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LOVE UNITED


〜 第122回 〜 2011.08.07 Sun


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宇宙の中で、とても小さな愛。




私を包む、母なる地球への愛。




親から子へ、未来へつながる愛。




自分の隣にいる、かけがえのない恋人への愛。


この地球に存在する、そんな全ての愛を称えるもの。

LOVE SONG




(タイトルコール)

DUNLOP presents... LOVE UNITED



 その歌を口ずさむだけで、あなたへの距離を縮め、多くの心をつないでいく。

 この番組では、世界にきらめく LOVE SONG を集め、その曲の持つ愛の世界を、みなさんと一緒に感じてみたいと思います。

 恋人への愛。家族への愛。人間への愛。神への愛。

 たくさんの愛が集う場所。「LOVE UNITED」。わたくし今井美樹がご案内いたします。




♪ Lady Kim 「 Summertime 」




DUNLOP presents 「LOVE UNITED」
この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りします。






(タイトルコール)

DUNLOP presents LOVE UNITED





♪ 大貫妙子 「 Summer Connection 」




 DUNLOP presents「LOVE UNITED」。こんばんは。今井美樹です。

 「LOVE UNITED」では、世界中の LOVE SONG を集めて、愛ある時間をみなさんとご一緒できたらなと思っています。

 今日の1曲目にお送りしたのは、Lady Kim で、「Summertime」。

 Billie HolidayJanis Joplin とかもう、たくさんのアーティストが、カバーしいてる名曲ですよね。

 2005年にリリースされた彼女のアルバム、「Everything Must Change」からお送りしました。

 そして、今お送りしているのは、大貫妙子さんで、「Summer Connection」。

 1975年、山下達郎さんらと共に、「SUGAR BABE」としてデビューした大貫さん。この曲はソロとなって2枚目、1977年にリリースされたシングルです。

 大貫さん自身もお気に入りだという「Summer Connection」。レコーディングには、ドラムが 村上“ポンタ”秀一さん、ギターが、鈴木茂さん、パーカッションに斉藤ノブさん、そして、キーボードは坂本龍一さんという、超豪華なメンバーが参加しています。

 その後の、日本の音楽シーンを支えるアーティストが一堂に会した名曲。そんなふうにいえるかもしれませんね。





(コーナータイトルコール)

THE ONE



 世界中で時を越えて歌われる LOVE SONG。そんな名曲を生み出した、音楽界の偉人を、毎回1人ピックアップして、そのアーティストが持つ世界を見つめるコーナー。「THE ONE」。

 今週ピックアップするのは、Steve Winwood です。若い方は彼を、知っているでしょうか。

 「Traffic」「Blind Faith」など、有名バンドを率いたアーティストです。

 11月には、Blind Faith 時代の仲間、Eric Clapton との来日が決定しています。往年のファンには、嬉しい来日ですよね。

 それでは今週は、Steve Winwood の愛の足跡(そくせき)をご紹介していきたいと思います。まずは、この LOVE SONG から。




♪ The Spencer Davis Group 「 Gimme Some Lovin' 」




 LOVE UNITED「THE ONE」。今週は Steve Winwood をピックアップしています。

 お送りしているのは、兄の Muff と共に10代で参加したバンド、「The Spencer Davis Group」の大ヒット曲。「Gimme Some Lovin'」。

 今年で63歳を迎えた Steve Winwood。ボーカリスト、オルガン・プレーヤー、そしてギタリスト。様々な顔を持ったアーティストですが、彼の音楽歴はとても長く、10代初めには既に、父のジャズ・バンドの一員として、ステージに立っていました。

 13歳で兄のバンドでリード・シンガーとなり、B. B. KingChuck BerryBo Diddley など、大御所のバックで、ハモンドオルガンやギターを演奏するほどの腕前を披露。

 そして15歳という若さで、Spencer Davis Group に参加し、ソウルフルなオルガンの演奏、そして、彼の歌声は人々の心を掴み、ブリティッシュ・ロックの黄金期ともいわれる時代を築いていきます。

