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宇宙の中で、とても小さな愛。 愛 私を包む、母なる地球への愛。 愛 親から子へ、未来へつながる愛。 愛 自分の隣にいる、かけがえのない恋人への愛。 この地球に存在する、そんな全ての愛を称えるもの。 LOVE SONG (タイトルコール) DUNLOP presents... LOVE UNITED その歌を口ずさむだけで、あなたへの距離を縮め、多くの心をつないでいく。 この番組では、世界にきらめく LOVE SONG を集め、その曲の持つ愛の世界を、みなさんと一緒に感じてみたいと思います。 恋人への愛。家族への愛。人間への愛。神への愛。 たくさんの愛が集う場所。「LOVE UNITED」。わたくし今井美樹がご案内いたします。 この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りします。 DUNLOP presents LOVE UNITED DUNLOP presents「LOVE UNITED」。こんばんは。今井美樹です。 「LOVE UNITED」では、世界中の LOVE SONG を集めて、愛ある時間を、みなさんとご一緒できたらな〜と思っています。 今日の1曲目にお送りしたのは、Kings of Leon で、「Use Somebody」。 Bob Dylan や Paul Weller なども絶賛する、若手のバンドです。 チャリティー・アルバム、「SONGS FOR JAPAN」にも収められている1曲です。 そして今お送りしているのは、松任谷由実さんで、「緑の町に舞い降りて」。歌詞の中に歌われている「緑の町」とは、盛岡のことですよね。 盛岡は、今回の地震で被害を受けた地域のひとつですが、岩手の復興を支えるとても大切な場所でもあります。 そんな盛岡に、たくさんの緑と、たくさんの笑顔。また包まれてほしいですね。 THE ONE 世界中で時を越えて歌われる LOVE SONG。そんな名曲を生み出した、音楽界の偉人を毎回1人ピックアップして、そのアーティストが持つ世界を見つめるコーナー。「THE ONE」。 今週ピックアップするのは、Nile Rodgers です。 80年代のディスコ・サウンドで外せないバンド、「Chic」のギタリストであり、80年代の音楽の流れをつくり出した名プロデューサーですよね。 4月の来日に続いて、アジア・ツアーの最後に、来週再び、日本でのライブが決定しています。 ガンとの闘い、親友へのオマージュ。様々な想いを抱いて、再び日本に降り立つ彼の心の中にあるのは、日本への、ポジティブ・パワーのプレゼントなのです。 それでは今週は、Nile Rodgers の愛の足跡(そくせき)をご紹介していきましょう。まずはこの曲から。 LOVE UNITED「THE ONE」。今週は、Nile Rodgers をピックアップしております。お送りしているのは、Chic の代表曲、「Le Freak」。 「Nile Rodgers」と聞くとみなさんは、「バンド・Chic」と言う人、「ギタリスト」と言う人、「プロデューサー」と言う人、様々なのではないでしょうか。 それだけ、音楽業界に与えてきた貢献は大きく、今なお愛される人物であります。 Nile Rodgers は、1952年、ニューヨーク生まれ。生粋のニューヨーカーである彼は、ニューヨーク郊外で生まれた、後の朋友となる、Bernard Edwards と、「New York City」というバンドで出逢い、意気投合します。 その後2人は、スタジオ・ミュージシャンとして働き始め、Nile が参加したレコーディングは、The Isley Brothers や、The Manhattan Transfer など、一流アーティストばかり。 そこで出逢った、サックスの Kenny Lehman を誘い、自分たちのバンドをつくることになります。 1977年。Nile Rodgers 25歳。7人のメンバーで Chic が結成され、デビュー・アルバム、「Chic」をリリースします。 彼らの人気は一気に火がつきました。78年にリリースしたシングル、「Dance, Dance, Dance」は、全米チャートで6位を記録。2ndアルバムからは、「Le Freak」が全米No.1。 