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LOVE UNITED


〜 第8回 〜 2009.05.24 Sun


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宇宙の中で、とても小さな愛。




私を包む、母なる地球への愛。




親から子へ、未来へつながる愛。




自分の隣にいる、かけがえのない恋人への愛。


この地球に存在する、そんな全ての愛を称えるもの。

LOVE SONG




(タイトルコール)

DUNLOP presents... LOVE UNITED



 その歌を口ずさむだけで、あなたへの距離を縮め、多くの心をつないでいく。

 この番組では、世界にきらめく LOVE SONG を集め、その曲の持つ、愛の世界を、みなさんと一緒に感じてみたいと思います。

 恋人への愛。家族への愛。人間への愛。神への愛。

 たくさんの愛が集う場所。「LOVE UNITED」。わたくし今井美樹がご案内いたします。




♪ Al Jarreau 「 Rainbow in Your Eyes 」




DUNLOP presents 「LOVE UNITED」
この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りします。






(タイトルコール)

DUNLOP presents LOVE UNITED





♪ 井上陽水 「 5月の別れ 」




 DUNLOP presents「LOVE UNITED」。こんばんは。今井美樹です。

 「LOVE UNITED」では、世界中の LOVE SONG を集めて、愛ある時間をみなさんとご一緒できたら、と思っています。

 今日の1曲目にお送りしたのは、アル・ジャロウ の、1976年のアルバム「グロウ(Glow)」から、「レインボウ・イン・ユア・アイズ」。

 そして、今年デビュー40周年を迎えた、井上陽水さんで、「5月の別れ」。

 先月から、「40th Special Thanks Tour」がスタートしておりますけれども。そこでは、ファンへの感謝として、女性コーラスを、募集しているそうです。

 既に半分近く終了していますけれど、毎回限定8名、当日にオーディションが行なわれて、ステージで一緒に、歌っているそうですよ。

 すごいですね、それも。ファンへの愛が感じられるツアーになっているようですね。

 わたくしも何度か、以前ライブには伺っておりますけれども。陽水さんのライブはね、本当にいつもね、とろけてしまう感じなんですけど。

 やっぱりあの声をね、生で聴くっていうのは、本当に、全身が、瞬時に鳥肌になってしまう(笑)っていう感じなんですけど。

 でもね、陽水さん自身の歌、そして掻き鳴らすギターはとっても攻撃的で、そして、圧倒的です。

 それではもう1曲、今こんな気持ちで新婚生活を迎えている人たちも、いらっしゃるかもしれませんね。プリンス のアルバム、「ミュージコロジー(Musicology)」から、「コール・マイ・ネーム」。




♪ Prince 「 Call My Name 」




 お送りしたのは、プリンス の、「コール・マイ・ネーム」。

 「今朝、君にちゃんと名前で呼ばれたことがなかったって、気づいたんだ。結婚式場の入場ドアを、君を抱えて通る直前まではね。あの日から、僕には君しか見えないよ」

 愛する人はあなたを何て呼びますか? もしかしたら、この歌のように、結婚して初めて名前で呼ばれた、なんていうカップルもいるかもしれませんね。





(コーナータイトルコール)

THE ONE



 世界中で時を越えて歌われる、LOVE SONG。そんな名曲を生み出した、音楽界の偉人を毎回1人ピック・アップして、そのアーティストが持つ世界を見つめるコーナー。「THE ONE」。

 今週ピック・アップするのは、ジャック・ジョンソン です。ハワイ在住のサーファーでもあるアーティストですね。私も大好きです。

 それでは、偉人 ジャック・ジョンソン の、愛の足跡(そくせき)をご紹介していきましょう。

 まずは、2003年にリリースされたアルバム、「オン・アンド・オン(On and On)」から、「ザ・ホライズン・ハズ・ビーン・ディフィーテッド」。




♪ Jack Johnson 「 The Horizon Has Been Defeated 」




 LOVE UNITED「THE ONE」。ジャック・ジョンソン で、「ザ・ホライズン・ハズ・ビーン・ディフィーテッド」。

 現在のサーフ・ミュージックの第一人者、ジャック・ジョンソン は、1975年5月18日、ハワイ・オアフ島のノースショア生まれです。

 先週34歳の誕生日を迎えた彼は、音楽業界のスターでありながら、常に、自分の信念を守り続け、家族と、自然と、友達をこよなく愛する、シャイなハンサム・ボーイです。

 伝説のサーフ・ポイント、高さ4メートルの波が立つノースショアを見ながら育ったジャック。

 海から多くを学び、プロ・サーファーにあこがれる青年は、プロ・サーファーとしての技術を持ちながらも、17歳のとき、サーフィン中に、頭部を100針縫う怪我を負います。

