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LOVE UNITED


〜 第11回 〜 2009.06.14 Sun


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宇宙の中で、とても小さな愛。




私を包む、母なる地球への愛。




親から子へ、未来へつながる愛。




自分の隣にいる、かけがえのない恋人への愛。


この地球に存在する、そんな全ての愛を称えるもの。

LOVE SONG




(タイトルコール)

DUNLOP presents... LOVE UNITED



 その歌を口ずさむだけで、あなたへの距離を縮め、多くの心をつないでいく。

 この番組では、世界にきらめく LOVE SONG を集め、その曲の持つ愛の世界を、みなさんと一緒に感じてみたいと思います。

 恋人への愛。家族への愛。人間への愛。神への愛。

 たくさんの愛が集う場所。「LOVE UNITED」。わたくし今井美樹がご案内いたします。




♪ Joe Cocker & Jennifer Warnes 「 Up Where We Belong 」




DUNLOP presents 「LOVE UNITED」
この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りします。






(タイトルコール)

DUNLOP presents LOVE UNITED





♪ Starship 「 Nothing's Gonna Stop Us Now 」




 DUNLOP presents「LOVE UNITED」。こんばんは。今井美樹です。

 「LOVE UNITED」では、世界中の LOVE SONG を集めて、愛ある時間をみなさんとご一緒できたらな〜と思っています。

 今日の1曲目にお送りしたのは、ジョー・コッカー・アンド・ジェニファー・ウォーンズ で、「アップ・ホエア・ウィー・ビロング」。

 リチャード・ギア(Richard Gere) が出演した1982年の映画、「愛と青春の旅だち(An Officer and a Gentleman)」のテーマ・ソングとして、大ヒットした曲です。

 そして、今お送りしているのは、スターシップ で、「ナッシングス・ゴナ・ストップ・アス・ナウ 〜愛は止まらない」。

 1987年にヒットしたコメディー映画「マネキン(Mannequin)」の、エンディング・テーマとして使われた曲です。

 この曲のミュージック・ビデオは、スターシップ のメンバーが、映画のワン・シーンを再現するという、遊び心あふれるものに、なっていましたね。

 懐かしいですよね。ベリー80'sな感じで、キラキラした感じが、目に焼きついてる感じです。(笑)

 LOVE SONG を集めてお送りしている「LOVE UNITED」。次にお届けするのは、1990年の スパイク・リー(Spike Lee) 監督の映画、「モ'・ベター・ブルース(Mo' Better Blues)」のサウンド・トラックから。




♪ Gang Starr 「 Jazz Thing 」




 DUNLOP presents「LOVE UNITED」。聴いていただいているのは、スパイク・リー が監督した、1990年の映画、「モ'・ベター・ブルース」のサウンド・トラックから。ギャング・スター で、「ジャズ・シング」。

 ジャズ界の偉人を列挙し、ジャズへの敬意を表している曲ですが、映画が公開された1990年代初頭のムーブメントといえば、ジャズと、ヒップ・ホップの融合。

 今聴いても、すごいカッコいいですよね。初めて聴いたときに、びっくり! したのを、今でも覚えています。(笑)

 黒人世界の芸術を常に、愛ある視線で描く スパイク・リー。父がジャズ・ミュージシャンという彼の、ジャズへの愛情がこもった作品でもありました。





(コーナータイトルコール)

THE ONE



 世界中で時を越えて歌われる、LOVE SONG。そんな名曲を生み出した、音楽界の偉人を毎回1人ピック・アップして、そのアーティストが持つ世界を見つめるコーナー。「THE ONE」。

 今週ピック・アップするのは、ボブ・マーリー です。

 ボブ・マーリー がこの世を去って28年。先月の彼の命日、5月11日の前日、5月9日、10日と、東京・代々木公園で、毎年恒例の、「ワン・ラヴ・ジャマイカ・フェスティバル(One Love Jamaica Festival)」が開かれました。会場には、延べ5万人を越える人々が集まったそうです。

 今なお日本人の多くの人々に愛されている ボブ・マーリー。それでは、偉人 ボブ・マーリー の残した、愛の足跡(そくせき)をご紹介していきましょう。

 まずは、不滅の LOVE SONG。




♪ Bob Marley & The Wailers 「 One Love/People Get Ready 」




 LOVE UNITED「THE ONE」。聴いていただいたのは、レゲエのスタンダード・ナンバーとなっている、ボブ・マーリー の代表曲、「ワン・ラヴ/ピープル・ゲット・レディ」。

