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宇宙の中で、とても小さな愛。 愛 私を包む、母なる地球への愛。 愛 親から子へ、未来へつながる愛。 愛 自分の隣にいる、かけがえのない恋人への愛。 この地球に存在する、そんな全ての愛を称えるもの。 LOVE SONG (タイトルコール) DUNLOP presents... LOVE UNITED その歌を口ずさむだけで、あなたへの距離を縮め、多くの心をつないでいく。 この番組では、世界にきらめく LOVE SONG を集め、その曲の持つ愛の世界を、みなさんと一緒に感じてみたいと思います。 恋人への愛。家族への愛。人間への愛。神への愛。 たくさんの愛が集う場所。「LOVE UNITED」。わたくし今井美樹が、ご案内いたします。 この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りします。 DUNLOP presents LOVE UNITED エイティー・ポイント・ラヴ(80. Love)。TOKYO FM からお届けしている、DUNLOP presents「LOVE UNITED」。こんばんは。今井美樹です。今月からスタートしたこの番組、「LOVE UNITED」。 世界中の LOVE SONG を集めて、愛ある時間をみなさんとご一緒できたらな〜と思っています。 今日の1曲目にお送りしたのは、くるり の、2005年のシングル。シンプルな歌詞と、生音にこだわった優しいメロディーに、夕日の温かさのような愛を感じさせてくれる、「ベイビー・アイ・ラヴ・ユー」。 そして、今お届けしたのは、名前の通り、スウィートな歌声の持ち主。ケリー・スウィート の、2007年のデビュー・アルバムから、「レディー・フォー・ラヴ」でした。 生涯で一度だけの愛。そんな愛を目の前にして飛び込んでいく。愛から強さをもらい、この気持ちを伝えていきたい。そんな、愛に向かう気持ちを、ケリー・スウィート が、天使のような声で歌っている曲ですね。 そして続いてお届けする曲、生涯で一度の愛に飛び込んだら、きっと、こんな気持ちになるのかもしれません。 1985年の大ヒット映画、「フットルース(Foot loose)」の、オリジナル・サウンド・トラックから、アン・ウィルソン & マイク・レノ で、「オールモスト・パラダイス 〜愛のテーマ」。 片想いをしていたとき。夢に見ていた世界が現実となったとき。「そこに広がる愛ある世界はまさにパラダイスね」と、ドラマティックに歌ったこの曲。 ロック界でも数々のバラード・ソングを放ってきた ハート(Heart) の アン・ウィルソン と、ラヴァーボーイ(Loverboy) の マイク・レノ だけに、激しい想いをしっとりと歌い上げる美しい名曲ですね。 THE ONE 世界中で時を越えて歌われる LOVE SONG。そんな名曲を生み出した、音楽界の偉人を毎回1人ピック・アップして、そのアーティストが持つ世界を、見つめるコーナー。「THE ONE」。 第3回目の今週ご紹介するのは、ビリー・ジョエル です。 それでは、偉人 ビリー・ジョエル が残した愛の足跡(そくせき)をご紹介しましょう。世界中で愛され、最近では、イギリスの人気グループ、ウエストライフ(Westlife) がカバーして再びヒットしたこの曲です。 TOKYO FM からお届けしている、LOVE UNITED「THE ONE」。お送りしたのは ビリー・ジョエル で「アップタウン・ガール」。 1983年にリリースされたアルバム、「イノセント・マン(An Innocent Man)」からのシングル・ヒットとなった曲です。 ピアノマンこと、メロディー・メーカーの ビリー・ジョエル が、全米で700万枚のセールスを記録した「イノセント・マン」。 当時、ビリーと熱愛中だったトップ・モデルの、クリスティー・ブリンクリー(Christie Brinkley) との恋愛を、軽快なメロディーに乗せて、恋の楽しさを歌ったアルバムでした。 過酷なツアーに、離婚。当時、精神的にも肉体的にも疲れ切っていた ビリー に、「休暇をカリブで過ごさないか?」と、友人の ポール・サイモン(Paul Simon) に誘われ、出かけて行った先は、小さな真珠のように美しい、サン・バルテルミ島。 エメラルドの海、青く澄み切った空の下で、ビリー は、クリスティー を見かけます。当時トップ・モデルとして数々の雑誌のカバーや、広告を飾っていた クリスティー の美しさに、ビリー はひと目で恋に落ちます。 そのときの印象を ビリー はこう語っています。「その場でもうすっかり彼女に夢中さ。本当に飾らない、実に気さくな子でねぇ、傲慢なところもないし、自分の容姿を鼻にかけることもない」。 