LOVE UNITED TOP |
←第117回 | 第119回→ |
宇宙の中で、とても小さな愛。 愛 私を包む、母なる地球への愛。 愛 親から子へ、未来へつながる愛。 愛 自分の隣にいる、かけがえのない恋人への愛。 この地球に存在する、そんな全ての愛を称えるもの。 LOVE SONG (タイトルコール) DUNLOP presents... LOVE UNITED その歌を口ずさむだけで、あなたへの距離を縮め、多くの心をつないでいく。 この番組では、世界にきらめく LOVE SONG を集め、その曲の持つ愛の世界を、みなさんと一緒に感じてみたいと思います。 恋人への愛。家族への愛。人間への愛。神への愛。 たくさんの愛が集う場所。「LOVE UNITED」。わたくし今井美樹がご案内いたします。 この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りします。 DUNLOP presents LOVE UNITED DUNLOP presents「LOVE UNITED」。こんばんは。今井美樹です。 「LOVE UNITED」では、世界中の LOVE SONG を集めて、愛ある時間をみなさんとご一緒できたらなと思っています。 今日の1曲目にお送りしたのは、Evie Sands で、「Take A Little Love」。1979年にリリースされた彼女の3rdアルバム、「Suspended Animation」から、お届けしました。 そして今お送りしているのは、BEGIN で、「涙そうそう」。言わずと知れた、BEGIN と森山良子さんによる名曲ですよね。 BEGIN の3人が、沖縄ゆかりの曲を集めたアルバム、「オモトタケオ」。そのベストアルバムが、今月20日にリリースされることになっています。 沖縄はもう梅雨も明けて夏真っ盛りですよね。一年で一番美しい、この季節の沖縄の風が、音楽に乗って、ここまでやってくるようです。 THE ONE 世界中で時を越えて歌われる LOVE SONG。そんな名曲を生み出した、音楽界の偉人を毎回1人ピックアップして、そのアーティストが持つ世界を見つめるコーナー。「THE ONE」。 今週ピックアップするのは、渡辺美里さんです。 真っ直ぐに伸びる声。言葉のひとつひとつを噛み締めるような歌声は、歌うことが好きで好きでたまらない そんな気持ちが感じられます。 女性では前人未到となる、20年連続で、スタジアム・ライブを行なったアーティストでもあります。 デビューから今年で26年。しかし今でも、やりたいことがどんどん増えている という美里さん。今彼女はどんな想いで歌い続けているのでしょうか。 それでは今週は、そんな渡辺美里さんの世界を、みなさんと旅してみたいと思います。まずはこの LOVE SONG から。 LOVE UNITED「THE ONE」。今週は、渡辺美里さんをピックアップしております。 お送りしているのは、1990年のヒット・シングル、「サマータイムブルース」。 「10歳のときに、「まずは13歳でデビューしよう」って思ってたの」。デビュー当時さまざまなインタビューにこう答えていた美里さん。 歌を目指してからの興味は、ほとんどが、音楽と歌と声。声楽科のある、芸大へ行こうと考えたり、オペラの先生に発声を習ったり。学校の勉強よりも、お稽古ごとに情熱を傾け、知識と技術をグングンと吸収していきました。 中学2年、3年の頃には、ほぼ、登校拒否状態。実際には学校へ行っていても、誰とも会話せず時間をやり過ごし、家に帰ると、ラジオ聴いたり譜面を書いて、早くこんな毎日から脱出したい と思っていた、そんな青春時代でした。 音楽の勉強は続けていても変わらない日々。そんなある日、ラジオから聞こえてきたのが、Billy Joel の「Honesty」でした。 Billy Joel のことも、言葉の意味も何もわからないのに、涙があふれ、心が動く。 13歳でデビューするはずの予定が狂い、気持ちが不安定だったときだったからこそ、改めて、音楽の力を実感したのでしょう。 「やっぱり音楽をやり続け、やり遂げよう!」。そんなふうに、自分の気持ちを強くしたのです。 それからしばらくして、「誰かに歌を聴いてもらわないと始まらない」と、「ミス・セブンティーン・コンテスト」に応募。出場すれば、きっと誰かに歌を聴いてもらえる。その想いだけで、行動に移しました。 「10代のデビューにこだわるのは意味のないことかもしれないけど、自分の決めたことだから通したかった」。