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宇宙の中で、とても小さな愛。 愛 私を包む、母なる地球への愛。 愛 親から子へ、未来へつながる愛。 愛 自分の隣にいる、かけがえのない恋人への愛。 この地球に存在する、そんな全ての愛を称えるもの。 LOVE SONG (タイトルコール) DUNLOP presents... LOVE UNITED その歌を口ずさむだけで、あなたへの距離を縮め、多くの心をつないでいく。 この番組では、世界にきらめく LOVE SONG を集め、その曲の持つ愛の世界を、みなさんと一緒に感じてみたいと思います。 恋人への愛。家族への愛。人間への愛。神への愛。 たくさんの愛が集う場所。「LOVE UNITED」。わたくし今井美樹が、ご案内いたします。 この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りします。 DUNLOP presents LOVE UNITED DUNLOP presents「LOVE UNITED」。こんばんは。今井美樹です。 先月からスタートしたこの番組、「LOVE UNITED」では、世界中の LOVE SONG を集めて、愛ある時間をみなさんとご一緒できたらなぁと思っています。 今日の1曲目にお送りしたのは、オーリアンズ の1975年のヒット曲で、「ダンス・ウィズ・ミー」。 そして、今お届けしたのは、今や世界中の女の子の憧れですね。ビヨンセ で、「マイ・ファースト・タイム」。 「大抵は一緒にいてくれたし、隣でずっと待っていてくれたわ。さぁ、心の準備はできたわ。でも忘れないで。これが初めてなの」。 昔からの知り合い、そしてず〜っと想っていた相手。初めてのデートで、何気なくこんなふうに言われたら、ドキッとしてしまいますよね。(笑) でも恋って、こんな映画のワンシーンみたいなセリフを、思わず言わせてしまう、そんな魔法があるんですよね。 それではもう1曲。初めての恋が永遠の愛へと変わる。そんな甘い LOVE SONG をお届けしましょう。 1981年の映画、「エンドレス・ラヴ(Endless Love)」の主題歌として大ヒットしたナンバーです。 ダイアナ・ロス と ライオネル・リッチー で、「エンドレス・ラヴ」。ライオネル・リッチー が初めて映画音楽を手がけ、大ヒットとなったのがこの曲です。 きっと今のシーズン、結婚式を迎えられたカップルも、多いのではないでしょうか。新緑の中、2人の想いはきっとこの歌のように、永遠の愛へと変わったのでしょう。 THE ONE 世界中で時を越えて歌われる LOVE SONG。そんな名曲を生み出した、音楽界の偉人を、毎回1人ピック・アップして、そのアーティストが持つ世界を見つめるコーナー。「THE ONE」。 今週ピック・アップするのは、矢野顕子さんです。先月のユーミンと共にもう私が本当に尊敬する大好きなアーティストです。 それでは、偉人・矢野顕子が残した愛の足跡(そくせき)をご紹介していきましょう。 まずは、1980年のアルバム、「ごはんができたよ」から、「ひとつだけ」。 LOVE UNITED「THE ONE」。矢野顕子で、「ひとつだけ」。 「欲しいものはたくさんあるの けれども今気がついたこと とっても大切なこと 欲しいものはただひとつだけ あなたの心の白い扉 ひらく鍵」 「離れている時でも わたしのこと 忘れないでいてほしいの 悲しい気分の時も わたしのこと すぐに呼びだしてほしいの」 欲しいものはたくさんあるけど、大切なもの、ひとつだけ。あなた。 愛する人を想う気持ちが、とても優しいメロディーで綴られた LOVE SONG です。 日本を代表するアーティスト、矢野顕子。幼い頃から、日々の想いをピアノと共に歌にしてきた彼女は、1976年、アルバム「JAPANESE GIRL(ジャパニーズ・ガール)」でデビュー。 以来、彼女の繰り広げる音楽の世界は、独特な声、親しみやすい言葉で綴られた歌詞、そして、ピアノを中心とした洗練されたメロディー。 この3つが一体となって、どこか懐かしいけど、新しい。まさに、そんな、「アキコ・ワールド」を私たちに届けてくれています。 「音楽が好きっていうか、きっと私の遺伝子の中に「表現したい!」という意欲みたいなものがあってさ。