LOVE UNITED TOP

LOVE UNITED


〜 第119回 〜 2011.07.17 Sun


←第118回 第120回→





宇宙の中で、とても小さな愛。




私を包む、母なる地球への愛。




親から子へ、未来へつながる愛。




自分の隣にいる、かけがえのない恋人への愛。


この地球に存在する、そんな全ての愛を称えるもの。

LOVE SONG




(タイトルコール)

DUNLOP presents... LOVE UNITED



 その歌を口ずさむだけで、あなたへの距離を縮め、多くの心をつないでいく。

 この番組では、世界にきらめく LOVE SONG を集め、その曲の持つ愛の世界を、みなさんと一緒に感じてみたいと思います。

 恋人への愛。家族への愛。人間への愛。神への愛。

 たくさんの愛が集う場所。「LOVE UNITED」。わたくし今井美樹がご案内いたします。




♪ Mohombi 「 Miss Me (feat. Nelly) 」




DUNLOP presents 「LOVE UNITED」
この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りします。






(タイトルコール)

DUNLOP presents LOVE UNITED





♪ ケツメイシ 「 また君に会える 」




 DUNLOP presents「LOVE UNITED」。こんばんは。今井美樹です。

 「LOVE UNITED」では、世界中の LOVE SONG を集めて、愛ある時間を、みなさんとご一緒できたらな〜と思っています。

 今日の1曲目にお送りしたのは、Mohombi で、「Miss Me (feat. Nelly)」。

 Lady Gaga をスターダムに伸し上げたプロデューサー・RedOne が手がける Mohombi。実は、アフリカ・コンゴの王族だそうです。

 内戦で国を追われ、10代でスウェーデンに亡命。その後、アーティスト活動を始めた というアーテイスト。

 Lady Gaga の次に、RedOne が仕かけるのが、この Mohombi だそうです。活躍が注目ですね。

 そして、今お送りしているのは、ケツメイシ で、「また君に会える」。

 「夏」って勢いのある、エネルギッシュなシーズンですが、その反面、センチメンタルな部分も持ち合わせているそんな季節ですよね。

 実家に帰省したときとか、旅先とか、気になる人にまた逢えるかも。そんな淡い期待が膨らむのも、この季節のいいところ。

 今年の夏、みなさんが逢いたい人とは、どんな人でしょうか。





(コーナータイトルコール)

THE ONE



 世界中で時を越えて歌われる LOVE SONG。そんな名曲を生み出した、音楽界の偉人を、毎回1人ピックアップして、そのアーティストが持つ世界を見つめるコーナー。「THE ONE」。

 今夜ピックアップするのは、キマグレン です。

 「Love」「Life」「Local」という、3つの「L」をテーマに、作品をつくり続けている キマグレン。

 メジャー・デビューから、まだ4年目の夏ですが、「夏ウタ = キマグレン」というぐらい、夏のイメージが定着していますよね。

 アーティスト活動と共に、逗子で、海の家のライブハウス「音霊 OTODAMA SEA STUDIO」を経営するキマグレン。彼らは今、どんな愛を持って活動しているのでしょうか。

 それでは今週は、キマグレン の世界をみなさんと旅してみたいと思います。まずは、この LOVE SONG から。




♪ キマグレン 「 あえないウタ 」




 LOVE UNITED「THE ONE」。今週は キマグレン をピックアップしております。

 お送りしているのは、彼らのメジャー・デビュー・ソング、「あえないウタ」。

 「俺たちって、出逢うことが決められていたんじゃないかな」。15歳のとき、逗子のスイミング・スクールで出逢った KUREI さんと ISEKI さん。

 そんな2人が、「出逢うと決められていた」と思うまでには、お互いにさまざまなできごとがありました。

 KUREI さんは、リベラルな両親の元で育ち、5歳の頃から、母親に連れられ、カナダ、アメリカ、ヨーロッパを転々として育ちます。

 中学生の頃、テレビを見ていて、「タスマニアデビルって凄いんだね」と、誰に語るでもなくつぶやいたところ、その数日後、なんの前触れもなく、タスマニアに留学させられた。そんなこともありました。

 「財産を残さない代わり、知的武装を施す」。これが、父親の教育方針。頑固一徹の父に、理不尽さを感じながらも、KUREI 少年は、従うほかなかったそうです。

 そんな、日本と海外を行ったり来たりの生活の中で出逢ったのが ISEKI さん。しかし、知り合った当初は、大勢いるスイミング仲間の一人。特別仲良しではありませんでした。