 その休養中にのめり込んだのが、ギターでした。

 「みんなを楽しませたいだけ。僕の音楽は、波のようなもの」と語る彼は、愛するサーフィンを仕事とせず、堅実な生活を望み、彼は大学進学のため、アメリカ・カリフォルニア大学、サンタバーバラ校へと旅立ちます。

 ハワイに似た自由な風の吹くサンタバーバラ。しかし、独り、大学寮で食事を摂るときに感じる淋しさ。そんな色褪せていく学生生活を変えてくれたのが、一人の女性、ブロンドの美女、キム(Kim) でした。

 彼女との出逢いを歌った曲、「バブル・トーズ(Bubble Toes)」。

 「大学に行ったら、ちょっと遊んでやろうと思ってたんだ。なのに、1週間で、キム に出逢ってしまった」

 聡明でスピリチュアル。人に誠実で、自分を取り巻く世界をあらゆるかたちで受け入れる人。自分に似ていると感じた2人は、ゆっくりと愛を深めていきます。

 「ともかく常に、自然の流れに逆らわないようにしてきたんだ」。そう言う彼は、大学で映像制作を学び、サーフ・ムービーへの世界へと進みます。

 世界中を旅しながら、友だちであるプロ・サーファーの美しい姿をフィルムに収めていく。楽しい友だちとの撮影の合間、食事をしながら、自然とギターを持ち、歌う。

 そんなセッションで生まれた歌は、ボロボロのノートに書き留められ、旧式の4トラックで録音され、そして、世界各地で出逢った素晴らしい友にプレゼントされていったのです。

 彼のつくるサーフ・ムービーは、それまでのものとは違い、ゆったりと流れる時間、自然がつくり出す波の美しさ、そして、それを追い求める、サーファーたちのスピットなど、オーガニックな作品となり、その映像にぴったりとはまったのが、彼のつくり出す音楽だったのです。

 そんな彼の音楽は、サーフィン仲間の手によって、世界各地で芽を出すようにファンを増やし、いつの間にか、メジャー・レコード会社が「契約を結びたい!」。そんなミュージシャンの一人へと押し上げていったのです。




♪ Jack Johnson 「 The 3 R's 」




 お送りしたのは、2006年公開の映画、「おさるのジョージ」のサウンド・トラックから、リサイクルを歌った、「ザ・スリー・アールズ」です。

 大切な家族との時間、サーフィン、そして友だち。そして、2002年、ついに彼は、レコード会社に対して、「自分の音楽に対して口出しをしないでくれ」という条件のもと、契約を交わし、世界中に、彼の音楽が広まっていくこととなります。

 彼が、歌の中で繰り返し唱えていること。それは、すべての人は、同じ問題を抱えていて、その問題を抱えているのは、自分一人だけでないと気づかせてあげることが大事、ということです。

 そんな彼が放つ、フレンドリーなオーラは、どんなに大きなコンサート・ホールでも聴く者を魅了し、安心させてくれるのかもしれません。

 彼の音楽が世界中に広まりつつある中、2000年、最愛の女性 キム と結婚。そして、2004年には、長男・モー(Moe) が誕生。

 「子供たちのことを考えたり、環境が、全人類に及ぼす影響を想像したときに、環境問題に目が向いたんだ。そんなことから、ポジティブな方向で、僕にできることはなんだろう?っと、考え始めたんだ」。

 そんな想いを、彼はコンサート・ツアーの中で具体化していきます。

 アルバム・ジャケットを、再生紙でつくること。アメリカのツアーで使うバスや、機材の発電は、生物分解性のディーゼル燃料を利用。

 さらに、生態系のために、利益の1%を寄付するという、「1%・フォー・ザ・プラネット(1% For the Planet)」という組織に登録。

 そして、ハワイ島の生態系保護や、リサイクル・プログラムに貢献できるよう、「コクア・ファウンデーション(Kokua Foundation)」を設立します。

 「僕は最低限のことしかやってない」。そう答える ジャック・ジョンソン。自然を愛し、人を愛し、誠実な気持ちを持ち続ける謙虚な彼は、これからも、家族への愛、そして、悩める私たちへの愛を、歌い続けるのではないでしょうか。




