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宇宙の中で、とても小さな愛。 愛 私を包む、母なる地球への愛。 愛 親から子へ、未来へつながる愛。 愛 自分の隣にいる、かけがえのない恋人への愛。 この地球に存在する、そんな全ての愛を称えるもの。 LOVE SONG (タイトルコール) DUNLOP presents... LOVE UNITED その歌を口ずさむだけで、あなたへの距離を縮め、多くの心をつないでいく。 この番組では、世界にきらめく LOVE SONG を集め、その曲の持つ愛の世界を、みなさんと一緒に感じてみたいと思います。 恋人への愛。家族への愛。人間への愛。神への愛。 たくさんの愛が集う場所。「LOVE UNITED」。わたくし今井美樹がご案内いたします。 この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りします。 DUNLOP presents LOVE UNITED DUNLOP presents「LOVE UNITED」。こんばんは。今井美樹です。 「LOVE UNITED」では、世界中の LOVE SONG を集めて、愛ある時間を、みなさんとご一緒できたらな〜と思っています。 今日の1曲目にお送りしたのは、ASKA さんで、「はじまりはいつも雨」。今からちょうど20年前。懐かしの、ヒット曲ですね。 そして、今お送りしているのは、Caro Emerald で、「A Night Like This」。 ちょっと古っぽくて、でも新しい。そんなナンバーですが。彼女は今オランダで一番人気のあるシンガーです。 去年リリースされた彼女のデビュー・アルバムは、30週にも亘って、オランダのアルバム・チャートでNo.1を獲得。Michael Jackson の「Thriller」の記録を抜き、オランダの記録を塗り替えています。 オランダだけではなく、これから、世界で活躍が期待される、そんなアーティストです。 THE ONE 世界中で時を越えて歌われる LOVE SONG。そんな名曲を生み出した、音楽界の偉人を毎回1人ピックアップして、そのアーティストが持つ世界を見つめるコーナー。「THE ONE」。 今週ピックアップするのは、Paul Simon です。 「Paul Simon」というより、「Simon & Garfunkel」。私たちはまるでワン・ワードのようにこのユニットの名前を、憶えています。 ソロとなってからも、クオリティーの高い作品をつくり続けている彼。いったいどんな愛に包まれて、これまで活動をしてきたのでしょうか。 それでは今週は、偉人・Paul Simon の愛の足跡(そくせき)を、みなさんと辿ってみたいと思います。まずはこの LOVE SONG から。 LOVE UNITED「THE ONE」。今週は、Paul Simon をピックアップしております。 お送りしているのは、4月にリリースされた最新アルバム、「So Beautiful or So What」から、「Dazzling Blue」。 今年の10月で、70歳を迎える Paul Simon。1941年、彼は、牧師で、トップ・クラスのベーシストだった父親と、教師であった母親の間に生まれ、幼い頃から、音楽の楽しさを体感しながら育ちました。 そして、小学校で、Art Garfunkel と運命の出逢い。16歳で、「Tom & Jerry」の名前でテレビ番組に出演し、早々にデビューを果たしました。 Art Garfunkel が大学で建築を学ぶ一方で、Paul Simon は、ロック・シーンでスターを目指し、様々な名義で活動を続けていきました。 そして1964年。音楽性を、フォークに変更し、彼らは、「Simon & Garfunkel」として、活動を再開させました。 今では名盤といわれるデビュー・アルバム、「水曜の朝、午前3時」ですが、発売当時は注目されることもなく、Paul は、名を上げるため、単独でイギリスに渡り、アルバムをリリースしたりしています。 