 「ひとつの愛。ひとつの心。みんなひとつになって、幸せになろう」。

 複雑な歴史を持つジャマイカの地で、社会改革を訴える抵抗音楽として生まれた音楽、レゲエ。

 そのレゲエという音楽を武器に、彼は真実を歌い続け、音楽という手段で勇敢に闘い、人々の心に、平和を願う熱い種をたくさん撒いていきます。

 そんな彼の活動の中で、今でも語り継がれているのが、1978年の「ワン・ラヴ・ピース・コンサート(One Love Peace Concert)」。

 彼が10代の頃から酷くなっていた、ジャマイカ政治事情。武装する、支持者同士の抗争で国は荒れ、1976年には、社会改革をうたう ボブ・マーリー 自身も襲撃を受け、重傷を負います。

 そして、1年半もの、亡命生活。彼が再びジャマイカの地を踏んだのは、1978年。「ワン・ラヴ・ピース・コンサート」の年です。

 世界的にも注目されたこのコンサートでは、多くの報道陣が詰めかける中、彼は、当時対立していた政党の、党首2人をステージに上げ、握手をさせました。

 血を血で洗う抗争を続けていた当時の情勢から考えても、信じがたい喜ばしい光景でした。

 これまでにも、音楽を通して、世界を変えようとした動きはありましたが、固く握手を交わす姿が、全世界に報道され、目に見える形での、平和への一歩を踏み出す瞬間となりました。

 この功績が認められ、それから2ヶ月後には、アフリカ諸国の国連代表団から、第三世界平和勲章を授与されています。




♪ Bob Marley & The Wailers 「 Get Up Stand Up 」




 お送りしたのは、1973年のセカンド・アルバム、「バーニン(Burnin')」から。

 オープニングを飾っている、「ゲット・アップ・スタンド・アップ」。

 「立ち上がろう! 自分の権利のために。闘いをあきらめるな」と歌う ボブ・マーリー。

 しかしそれは決して、武器を持ち、血塗られた戦いを望んでいるわけではなく、音楽を通して、差別思想が生み出す戦いの根絶、そして、自分の権利を勝ち取ることで、人生を楽しむことの大切さを伝えてくれているのです。

 レゲエを世界に広めた第一人者、ボブ・マーリー。彼の音楽は、一般の人々だけではなく、多くのミュージシャンにも、数多くの影響を与えました。

 1974年に、エリック・クラプトン(Eric Clapton) が、「アイ・ショット・ザ・シェリフ(I Shot The Sheriff)」をカバーし、ヒットしたことで、ボブ・マーリー のカリスマ性が、全世界に知られるきっかけとなりました。

 また、スティービー・ワンダー(Stevie Wonder) は、1975年の、ザ・ウェイラーズ(The Wailers) のコンサートに出演し、この曲、「アイ・ショット・ザ・シェリフ」を熱唱し、さらに、彼の名曲、「マスター・ブラスター(Master Blaster)」は、ボブ・マーリー への敬意を表してつくられた曲でもあります。

 この他にも ビートルズ(The Beatles) や コモナーズ(?) とも親交があり、先ほどご紹介した歴史的コンサートとなった、「ワン・ラヴ・ピース・コンサート」には、ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones) の ミック・ジャガー(Mick Jagger) も駆けつけています。

 現在でも、ボブ・マーリー の誕生日である、2月6日には、世界各地で、彼の誕生を祝うため、様々なフェスティバルが開催され、多くのミュージシャンが参加し、様々な、チャリティー活動が行なわれています。

 今なお人々の心に生き続ける ボブ・マーリー。アフリカ最後の植民地だった、ジンバブエの独立式典でコンサートを行なった、1980年、全米ツアー中に、突然倒れます。

 脳腫瘍や、肺がんなど、様々な病が、彼の体を蝕んでいたのです。

 体調不良にもかかわらず彼は、最後のライブとなる、9月23日のライブには出演。その後彼は、入院生活を続け治療に励みます。

 1981年4月、ジャマイカ政府が、国家勲章を授与。そして、その翌月、5月11日、アメリカ・フロリダの病院で、家族に囲まれながら、この世を去りました。

 ボブ・マーリー、36歳。その後、彼の葬儀は、ジャマイカで国葬として行なわれ、遺体は、彼の生まれ故郷、ナイン・マイルズに埋葬されています。

 それから21年後の、2002年。ジャマイカの独立40周年を記念して行なわれた、「ジャマイカ・ベスト・ソング」では、彼の歌う、「ノー・ウーマン・ノー・クライ(No Woman, No Cry)」が、ベスト・ソングに選ばれています。