「それじゃあ、ニューヨークに戻ったらまたどこかで」と言って別れた2週間後、アメリカに戻った ビリー は、クリスティー の元恋人が、事故で亡くなったことを新聞で知り、彼女に電話をかけます。 この電話から、2人の関係がスタート。当時を振り返って ビリー はこう言います。 「僕がクリスティーと一緒だった頃に書いた曲は、彼女がミューズとして影響を与えてくれた。彼女は、僕の理想の女性そのものだった。僕のミューズであり、僕のインスピレーションでもあった」。 当時、「美女と野獣」とマスコミに言われていたそんな2人の間に、1985年、待望のわが子、アレクサ・レイ(Alexa Ray) が誕生します。 両親が離婚し、母の手ひとつで育った ビリー。「父親がいなくてすごく淋しかったんだ。自分の子供が生まれたとき、僕は、娘の人生にずっと寄り添っていたいと思った。男性としてだけじゃなく、父親としてね」。 ビリー が尊敬してやまない、レイ・チャールズ(Ray Charles) から「レイ」と名づけた娘。幼い彼女を連れて、春の日差しの中、セントラル・パークを散歩する極普通の父親を楽しんでいた ビリー でした。 マスコミから常に追いかけ回される ビリー は、その後も精力的に制作活動。1987年には、当時のソ連でライブを行ない、15万人を動員します。 しかし、そんな仕事に打ち込む中で、ビリー と クリスティー との間には、亀裂が生じてしまいました。 クリスティー とともに、愛する娘がコロラドへ去り、再び1人でニューヨークに佇む ビリー・ジョエル。そんな彼を慰めてくれたのは、やはり、生まれ故郷の大都会、ニューヨークだったのかもしれません。 様々な葛藤や、落ち込んだ気持ちを癒してくれるニューヨーク。彼のニューヨークへの想いが、ぎゅっと詰まった曲が、こちら。 かつて抱いた夢に疲れ、ハリウッドから、再びニューヨークの地へ降り立ったときの気持ちをそのままに歌った曲です。 お送りしたのは、1976年のアルバム、「ニューヨーク物語(Turnstiles)」から、「ニューヨーク・ステート・オブ・マインド」。 この曲を書いた当時25歳の ビリー・ジョエル は、プロモーション・ツアーの後、ニューヨークの自宅で、30分でこの歌をつくったといいます。 「僕は、グレイハウンド・バスから降りると、新しいのに足を踏み入れた。それから、ピアノの前に座ってこの曲をつくったんだ。そのときの気持ちをそのままにね。ニューヨークに戻ってきて本当にうれしかったよ。30分ぐらいで書き上げたんだ」。 生まれ故郷で、曲づくりのパワーを再び得た ビリー・ジョエル は、1982年頃から、慈善活動にも力を入れ始めます。 ペンシルバニアの失業問題を取り上げた、1982年のシングル、「アレンタウン(Allentown)」。このシングルがヒットしたことで、チャリティー・コンサートも企画します。 さらに、生まれ故郷のニューヨークで活動する慈善団体にも協力し、アレンタウンでのコンサートの2日後、ロングアイランドでのイベントに出演し、多額の収益金を集めました。 彼はその後も、積極的に慈善活動に参加していきますが、高額な寄付をしても、名前を公表せず、メディアからの取材にも応じず。 ただ、自分の音楽と楽器を、愛するニューヨークのため、そして、社会で起こっている様々な問題解決の手助けが、少しでもできるなら と、応援を続けています。 街を愛し、人間を愛し、その感情の襞(ひだ)を、自然に任せるまま、ピアノに向かって曲にしていく ビリー・ジョエル。彼の心の揺れが、メロディーとなって、私たちの心を打つのかもしれません。 そんな ビリー・ジョエル の LOVE SONG の中でも、時代を超え、世界中に200以上のカバーが存在するといわれている曲といえば、「素顔のままで」。 愛する人への切実なもどかしさを歌ったこの名曲。最初は、「ちょっと安っぽいかも」と思っていた ビリー でしたが、当時、同じレコーディング・スタジオにいた フィービー・スノウ(Phoebe Snow) が、この曲を聴いて思わず涙し、「これこそ、ヒット・シングル間違いないわ!」と言われ、リリースすることになったというエピソードも残っています。 これまで、数々の LOVE SONG をつくり続けてきた ビリー・ジョエル。「メロディーは、それだけで説得力を持っていなきゃいけないんだ」。 溢れる愛を、メロディーの中に織り続ける偉人。ビリー・ジョエル。 LOVE UNITED「THE ONE」。今夜は ビリー・ジョエル をピック・アップしました。 DUNLOP presents LOVE UNITED あなたをひと目見たあの日から、 あなたに心を奪われてしまったわ。 あなたにすごく惹かれちゃうの。 どうしようもなくなっちゃうぐらい。 