LOVE UNITED TOP

LOVE UNITED


〜 第124回 〜 2011.08.21 Sun


←第123回 第125回→





宇宙の中で、とても小さな愛。




私を包む、母なる地球への愛。




親から子へ、未来へつながる愛。




自分の隣にいる、かけがえのない恋人への愛。


この地球に存在する、そんな全ての愛を称えるもの。

LOVE SONG




(タイトルコール)

DUNLOP presents... LOVE UNITED



 その歌を口ずさむだけで、あなたへの距離を縮め、多くの心をつないでいく。

 この番組では、世界にきらめく LOVE SONG を集め、その曲の持つ、愛の世界を、みなさんと一緒に感じてみたいと思います。

 恋人への愛。家族への愛。人間への愛。神への愛。

 たくさんの愛が集う場所。「LOVE UNITED」。わたくし今井美樹がご案内いたします。




♪ 土岐麻子 「 小麦色のマーメイド 」




DUNLOP presents 「LOVE UNITED」
この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りします。






(タイトルコール)

DUNLOP presents LOVE UNITED





♪ 福山雅治 「 虹 」




 DUNLOP presents「LOVE UNITED」。こんばんは。今井美樹です。

 「LOVE UNITED」では、世界中の LOVE SONG を集めて、愛ある時間を、みなさんとご一緒できたらな〜と思っています。

 今日の1曲目にお送りしたのは、私も大好きな、土岐麻子さんで、「小麦色のマーメイド」。当然ながら、松田聖子さんのカバーですね。

 2008年にリリースされたカバー・アルバム、「Summerin'」からお届けしました。

 そして、今お送りしているのは、福山雅治さんで、「虹」。

 手が届きそうで届かない。そんな存在を虹に例えているこの曲。2003年のゴールドディスク大賞で、「ソング・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた名曲です。

 虹といえばみなさん、最近、虹を、見たでしょうか。都会だとどうしても空が狭くて見えにくいですけれども、雨上がりの空で、虹を見かけたときの、あのなんともいえない嬉しさってありますよね。

 大きな空に広がる、大きなアーチ。永遠の、憧れです。





(コーナータイトルコール)

THE ONE



 世界中で時を越えて歌われる LOVE SONG。そんな名曲を生み出した、音楽界の偉人を、毎回1人ピックアップして、そのアーティストが持つ世界を見つめるコーナー。「THE ONE」。

 今週ピックアップするのは、Adele です。

 日本はもとより、欧米で圧倒的な人気を誇る Adele。彼女のニュー・アルバム、「21」は、アメリカ、そしてヨーロッパで、今年の上半期一番売れたアルバムとなりました。

 歌声を聴いている限り、ベテランのソウル・シンガーのようですが、彼女はまだ23歳。若くして成功を掴んだ彼女には、いったいどんな愛が隠されているのでしょうか。

 それでは今週は、偉人・Adele の足跡(そくせき)をみなさんと旅してみたいと思います。まずは、この LOVE SONG から。




♪ Adele 「 Make You Feel My Love 」




 LOVE UNITED「THE ONE」。今週は、Adele をピックアップしております。

 お送りしているのは、2008年にリリースされた彼女のデビュー・アルバム、「19」から、「Make You Feel My Love」。

 この歌声を初めて聴いた人は、19歳の女性を想像できるでしょうか。

 1988年。イギリス、ノースロンドンに生まれた Adele。彼女は、若い母親の元に生まれ、3歳から、母親との2人暮らし。14歳でサウスロンドンに引っ越すまで、クラスで唯一の白人という環境の中で成長していきます。

 失恋ソングのヒットから、物静かな幼少時代を思い浮かべがちですが、実は彼女は、サービス精神旺盛な女の子で、人を喜ばせたいと、家ではちょっとしたショーをしては、母親を笑わせ、学校でも、そのエンターテインメント性を発揮していきました。

 14歳で転校したブリット・スクールは、これまでに、Amy Winehouse や、Lily Allen などを輩出してきた学校。この学校に転校した頃から、ギターを手にして、作曲を始めます。