 彼も大好きだった歌、「ノー・ウーマン・ノー・クライ」。権利のために闘い、この世を去って行ったジャマイカの若者たち。そんな彼らへの追悼の歌であり、未来への希望を歌った、励ましの歌でもあります。

 「どんなに素晴らしい世界がやってこようと、彼らのことは忘れない。いつかきっと上手くいく。俺たちが望む通りになっていく。世の中の全て。きっと、今よりも良くなっていく。だから、泣かないで」。




♪ Bob Marley & The Wailers 「 No Woman, No Cry 」




 お送りしたのは、1975年にリリースされたアルバム、「ライブ!(Live!)」から、「ノー・ウーマン・ノー・クライ」。

 ボブ・マーリー が私たちに伝えたかったメッセージは、全て、歌の中に刻まれています。

 平和、愛、そして、自然な生き方。普遍的であり、万国共通なメッセージを込めることで、音楽は一番強力な武器となり、誰も殺さずに、世界を救ってくれると信じた ボブ・マーリー。

 人を愛し、全ての人が平和で幸せに暮らせますようにと、世界平和を心から願う、ピュアな心を持つ彼だからこそ、つくり出せた音楽なのではないでしょうか。

 LOVE UNITED「THE ONE」。今夜は、ボブ・マーリー をピック・アップしました。


(タイトルコール)

LOVE UNITED






(タイトルコール)

DUNLOP presents LOVE UNITED




彼女は行ってしまった。

ここにいてくれるかと聞いたのに、
僕の言葉も聞かずに行ってしまった。

壊れかけた僕たちの関係。
なんとかしたくて、
言葉をやっと見つけたというのに、
君はその言葉を聞かずに行ってしまった。

彼女は行ってしまったのさ。

昨日までの君は、
毎晩泣きながら、眠りに就いていたね。

ベッドでひとり、
「なぜこんなにも、世界が辛くなってしまうんだろう」
「なぜこんな嫌なことばかり、私に起こるんだろう」と。
全てが信じられないと。

お互いの想いを伝えることなく、
心に溜めてしまったね。

2人とも、その重荷に
耐えられなくなっていたんだ。

だからもう一度チャンスをくれないか?
今夜で終わりにしたくないんだ。

もしかしたら、
今夜だけでは足りないかもしれない。

お互いの間違いを修復するには、
もっと時間がかかるかもしれない。

でも君がいないと、何も始まらないのさ。
だから、僕と一緒に帰ってくれないか。

2人の時間が止まった場所で、もう一度始めよう。
だから、僕と一緒に帰ってくれないか?

一緒に帰ってほしいんだ。




♪ Maroon 5 「 Won't Go Home Without You 」




 愛の文字。それは、「LOVE LETTERS」。ここでは、LOVE SONG の歌詞に込められた世界を、旅してみたいと思います。

 お送りしたのは、マルーン・ファイブ で、「ウォント・ゴー・ホーム・ウィズアウト・ユー」。

 この曲はCMにも使われていたので、耳馴染みのある方も多いかもしれませんね。

 デビュー当時から、海外のセレブの間で話題となり、35か国以上で、ゴールドそして、プラチナ・ディスクを獲得した マルーン・ファイブ。

 この曲の主人公は、「君が一緒でなければ帰りたくない」と、ちょっと駄々をこねている感じですが。(笑)

 彼女が去ってしまうまで、お互い不満があっても口に出すこともなく、心に溜めてしまうことでついに、別れのときが来てしまう。

 でも彼女が去ってしまうことで、自分がいかに、彼女を大切に思っているのかを知り、すべてをさらけ出して、彼女との関係をやり直そうとしています。

 もしも今、愛しい人との関係がちょっと、ぎこちなくなっているとしたら、正直に、想いをぶつけてみるのも、大切なのかもしれませんよ?

