LOVE UNITED TOP

LOVE UNITED


〜 第7回 〜 2009.05.17 Sun


←第6回 第8回→





宇宙の中で、とても小さな愛。




私を包む、母なる地球への愛。




親から子へ、未来へつながる愛。




自分の隣にいる、かけがえのない恋人への愛。


この地球に存在する、そんな全ての愛を称えるもの。

LOVE SONG




(タイトルコール)

DUNLOP presents... LOVE UNITED



 その歌を口ずさむだけで、あなたへの距離を縮め、多くの心をつないでいく。

 この番組では、世界にきらめく LOVE SONG を集め、その曲の持つ愛の世界を、みなさんと一緒に感じてみたいと思います。

 恋人への愛。家族への愛。人間への愛。神への愛。

 たくさんの愛が集う場所。「LOVE UNITED」。わたくし今井美樹が、ご案内いたします。




♪ Huey Lewis & The News 「 Do You Believe in Love 」




DUNLOP presents 「LOVE UNITED」
この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りします。






(タイトルコール)

DUNLOP presents LOVE UNITED





♪ EGO-WRAPPIN' 「 色彩のブルース 」




 DUNLOP presents「LOVE UNITED」。こんばんは。今井美樹です。

 「LOVE UNITED」では、世界中の LOVE SONG を集めて、愛ある時間をみなさんとご一緒できたらなぁと思っています。

 今日の1曲目にお送りしたのは、今年結成30周年を迎えた、ヒューイ・ルイス・アンド・ザ・ニュース で、1982年のヒット・シングル、「ビリーヴ・イン・ラヴ」でした。

 そして、今お送りしているのは、懐かしい雰囲気を醸し出している、EGO-WRAPPIN'(エゴラッピン) の、2000年にリリースされたミニ・アルバムから、「色彩のブルース」。

 戦前のジャズや、キャバレー音楽を現代に復活させた、ボーカルの中納良恵さんと、ギターの森雅樹さんによるユニット、「EGO-WRAPPIN'」。インディーズ・シーンの盛り上がりを演出した立役者の一人ですよね。

 今年の、夏の野外フェスにも、積極的に、参加するという彼。いろんなところでこのムード、肌で感じることができそうですね。

 LOVE SONG を集めてお送りしている「LOVE UNITED」。次にお届けするのは、別れたあともいい関係を保つことって、心の中で願っているものの、本当は難しいことですよね。

 でも、そんな別れた人が不意に訪ねてきたときに、優しく迎え入れてくれるそんな LOVE SONG です。




♪ Macy Gray 「 Glad You're Here 」




 お送りしたのは、2007年の メイシー・グレイ のアルバム、「ビッグ(Big)」から。ブラック・アイド・ピーズ(Black Eyed Peas) の ファーギー(Fergie) をフィーチャーした、「グラッド・ユア・ヒア」でした。

 突然ドアの前に、別れた彼が現れたら、あなたはどうしますか? 「ここにいてくれてうれしいわ〜」と、優しく受け入れられるでしょうか。

 別れてしまったけど、ふと、懐かしく思い出してしまう人、あなたはいらっしゃいますか?





(コーナータイトルコール)

THE ONE



 世界中で時を越えて歌われる、LOVE SONG。そんな名曲を生み出した、音楽界の偉人を、毎回1人ピック・アップして、そのアーティストが持つ世界を見つめるコーナー。「THE ONE」。

 今週ピック・アップするのは、忌野清志郎さんです。

 今月5月2日、この世を去った忌野清志郎さん。58歳。5月9日に、青山葬儀場で営まれた、「青山ロックン・ロール・ショー」と名づけられた葬儀式が、盛大に行なわれたのは、みなさんもご存知の通りだと思います。