 1曲1曲を大切につくる Adele。彼女は、2004年、友達がつくってくれた Myspace のページに、オリジナル3曲をアップします。

 しかし当時は、ミュージシャンとして、生計を立てていく気も薄く、このページは、しばらく放置されたまま。しかし、高校を卒業する年に、彼女は、現在のレコード会社と出逢い、音楽活動を本格化させていきます。

 全ての曲を自分自身で書き、自分の心から湧き出てきた言葉を綴った彼女の楽曲は、1枚の作品となって、世に発表されました。それが、デビュー・アルバム、「19」。

 このアルバムで彼女は、当時つきあっていた男性との恋愛を中心に描いています。今の自分を表現しようとした19歳の Adele の歌声は、真実のサウンドとして、多くの心を捉えていきました。

 全英チャートNo.1。アメリカでは、iTunes のアルバム・チャートでNo.1を獲得。2009年のグラミー賞では、最優秀新人賞を含む2冠を獲得。

 そんな輝かしいデビューから、3年となる今年の1月。彼女は、2ndアルバム、「21」を発表しました。

 彼女はこのアルバムで、様々な人たちと、共作することにチャレンジしています。前作を超える、より素晴らしい曲をつくりたいと思う、その一心で。

 そして、多くのリスナーが待ち望んだこのアルバムは、今年の上半期で、No.1のセールスを記録。曲に乗せた彼女の想いは、たくさんの人々に届いたのです。




♪ Adele 「 Rolling In The Deep 」




 LOVE UNITED。お送りしているのは、Adele の2ndアルバム、「21」から、「Rolling In The Deep」。

 「私の心臓から上がった炎は、たちまち、情熱と共に燃え上がり、この暗闇から、私を連れ出す」。

 レコーディング中21歳だった彼女は、この歌に、「人生最大で、最高に辛い恋愛」を封じ込めています。そしてこの歌に限らず、今回のアルバムも、大きな失恋をテーマに綴った曲ばかり。

 中でも、運命の人だと思っていた恋人との、1年半に亘った想い出をそのまま歌にした、「Someone Like You」は、アルバムで一番のお気に入りだそうです。

 「この人と結婚するかも」。そんな運命を感じていた彼との行き違い。そして別れ。さらに、彼が婚約したと聞いたときの、惨めな気持ちを、感情のままに歌い上げる Adele

 この曲は、今年の「ブリット・アワード」でも、ライブで披露され、その魂の込もった歌声は、会場を、別空間へといざない、パフォーマンスの後には、割れんばかりの喝采を受けました。

 彼女は当時を振り返ってこう語っています。「あのステージは正直最低なパフォーマンスだったわ。泣き出しちゃったせいでね。だって、去年の ブリット・アワード は、歌に登場する彼とステージに上がったんだから」。

 「でも、歌い終わったら、観客や、同僚のミュージシャンたちがみんな立ち上がってくれて、もう大感激しちゃったの。這うように、楽屋に戻ったわ」。

 彼女のアルバムには、辛い恋愛の終わりを描いた曲がたくさんあります。でも彼女は、そんな想いを曲に書くことで、セラピーのように、気持ちが晴れ、自由になれるのだといいます。

 そして最後には、「先に進まなくては」という気持ちが湧いてくるんだそうです。

 自分の感情を、人に伝えることが苦手だという彼女。彼女は歌うことで、自分の感情を表現し、その想いを、リスナーと共有することで、私たちと繋がり、傷を癒しているのです。




♪ Adele 「 Someone Like You 」




 LOVE UNITED。お送りしているのは、今年の ブリット・アワード でのライブ・パフォーマンスから、「Someone Like You」。

 ハスキー・ボイスがとても大人っぽい Adele。このパフォーマンスの映像でも分かりますが、デビュー当時に比べぐっと大人になり、そして、美しくなっています。

 しかし、彼女はまだ23歳。これからも、真実の恋愛を歌う彼女の歌声が、彼女だけでなく、私たちをも癒してくれることでしょう。

 LOVE UNITED「THE ONE」。今夜は、Adele をピックアップしました。


(タイトルコール)