♪ Jack Johnson 「 Hope 」




 お送りしたのは、2008年のアルバム、「スリープ・スルー・ザ・スタティック(Sleep Through the Static)」から、「ホープ」でした。

 ジャック・ジョンソン といえば、今年の1月、オバマ大統領就任式イベントに出演。そして、先日リリースされた ジギー・マーリー(Ziggy Marley) のニュー・アルバムに、ゲスト参加しています。

 波に愛され、なによりも、人との絆を大切にするハワイアン。ジャック・ジョンソン。

 LOVE UNITED「THE ONE」。今夜は、ジャック・ジョンソン をピック・アップしました。


(タイトルコール)

LOVE UNITED






(タイトルコール)

DUNLOP presents LOVE UNITED




優しく降る雨。
若草の茂る草原で、小鳥たちは木の上で歌い、
美しく咲き誇る花たちに、セレナーデを奏でているわ。

見て。丘の向こうに、美しく輝く虹。
まるで、天から贈られた魔法が、
私たちに降り注いでいるようだわ。

そう。私たちが恋に落ちるように、
魔法がかけられたのね。

今、私は、あなたのものよ。
永遠にあなたのもの。優しく愛してくれる?
そうすれば、私はあなたに全てを捧げるわ。

私を泣かせたりしないでね。
いつも、真実を語り合う仲でいたいの。

そう。いつか再び、ここに戻ってきましょう。
優しく降る雨の中を、2人で歩くの。
そして、抱きしめて、もう一度「愛してる」って言って。

もしも、あなたの愛が本物なら、
全てが、あなたと過ごす世界全てが、
素晴らしく輝くものになるはずよ。

優しく降る雨。
丘の向こうに、美しく輝く虹。
まるで、天から贈られた魔法が、
私たちに降り注いでいるようだわ。

そう。私たちが恋に落ちるように、
魔法がかけられたのね。




♪ Sarah Vaughan 「 A Lover's Concerto 」




 愛の文字。それは、「LOVE LETTERS」。ここでは、LOVE SONG の歌詞に込められた世界を旅してみたいと思います。

 お送りしたのは、サラ・ヴォーン で、1966年のヒット曲、「ラヴァーズ・コンチェルト」。永遠の名曲と言っても過言ではない LOVE SONG ではないでしょうか。

 メロディーは、誰もが聞いたことのある、ヨハン・セバスチャン・バッハ(Johann Sebastian Bach) のもの。

 1725年、妻 アンナ・マグダレーナ(Anna Magdalena) のために作曲した「クラヴィア曲集」の中の1曲に歌詞をつけ、1965年に ザ・トイズ(The Toys) という女性3人組が歌い、ミリオン・セラーとなっています。

 その翌年、ジャズの女王 サラ・ヴォーン が歌い、全米のイージー・リスニング・チャートで5位を記録。

 タイトルも直訳すれば、「恋人たちの協奏曲」。恋する2人にとって、雨が降っていても、世界が輝いて見える。そんなときめく恋心を、美しいメロディーにのせて歌い上げています。

 恋をすると、普段見ている風景までもが、なんだか輝いて見える。そうですよね。恋って、不思議な魔法ですよね。


(コーナータイトルコール)

LOVE LETTERS





♪ Big Mountain 「 Baby I Love Your Way 」




 わたくし今井美樹が TOKYO FM からお送りしている、DUNLOP presents「LOVE UNITED」。

 お送りした曲は、ビッグ・マウンテン で、「ベイビー・アイ・ラヴ・ユア・ウェイ」。

 ウィノナ・ライダー(Winona Ryder) や イーサン・ホーク(Ethan Hawke) が主演した青春映画、「リアリティ・バイツ(Reality Bites)」のサウンド・トラックに収められ、世界的にヒットした曲です。

 元は、ピーター・フランプトン(Peter Frampton) の曲で、1976年に大ヒットした、2枚組みライブ・アルバム、「フランプトン・カムズ・アライブ(Frampton Comes Alive!)」にも、収められていますね。