 今バックでお送りしているのは、Spencer Davis Group の「Keep On Running」。この曲がイギリスでNo.1を獲得すると、世界中から、「極上のリズム・アンド・ブルースが、イギリスから誕生した」と注目されます。

 イギリスでは、出す曲出す曲がヒット・チャートに上がり、多くのコピー・バンドが生まれたほどでした。

 そして、Steve Winwood の歌声が世界中のラジオから流れたのが、先ほどお届けした、「Gimme Some Lovin'」だったのです。

 しかし、レコード会社とのがんじがらめのレコーディングに、ツアー、キャンペーンと、厳しいスケジュールを過ごすうち、自分はもっと大きな舞台を目指そうと、19歳で、Spencer Davis Group を脱退。

 そして、1967年、同じような志を持つメンバーと共に、「Traffic」を結成します。

 彼らは田舎にこもって共同生活をしながら曲づくりに励みました。シタールやハープシコードを使ったサイケデリックな要素も加わり、意欲的な音楽制作を続けていきます。

 中でも、「Dear Mr. Fantasy」は、歴史的な代表作として、彼の代名詞ともいえる曲となっていきます。

 Traffic を解散後、続いて彼が向かった先、それは、ソウルの可能性を追求すべく、Eric Clapton らと結成した、「Blind Faith」でした。

 「The Yardbirds」「Cream」。人気グループを築いてきた Clapton が参加するとあって、結成当初から、「ロック界最初のスーパーグループ」という異名がつくほど注目を浴びます。

 しかし、そのスーパーグループも、アルバム「スーパー・ジャイアンツ(邦題)」をリリースし、アメリカ・ツアーを行なった後、あっさりと解散。

 時代の流れの中で常に、新しいこと、常に挑戦的なことにトライしてきた彼は、「自分のクリエイティブは自分でコントロールしたい」そういう想いから、その後、自宅にレコーディング・スタジオをつくり、1人で制作を始めるのでした。




♪ Steve Winwood 「 While You See a Chance 」




 LOVE UNITED。お送りしているのは、1980年、Steve Winwood が、32歳でリリースしたソロ・アルバム、「Arc of a Diver」から、「While You See a Chance」。

 1980年にソロ・アルバムをリリースして以降、Steve は、カントリーの聖地ともいわれる、アメリカ・ナッシュビルに、活動拠点を移します。

 そして、1986年には、名盤といわれるアルバム、「Back in the High Life」が完成。

 この中に収められた、Chaka Khan をフィーチャーした「Higher Love」は、全米チャートで1位に輝き、翌年のグラミー賞で、最優秀レコードを獲得。彼自身も、最優秀男性ポップ・ボーカル・パフォーマンスに輝いています。

 1990年以降、彼はコンスタントに作品を発表。2004年には、1960年代の Traffic の功績が認められ、Traffic のメンバーとして、ロックの殿堂入りを果たしています。

 また、Eric Clapton とは、2007年のロック・フェスティバルで共演し、翌年リリースされたアルバム、「Nine Lives」に Clapton が参加。

 そして、マディソン・スクエア・ガーデンでの3日間のコンサートを実現。2009年からは、アメリカ・ツアーに出るなど、この数年で、かつての朋友との活動を活発に行なっています。

 そして、そんな彼らが今年、満を持して、日本にやってきます。今なお、音楽に夢中という2人から、心から楽しんでいるサウンドを生で体験できるチャンスが日本に訪れるとは。幅広い世代に、ぜひ、観てほしい公演です。

 2人揃っての来日は初めてということで、先に行なわれたインタビューで、Steve はこう答えています。

 「私は数回しか日本を訪れてないないが、とても深い文化があることを知ることができた。今回の地震や、津波の被害はとてつもなく大きいものだと思う。でも、何とか、立ち直ることを、心から望み、祈っています」。




♪ Steve Winwood 「 Roll with It 」




 LOVE UNITED。お送りしているのは、1988年にリリースされた、「Roll with It」。

 「酷い毎日でも乗り切るんだ。立ち止まってはダメさ。君らしくやればいい。元気を出して。楽しもう。諦めないで。乗り切るんだ」。

 軽快なサウンドで私たちを励ましてくれる Steve Winwood の音楽。彼は今年、著名な、イギリスの音楽賞である、アイヴァー・ノヴェロ賞を受賞しました。その会見の席でこう語っています。