こうした真っ直ぐな想いが実って、コンテストでは歌唱賞を獲得。 これがきっかけとなり、1986年、見事デビューを果たします。このとき美里さん18歳。予定より5年ほど遅いスタートとなってしまいましたが、それでも、自分の意志を貫き、歌手の道をスタートさせたのです。 美里さんの想いの強さはその後も、目を見張るものがあります。1stアルバムのジャケット写真も、高校の頃よく聴いていた U2 のアルバムを見せて、「こういうのつくりたいんです!」と意思表示。 わからないことがあると、「どうして?」「なぜ?」と聞きまくり、曲を提供してくれる、小室哲哉さんや大江千里さんなどのアーティストにも、「私のイメージじゃない!」と、怖れずに言っていたといいます。 「ずっとやりたかったことが現実になろうとしているんだから、手探りではなく、「これが自信作です!」って、胸を張って言える1stアルバムにしたかった」。 この「正直で真っ直ぐな想い」は、その後も、美里さんの歌づくりに大きく影響していきます。 LOVE UNITED。お送りしているのは渡辺美里さんで、「夏が来た!」。まさに今頃の曲ですね。 デビューからわずか459日、単独の女性アーティストとして初めて、西武球場のステージに立った美里さん。 その後もヒット曲に恵まれ、西武球場が西武ドームに姿を変えても、20年連続でスタジアム・ライブを行ない、延べ、75万人のファンを魅了してきました。 台風による集中豪雨で、やむなくライブを中断した年もありましたが、20年の間には、国内で初めて、衛星放送による、ノーカット生中継が行なわれたり、公演当日に特別列車、「MISATO TRAIN」が運行されたりと、さまざまな伝説をつくり上げていきました。 1990年の公演は、そんな中でも特に、想い出深いもの。前の年の公演が台風で中断し、悔しい思いをしていただけに、どんなハプニングがあろうと、歌さえあれば大丈夫! そういう強い気持ちで望んだ公演でした。 午後6時。ライブがスタートすると、またしてもポツリポツリと不吉な雨。夏の嵐がまたやってくるのか と思ったとき、ハプニングを起こしたのは雨ではなく、3万人のファンだったのです。 突然、客席の端の方から、ドドドーッとうねりが始まり、アリーナを含め、球場全体が大きな波に包まれたのです。 そう、それは、3万人による見事なウェーブ。美里さんがウェーブを見るのはこれが初めて。毛穴という毛穴が泡立ち、人の力を目の当たりにして、心が震えたといいます。 デビューから26年、こうした感動を味わい続けてきた美里さんにも、当然、葛藤や転機はありました。 デビューの頃から走りっ放し。毎年、アルバムをつくっては、ライブをする というスタイルを続けていた、ある日。 陣痛と共に生み落とした歌が、次から次へ消費されている。そんな感覚に襲われたのです。 「自分が痛みを伴って生んだものだから、もっと大事に歌いたい」。生み出すことも仕事なら、その生み出したものをきちんと伝える というのも、ボーカリストとしての役目。 そう思った美里さんは、それから、いつものペースでアルバムを制作するのを敢えてやめ、フルオーケストラで歌うライブなど、新しい試みに挑戦しました。 「自分のつくってきたものにもう一度命を注ぎ込む。そうすれば、もっと」という想い。歌への真っ直ぐな姿勢が、美里さんをまた、別のステージへと押し上げていったのです。 LOVE UNITED。お送りしているのは、8月に予定されているニュー・アルバムからの先行シングルとして、あさって、火曜日にリリースされる新曲、「セレンディピティー」。 「セレンディピティー」とは、ふとした偶然をきっかけに、幸運を掴み取る能力のことだそうで、美里さんはこの曲を震災後に書き上げ、明日への希望を歌っています。 20年続けたスタジアムでの公演は終わり、ひとつのクライマックスを迎えた美里さんですが、今は、自分のセレンディピティーを信じて、また、明日へと歩き出しています。 2006年からは、夏祭りの第2章をスタートさせ、京都の下鴨神社や、奈良の薬師寺など、世界遺産でライブを行なったり、山中湖や熊本城などの野外で美里祭りを行ない、環境保護なども訴えるようになりました。 今年も、富士山が見える河口湖と、大阪城を舞台に、美里祭りが行なわれます。 「希望を感じる歌を届けていきたい」という美里さん。デビュー当時から変わらないこの真っ直ぐな想いは、きっと、多くの人の心に届き、希望の花を咲かせていくのでしょう。 LOVE UNITED「THE ONE」。