 多くの著名人をはじめ、4万人を越えるファンの方々が訪れたのは、まさに、忌野清志郎さんが、その作品を通して、多くの方に、愛を贈り続けた証。

 それでは、忌野清志郎さんの残した、愛の足跡(そくせき)をご紹介していきましょう。

 まずは、忌野清志郎さん率いる、RCサクセション、1972年のシングルで、「ぼくの好きな先生」。




♪ RCサクセション 「 ぼくの好きな先生 」




 LOVE UNITED「THE ONE」。聴いていただいたのは、RCサクセションの1972年のナンバー。「ぼくの好きな先生」。

 忌野清志郎さんは、1951年、東京生まれ。15歳で同級生とバンドを結成し、高校3年生のときに、「宝くじは買わない」でデビュー。

 その高校の美術の先生を歌ったこの曲は、RCサクセションのサード・シングルとしてリリースされ、初めてのヒット曲となりました。

 「劣等生のこのぼくに すてきな話をしてくれた」。バンド活動にのめり込み、遅刻や欠席が増えた清志郎さんに、美術の先生は優しく接し、じっくりと話を聞いてくれたそうです。

 そんな先生と清志郎さんは、生涯に亘って、親交を深め、5月3日に、都内で行われたお通夜には、先生の姿がありました。

 そして、棺の中に眠る教え子に、「充分がんばってきたんだ。ゆっくり休め」と、声をかけられたそうです。


 「愛しあってるかーい!」。派手なメイクに衣装、そしてパワフルなライブ。一見とんがっているように見えても、誰もがわかる言葉で LOVE SONG を歌い、ときには、弱者の代弁者として、ユーモアたっぷりに、優しく歌ってくれた、清志郎さん。

 ステージの上の派手さとは裏腹に、普段の清志郎さんはとってもシャイで、そして、子ぼんのうな方でした。

 1988年の11月、長男・竜平くんが誕生したとき、ライブ中に思わずうれしくなって、「魔法の竜(たつ)が生まれたぞ! お父さんの子だぞ!」と、替え歌を披露したこともありますし、竜平くんや、長女・百世ちゃんの歌声が収録されている曲もあります。

 そして、清志郎さんの子ぼんのうは、自らの音楽活動だけにはとどまらず、竜平くんが1歳になったときに、CD付きの絵本「ぞうのババール」で、語りを担当。

 2002年には、せがわきりさんとの共作で、絵本「ブーアの森」を制作し、曲も発表。さらに翌年にも、絵本「おとうさんの絵」をつくられています。

 そして、10年ほど前、吹雪の中、子供を助けに行ったお爺さんのニュースを知り、「俺もそんなオヤジになりたい!」と、足腰を鍛えるために、自転車に乗るようになったエピソードは、有名ですね。

 子どもを愛した忌野清志郎さん。ただ、一人の父としてだけではなく、子を持つ全てのパパを応援してくれる人でもありました。




♪ 忌野清志郎 「 パパの歌 」




 お送りしたのは、1991年のCMソングからヒットした、「パパの歌」。

 働く人、パパの応援者だった忌野清志郎さんは、この「パパの歌」の他にも、1980年の「ボスしけてるぜ」、1985年の「はたらく人々」、そして、1994年の「サラリーマン」は、自ら工場などに出かけ、取材してつくられた歌でした。

 忌野清志郎さんが喉頭がんと告げられたのは、今から3年前の、2006年。「これも人生経験。この新しいブルースを楽しむような気持ちで、治療に専念したい」と、活動を休止し、闘病生活を続けること、およそ2年。

 去年の、2008年、2月10日には、完全復活を宣言して、日本武道館で3時間に亘って24曲を熱唱しました。

 誰もが、完全復活を信じた夜。実はこれまでにも、忌野清志郎さんは、病気との闘いに克った経歴がありました。

 それは、1982年、彼が31歳のとき、重度の肝臓病を患いました。しかし、1年後には、医師も驚くような復活を遂げていました。

 誰もが、目の前で歌う、彼の力強さに、励まされたことでしょう。しかし、病魔は再び、彼を襲ったのです。

 「妙に前向きになるのはなぜだろう。これくらいのことは覚悟してた」と、ファンへのメッセージを残し、再び闘病生活へ。

 病魔と闘いながらも、前向きに活動を続けていた、清志郎さん。去年の暮れには、アース・マラソンに挑戦中の、間寛平さんへの応援ソングをつくり、その歌声と姿を、私たちに披露してくれました。