3rdアルバムからも、「Good Times」を全米No.1に送り込み、デビューから2年、Chic の人気は頂点へと向かいます。 「上品な」「洗練された」という言葉をつけた Chic。それまでのディスコ・サウンドとは違い、洗練されたタイトなリズムにストリングスとホーンが絡み合うオリジナリティーあふれるサウンド。 7人編成ではあったものの、中心メンバーであるギターの Nile と、ベースの Bernard を固定として、残りのメンバーは常に入れ替え。実質的には、この2人によるプロジェクトでした。 彼らのつくり出す「Chic・サウンド」は、多くのミュージシャンからも支持され、プロデュースを担当した、Sister Sledge のアルバムは大ヒット。 その後も、Diana Ross を見事復活させた「Upside Down」など、Nile と Bernard のコンビは、プロデューサーとして、時代の音をつくり上げていったのです。 Nile は、個人でも、1983年、David Bowie の「Let's Dance」。さらに、84年には、Madonna の「Like A Virgin」と、次々と大ヒットを世に放ち、多忙な日々を送ります。 プロデューサーとして確固たる地位を築いた Nile。しばらくは、裏方に徹していた Nile ですが、1990年、満を持して Chic は再結成します。 順風満帆に見えた Chic の再結成。しかし、1996年、Nile Rodgers 名義のアルバム「Chic Freak」を最後に、朋友・Bernard との関係は、突然、終わりを迎えるのです。 LOVE UNITED。お送りしているのは、1979年、全米No.1に輝いたシングル、「Good Times」。 1996年、日本で企画されたイベントに出演するため、朋友・Bernard、そして、自分が手がけたアーティストと共に初来日を果たした Nile。日本武道館と大阪城ホールで行なわれたライブは、盛況に終わりました。 しかし、そのライブから2日後、日本のホテルで、突然、Bernard が亡くなってしまったのです。発見されたときにはすでに脈はなく、まだ43歳という若さでした。 実はこのとき、倒れていた Bernard を発見したのは、Nile 本人。度重なるモーニング・コールに応えない Bernard を心配して、部屋を訪れたのだそうです。 そのときのことを彼はこう語っています。「その日は、暖かい春の一日だったが、僕にとっては、人生で最も寒さに凍えた日だった。自分は決して、再び Chic の音楽をプレイすることはないだろうと思った」。 実は以前、Bernard から、「自分はガンだった」と打ち明けられ、しかし、完治したとも聞いていたんだそうです。 それだけに、Bernard の突然の死は、Nile に大きな悲しみを与えました。 その後数年間、Nile は仕事が手につかず、活動が休止。しかし、再び日本に招かれたとき、「Chic を続けなければ」と悟ったそうです。 それ以来、彼は毎年、4月に日本に来日し、演奏を続けています。彼らがステージに立つときは、白い衣装に身を包み、今は亡き友への追悼を込めて、演奏しているのです。 Bernard の死から15年。今年は、Nile Rodgers にとって大切な年でした。 先日日本企画のコンピレーション・アルバム、「Everybody Dance!」がリリースされました。 彼はこうコメントを寄せています。「このアルバムは、僕の長年のパートナーである Bernard と、日本のみなさんに捧げるものだ」。 「僕は日本で、毎年のように春に、演奏している。桜の季節は僕にとってとても大切なんだ。なぜなら、最高の友を亡くしたときだから」。 「そして、日本で多くの、新しい友人を得た時季でもあるから。僕の作品に対する大切な扱いと敬意は、日本が、僕の第2の故郷であると感じさせてくれたんだ」。 お送りしているのは、Chic と、Kool & the Gang が、コラボレーションした新曲、「I Wanna Dance」。 昨年10月、医師から、前立腺ガンであると告げられた Nile。指に力が入らず、ギター・ピックが握れなかったといいます。 しかし、今年1月に手術し、現在は苦しいリハビリを続けています。そんな中、今年も、4月に来日公演を果たしました。 彼はブログにこう綴っています。「春の日本は、一年でもっとも素晴らしい時季だ。今、日本の人々は、最悪の惨事に見舞われている。