 一方、ISEKI さんは、小学4年生のとき、家族で行ったカラオケが歌に目覚めるきっかけ。

 「歌うのって気持ちいいなぁ」と思い、中学ではギターを練習。学校の催しで、「Stand By Me」を歌ったところ、拍手喝采。「また誰かの前で歌いたい」と、高校からバンド活動を開始しました。

 大学では、授業そっちのけで音楽にのめり込み、3年で中退。親から、「家を出てけ!」と言われ、兄の家に転がり込んでも、バンド活動を続けました。

 しかし当時所属していたのは、プロへの誘いもあるほど将来有望なバンド。練習が厳しく、音楽に対してストイック。ISEKI さんは、自分のつくった歌をけなされ、徐々に、自信を失ってしまうのです。

 結局そのバンドを辞め、友人のレゲエ・バンドに誘われるまま参加し、「気まぐれ」という名前で、1人で歌うようにもなりました。

 そんなとき、KUREI さんから1本の電話。「一緒に海の家やらない?」。「なんだか面白そう」と、二つ返事で、引き受けたのです。

 KUREI さんは、高校からバンド活動を始め、大学卒業後も、バンドをやり続けたいと思っていました。

 しかし、アルバイトでは、生活がままならないため、企業に就職。そんなある日、砂浜で寝ころんでいると、ふいに、「海の家って楽しそう。そこでライブをやったら、もっと楽しそう」と思い立ったのです。

 早速、多くの友人に電話をして誘うのですが、断られるばかり。唯一、快く返事をしてくれたのが、ISEKI さんだったのです。

 こうしてスタートした、海の家のライブハウス。しかし、海の家の経営は、ほんの少し社会人経験があるだけの若者と、就職さえしたことのない若者には、簡単なものではありません。

 この後、大きな試練が、2人を待ち受けていたのです。




♪ ゆずグレン 「 two友 」




 LOVE UNITED。お送りしているのは、ゆず の2人と結成したユニット、ゆずグレン で、「two友」。

 出資者を見つけやっと開業した海の家。しかし、夏の間オープンし続ける海の家に、毎日、アーティストをブッキングすることは、並大抵のことではありません。

 音楽業界にコネがあるわけでもなく、オファーは全て飛び込み営業。アーティストが決まっても、宣伝まで手が回らず、お客さんは集まりません。

 出資者からは毎日のように責められ、アルバイトからも、不満の声が上がります。

 KUREI さんと ISEKI さんが一緒に歌うことになったのも、実は、アーティストをブッキングし切れず、穴埋めするため。2人で出演すればとりあえず、地元の友だちが集まってくれるかもしれない。そんな想いから。

 「ライブのグレードより、集客人数」。その頃の2人は、アーティストというより、経営者としての考えが先に立っていたのです。

 しかしこれが一層、出資者の怒りを買い、アルバイトからの信頼も失うきっかけになります。周りには、2人の行動が遊び半分にしか映らなかったのでしょう。

 結局、1年目の海の家は大失敗。2人は、多額の借金を抱え、秋を迎えたのです。

 2年目の海の家は、さすがに開業をためらいました。しかしこのままでは終われない と思った KUREI さんは、再び、ISEKI さんに声をかけてみるのです。

 すると、またもや、ISEKI さんは二つ返事。そう、この頃の2人には、辛いときを共に過ごし、やり抜いたものだけに芽生える、強い絆があったのです。

 さらに2度目の夏を決意させた最大の理由、それは、初めて、「キマグレン」としてステージに立ったときに見た、観客の涙でした。

 この涙を見たときから、昔の苦い経験がトラウマとなり、「音楽は真剣にやらない」と言っていた ISEKI さんの気持ちが変化。

 「歌で人の心を動かすことができるなら、歌い続けたい」。そう思うようになっていったのです。

 「1年目の失敗は繰り返さない」。そうスタートさせた2年目の夏。そんな2人を見守り、アドバイスしてくれる存在と出逢い、2人は2年目、3年目の夏を終え、メジャー・デビューの機会を得るのです。

 デビューなど目指していなかった2人ですが、2ndシングル「LIFE」は大ヒット。一躍、有名アーティストの仲間入りを果たし、真剣に音楽に取り組む楽しさにも目覚めます。

 「キマグレンって、ふたりぼっちだな〜と感じる瞬間がいっぱいある」という2人。「神様が、本当は1人だった人間を2人に分けたんじゃないか」。そう思うほど、強い絆で結ばれているキマグレン。