 「音楽が長年に亘って、人々を結びつけるものであることを実感するようになった。そして、自分がその一部であることを、幸運に思う」。

 その言葉の通り、今回の Clapton との来日で、世代を超えた音楽ファンが繋がるのは間違いないのではないでしょうか。

 60年代から大きな影響を与えてきた Steve Winwood。孤高のブルース・シンガーが秘める、熱いスピリットに、これからも注目したいですね。

 LOVE UNITED「THE ONE」。今夜は、Steve Winwood をピックアップしました。


(タイトルコール)

LOVE UNITED






(タイトルコール)

DUNLOP presents LOVE UNITED




教えてほしい。
僕にどうなってほしいんだい?
キスひとつで、あっという間に君の虜。

教えてほしい。
もう会いに来てくれないのかい?
キスひとつで始まった恋。
もう本気を出すタイミングさ。

少しの笑いと、少しの痛み。
教えてあげるさ。
全ては、愛のゲームなんだ。

君が生み出すもの全てが愛。
冷たく寂しい海には、太陽を。

お願いさ。僕を役に立たせてくれ。
それはさよなら言うことじゃない。
君のドアをノックすることさ。

君は僕を操って、転がして、慰める。
だったら抱いておくれ。お願いさ。

キスひとつで始まった恋。
もう本気を出すタイミングさ。

少しの笑いと、少しの痛み。
全ては、愛のゲームなんだ。

僕を操って、転がして、
そして、抱いてほしい。

この愛のゲームの中で、僕は、
ここに独りぼっちなんだから。




♪ Santana 「 The Game Of Love (feat. Michelle Branch)




 愛の文字。それは「LOVE LETTERS」。ここでは、LOVE SONG の歌詞に込められた世界を旅してみたいと思います。

 お送りしているのは、Santana で、「The Game Of Love (feat. Michelle Branch)」。

 ラテン音楽とロックの融合という、ユニークなサウンドを生み出し、デビューから40年以上が経った今もなお、私たちに名曲を届けてくれるギタリスト・Santana

 彼は、1999年にリリースしたアルバム、「Supernatural」で、ジャンルの異なる様々なアーティストとコラボレーションし、グラミー9部門を獲得するという快挙を成し遂げましたが、この曲も、そんな流れの中で、2002年にリリースされた1曲。今でもラジオで耳にする曲ですよね。

 歌詞の内容はというと、英語独特の回りくどい表現ではありますが、描かれている世界は意外とシンプルですよね。

 キスから始まった恋。始めは軽いご挨拶だったのかもしれません。こちらの気分は盛り上がるばかり。しかし向こうは、その気があるのかないのか。

 そんな気持ちのやり取りを、恋のゲームに例えて表現したこのナンバー。みなさんは、この主人公のような恋の駆け引き、経験あるでしょうか。

 LOVE UNITED「LOVE LETTERS」。今夜は、Santana の、「The Game Of Love (feat. Michelle Branch)」をご紹介しました。


(コーナータイトルコール)