しかし翌年にリリースされた「Sounds of Silence」は話題を呼び、年の暮れには、全米でNo.1を獲得。 これをきっかけに、60年代が終わるまで、彼らは、黄金のデュオとして、名作を次々と発表していきます。 ソロとなった彼は、いち早く、ワールド・ミュージックとの融合を果たし、音楽シーンを牽引していきます。 Simon & Garfunkel 時代から数えること13個。史上最多のグラミー賞を受賞し、90年には、Simon & Garfunkel として、2001年にはソロとして、ロックの殿堂入りを果たしています。 さらに2006年には、アメリカのニュース雑誌「TIME」で、「世界で最も影響力のある100人」に、唯一のミュージシャンとして選ばれ、翌年には、アメリカ議会図書館による、「ガーシュイン・アワード」の第1回受賞者となっています。 その行動力、歌に込めた想いから、社会性の高いミュージシャンとして、多くの人々から支持される Paul Simon。 社会奉仕活動にも熱心で、様々なチャリティー・ライブでの名演奏は、多くのリスナーの心を熱くさせてきました。 LOVE UNITED。お送りしているのは、2002年にリリースされた、アニメ映画の主題歌、「Father & Daughter」。 この「Father & Daughter」の中で聞こえてくる子供の声。これは、Paul の息子・Adrian。彼はこの歌で、アカデミー賞にノミネートされました。 映画の主題歌ではありましたが、素直な父親の愛が歌われています。「お前の輝く姿を見守っていこう。成長する姿を見守っていこう。私ほど、君を愛している父親はどこにもいない」。 そんな彼の音楽を支えているのは、かけがえのない家族からの愛情。2001年、ソロとして、ロックの殿堂に入った際、彼はこうスピーチしています。 「父は恩師でした。ミュージシャンを愛し、尊敬することを教えてくれたのは父です。僕を、バンド・リーダーにしたのも父です」。 彼は、神に感謝を捧げる前に、音楽と、音楽をつくる人々に惜しみない愛を与えた父、Lewis Simon に感謝を述べました。 現在、妻・Edie と3人の子供と共に、平穏なマイホーム・パパとなっている Paul ですが、彼は昔から、そんな平凡な日常の中から言葉を紡いできました。 最初の妻・Peggy との別れた直後にできたヒット曲、「恋人と別れる50の方法」は、幼い息子・Harper に、韻の踏み方を教えようとして、当時やっていた言葉遊びからでき上がった曲。 また、1980年にリリースされたアルバム、「時の流れに」は、幼い頃の母親の笑い声と共に、家にあふれていたポピュラー音楽への愛が描かれています。 社会的な事件、自分が生きてきた時代をつくる背景に、想いを馳せ、自らの経験を、歌に綴ってきた Paul Simon。夢と希望に輝いていたアメリカン・スピリットが、いつしかベトナム戦争へ。 そのさなかで戦う息子を想う、母の気持ちを歌い、9・11後の、混沌とした世界を静かに見守る彼が常に願うこと。 それは、家族愛に満ちた平穏な世界であり、倒れた隣人に、優しく手を差し伸べる、そんな、慈愛に満ちた世界なのです。 LOVE UNITED。お送りしているのは、2001年、9・11の後にリリースされたチャリティー・ライブ・アルバムから、「明日に架ける橋」。 「君がへこたれて憂鬱なときは、君の瞳に、涙がいっぱいのときは、その涙を乾かしてあげよう。辛いときが来て、頼る友だちもいないときは、明日に架ける橋のように、僕は身を投げて架けてあげよう」。 静かに歌い出す、「明日に架ける橋」。発売当時は、ベトナム戦争が激しさを増し、社会不安が高まっていました。 やりきれない現実、人々が、未来を描くことに苦しんでいたそんな時代に、あなたの希望に満ちた、輝く明日を信じて、踏み出すその一歩のために、身を投げ出そう と、歌っています。 あれから40年が経った今もなお、私たちの心の中に響くこの歌。名曲の持つ、時代を超えた輝きに勇気をもらい、今を生きる私たちも、新たな一歩を踏み出す力を、得ることができるのではないでしょうか。 LOVE UNITED「THE ONE」。