 さて、この番組では、みなさんからのメッセージやリクエストをお待ちしています。番組ホーム・ページのアドレスは、「www.tfm.co.jp/lu」。

 リクエストを採用させていただいた方には、5,000円分のミュージック・ギフト・カードをプレゼントしております。素敵な音楽の世界を、楽しんでくださいね。

 みなさんの心の LOVE SONG、お待ちしております。


 それではここで、あなたから届いた、メッセージを、ご紹介しましょう。愛知県の、「ナオ」さん。23歳女性の方です。

 「偶然お風呂に入っているときにラジオつけたら、この番組に出逢い、聴くことができました。「素敵な声だな〜」と思っていたら、やはり、今井さんだったんですね。」

 ありがとうございます♪

 「素敵な選曲と、今井さんの話され方に癒される旅にでも行ったような感覚で、すごくゆったりと、よい時間が過ごせました。
 リクエストですが、私はこの曲を聴くと心がワクワクします。当時小学校5年生で、この曲が主題歌で使われていたドラマに私はすごくハマっていました。毎週、ワクワクドキドキしながら観ていて、恋愛はもちろんのこと、これから出逢う人や、いろんなできごと、自分の夢だったり、ものすごく楽しいことが、この先に待っているのかと思うと、ワクワクしていたのを覚えています。
 だから、今でも久しぶりにこの曲を聴くと、あのときのワクワク感がよみがえって、「どんないいことにこの先出逢えるんだろう」って、心を明るく、前向きにしてくれる曲です。」


 この曲は、本当に私も、「わぁ懐かしい」と思っていたんですが。木村拓哉さん、山口智子さん主演のドラマの主題歌でしたね。

 ついこないだのような気がしますけれど、ずいぶん、前になってしまうんですが、私もなんだか、とても、一生懸命に、一生懸命に生きていたような、気がします。

 それでは今日の、リクエストを、ご紹介しましょう。久保田利伸 with ナオミ キャンベル で、「LA・LA・LA LOVE SONG」。




♪ 久保田利伸 with ナオミ キャンベル 「 LA・LA・LA LOVE SONG 」




 わたくし今井美樹がお送りしている「LOVE UNITED」。お送りしたのは、愛知県の「ナオ」さんからのリクエストです。久保田利伸 with ナオミ キャンベル で、「LA・LA・LA LOVE SONG」でした。

 「ナオ」さんには、ミュージック・ギフト・カードをプレゼントします。素敵な音楽との出逢い、期待していますね♪


(タイトルコール)

LOVE UNITED






(タイトルコール)

DUNLOP presents LOVE UNITED





♪ ムッシュかまやつ feat. 今井美樹 「 ノー・ノー・ボーイ 」




 TOKYO FM からお届けしている「LOVE UNITED」。お送りしたのは、今年2月にリリースされた、ムッシュかまやつさんの 70th アニバーサリー・アルバム「1939〜MONSIEUR(サンキュー・ムッシュ)」から、ムッシュの、懐かしい曲を一緒に、わたくしがコラボさせていただきました、「ノー・ノー・ボーイ」でした。

 この、「1939〜MONSIEUR」というアルバムは、70歳のムッシュの、お誕生日を、記念してつくられたアルバムなんですが。

 本当に、素晴らしい、ムッシュをリスペクトするたくさんの、アーティストの方が、スパイダース時代、そしてムッシュの代表曲、いろんな曲を、一緒にムッシュとコラボレートするという、本当に贅沢な豪華なアルバムになっています。

 「あぁこの曲って、こんなに、素敵な曲だったのね」って、なんとなく遠巻きに懐かしいとしか思っていなかった曲が、とってもリアリティーがあってすごくカッコいい曲だなというふうに、またとっても新しい印象に、生まれ変わっています。

 素敵なアルバムです。みなさん是非、お聴きになっていただきたいなと思います。

 さて、そろそろお別れの時間です。今夜はいかがでしたでしょうか。

 この番組では、世界中にきらめく、数多くの LOVE SONG を集め、その世界を旅しながら、みなさんと幸せな時間を共有できる1時間にしていきたいと思っています。

 どうぞ、来週も、この時間にお逢いしましょう。「LOVE UNITED」。お相手は、今井美樹でした。


DUNLOP presents「LOVE UNITED」
この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りしました。



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