LOVE LETTERS





♪ CRAZY KEN BAND 「 レコード 」




 わたくし今井美樹が TOKYO FM からお送りしている、DUNLOP presents「LOVE UNITED」。

 お送りしているのは、CRAZY KEN BAND で、「レコード」。

 音楽に限らず、絵とかファッションとか、言葉で伝えなくても感覚でわかり合える関係ってすごくいいですよね。

 そういう人と一緒にいると、ねぇ、つい会話が止まらなくなったり。そういう時間を過ごせるって本当に素敵で、とても大切なことですよね。


 さてこの番組ではみなさんからのメッセージやリクエストをお待ちしております。番組ホームページのアドレスは、「www.tfm.co.jp/lu」。

 番組では、リクエストを採用させていただいた方に、5,000円分の Amazon のショッピング・カードをプレゼントしております。

 みなさんの心の LOVE SONG、お待ちしております。

 それではここで、みなさんから届いたメッセージをご紹介しましょう。大分県、「キラキラ星」さん。40歳の女性の方です。

 この曲は、私の夫が好きだったアルバムに入っていました。夫は2年前に突然亡くなり、天国に旅立ちました。

 当時2歳の娘と2人。どうやって生きていけばいいのか、生きる気力を失くしていたとき、なんとなく手に取ったそのアルバム。

 その中に入っていたこの曲を聴き、今まで我慢していたものがあふれ出しました。歌詞を聴いて、「逃げてはいけない。娘のために生きなければ」と思いました。

 天国の夫が、私に教えてくれたのかなと思うこともあります。今でも落ち込んだときは、この曲を聴いています。


 というメールをいただきました。

 音楽の力って、本当にあると思います。ご主人が大好きだった、その音楽たちの中に、「キラキラ星」さんへの、想いが、たくさん詰まっている。私はそんなふうに、思っています。

 ご主人が残してくださったたくさんの、音楽の中にきっと、彼からの、今あなたに必要な、今、そのタイミングそのタイミングで必要な、メッセージが、彼から、届くんじゃないかなと、思っています。

 そんなふうに、これからの、娘さんとの大切な、毎日の中で、音楽と、寄り添って、過ごして、いただきたいな〜と、思いました。

 それでは、「キラキラ星」さんからのリクエストで、キリンジ、「Drifter」。




♪ キリンジ 「 Drifter 」




 わたくし今井美樹がお送りしている「LOVE UNITED」。お送りしたのは、大分県の「キラキラ星」さんからのリクエスト。キリンジ で、「Drifter」でした。

 「キラキラ星」さんには、Amazon のショッピング・カードをプレゼントします。素敵な音楽との出逢い、期待していますね。





(タイトルコール)

LOVE UNITED





♪ 布袋寅泰 「 PROMISE 」




 TOKYO FM からお届けしている「LOVE UNITED」。お送りしているのは、布袋寅泰さんの、最新シングル、「PROMISE」。です。

 今頃、今日の、大阪の USJ でのライブ、観終わって、ぐったりしながら、車を運転して帰っているという方もいらっしゃるんではないでしょうか。

 足を運んでくださったみなさん、どうもありがとうございました。

 布袋さんは先週末の東京ドームで行なわれた COMPLEX のライブ、そして、今日の USJ でのライブ、そして来週は、北海道で行なわれる、「RISING SUN」。

 もう毎週毎週、立て続けに、いろんなところで、ライブを行なっています。そして秋からは、彼自身の、全国ツアーが始まります。

 私は、日常を横で、眺めている、人間として、今、布袋寅泰さんの、音楽への、情熱の、凄さを本当に感じています。

 あの震災以来、特に、自分のやるべき音楽で、それが誰かのためになれるんだったら、できることは何でもやりたいと、彼は、本当にその想いを、ギターに、乗せています。

 そんな想いで、この、先週、今週、そして、来週の「RISING SUN」。そして秋からの全国ツアー。全身全霊で、ステージに、向かうと、思います。

 ぜひ、そんな布袋さんの、音楽。心で受け取っていただきたいな〜と思っています。


 さて、そろそろお別れの時間です。今夜はいかがでしたでしょうか。

 ここで、お知らせです。震災の影響で公演が延期となっていた、「アース&ヒューマンコンシャスライブ2011 supported by DUNLOP」。この振替公演を、9月6日火曜日、東京国際フォーラムで開催することとなりました。

 出演は植村花菜さん、藤井フミヤさん、ゴスペラーズ、そして、わたくし今井美樹。

 4月22日のチケットをお持ちの方はそのまま、振替公演にご利用いただけます。また、振替公演のチケットも、若干ご用意しております。

 詳しくは、TOKYO FM のホームページを、見てくださいね。よろしくお願いします。


 この番組では、世界中にきらめく数多くの LOVE SONG を集め、その世界を旅しながら、みなさんと幸せな時間を共有できる1時間にしていきたいと思っています。

 どうぞ来週もこの時間にお逢いしましょう。「LOVE UNITED」。お相手は、今井美樹でした。


DUNLOP presents「LOVE UNITED」
この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りしました。



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