楽しかったな〜
なんて今も、今日も のお話を読みながら思ってたんですけど。

でも〜、ほんとに〜、あの〜去年ね、
ちょうど〜、雨季の時期の、タイに、え〜と〜〜〜、
夫と二人で、旅行に行ったんですけど、
たまたまその時期しか休みが取れなくって、
「なにも雨季の時期のタイに行かなくてもいいじゃん(笑)」
っていう感じだったんですけど、どうしてもその
行きたいホテルがあって。

でもねぇ、あの〜、そこに居たときにねぇ、
雨ってほ〜んとに自然の恵みだなっていうことをやっぱり、
大自然の中にいるとすごい感じるんですよねリアリティーを持って。
でもほんっとにこう、雨季の時期の ああいうところっていうのは
もう緑がほんとに青々としてて美しいし、「うわ〜〜っ」ともう、
ウソみたいに降り出したかと思うと「パッ!」と晴れて、
その、雲の晴れ間のこの青空の美しさったらもうない
みたいな感じだったりとかね。

だから、なんかそれからね、あんまり、
こう日本の梅雨が鬱陶しい
「鬱陶しい鬱陶しい嫌い嫌い」って、
いうふうにあんまり思わなくて、
「夏のために、今降ってるんだな」
「冬のために、今降ってるんだな」っと思って、
結構ね過ごすように努力をするようにしています。

まぁ、そう言って、んふっ(笑)
この気持ちがいつまで続くかわかりませんけども。
まぁ、雨の日は雨の日なりの楽しみを、見つける努力を
したほうがいいかななんて思っていますけど。
みなさんもなんかそういうアイデアがあったら
また教えてください。


え〜さてこの番組では、みなさんからの
とっておきの素敵なシーンもお待ちしています。
え〜いただいたメッセージをもとに、
その素敵なシーンにぴったりの
エンディングテーマをわたくし
今井美樹が選んで お届けいたします。
番組への感想ご意見などもお待ちしています。

宛先は 郵便番号102の8080 TOKYO FM
今井美樹 52通りのエンディングテーマの係まで。
FAXは 東京03−3221−1800
東京03−3221の1800番まで
どんどん 送ってください。


52通りのエンディングテーマ
選曲・ナレーションは 今井美樹
構成 ひらかわみえこ(※)でお送りしました。


え〜では今週も ニューシングル
「微笑みのひと」を聴きながら、
お別れしたいと思います。

じゃあまた来週。今井美樹でした。
じゃあね〜♪ バイバ〜イ♪。。。




♪ 今井美樹 「 微笑みのひと 」




(※) 申し訳ありません。漢字を存じません。
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