今夜は、Paul Simon をピックアップしました。 DUNLOP presents LOVE UNITED 雨は止んだ。今なら全てがはっきりと見える。 俺の行く先に、立ちはだかるもの。 視界を遮っていた雲はもうない。 太陽が輝く、素晴らしい一日になりそうだ。 今なら何でもできる。 痛みも、苦しみも全て消えた。 ほら、願いをかけた虹が現れた。 太陽が輝く、素晴らしい一日になりそうだ。 青空だけが広がるこの世界。 顔を上げてごらん。青空が広がっている。 雨は止んだ。今なら、全てがはっきりと見える。 俺の行く先に、立ちはだかるものが。 そして俺は、虹に願いをかける。 太陽が輝く、素晴らしい一日になりそうだ。 愛の文字。それは「LOVE LETTERS」。ここでは、LOVE SONG の歌詞に込められた世界を旅してみたいと思います。 お送りしているのは Jimmy Cliff で、「I Can See Clearly Now」。 レゲエの名曲として今でもたくさんの人に愛されているこの曲。カバーもたくさんありますよね。 この Jimmy Cliff のバージョンは、1993年のヒットですが、オリジナルは、Johnny Nash が1972年にリリースしたもの。当時、アメリカ、イギリスでNo.1を獲得した名曲です。 歌詞の内容を見てみると、曲から受けるイメージとちょっと違います。 雲が晴れ、全てがクリアな世界。しかしその先には、自分の前に立ちはだかるものがはっきりと見える。 「雲が晴れて、悩みが消えた」という単純なものではなく、視界が開けたことで見えてきたもの、目の前に現れた困難に対して、果敢に挑戦する意志を、ふつふつと沸き上がらせている、そんな感じですよね。そんな自分に向けた、決意の歌です。 LOVE UNITED「LOVE LETTERS」。今夜は、Jimmy Cliff の「I Can See Clearly Now」をご紹介しました。 LOVE LETTERS わたくし今井美樹が TOKYO FM からお送りしている、DUNLOP presents「LOVE UNITED」。 お送りしているのは、Hilary Kole で、「Moments Like This」。 ニューヨークを拠点に、その美貌と歌声で、私たちを魅了するボーカリスト。 先日リリースされたニュー・アルバムは、スイング・ギターの名手・John Pizzarelli が、プロデュースを務めております。 甘い時間に浸ることができる、そんなアルバムに仕上がっております。 さてこの番組では、みなさんからのメッセージやリクエストをお待ちしております。番組ホームページのアドレスは、「www.tfm.co.jp/lu」。 番組では、リクエストを採用させていただいた方に、5,000円分の Amazon のショッピング・カードをプレゼントしております。 みなさんの心の LOVE SONG、お待ちしております。 それではここで、みなさんから届いたメッセージをご紹介いたしましょう。神奈川県、「ナカナカ」さん。25歳の主婦の方です。 中学の卒業式の日、2年間片想いをした彼とおつき合いすることになりました。 とても幸せで、嬉しかったのですが、彼は地元の高校へ。私は、地元を離れ、遠くの高校へ進学が決まっていたのです。おまけに、私の高校は朝が早かったため、高校から近い、祖母の家に居候することも決まっていました。 引越しの当日、「もうあんまり会えなくなるね」と泣いてしまった私に、「辛くなったら、これ聴いてみてよ」と、カセットテープをくれました。 その中に入っていたのがこの曲です。擦り切れるほど聴いて、今でも大事に持っています。なぜかこれだけは捨てられない。 当時の私には、大きな支えで、今でも、甘酸っぱい記憶とともに、自然と頭の中で流れます。 というメッセージをいただきました。 そうですか切なかったですねぇ。やっと、卒業の日に、ずっと片想いだった、人と、気持ちが、響き合って、新しく、これから毎日が始まるという。 でももう自分たち、学校離れていかなければならない、その道が、それぞれにあるってことわかっている。う〜ん15歳の、少女には、とても苦しい、ことでしたね。 