今夜は、渡辺美里さんをピックアップしました。 DUNLOP presents LOVE UNITED 私を見てるんでしょ? ちゃんと気づいているのよ。 落ち着かない様子。 声をかけたいんでしょ? でもそう思いながら、 別の感情が邪魔をする。 痛い目に遭うのが嫌なんでしょ? わかってるわ。男の人はみんなそう思うみたいだから。 ねぇこれからどうしたいの? こっちへ来て。私に話しかけてみて。 冷たくなんてあしらわない。 運命に逆らってはダメよ。 私の気分も盛り上がってきた。 あなたが望めば、全てを捧げる。 あなたがそう言えば、全てを捧げる。 さぁこっちへ来て。 全てはあなたのものよ。 恐れてはダメ。待たせてもダメ。 あっという間に消えてしまうんだから。 ここから去ってしまうんだから。 すかした態度はやめて。 はにかみ屋も勘弁して。 立派に振舞って、その魅力で、私を導いて。 そんなに気負う必要なんてないわ。 あなたが望めば、全てを捧げる。 あなたがそう言えば、全てを捧げる。 運命に逆らってはダメよ。 さぁこっちへ来て。 全ては、あなたのもだから。 愛の文字。それは「LOVE LETTERS」。ここでは、LOVE SONG の歌詞に込められた世界を旅してみたいと思います。 お送りしているのは Janet Jackson で「All For You」。 ジャクソン・ファミリーの一員として、兄・Michael と共に、音楽シーンを牽引した Janet Jackson。 プロデューサー・Jam and Lewis とのコンビでダンス・ポップの名曲を数多く残しています。 この曲は、今からちょうど10年前、2001年にリリースされた大ヒット。みなさんもよくご存知の曲ですよね。 この曲を含んだアルバム「All For You」は、日本でも80万枚を超えるヒットとなり、世界的にみても、彼女最大のセールスを記録しています。 「All For You」「全ては、あなたのために」。日本語にするとちょっと、しおらしさを残したイメージになりますが、この曲で歌われる女性はもっとパワフル。 目の前に現れた素敵な男性。彼も自分のことを気にしている様子。「私を上手にエスコートして。ここから連れ出して」。 このストレートな感覚はなかなか日本人にはないものかもしれませんね。みなさんはこういう気持ちになったこと、あるでしょうか。 素敵な男性を前にして、心の声を歌にした、そんな LOVE SONG です。 LOVE UNITED「LOVE LETTERS」。今夜は、Janet Jackson の、「All For You」をご紹介しました。 LOVE LETTERS わたくし今井美樹が TOKYO FM からお送りしている、DUNLOP presents「LOVE UNITED」。 お送りしているのは、J.D. Souther で、「You're Only Lonely」。 1970年代から活躍し、「もう一人の Eagles」などと呼ばれたアーティスト。Eagles ファンにはお馴染みのアーティストかもしれませんね。 この曲は、1979年にリリースされた彼の代表曲。最近この曲も含め、彼の代表作をセルフ・カバーしたアルバムもリリースされています。 65歳となった今の彼が歌うこの曲も、聴いてみてくださいね。 さてこの番組では、みなさんからのメッセージやリクエストをお待ちしております。番組ホームページのアドレスは、「www.tfm.co.jp/lu」。 番組では、リクエストを採用させていただいた方に、5,000円分の Amazon のショッピング・カードをプレゼントしております。 みなさんの心の LOVE SONG、お待ちしております。 それではここで、みなさんから届いたメッセージをご紹介しましょう。山口県、「ナオタロウ」さん。28歳の会社員の方です。 この季節を乗り越えれば、山や海が楽しい夏がやってきますね。僕自身、今年行きたいのは、波照間島です。 去年、石垣、黒島、西表を丸ごと一度に旅行し、最後に波照間島に行きました。「波照間」とは、「果てのうるま」、つまり、果ての珊瑚を意味します。 「果て」という名の通り、石垣島から1時間。ずいぶん遠いところに来てしまった気がしました。浜では夕陽を見たり、話したり、みんな思い思いにくつろいでいました。 夕陽が綺麗で、みんな何も言わず眺め、スコールが降ったら、屋根のところで雨宿り。止んだら、また浜辺に歩いて行く。 振り返ってみると、本当に何でもない時間だったけど、特別なひとときでした。