そこに、幼いときに、音楽というお水を注がれたら、それがもうぴったし合ってしまった っていう感じ」。と言う彼女。 「3歳からピアノを始め、とにかく音楽を嫌だと思ったこととか、ピアノを弾くことが嫌だと思ったことが生まれてから一度もない」。 という彼女は、14歳のときに、独り、青森から東京へと上京し、セッション・ミュージシャンとして、プロの世界へと飛び込みます。当時を振り返って彼女はこう言っています。 「そりゃあ父は、「苦労するぞ」っとか言ってくれたけど、無理やりやめさせるなんてことはしなかったし、母はもっと、「いいんじゃないの?」みたいな感じで」。 水を得た魚の如く、自由に想いをピアノで綴る矢野さん。その感性を認め、温かく見守りながらサポートし続けてくれた、そんなご両親のもとで育ったからこそ、彼女のつくる歌には、日本の温かい家族像、さらには、人間への思いやりが描かれているのかもしれないですね。 それでは、1984年に、詩の教材として国語の教科書にも掲載されたこの曲を聴いてもらいましょう。何気ない、日常の風景から、人への暖かい想いまでが綴られた LOVE SONG です。 お送りしたのは、矢野顕子、7枚目のアルバム「オーエス オーエス」から、「ラーメンたべたい」。 女性が独りで食べたいラーメン。「男もつらいけど、女もつらいのよ。人生大変だけど、熱くてうまいラーメンを食べて、さぁやるぞ!」と、元気をもらえる。そんな優しい LOVE SONG ですね。 ピアノを愛してやまない彼女ですが、彼女が愛するもののひとつとして、観衆の前で歌うことがあります。 1982年、糸井重里さんの、「ピアノ担いで出前したら?」というひと言でスタートした、「出前ライブ」。 こちらは、個人の人からのリクエストでも、矢野顕子が出かけて行ってライブをしてくれるというもの。すごい! 呼びたいです私も。(笑) そして、2006年、レコード・デビュー30周年という記念の年から、日本の野外ロック・フェスティバルにも参加しています。 彼女の音楽への基本は、みんなと一緒に、「あぁ〜面白かった!」と言えるようにしたいという気持ちです。 そんな気持ちをもっと多くのミュージシャンと共有するかのように、様々なアーティストとのコラボレーションも積極的に行なっています。 THE BOOM の宮沢和史さんをはじめ、奥田民生さん、くるり の岸田繁さん、レイ・ハラカミさん、そして海外では、ジャズ・ミュージシャンの パット・メセニー(Pat Metheny)、アイリッシュの チーフタンズ(The Chieftains) などなど。 音楽活動の他にも、執筆活動、絵本の翻訳、そして、映画「崖の上のポニョ」などの声優。ジャンルにとらわれないユニークな、質の高い活動を続けて、幅広い層の世代から、愛され続けています。 この曲が入ったアルバムのレコーディング風景を、カメラが追ったドキュメンタリーの映画がありました。 ラストの、タイトル・バックに、この曲が流れたとき、私はもう涙があふれて止まらなかったことを、思い出しています。 お送りしたのは、1992年のアルバム、「Super Folk Song(スーパー・フォーク・ソング)」から、THE BOOM のカバーで、「中央線」でした。 世界不況が吹き荒れる中、彼女はこんなコメントを残しています。 「景気の後退がより鮮明になってくれば、私の置かれている場所も、変わることでしょう。どんなことがあっても、できる限り、続けられる限り、いい音楽をつくるつもりです。みなさんも消極的なことに負けないで、積極的なところを見つけて、それを拡大して、心に大きく掲げてください」。 音楽を愛し、日本を愛し、そして人を愛し。永遠の JAPANESE GIRL、矢野顕子。 LOVE UNITED「THE ONE」。今夜は、矢野顕子さんをピック・アップしました。 LOVE UNITED DUNLOP presents LOVE UNITED かわいい人。 明日なんて来るのかどうかもわからない。 今僕は、君に伝えたいことがあるんだ。 もう隠れてしまうことなんかしたくない。 もしも今、僕の気持ちを伝えたら、 君はここから出ていってしまうのだろうか。 でもそんなことを考えている場合じゃない。 君を驚かしてしまうかもしれないけど、 これ以上待てないんだ。 男らしく君に告白しよう。 君を愛しているよ。 わかっているよ。 愛は時間をかけて育てるものだと。 でももう、 胸にこの想いを秘めて待つのは辛いんだ。 