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52通りのエンディングテーマ


〜 第40回 〜 2002.07.05 Fri

「 夏の準備 」


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夏の始まり

あなたはどんなとき感じますか?



DeepでSweetな音楽との旅
52通りのエンディングテーマ
こんばんは。今井美樹です。

金曜日のこの時間、あなたは
どこで誰とどんなふうに過ごしていますか?

え〜ここでは、日常のなにげない時間の中で感じる
いろ〜んな想いを切り取って、
わたくしが選ぶ音楽と一緒に
みなさんに お届けいたします。

ここで、忘れていた何かを少しだけ
思い出してみてください。


今日のシーンは、「夏の準備」

そして エンディングテーマは・・・

どうぞ お楽しみに。







(街のざわめき)


「わぁーっ! 眩し〜ぃ!」


空には、夏の青空が広がっていた。

いつ雨の季節が終わり、いつ夏がやってきたのか、
近頃では 季節の遷り変わりが曖昧なことが多い。


だけど、夏が大好きな私は、この季節になると、
新しいTシャツを買うことで、
夏の始まりを感じていた。



*** 山下達郎 「 夏への扉 」***



*** The Brian Setzer Orchestra 「 Let's Live It Up 」***



「決めた? あたしどれにしようかなぁ〜」


お店には、白、ブルー、赤、
いろ〜んな色に凝ったデザインTシャツが
たくさん並んでいた。

友だちもちょっと迷っていた。


「あ〜 ここのオリジナルって全部かわいんだよね〜」
「全部ほしいっ!」

「いや、それは無理」

「でもさぁ〜? Tシャツくらい、
冬のコートを買うことを思えば、
好きなだけ買ってもいいよねぇ〜」

「ま昔に比べるとずいぶん減っちゃったけど、
今月はボーナスもあるし」


夏の始まりがうれしくって、
私のショッピング欲はどんどん膨らむ。


とりあえず、好きなデザイン、
好きな色のものを全部選んでみた。

それからTシャツを身体に合わせて、
鏡を見る。


「これもいいなぁ♪」

「あっこの色も結構似合うじゃ〜ん!」


すっかりテンションを上げた私は、
10枚のTシャツを手にしていた。


「よし! これで決まり!」


妙にすっきりした気持ちで、
Tシャツをレジまで持っていく。

だけど、私のショッピング欲はそれで収まることはなく、
歩いていく途中に出逢った帽子へと向けられた。


ちょっとかぶってみると、結構イケる♪


「帽子ねぇ〜。ん〜そろそろ新しいのがあってもいいよね」
「大好きな夏だもん。ご褒美ご褒美」


私は、そんな言い訳をして、
帽子も一緒に買った。




(ビアガーデンのざわめき)


「カンパ〜イ!」


夏の準備にすっかり満足した二人は、
帰り道に見つけた ビアガーデンへと吸い寄せられた。

そして、上がったままのテンションもまだ収まりきれず、
運ばれてきた生ビールのジョッキで、大きく乾杯をする。


「あぁ。おいしぃ〜」
(少し声を裏返して)

「やっぱり夏はこれだよね〜」


私の夏は、Tシャツ、帽子、生ビール。

これから、どんどん果てしなく広がっていきそうだ。



*** Caron Wheeler 「 The Girl From Ipanema 」***







いかがでしたでしょうか。


お届けした曲は、

山下達郎さん で 「 夏への扉 」
The Brian Setzer Orchestra で 「 Let's Live It Up 」

そして エンディングテーマは、

Caron Wheeler で 「 The Girl From Ipanema 」

3曲、お届けしました。


え〜今日のシーンは「夏の準備」だったんですけども。
夏の準備って・・・、それこそ今日の、ストーリーで最初、
あったように、「いつから夏?」っていう(笑)、
ほんとにそういう感じですから 最近。
あの〜、自分で意図的にこう「夏だぞ!」と決めなければ、
なかなか、夏に、入りきれないような感じってありますよね。
だから たしかに、あの〜 まだまだ、本当はこう
「カラッ」とした夏ではないかもしれない けれども、
自分の中ではもう夏に入っ ちゃえ的な、
スイッチを入れ るってことはありますね。

やっぱり私もショッピングだったりっていうのは、
多いかなと思いますが、でも、たとえば〜 日常の中でいうと、
聴く〜音楽が変わる。っていうのは、なんか顕著に
表れる(笑)ような気がします。ほんと、あの〜、
夏んなったら必ず出てくるっていうCDとかが何枚かあったりして、
なんかそれが必ずまた、かかっ てくるとか、あ〜の〜、
まだこう梅雨〜〜が残っているような感じでも、
すごく お天気が良かったりすると、
「これから一気に夏に なってしまえ!」という勢いで、
ものすごくこう、それこそ〜 南の島の、風を感じるような、
自分の中ではもう 最高の夏のイメージの(笑)、
曲をなんか無理やり引っ張り出してきてかけてしまったり。

なんか私はねぇ、たとえば洋服が〜
着るものとか靴とかそういうものがいきなりこう、
変わるっていうことはあんまりなくて、いつもいつも、
あの冷え性だからこう 温めとかなきゃいけないとかなんか、(笑)
いっつも気にしてるものがあったりするものですから、
いっきなり薄着になったりとかっていうのは
あんまりないんですけど、でも、だからこう、
周りの 空気感から変えていくっていうのは結構多いですね〜。

あとはねぇ、カバンで日常使ってるカバン〜が、
「カゴもの」が登場するっていうのもやっぱり
夏の準備かな〜っていう気がします。
あとなんかペディキュアを、妙に、まめに
塗り替えてみたくなったりとか、そういうのありますね〜。

この中になんかこう、「カーテンを夏物に替える」とか、
「部屋に飾る花を、ダイニングの花を、夏の花に替えてみよう」
とかそういう、なんか、こう、初々しいっていうか甲斐甲斐しい、
妻的な発言が 何も出てこないっていうのはなんか(笑)、
相変わらずな感じが(笑)してるんですけど。すいません。

まぁでもそんな〜 感じで、自分のこう、
周りから ちょっとずつこう固めて、
夏への突入という感じは、あの〜、私の中でも、
こう〜、さりげなく行われているような気がしています。
みなさんもきっと、ねぇ 自分にとってのなんか
そういうのっていうの絶対、ありますよね。
なんかそれぞれに、きっと面白い逸話がありそうで、(笑)
聞いてみると 楽しいなと思うんですけど。
まぁ、また、え〜と番組でも、え〜とそういうの、
どんどん送ってください。えへっ。(笑)


え〜さてこの番組では、みなさんからの
とっておきの素敵なシーンもお待ちしています。
いただいたメッセージをもとに
その素敵なシーンにぴったりの
エンディングテーマをわたくし今井美樹が選んで
みなさんに お届けいたします。
え〜番組への感想 ご意見なども、
もちろん お待ちしています。

宛先は、郵便番号102の8080 TOKYO FM
今井美樹 52通りのエンディングテーマの係まで。
FAXは 東京03−3221−1800
東京03−3221の1800番まで
どんどん 送ってください。


52通りのエンディングテーマ
選曲・ナレーションは今井美樹
構成 ひらかわみえこ(※)で お送りしました。


え〜さて。来週再来週と、2週にわたって、
え〜わたくしの、できあがったばかりのニューアルバム
『Pearl』を、え〜特集してみなさんに
お届けしたいなと思っています。
もう大好きな作品ができあがりました。
みなさん、楽しみにしていてください。

それでは、また来週。今井美樹でした。
じゃあね♪ バィバィ♪。。。



(※) 申し訳ありません。漢字を存じません。
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