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LOVE UNITED


〜 第126回 〜 2011.09.04 Sun


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宇宙の中で、とても小さな愛。




私を包む、母なる地球への愛。




親から子へ、未来へつながる愛。




自分の隣にいる、かけがえのない恋人への愛。


この地球に存在する、そんな全ての愛を称えるもの。

LOVE SONG




(タイトルコール)

DUNLOP presents... LOVE UNITED



 その歌を口ずさむだけで、あなたへの距離を縮め、多くの心をつないでいく。

 この番組では、世界にきらめく LOVE SONG を集め、その曲の持つ愛の世界を、みなさんと一緒に感じてみたいと思います。

 恋人への愛。家族への愛。人間への愛。神への愛。

 たくさんの愛が集う場所。「LOVE UNITED」。わたくし今井美樹がご案内いたします。




♪ Cartola 「 Peito Vazio 」




DUNLOP presents 「LOVE UNITED」
この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りします。






(タイトルコール)

DUNLOP presents LOVE UNITED





♪ Sister Sledge 「 Thinking of You 」




 DUNLOP presents「LOVE UNITED」。こんばんは。今井美樹です。

 「LOVE UNITED」では、世界中の LOVE SONG を集めて、愛ある時間を、みなさんとご一緒できたらな〜と思っています。

 今夜1曲目にお送りしたのは、Cartola で、「Peito Vazio」。ブラジル音楽の偉人が残した、1曲でした。

 そして今お送りしているのは、Sister Sledge で、「Thinking of You」。

 彼女たちは、四姉妹によるコーラス・グループでしたね。当時、一世を風靡していた、「Chic」の Nile Rodgers と、Bernard Edwards によってプロデュースされたこのサウンド。

 この曲、実は Paul Weller もカバーしているんですよね。時代を越える力が備わっている、そんな1曲です。





(コーナータイトルコール)

THE ONE



 世界中で時を越えて歌われる LOVE SONG。そんな名曲を生み出した、音楽界の偉人を毎回1人ピックアップして、そのアーティストが持つ世界を見つめるコーナー。「THE ONE」。

 今夜ピックアップするのは、矢井田瞳さんです。

 2000年にデビューして以来、ヒット曲を数多く世に放ってきた矢井田さん。2年間の充電期間中に、出産され、去年母となってカムバック。

 今年はじめにデビュー10周年を記念するライブを行ない、音楽人生の第2章をスタートさせています。

 「娘ができて、ものの見方の角度が増えた」という矢井田さん。今どんな想いで、音楽と向き合っていらしゃるのでしょうか。

 それでは今週は、矢井田瞳さんの愛の世界を、みなさんと旅してみたいと思います。まずは、この LOVE SONG から。




♪ 矢井田瞳 「 Look Back Again 」




 LOVE UNITED「THE ONE」。今週は、矢井田瞳さんをピックアップしております。

 お送りしているのは、2001年のヒット・ナンバー、「Look Back Again」。

 初めてギターを買ってから、わずか2年後には、メジャー・デビューを果たしていた。にわかには信じられない話ですが、矢井田さんの場合、それも必然だったのかもしれません。

 矢井田さんは1978年、大阪生まれ。子供の頃から歌うことが大好きで、街の中で看板を見つけると、そのコピーにメロディーをつけて歌う女の子でした。

 テレビのコマーシャルにも興味を示し、録音してつなぎ合わせたり、「自分だったらこうするのに」と、つくり変えて遊んでいたといいます。

 高校時代はバレー部。朝から晩まで練習漬けの日々。「大学に入学したら、サークルに入って音楽をやろう」と思っていたそうです。

 ところが、矢井田さんはサークルに入る前に、衝撃的な出逢いをしてしまうのです。

 大学構内で見かけたある男性。彼は、ギターで激しいロックをかき鳴らしていたのですが、その彼の手の動きが、なんともセクシーだったのです。

 その姿に魅了された矢井田さんは、その足で、ギターを買いに行き、茶色いアコースティック・ギターを手に入れました。

 それからは、サークルに入ることも忘れて、練習につぐ練習。近所の公園に毎日のように出かけ、コードを覚えていきました。

 そもそも矢井田さんは、興味のあることにはとことんのめり込むタイプ。人間は1日で何キロ太れるかを実験するため、友人と、菓子パンを食べ続けたこともあったとか。

 「1か1000か。真ん中がない極端な性格」。自分のことをこう分析し、それゆえ、学生時代は、周りとそぐわず、違和感を覚えていたんだそうです。

 そんな矢井田さんを救ったのが、音楽。「歌詞なら、その行間から流れ出すものがある。全部説明しなくてもいい」。こうして、矢井田さんはわずか2年ほどで、メジャー・デビュー。