今年もまた、波照間島に行って、そんな小さな奇跡を目にできたらいいな〜と思います。 というメッセージをいただきました。 素敵ですねぇ〜。本当に、いいな〜。なんとなく目の前に、その、砂浜から見える、海。そして空。いろんなものが「ふわ〜」っと私の目の前にも、押し寄せてきて、しまいましたけれども。 どうしても、の用事があるときは別ですけども、島に行って、雨に降られたり、そんなことって、逆に、大切な時間の、ひとときだったりするっていうか。 「うわ〜、雨降ってる〜。わ〜」って言って、(笑) 走って、葉っぱの下で、じゅぶじゅぶ濡れながらも、ちょっとだけ雨宿り気分だったりね。 「どうせ濡れちゃったぁ」とか言いながら、びしょびしょのまんまで、そのまんま、また海に飛び込んだり。 島の、そういう、刻々と変わる、時間というか風景というか、絶対、ひとつたりとも同じものはない、その感じの、あのミラクルみたいなのって何なんでしょうね。 私も、小さい日本の島だろうが、バカンスでみんなが行くような島だろうが、自然の、流れに逆らえない、島の時間っていうのが本当に好きで。 そこに委ねていると自分の中、体の中いろいろリセットされる気がしますよね。うらやましいです。 それでは、山口県の「ナオタロウ」さんからのリクエストで、Prince、「Walk In Sand」。 わたくし今井美樹がお送りしている「LOVE UNITED」。お送りしたのは、山口県の「ナオタロウ」さんからのリクエスト。Prince で、「Walk In Sand」でした。 「ナオタロウ」さんには、Amazon のショッピング・カードをプレゼントします。素敵な音楽との出逢い、期待していますね。 LOVE UNITED TOKYO FM からお届けしている「LOVE UNITED」。お送りしているのは、1991年のアルバムですね。わたくしのアルバム「Lluvia」より、タイトル曲「Lluvia」。です。 この「Lluvia」というのは、「雨」という、意味、なんですよね。 私、ペルーに、どうしても旅行に行きたくて、(笑) それで、休みをもらって、仲間と一緒にペルーを旅行したことがあるんですけども。 そのときに、「Bambu De Lluvia」という、現地の、楽器と出逢いました。 この曲の最初に、「シャラシャラシャラ・・・」と音が流れていたのは、その、Bambu De Lluvia なんですけど。向こうでそれを買ってきてレコーディングに使ったんですけど。 Bambu De Lluvia といって、「雨の竹」っていう楽器だったんですよ。現地で聞いたときに、すごく綺麗な音だと思って。 それで、この「Lluvia」という曲は、とにかくその、雨をモチーフに、何か曲をつくりたくて、歌詞を私が書いたんですけども。 やっぱり、思春期のときにユーミンに影響されたのか、雨のシーンっていうとなんとなくしっぽりする感じが、(笑) するんですけども。その気持ちを、この楽器の音がね、ずいぶん軽やかに、してくれたような、気がしています。 久しぶりに聴いて、「あ〜やっぱり、大好きな曲だな」なんて、改めて思いました。 さてそろそろお別れの時間です。今夜はいかがでしたでしょうか。 ここでひとつ、先週に引き続きまして、お知らせです。大震災から4ヶ月が経とうとしています。この夏、東北の復興を願って、仙台に、東北の6大祭りが集結する史上初のお祭り、「東北六魂祭」が開催されることになりました。 各県を代表する6つのお祭りがひとつになることで、災いを吹き飛ばす。そんな願いが詰まったこのお祭り。 「青森・ねぶた祭」「秋田・竿燈まつり」「盛岡・さんさ踊り」「山形・花笠まつり」「仙台・七夕まつり」「福島・わらじまつり」という、東北の6大祭り。 地元の人々はもちろん、遠方から来た人にとっても、お祭りを楽しんで東北の元気を感じてもらおうというものです。 この番組を提供していただいているダンロップさんも、サポートしてくださる、そうです。 7月16日土曜日、17日日曜日。仙台で開催されるそうなので、みなさん、足を運んでみてはいかがでしょうか。 この番組では、世界中にきらめく数多くの LOVE SONG を集め、その世界を旅しながら、みなさんと幸せな時間を共有できる1時間にしていきたいと思っています。 どうぞ来週もこの時間にお逢いしましょう。「LOVE UNITED」。お相手は、今井美樹でした。 この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りしました。 |