LOVE UNITED






(タイトルコール)

DUNLOP presents LOVE UNITED




愛の力は不思議なものさ。
男を泣かせるし、歌わせもする。

獰猛な鷹を、白い鳩にだってしてしまう。
感情を超えたもの。それが、愛の力さ。

ダイヤより硬く、でも、クリームのよう。
悪い女の欲望よりも強いんだ。
悪い奴も、改心する。

愛の力。それが、
君を家に引き留めているのさ。

金も要らない。名声も。
クレジット・カードもいらないさ。
この列車に乗るには。

強く、突然で、ときに残酷。
でも、君の人生を救うかもしれない。

それが、愛の力さ。

愛を初めて感じたとき、
もしかしたら、悲しい思いをするかもしれない。
その次には、怒りを覚えるかもしれない。

でも、きっと、嬉しく思えるはずさ。
世界を動かしているのが、
愛だってわかったときにはね。

金も要らない。名声も。
クレジット・カードもいらないよ。

強く、突然で、ときに残酷。
でも、それは、君の人生を救うかもしれない。

それが、愛の力。
それが、愛の力さ。




♪ Huey Lewis & The News 「 Power of Love 」




 愛の文字。それは「LOVE LETTERS」。ここでは、LOVE SONG の歌詞に込められた世界を旅してみたいと思います。

 お送りしているのは、Huey Lewis & The News で、「Power of Love」。

 この曲を聴くと、Huey Lewis の顔よりも、Michael J. Fox の顔を思い浮かべる人が圧倒的に多いかもしれませんね。

 1985年に公開された映画、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の主題歌として、当時、一世を風靡した名曲です。みなさんご存知ですよね。

 80年代って、映画と音楽がとても密接に結びついていた気がします。「グーニーズ」とか、「ネバーエンディング・ストーリー」とか、「トップガン」とか。映画が名曲を生む、そんな時代だったのかもしれません。

 歌詞はというと、曲のタイトルの通り、「愛の力」を讃えたそんな内容になっています。

 そこに愛があるかどうかで、同じ時を過ごしても、世界が全く違って見えてしまいます。世界がバラ色に見えることもあれば、色を無くした、荒野に見えることもあります。

 私たちの気持ちを、そこまで変えてしまう愛の力。そんな力を讃えた1曲です。

 LOVE UNITED「LOVE LETTERS」。今夜は、Huey Lewis & The News の、「Power of Love」をご紹介しました。


(コーナータイトルコール)

LOVE LETTERS





♪ Paul Anka 「 Eyes Without a Face 」




 わたくし今井美樹が TOKYO FM からお送りしている、DUNLOP presents「LOVE UNITED」。

 お送りしているのは、Paul Anka で、「Eyes Without a Face」。

 アメリカのショウビズ・シーンを代表するアーティスト、Paul Anka。ラスベガスなどのショウを観ても、「まさにエンターテイナー!」という円熟のステージを見せてくれます。

 この曲は、彼が NirvanaVan Halen といった、異色のアーティストをカバーしたアルバム、「Rock Swings」に収められたナンバーです。

 オリジナルは Billy Idol。原曲との違いを、比べて聴いてみるのも、いいかもしれませんよ。


 さてこの番組ではみなさんからのメッセージやリクエストをお待ちしております。番組ホームページのアドレスは、「www.tfm.co.jp/lu」。

 番組では、リクエストを採用させていただいた方に、5,000円分の Amazon のショッピング・カードをプレゼントしております。

 みなさんの心の LOVE SONG、お待ちしております。

 それではここで、みなさんから届いたメッセージをご紹介しましょう。北海道、「母恋し」さん。51歳の女性の方です。

 果たしてこの曲が LOVE SONG といえるかどうかわかりませんが、当時中学生だった私。5歳離れた、兄は高校生。The Beatles を好んで聴いていました。ステレオは居間にあり、兄が好んで聴いていたレコードは、家族みんなが耳にすることとなりました。