言葉にならない、この胸の高鳴り。 でも、あなたは、私の名前も知らないの。 もうどんどん想像だけが膨らんでいく。 最初のデート。 もう私はあなたと一緒にいるだけで、 微笑んでしまうの。 そして、ファースト・キス。 あなたは、私をこんな気持ちにさせていることなんか、 全く気づいていないの。毎週逢っているのに。 でも、あなたは私の名前も知らない。 めちゃくちゃに私の心を乱していることなんて。 もう我慢できないの! 偶然手に入れたあなたの電話番号。 「Hello!」こんなふうに電話するなんて、 なんだか恥ずかしいんだけど。 あなたを、毎週水曜日に見かけるんだけど。 どこかで逢えるとうれしいわ。 あのレストラン以外で。 えぇ。木曜日は空いてるわ。 よかった。 愛の文字。それは、「LOVE LETTERS」。ここでは、LOVE SONG の歌詞に込められた世界を旅してみたいと思います。 お送りしたのは、アリシア・キース で、「ユー・ドント・ノウ・マイ・ネーム」。この曲は、彼女のセカンド・アルバム、「ザ・ダイアリー・オブ・アリシア・キース(The Diary of Alicia Keys)」からの、ファースト・シングルでした。 一目惚れの恋。それが、毎週毎週、同じ日、同じ時間に、彼を見かけるたびに、想いは溢れ、恋の予感が走り出す。 そんな、誰にでも、一度は経験のある恋の始まりを、彼女の愛する、70年代風のメロディーに乗せて、切なく、激しく歌っています。 LOVE UNITED「LOVE LETTERS」。今夜は、アリシア・キース の、「ユー・ドント・ノウ・マイ・ネーム」をご紹介しました。 わたくし今井美樹がお送りしている、DUNLOP presents「LOVE UNITED」。 お送りした LOVE SONG は、去年、90歳でこの世を去った、フランスの国民的スター、アンリ・サルバドール で、2003年のアルバム、「愛しい君との愛しい時間(Ma Chere et Tendre)」から、「サン・トワ 〜君がいない」でした。 「毎日が誕生日。私は今朝生まれたばかり という気持ちで毎日を過ごしている」と言っていた彼。愛しい人が去った今、どうして生きていけばいいのか。 愛しい君と歩いて過ごした街の風景がキラキラとまぶたに蘇り、失恋の気持ちと対照的な風景を、優しく歌っている曲でした。 さてこの番組では、みなさんからのメッセージやリクエストをお待ちしています。番組ホーム・ページのアドレスは、「www.tfm.co.jp/lu」。 みなさんの心の LOVE SONG。お待ちしています。 それでは、ここで、あなたから届いたメッセージをご紹介しましょう。世田谷区の「ミチコ」さんから。 「今井さんこんばんは。初回の放送を聴いてメールをさせていただきました。今井さんはお花見などされるのでしょうか。近所の公園の桜はだいぶ、花が散ってしまいましたが、私は散りゆく桜を夜、ひとりでぼんやり観るのがとても好きです。そんな夜桜にぴったりな曲をリクエストします。」 というメールをいただきました。 今年は本当に桜が、綺麗でしたね。我が家も、小学校の入学式当日が、ちょうど満開の桜で、本当に夢のように美しかったのを今でも、鮮明に覚えています。 夜桜も本当にロマンチックだし、やっぱりこの季節になると、そういう名曲がたくさん生まれるのも、うなづけますね。 それでは、リクエストをいただいた曲をご紹介しましょう。斉藤和義さんで、「桜」。 わたくし今井美樹がお送りしている「LOVE UNITED」。お送りしたのは、世田谷区の「ミチコ」さんからのリクエスト。斉藤和義で、「桜」でした。 DUNLOP presents LOVE UNITED DUNLOP presents「LOVE UNITED」。お送りしたのは、フィラデルフィア出身のジャズ・ボーカリスト、メロディ・ガルドー のニュー・アルバム、「マイ・ワン・アンド・オンリー・スリル(My One and Only Thrill)」より、「ラヴァー・アンダーカバー」お送りしました。 さて、今夜が3回目の「LOVE UNITED」もそろそろお別れの時間です。いかがでしたでしょうか。 夜風もね、だんだん気持ちのいい季節になってきました。やはり、毎年ね、新しい気持ちが生まれるこの春の時季ですけれども。気持ちのいい曲をこれからも選曲していきますので、楽しみにしていてください。 この番組では、世界中にきらめく数多くの LOVE SONG を集め、その世界を旅しながら、みなさんと幸せな時間を共有できる1時間にしていきたいと思います。 どうぞ来週も、この時間にお逢いしましょう。お相手は、今井美樹でした。 この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りしました。 |