 2人の音楽は、友情を超えた、広き愛で包まれているかのようです。




♪ キマグレン 「 蛍火 」




 LOVE UNITED。お送りしているのは、今度の水曜日にリリースされる、彼らのニュー・シングル、「蛍灯」。

 この歌詞は、培ってきた誇りという、心の中の光を忘れないでほしい という気持ちで、震災後に、KUREI さんが書き下ろしたものです。

 アーティストと経営者、二足のわらじを履くことで両立に苦しみ、誰にも理解してもらえないと思うことが多かったという2人。

 でもラッキーなのは、キマグレン は1人じゃないこと。辛い状況から這い上がるには、どうすればいいのか。2人はお互いをカバーし合い、マイナスをプラスに変えて、アーティストと経営者という立場を両立させています。

 そして今年。震災直後はさすがに、海の家をオープンさせるかどうか悩んだそうですが、「もう一度、海を好きになってもらいたい」「海を怖がらないでほしい」という想いと、2人で培ってきた、海の家「音霊」という誇りを、ここで失いたくないという想いで、オープンを決意したそうです。

 常に同じ方向を見て前に進む キマグレン。2人の心の中の光は、これからもず〜っと輝き続け、海を愛し、夏を愛する人々の心に、光を灯し続けるのではないでしょうか。

 LOVE UNITED「THE ONE」。今夜は、キマグレン をピックアップしました。





(タイトルコール)

DUNLOP presents LOVE UNITED




夜が来た。
世界は真っ暗になって、
見える明かりといえば月だけさ。

でも怖くはない。君がいる限り。
僕を支えてくれる限りはね。

ねぇ、僕のそばに居てほしいんだ。
そして、支えてほしい。

この見上げた空が崩れ落ちても、
山が崩れて、海に沈んでも、
決して泣かないよ。君が居る限りはね。

そして、君が困ったときだって、
僕のそばに居れば大丈夫さ。

僕のそばに居てほしいんだ。
支えてほしい。

僕のそばに、居てほしいんだ。




♪ Ben E King 「 Stand By Me 」




 愛の文字。それは「LOVE LETTERS」。ここでは、LOVE SONG の歌詞に込められた世界を旅してみたいと思います。

 お送りしているのは、Ben E King で、「Stand By Me」。言わずと知れた名曲ですよね。

 Ben E King は、黒人のコーラス・グループ、The Drifters のリード・シンガーとして、1950年代から活躍するアーティスト。

 この曲は、彼が The Drifters を脱退した翌年、1961年にリリースし、大ヒットを記録したナンバーです。

 そして、1986年には、映画「スタンド・バイ・ミー」の主題歌としてリバイバル・ヒット。この映画のイメージと結びついてる人の方が多いかもしれませんね。

 誰かがそばに居てくれること、それだけで力になることがあります。「独りじゃない」。そう思えることで、困難に立ち向かうことができます。

 「そばに居てほしい」。この曲は、そんな人間の普遍的な気持ちを、素直に表現したからこそ 、永遠の名曲として歌い継がれているのです。

 LOVE UNITED「LOVE LETTERS」。今夜は、Ben E King の「Stand By Me」をご紹介しました。


(コーナータイトルコール)

LOVE LETTERS





♪ サニーデイ・サービス 「 サイン・オン 」




 わたくし今井美樹が TOKYO FM からお送りしている DUNLOP presents「LOVE UNITED」。

 お送りしているのは、サニーデイ・サービス で、「サイン・オン」。彼らの音楽ってとってもシンプルですけど、温かみとか、温度がありますよね。

 ボーカルの、曽我部恵一さん。今年の夏は、毎週のように、野外イベントに出演されています。サニーデイ・サービス としては、「FUJI ROCK FESTIVAL」に出演予定です。

 苗場の会場がこんな、温かな雰囲気に包まれるんでしょうね。


 さて、この番組では、みなさんからのメッセージやリクエストをお待ちしております。番組ホームページのアドレスは、「www.tfm.co.jp/lu」。

 番組では、リクエストを採用させていただいた方に、5,000円分の、Amazon のショッピング・カードをプレゼントしております。

 みなさんの心の LOVE SONG、お待ちしております。

 それではここで、みなさんから届いたメッセージをご紹介しましょう。神奈川県、「アチーソーサ」さん。31歳・会社員の方です。

 中学生のときのこと。当時好きだった女の子との別れ際、雨が降り始めました。

 私はそのとき、置き傘を手にして、さらに、万が一のために、折り畳み傘も持っていました。彼女には傘がなく、「どうしようかな〜」といった、困り顔で空を見上げていました。