でも、彼の想いを、手紙に代えて、音楽に乗せて、カセットテープをくれたんだと思いますけれども。 こういう、音楽に、その想いを、託して、プレゼントしてくれるっていうか、教えてくれるって、よくありますよね。私なんかも、自分もそうだし。 いろんな想いを、音楽に、乗せてというか音楽の力を借りて、言葉では上手く伝えられない、ニュアンスとか、そんなものを、一生懸命届けたいと思って、カセットテープに録音して、(笑) そんなこと思い出しますが。 結局ラブレターですからね。今でも、その曲を聴くといろんなことが「ふぁっ」と思い出されて胸がいっぱいになるっていうの、いいですね。今日も、胸いっぱいになってください。 それでは、神奈川県「ナカナカ」さんからのリクエスト。ケツメイシ で、「新生活」。 わたくし今井美樹がお送りしている「LOVE UNITED」。お送りしたのは、神奈川県の「ナカナカ」さんからのリクエスト。ケツメイシ で、「新生活」でした。 「ナカナカ」さんには、Amazon のショッピング・カードをプレゼントします。素敵な音楽との出逢い、期待していますね。 DUNLOP presents LOVE UNITED TOKYO FM からお届けしている「LOVE UNITED」。お送りしているのは、1979年、のアルバムですね。山下達郎さん、「MOONGLOW」より、「RAINY WALK」。 これもまたわたくしの、(笑) 青春時代の、想い出というか。これはね、でもどちらかというと東京に出てきてから、すごくはまって聴き出した、達郎さんのアルバムの中の1枚なんですけども。 私の、地元の宮崎は、緑の多いというかね、そういう田舎の町だったんですけど。この曲の軽やかさみたいなものが、アスファルトの街のところに、雨粒がどんどん、跳ねているっていうか。 景色が確実に、「土」ではなく、(笑) アスファルトのね、都会の、ビルがいっぱいあるところで、雨が弾んでいるというか。そういうイメージがすごくあって。 東京で暮らし始めた私にとって、非常に「東京で暮らしているんだ」っていう気持ちを、(笑) さらにね、盛り上げてくれる、そんな、曲だったような気がしています。 先ほどのね、「ナカナカ」さんの、メールじゃないけど、音楽にはたくさんの想い出が詰まっていて、そのときにどんなことがあったかなんて全く憶えてはいないし、その中身なんか全然重要じゃなくて。 だけど、この音楽を聴きながら、ひとりで暮らし始めた、孤独な、東京生活がいかに、ウキウキとした、ものに彩られたかっていうこと、この音楽たちが本当に私を、支えてくれていたなっていうのを、改めて感じて、うん、私も、感慨深いものがあります。 さて、そろそろお別れの時間です。今夜はいかがでしたでしょうか。 さてここでひとつお知らせがあります。大震災から4ヶ月が経とうとしていますが、この夏、東北の復興を願って、仙台に、東北の6大祭りが集結する、史上初のお祭り、「東北六魂祭」が開催されることになりました。 各県を代表する6つのお祭りがひとつになることで、災いを吹き飛ばす。そんな願いが詰まったこのお祭り。 「青森・ねぶた祭」「秋田・竿燈まつり」「盛岡・さんさ踊り」「山形・花笠まつり」「仙台・七夕まつり」「福島・わらじまつり」という、東北の6大祭り。 地元の人々はもちろん、遠方から来た人にとっても、お祭りを楽しんで、東北の元気を感じてもらおうというものです。 東北各県の名産品が勢ぞろいする物産展も開催されるそうです。この番組を提供していただいているダンロップさんも、サポートしてくださるそうです。 7月16日土曜日、17日日曜日。仙台で開催されるそうなので、みなさん、足を運んでみてはいかがでしょうか。 この番組では、世界中にきらめく数多くの LOVE SONG を集め、その世界を旅しながら、みなさんと幸せな時間を共有できる1時間にしていきたいと思っています。 どうぞ来週もこの時間にお逢いしましょう。「LOVE UNITED」。お相手は、今井美樹でした。 この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りしました。 |