 「周囲より、僕は、歌の力ってのを信じてます」。そう語っていた忌野清志郎さん。

 最後に、去年の完全復活祭のオープニングを飾ったこの曲をお届けしましょう。




♪ 忌野清志郎 「 JUMP 」




 お送りしたのは、2004年にリリースされたシングル、「JUMP(ジャンプ)」。

 私たちに、勇気と、愛を歌い続けてくれた、清志郎さん。私たちに、社会問題をユーモアたっぷりに提示し、誰もが幸せになってほしいと、反戦を歌う、清志郎さん。

 母の遺品の中に、戦死した夫への想いや、軍部への疑問を綴った日記を見つけたことで、反戦、社会批判のメッセージ・ソングを歌うきっかけになったと、述べています。

 そこには、家族を思う気持ちが歌となり、全ての人々を、まるで家族のように愛したからこそ、熱いメッセージが、込められていたのではないでしょうか。

 LOVE UNITED「THE ONE」。今夜は、忌野清志郎さんをピック・アップしました。


(タイトルコール)

LOVE UNITED






(タイトルコール)

DUNLOP presents LOVE UNITED




ただ、君の寝息を聞きながら、
君の寝顔を見つめているこの時間。

なんて素敵なひとときなんだ。

どんな夢を見ているんだろう。
寝ながら微笑む君の顔。

なんて至福のときなんだ。

この瞬間に溺れていたい。
君と過ごす時間は、一瞬一瞬が、俺の宝物だよ。

目を閉じてしまいたくない。
全てを見つめていたい。

眠りに落ちてしまったら、君の、
息をするその瞬間も見逃してしまう。

たとえ君が夢に現れたとしても、
どんなに素敵な夢であっても、
やっぱり君が恋しくなってしまう。

俺は何ひとつ、見逃したくないんだ。

君に寄り添い、君の鼓動を感じるこのとき。
ここで君をしっかり抱いていたい。
もっと近くに、君を感じたい。

そのまぶたにどんな夢を見ているんだろう。
その夢には、俺がいるのだろうか。

君の寝顔を見つめながら、
君のまぶたに口づけをする。

あぁ神さま。感謝します。
こうして、彼女と一緒にいられることを。

いつまでも、いつまでも、
君とこうしていたい。

なんて至福のときなんだ。
眠りに落ちたくない。

君の全てを、見つめていたいんだ。




♪ Aerosmith 「 I Don't Want to Miss a Thing 」




 愛の文字。それは、「LOVE LETTERS」。ここでは、LOVE SONG の歌詞に込められた世界を旅してみたいと思います。

 お送りしたのは、エアロスミス で、1998年の大ヒット映画、「アルマゲドン(Armageddon)」から、「ミス・ア・シング」。

 この曲、映画の主題歌でもあった「ミス・ア・シング」は、現代の名作曲家、ダイアン・ウォーレン(Diane Warren) が書いたもの。

 彼女といえば、スターシップ(Starship) の「愛は止まらない」、セリーヌ・ディオン(Celine Dion) の「ビコーズ・ユー・ラブド・ミー(Because You Loved Me)」など、ドラマチックな数々のヒット曲を手がけています。

 そして、この映画で印象に残っているのが、この歌を歌っている、エアロスミス のボーカル、スティーブン・タイラー(Steven Tyler) の娘、リブ・タイラー(Liv Tyler)。

 この歌は、映画の中では、恋人同士の LOVE SONG としてかかりますが、一方、父である スティーブン・タイラー の、娘への想いを歌った曲でもあるようです。

 歌詞にもありますが、子供の寝ている姿って、いつまで見ていても、飽きないものです。寝ながら微笑んだり、「むぐむぐ」動かす口元が、愛らしかったり。

 思わず、まぶたに口づけをしてしまう。きっと、子を持つ親なら、「わかるわかる」と、頷いている方も多いかもしれませんね。

 LOVE UNITED「LOVE LETTERS」。今夜は、エアロスミス の、「ミス・ア・シング」を、ご紹介しました。


(コーナータイトルコール)