たしかに待つこともできるよ。 でも、君を愛する気持ちは嘘じゃない。 2人で生きていきたいんだ。 その未来を手に入れるチャンスは、今だ。 明日では遅すぎるんだ。 かわいい人。 今僕は、君に伝えたいことがあるんだ。 君を愛しているよ。 愛しているよ。アマンダ。 愛の文字。それは、「LOVE LETTERS」。ここでは、LOVE SONG の歌詞に込められた世界を旅してみたいと思います。 お送りしたのは ボストン で、1986年の、全米ナンバー・ワン・アルバム「サード・ステージ(Third Stage)」から、「アマンダ」。 男の人からの突然の愛の告白。きっと、その想いを口にするまでにはどんな心の中の葛藤があったのでしょうか。 「愛する人と生きていきたい。それを、今すぐ始められるならば。今しかないんだ!」 爽やかなギターの音色で始まるこの曲「アマンダ」。男性の熱い、愛の想いが伝わるかのように、曲も中盤からどんどん盛り上がっていきます。 1976年にデビューした ボストン。この曲を収録したアルバム「サード・ステージ」は、前作から、8年の歳月をかけてリリースされたアルバムでした。 「もう待てない! 今しかないんだ!」。「アマンダ」は、まさに、ファンが待ちに待っていた気持ちを代弁しているような曲ですよね。 「そのチャンスを待っていた!」そんな曲なのかもしれません。 LOVE UNITED「LOVE LETTERS」。今夜は、ボストン の、「アマンダ」をご紹介しました。 LOVE LETTERS わたくし今井美樹が TOKYO FM からお送りしている、DUNLOP presents「LOVE UNITED」。 お送りした曲は、鬼束ちひろで、2003年のシングル、「Sign(サイン)」。 「今夜君の部屋の窓に 星屑を降らせて 音を立てるよ 喜びよりも 悲しみよりも ただ 君のことを考えているよ 今夜 君のもとへ」 彼女の真っ直ぐに伸びる歌声が、暗い夜空を突き抜けて、想いを届けてくれそうな LOVE SONG ですね。 さてこの番組では、みなさんからのメッセージやリクエストをお待ちしています。番組ホーム・ページのアドレスは、「www.tfm.co.jp/lu」。 みなさんの心の LOVE SONG、お待ちしています。 それではここで、あなたから届いたメッセージをご紹介しましょう。東京都の、「イイジマ」さん。50代の男性の方からです。 「今井さんの落ちついた、出しゃばり過ぎない案内が、聞きやすく好きです。」 ありがとうございます♪(笑) 「この曲はもう忘れるぐらい以前、片想いしながら、このシンプルな歌詞に憧れたものです。」 なんか、ちょっとこのメールを読んだだけで、私のほうもドキドキと、してしまうんですが。この片想いの時期、っていう、あのドキドキ感も、たまらないですよね。 じゃあこの方からの、リクエストを今日は、ご紹介したいと思います。デイヴ・クラーク・ファイブ で、「ビコーズ」。 わたくし今井美樹がお送りしている「LOVE UNITED」。お送りしたのは、東京都の「イイジマ」さんからのリクエスト。デイヴ・クラーク・ファイブ で、「ビコーズ」でした。 DUNLOP presents LOVE UNITED わたくしの2007年のアルバムになります。「Milestone(マイルストーン)」より、今井美樹で、「真夏の幻」聴いていただきました。 さてそろそろお別れの時間です。今夜は、いかがでしたでしょうか。 今日は、母の日でしたね。みなさんどんな母の日を、過ごされたんでしょうか。 私も母でもあり、娘でも、ありますので。「ありがとう」という感謝の気持ち、そして、「ありがとう」っていう言葉をもらって、「こちらこそ。どうもありがとう」っていう、また、そういう「ありがとう」の、心からあふれてくる、母の日はそんなとても大切な日になっています。 みなさんの、家族との中でもそんな、たくさんの LOVE が、あふれた1日であったことを、心から願っています。 この番組では、世界中にきらめく数多くの LOVE SONG を集め、その世界を旅しながら、みなさんと幸せな時間を共有できる1時間にしていきたいと思っています。 どうぞ来週もこの時間にお逢いしましょう。「LOVE UNITED」。お相手は、今井美樹でした。 この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りしました。 |