しかし、僕は、彼らが強い精神力を持っていることを知っている」。 「彼らが僕と同じように復活し、元気になると信じている。日本ほど素晴らしい場所はないからだ。特に、春はね」。 4月の来日公演の後、アジア・ツアーに出ていましたが、来週29日、再び、東京での公演が決定しています。 「体で感じさせる音楽をつくりたくてやってきた」。そう語る Nile。悲しみを乗り越え、人々をハッピーにさせてくれる彼のサウンドで、私たちも踊り続けていきたいですね。 LOVE UNITED「THE ONE」。今夜は、Nile Rodgers をピックアップしました。 LOVE UNITED DUNLOP presents LOVE UNITED 彼女は自由奔放な女。 ブリクストンの女王さ。 裏街道の人生。 真実が見えても嘘をつく。 俺の気持ちを知り抜いているらしい。 ねずみ花火のように、俺を弄ぶ。 まるで高尚な、愛の綱渡り。 危険な愛に惹きつけられて、 身動きもできないんだ。 深夜に寝転がっていると感じるんだ。愛を。 まるで夢のようさ。 肌を寄せ合う。そして思うがままに、抱き合う。 君は、俺の夢を叶えてくれたんだ。 もっと深く知り合いたい。 君が望めば、何だってするさ。 俺の想いを知ってほしいんだ。 説明のつかない態度のときもある。 気分のいいときは気がつかないものさ。 屈託のない言葉で、俺はがんじがらめ。 傷つくまで秒読みさ。 彼女の元を去らない限り、 心の痛みからは解放されないのさ。 もっと深く知り合いたい。 君が望めば、何だってするさ。 俺の想いを知ってほしいんだ。 もっと、深く知り合いたい。 愛の文字。それは「LOVE LETTERS」。ここでは、LOVE SONG の歌詞に込められた世界を旅してみたいと思います。 お送りしているのは、Maxi Priest で、「Close To You」。 80年代後半から、90年代前半にかけて、親しみやすいポップなレゲエ・サウンドで、日本でも人気の高かった Maxi Priest。 バブルの頃に洋楽を聴いていた方なら思わず、「懐かしい!」と言ってしまいますよね。もしかすると、織田裕二さんとコラボしたアーティスト、そんなふうに、記憶している方も、いらっしゃるかもしれません。 この曲がリリースされたのは、1990年。当時流行っていた、「ニュー・ジャック・スイング」と呼ばれるサウンドと、レゲエ・サウンドを組み合わせ、一大ムーブメントを築いた曲です。 歌詞の内容はというと、恋に揺れる主人公の気持ちを、歌っていますよね。 「魅惑的な女性。もっと深く知り合いたい。でも、自分が弄ばれているのはわかっている。でも好きになってしまった」。 理性と感情の間で揺れる心の葛藤を素直に表現した曲です。ポップでありながら、どこかに哀愁が漂うのは、こういう歌詞だからなんですね。 時代の空気を含み、私たちをタイムスリップさせてくれる、そんな1曲です。 LOVE UNITED「LOVE LETTERS」。今夜は、Maxi Priest の、「Close To You」をご紹介しました。 LOVE LETTERS わたくし今井美樹が TOKYO FM からお送りしている、DUNLOP presents「LOVE UNITED」。 お送りしているのは、細野晴臣さんで、「悲しみのラッキースター」。 最近は、YMO としても積極的に活動をしている細野さん。飄々とした独特なスタンスが魅力的な方ですよね。 3年半ぶりとなるソロ・アルバム、「HoSoNoVa」が、先日リリースされています。ご自身がボーカルを録ったアルバムとしては、38年ぶり。 「最近の音楽が失くしているものがある。それは、音の強弱。聞こえないところに気配を感じる。そんな音楽がやりたい」。そうおっしゃる細野さん。 繊細な音の世界が詰まった、そんなアルバムです。 さてこの番組では、みなさんからのメッセージやリクエストをお待ちしております。番組ホームページのアドレスは、「www.tfm.co.jp/lu」。 番組では、リクエストを採用させていただいた方に、5,000円分の Amazon のショッピング・カードをプレゼントしております。 みなさんの心の LOVE SONG、お待ちしております。 それではここで、みなさんから届いたメッセージをご紹介しましょう。東京都、「ドラゴン」さん。24歳、女性の方です。 高校のとき、オーストラリアに留学しました。