LOVE LETTERS





♪ TOKU (duet with EXILE ATSUSHI) 「 Again 」




 わたくし今井美樹が TOKYO FM からお送りしている、DUNLOP presents「LOVE UNITED」。

 お送りした曲は、フリューゲルホーン奏者でジャズ・シンガーの TOKU の最新アルバム、「Love Again(ラヴ・アゲイン)」から、EXILE のボーカル ATSUSHI を迎えた、「Again(アゲイン)」。

 TOKU のオリジナル・ラヴ・バラードのこの曲。男性2人によるデュエットで、しっとりと、昔別れた彼女への、愛おしい想いを歌い上げています。

 何年経とうと変わらぬ愛おしさ。そんなふうに愛されたい。そんな素敵な LOVE SONG です。


 さてこの番組では、みなさんからのメッセージやリクエストをお待ちしています。番組ホーム・ページのアドレスは、「www.tfm.co.jp/lu」。

 リクエストを採用させていただいた方には、5,000円分のミュージック・ギフト・カードをプレゼントしております。素敵な、音楽の世界を、楽しんでくださいね。

 みなさんの心の LOVE SONG、お待ちしております。


 それではここで、あなたから届いたメッセージを、ご紹介しましょう。東京都、「アンダーソン」さん。20代の、大学生の方です。

 「今井さんの番組いつも楽しく聞かせていただいています。」

 どうもありがとう♪

 「春になって、東京暮らしが始まって、番組を聴きながら、いつも癒されています。ぜひ、番組でも、今井さんの声と共に、この曲を聴きたいなぁ!って思います。この曲は、以前好きな人とよく一緒に聴いた曲です。初めてTFMで聴いて、大好きになって以来、想い出の1曲です。」

 音楽って、すごいなぁって、本当に思うんですけど。私も、故郷から東京に出てきた、その春の頃、そうですね、春、そしてその夏。

 あの頃に聴いた音楽たちは今でも本当にキラキラと、鮮明に、心に、輝き続けています。ものすごく、大きな、自分の中の、宝物になっています。

 ちょっと背伸びをして、聴いた、いろんな、音楽たち。そしてそんな音楽たちが、自分の、新しく出逢っていきたい音楽たちとず〜っとベースでつながっているっていう。

 なんか、本当に、音楽って、自分を大きく支えてくれているんだな〜とつくづく感じています。

 それでは、この「アンダーソン」さんからの、リクエストを、今日はおかけしたいと思います。ダニー・ハサウェイ で、「ラヴ・ラヴ・ラヴ」。




♪ Donny Hathaway 「 Love, Love, Love 」




 わたくし今井美樹がお送りしている「LOVE UNITED」。お送りしたのは、東京都の「アンダーソン」さんからのリクエスト。ダニー・ハサウェイ で、「ラヴ・ラヴ・ラヴ」でした。

 「アンダーソン」さんには、ミュージック・ギフト・カードをプレゼントします。素敵な音楽との出逢い、期待していますね♪





(タイトルコール)

DUNLOP presents LOVE UNITED





♪ 布袋寅泰 「 天空のDIVA 」




 TOKYO FM からお届けしている「LOVE UNITED」。お送りしたのは、布袋寅泰の最新アルバム、「GUITARHYTHM V(ギタリズム・ファイブ)」より、オペラ・シンガー中丸三千繪さんの声が、宇宙にたなびくオーロラのような美しい曲。「天空のDIVA」でした。

 さて、そろそろお別れの時間です。今夜はいかがでしたでしょうか。

 今日の「THE ONE」のコーナーでは、忌野清志郎さんをピック・アップしましたけれども、「LOVE LETTERS」で取り上げた、スティーブン・タイラー もそうですが、「ロッカーで素敵なパパ」っというミュージシャンってたくさんいますよね。

 来月の父の日に向けて、なんだか、いろいろと、選曲の想いが、巡ってしまいそうですね。

 この番組では、世界中にきらめく、数多くの LOVE SONG を集め、その世界を旅しながら、みなさんと幸せな時間を共有できる1時間にしていきたいと思います。

 どうぞ来週も、この時間にお逢いしましょう。「LOVE UNITED」。お相手は、今井美樹でした。


DUNLOP presents「LOVE UNITED」
この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りしました。



PAGE TOP