 LOVE UNITED「LOVE LETTERS」。今夜は、マルーン・ファイブ の、「ウォント・ゴー・ホーム・ウィズアウト・ユー」をご紹介しました。


(コーナータイトルコール)

LOVE LETTERS





♪ コトリンゴ 「 こんにちは またあした 」




 わたくし今井美樹が TOKYO FM からお送りしている、DUNLOP presents「LOVE UNITED」。

 お送りした曲は、2006年のコトリンゴのデビュー・シングル、「こんにちは またあした」。

 何気ない毎日の中で、あなたは愛しい人に、「ありがとう」「きれいだね」「好きだよ」と伝えていますか?

 愛する人の普通の言葉、素直に思った言葉が、生きる原動力になる。

 優しいピアノの音色と、彼女の澄んだ声で、改めて、愛しい人の存在を気づかされる。そんな LOVE SONG になっています。


 さてこの番組では、みなさんからのメッセージやリクエストをお待ちしています。番組ホーム・ページのアドレスは、「www.tfm.co.jp/lu」。

 リクエストを採用させていただいた方には、5,000円分のミュージック・ギフト・カードをプレゼントしております。素敵な音楽の世界を、ぜひ、楽しんでくださいね♪

 そして今週は、なんと、番組がポスターをつくりました。(笑) その番組のポスターを5名の方に、プレゼントのご用意をしております。あわせて、ご応募してください。

 それではここで、あなたから届いたメッセージをご紹介しましょう。東京都、「アヤコ」さん。33歳・女性の方からです。

 「日曜の夜のひととき、素晴らしい選曲や、今井さんの語りに、明日からの意欲をもらっています。介護施設に勤めて3年が経ち、やっと、仕事の面白みを理解し始めました。ただ、高齢者さんを接しているため、どうしても、死との隣り合わせの毎日です。お世話になった利用者の方が亡くなることが、本当に辛く、悲しい体験をし、自問自答をしています。お世話になった方々に、この曲を贈りたいです。」

 というメールをいただきました。切ないですね。この曲がきっと、届きますように。

 ジミー・ウェッブ で、「アディオス」。




♪ Jimmy Webb 「 Adios 」




 わたくし今井美樹がお送りしている、「LOVE UNITED」。お送りしたのは、東京都の「アヤコ」さんからのリクエスト。ジミー・ウェッブ で、「アディオス」でした。

 「アヤコ」さんには、ミュージック・ギフト・カードをプレゼントします。素敵な音楽との出逢い、期待していますね。







♪ Jamie Cullum & Clint Eastwood 「 Gran Torino 」




 TOKYO FM からお届けしている「LOVE UNITED」。映画「グラン・トリノ(Gran Torino)」の、サウンド・トラックより。ジェイミー・カラム・アンド・クリント・イーストウッド で、「グラン・トリノ」。お送りしました。

 わたくしはまだこの、素晴らしい映画、観ていないんですけども。夫がね、ツアー先でこの映画、観たらしく、本当に素晴らしかったと言っていました。

 そのエンディングでこの曲が流れた、らしいんですけども。曲が終わるまで、誰ひとり席を立つことなく、この映画の、余韻を、噛み締めていたそうです。

 なんだかこのこと自体も、感動する、話だな〜と思っています。

 さて、そろそろ、お別れの時間です。今夜はいかがでしたでしょうか。

 私正直言って、ボブ・マーリー のこと、そんなによくは知らなかったので。今日は、本当に、なんだかとても大切な、ことを、ひとつ、教えてもらったような気がして、います。番組に感謝です。

 その、今日の「THE ONE」のコーナーでね、ピック・アップした、ボブ・マーリー。レゲエというと夏という感じですけれども。

 雨の日にね、改めて彼のメッセージをじっくり聞いてみると、新らしい何かが、あなたの心の中に、そして私の心の中にも、芽生えてくるかもしれませんね。

 この番組では世界中にきらめく、数多くの LOVE SONG を集め、その世界を旅しながら、みなさんと、幸せな時間を共有できる、そんな1時間にしていきたいと思っています。

 どうぞ来週も、この時間にお逢いしましょう。「LOVE UNITED」。お相手は、今井美樹でした。


DUNLOP presents「LOVE UNITED」
この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りしました。



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