 「傘2本あるし貸すよ」。そのひとことが、喉元まで出ているのに、なぜか言えない私。恥ずかしかったのか、恩着せがましいと感じたのか、今考えれば、何にせよ、子供じみた考えでした。

 結局彼女は、雨に濡れて帰ることに。彼女を見送った私は、置き傘と折り畳み傘。2つ持っているのにもかかわらず、傘を差さず、びしょ濡れになりながら帰りました。

 それで何かが許されるわけでも、不甲斐なさが流れるわけでもないのに。なんか、自分に、罰を与えたいだけの、身勝手な儀式でした。

 翌日、案の定風邪をひいてしまった彼女と、情けないぐらいに元気な私。彼女がくしゃみをするたびに、私の胸はチクリと痛みました。


 というメール、いただきました。

 なんだか、ドラマのワンシーンみたいね。(笑) でも、中学生の頃ってこんなことなんですよね。

 何でそのひとことが言えないんだろうっていうのは、女の子も男の子もきっと誰もが経験する、そんな、年頃なんだよね〜。

 なんだか、胸が今、「きゅん」としたり「ほわっ」と温かくなったりしながらこれを読ませていただきました。

 それでは今日は、神奈川県の「アチーソーサ」さんのリクエストで、Le Couple、「ひだまりの」。




♪ Le Couple 「 ひだまりの詩 」




 わたくし今井美樹がお送りしている「LOVE UNITED」。お送りしたのは、神奈川県「アチーソーサ」さんからのリクエスト。Le Couple で、「ひだまりの」でした。

 「アチーソーサ」さんには、Amazon のショッピング・カードをプレゼントします。素敵な音楽との出逢い、期待していますね。





(タイトルコール)

LOVE UNITED





♪ 今井美樹 「 ラストダンスは私に with 大橋トリオ 」




 TOKYO FM からお届けしている「LOVE UNITED」。お送りしているのは、わたくしの、この春に出ました、ベスト・アルバム、「Miki's AFFECTIONS [ANTHOLOGY 1986-2011]」から、「ラストダンスは私に」。です。

 5月1日から始まりました、わたくしの今年のツアー、「LOVE & BLESSINGS」。このツアーも、先週、大阪で無事終了いたしました。とても、充実感のあるツアーだったな〜と思っています。

 ベスト・アルバムを持って、ツアーをするということはこういうことなのかなっていうのを、つくづく感じながら、「私は今これをしたいの。だから、聴いてほしい。見てください」というよりも、みなさんが「聴きたい」と思ってくださる曲。

 誰かのために、音楽を奏で、そして歌うということを、本当に、幸せに感じながら、歌えた、そんな、ツアーでした。

 この3月の震災があったことでさらに、やっぱり、今歌を歌う、ならば、歌を歌わせていただけるんであれば、その歌に、私なりの想いを、乗せて伝えたいという、そんなことも、大きく、このツアーには、力を与えてくれまして。

 私にとっては本当に忘れられない、そんなツアーだったと思っています。来てくださった方、本当にありがとうございました。

 この週末、もうあのライブがないのかと思うと、凄く淋しいですけれども。それこそ、8月30日に、WOWOW で、東京の、フォーラムで行なわれた、ライブの模様が、オンエアーになることが決まっています。

 来てくださった方たち、ぜひもう一度、感じていただきたいです。そして、足を運んで、いただけなかった方たちにもぜひ、私たちの、ステージからのいろんな想い、受け取っていただけるとうれしいな〜と思っています。ぜひご覧になってください。


 さて、そろそろお別れの時間です。今夜はいかがでしたでしょうか。

 明日は、海の日。本来なら3連休ですけれどもね。今年は節電対策で、週末がお仕事というご家庭も、多いはずです。

 しかし何にせよ、子供たちにとっては、大切な大切な記憶に残る夏休み。みなさんそれぞれの方法で、想い出の夏にしてくださいね。


 この番組では、世界中にきらめく数多くの LOVE SONG を集め、その世界を旅しながら、みなさんと幸せな時間を共有できる1時間にしていきたいと思っています。

 どうぞ来週も、この時間にお逢いしましょう。「LOVE UNITED」。お相手は、今井美樹でした。


DUNLOP presents「LOVE UNITED」
この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りしました。



PAGE TOP