現地の高校で、日本人は私しかいなくて、英語もあまり話せず、最初は大変でしたが、だんだん友だちもできて、今ではとても良い想い出になっています。 そのときに仲良くなった中国人の男の子に、「私が大好きな音楽だよ」と紹介したのが、この曲です。気に入ってくれたようでよく一緒に聴きました。 日本に帰るとき、この歌の歌詞と、自分がリンクし、とても切ない気持ちになったのを憶えています。 「また会おうね」って約束して、結局あれから、一度も会っていないけど、元気にしているかなぁ。 という、メッセージをいただきました。 素敵な想い出ですね。私も、仕事で、若い頃に撮影でよくいろんな外国の街に行かせていただいていたんですけども。 その、撮影のときにやっぱり好きな音楽を、カセットテープとかCDとかで、ガンガンかけていたんですけども。 そうすると、「これ、いいねぇ」とかって言って向こうの現地のスタッフの人なんかがね、一緒に、音楽のほうに、近寄ってくるんですよ。 旅先の独特な、ムードとかもあるんでしょうけど、その音楽が、とても印象的な、ある種自分のまた、新たな宝物みたいになったりしてね。 その、場所の、匂いとか景色とかが、記憶としてギュッと詰まった、そんな、音楽になっているものが私の中にもいくつもあります。 それから、このドラゴンさんと、その、中国人の男の子は、会えてはいないのでしょうけど、でも、彼もきっと、今自分の、生活の中で、ねぇ、もしかしてこの、日本の、音楽も、聴けるようになってきていますから、ドラゴンさんのことをふっと思い出したりして、いることがあるかもしれませんね。 それでは、「ドラゴン」さんからのリクエストで、BUMP OF CHICKEN、「車輪の唄」。 わたくし今井美樹がお送りしている「LOVE UNITED」。お送りしたのは、東京都の「ドラゴン」さんからのリクエスト。BUMP OF CHICKEN で、「車輪の唄」でした。 「ドラゴン」さんには、Amazon のショッピング・カードをプレゼントします。素敵な音楽との出逢い、期待していますね。 LOVE UNITED TOKYO FM からお届けしている「LOVE UNITED」。お送りしているのは、5月18日にリリースになったばかりです。布袋寅泰さんで、「PROMISE」。 今日は、まさに、ついさっき終わったばっかりでしょうか。大阪城ホールで、彼は、ライブを行なっております。20日には東京の代々木第一体育館で、ライブがあったんですけども。 彼は、4月の内に、南三陸町のほうに、行ってきました。言葉にならないそんな想いを抱えて、帰ってまいりました。 音楽をやる、私たち、そして彼。これからやっぱり音楽をやったり、歌を歌ったりするっていうことが、どんな、意味があるのか、ということ、そのことを、彼もすごく、強く、感じたと思っています。 この曲は、震災後に、レコーディングを、することに、なっていたその中で、本当に珍しく、苦しんで苦しんで自分の今、つくるべき音楽に、向き合って、生み出した、1曲なんですけども。 今、この日本で、明日へ向かって頑張っている、方々に、伝えたいと、いう想いを彼はここに込めて、います。 私も、そうですが、こうやって今、この時期に、ライブを行なえるという、そんなチャンスをいただいている私たちは、やっぱり、ステージ上で、音楽を通して、歌を通して、今、やるべきことは何なのかということを、全身全霊で、音楽、へ向けて、そしてそれを、たくさんのみなさんへ、届けるべく、一生懸命、ステージに立っています。 そんなチャンスをいただけていることに、本当に、感謝しますし、これからもそんな想いで、私も、まだまだ続くライブ、やっていきたいなと思っています。 19日と21日は私は本当は、仙台と盛岡のライブだったんですが、残念ながら、このタイミングで、ライブをすることはできなくなってしまいましたが。 そうですね夏以降、秋ぐらいに、本当に、絶対何らかのかたちで、東北のほうは、伺いたいと思ってます。 ぜひ、そこで歌わせてください。そして待っていてください。 この番組では、世界中にきらめく数多くの LOVE SONG を集め、その世界を旅しながら、みなさんと幸せな時間を共有できる1時間にしていきたいと思っています。 どうぞ来週も、この時間にお逢いしましょう。「LOVE UNITED」。お相手は、今井美樹でした。 この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りしました。 |