 ある日、夕飯の支度をする母が、この曲に合わせて、軽快に体を揺らす姿を見た私は、普段、着物を着ることが多かった母の、異なる姿に、目を丸くしたことを憶えています。

 おしとやかな母をも、愉快な気分へと魅了する The Beatles の凄さ。この曲を耳にすると、今は亡き母のことを思い出してしまいます。

 ひとつの楽曲で、家族みんなが楽しめる。音楽って、素晴らしい力を持っていますね。


 というメッセージをいただきました。

 なんて素敵な、エピソードなんだろうと思って、すごく嬉しくなってしまいましたけれども。

 思いがけず、自分たちだけがわかっているんだと思っている、音楽とか。例えばね、映画でも、ファッションでもいいや。

 そういうものを、「大人は全然わかんないさ」とか、「親はきっとわかってくれない」なんて思ってるものを、思いがけないときに、大人の人たち、特に「親」という存在が、凄くそれを、楽しんでいるところを見たりするとびっくりして。

 自分にとってね、子供にとって親はただの「親」なのに、音楽好きの、仲間になれるとか、例えば「女同士」になれるとか、不思議な、「ポン」と一線を越えるような瞬間があるというか。そんなことって、私にもありました。

 音楽は、特に、そうですよね。ひとつの音楽で、家族がひとつになれるなんて本当に、素敵だな〜と、思っています。

 私も音楽を、やらせてもらっている、人間として、本当にその音楽の力を感じて、だからこそ、丁寧に丁寧に、音楽に向き合っていきたいな〜と思っています。


 それでは、今日はこの北海道の「母恋し」さんからのリクエストで、The Beatles、「Ob-La-Di, Ob-La-Da」。




♪ The Beatles 「 Ob-La-Di, Ob-La-Da 」




 わたくし今井美樹がお送りしている「LOVE UNITED」。お送りしたのは、北海道の「母恋し」さんからのリクエスト。The Beatles で、「Ob-La-Di, Ob-La-Da」でした。

 「母恋し」さんには、Amazon のショッピング・カードをプレゼントします。素敵な音楽との出逢い、期待していますね。





(タイトルコール)

LOVE UNITED





♪ KOBUDO -古武道- 「 夏の日 」




 TOKYO FM からお届けしている「LOVE UNITED」。お送りしているのは、8月24日もうすぐですね。発売になります、KOBUDO の、新しいアルバム「イツクシミ」より、フィーチャリング今井美樹で、「夏の日」です。

 この、「KOBUDO -古武道-」という、グループ、結成5周年になるんですけれども。尺八の藤原道山さん、そしてチェロの古川展生さん、そして、ピアノの妹尾武さん3人によるスーパー・ユニットですね。

 今回この、KOBUDO さんの作品としては、いつもは、インストゥルメンタルのものが多かったんですけれども、今回は、5人の、女性ボーカリストが、ここに参加させていただいて、その1人に、わたくし今井美樹が参加させていただきました。

 夏の日の終わり、過ぎ行く夏に、なんとなく、思い出す切ない、想い出。そんな、この季節にぴったりの曲を歌わせていただきました。ぜひ、この夏の間に聴いていただきたく、今日は、この曲をご紹介させていただきました。

 とっても、穏やかで気持ちのいいアルバムです。KOBUDO の「イツクシミ」。ぜひ聴いてみてください。


 さて、そろそろお別れの時間です。今夜はいかがでしたでしょうか。

 そろそろ子供たちが、夏休みの宿題に、追われる頃でしょうか。夏休みの想い出もあと10日ばかり。本当に、厳しい、厳しい、夏ですけれども。でも、かけがえのない、2011年の、夏です。記憶に残る、大切な夏にしてほしいですね。


 この番組では、世界中にきらめく、数多くの LOVE SONG を集め、その世界を旅しながら、みなさんと幸せな時間を共有できる1時間にしていきたいと思っています。

 どうぞ来週もこの時間にお逢いしましょう。「LOVE UNITED」。お相手は、今井美樹でした。


DUNLOP presents「LOVE UNITED」
この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りしました。



PAGE TOP