 2ndシングル、「My Sweet Darlin'」は大ヒットし、旋風を巻き起こしたのは、みなさんご存知の通りだと思います。

 しかし、彼女の極端な性格は、ブレイク後も、災いを引き起こしてしまいます。デビューしてから全力で走り続け、気を緩めることがなかった矢井田さん。半年後、ついに、体が悲鳴を上げたのです。

 高熱が出、歩くことも食事を摂ることもできなくなり入院。矢井田さんは、白い四角い箱の中で、1ヶ月の静養を余儀なくされるのです。




♪ 矢井田瞳 「 Life's like a love song 」




 LOVE UNITED。お送りしているのは、「Life's like a love song」。

 「自分を見失っていくようだった」。矢井田さんが、退院後に見せられたスケジュールには、1年後までのプロジェクトがびっしりと書き込まれ、嬉しい反面、驚いたといいます。

 決められたスケジュールに沿って曲をつくり、録音し、ライブを行なう日々。大阪と東京でドーム公演を行ない、延べ10万人の観客を魅了しました。

 しかし矢井田さん自身は、初めに自分がやりたいと思っていた音楽から、徐々にかけ離れて行くようだったといいます。

 私にできることは、妥協なき曲づくりと愛のあるライブだけ。このままではきっと、音楽に嫌われる。そう感じた矢井田さんは、納得のいく制作をするため、環境を少しずつ整えていきます。

 デビューから5年。もうドームのような大きい場所でライブをやることはないと、ある雑誌のインタビューに答えています。

 そうした想いの中で見つけたのが、アコースティック・ツアーや、他のアーティストとのコラボレーション。人と人がつながることで、可能性が広がることを実感しました。

 私生活では結婚。その後、充電期間中に出産も経験しました。そして、その子供との繋がりが、矢井田さんにまた、新たな想いを抱かせます。

 それは、「おばあちゃんになってもライブをやっていたい!」というもの。

 ライブを続けてきたからこそ出てくるオーラを身につけたい。そのためには、コンスタントに、よい音楽を提供できるような力強さを持ちたい。

 雑誌のインタビューにこう答える矢井田さん。その先に、繋げることが大切だと気がついたのです。




♪ 矢井田瞳 「 Simple is Best 」




 LOVE UNITED。お送りしているのは、活動再開後、初のシングル。「Simple is Best」。

 出産後初めて書いたというこの曲。俯瞰で見ているもう1人の自分が、「今その気持ちで曲をつくっておけ」と、命令してでき上がった曲だそうです。

 「子どもが生まれて、私がここにいなくてもあってほしい愛や、続いてほしい道、幸せでいてほしいという感情が出てきました」。そう語る矢井田さん。

 そうした想いを歌に閉じ込めること。それが、矢井田さんの愛の表現方法なのかもしれませんね。

 LOVE UNITED「THE ONE」。今夜は、矢井田瞳さんをピックアップしました。


(タイトルコール)

LOVE UNITED






(タイトルコール)

DUNLOP presents LOVE UNITED




憶えているかい? 9月21日の夜を。
愛は、僕らの気持ちを変えてしまった。
9月の雲を追いかけている間にね。

夜通し踊っていても、
僕らの心は高らかに歌っていた。

星々が、闇を照らしていたあの夜を、
僕は忘れないさ。

踊り明かした9月のパーティー。
雲ひとつない夜空。
僕の心は、君と一緒だった。

真実の愛を見つけたあの夜を、
いつまでも忘れないで。

今は12月。でも僕らには愛がある。
9月までは、虚勢を張って自分を偽っていたけど、
そんな僕も、今では真実の愛を見つけた。

踊り明かした9月のパーティー。
雲ひとつない夜空。

星々が、闇を照らしていたあの夜を、
どうか忘れないで。

真実の愛を見つけたあの夜を、
いつまでも、忘れないで。




♪ Earth, Wind & Fire 「 September 」




 愛の文字。それは「LOVE LETTERS」。ここでは、LOVE SONG の歌詞に込められた世界を旅してみたいと思います。

 お送りしているのは、Earth, Wind & Fire で、「September」。

 70年代から80年代にかけてディスコで必ずかかった音楽といえば、まさに、彼らの曲ですよね。40代以上の方の中には、青春時代の音楽として刻まれている方が大勢いらっしゃるのではないでしょうか。

 彼らは1971年にデビューして以来、たくさんのダンス・ナンバーをヒットさせてきました。この曲は、1978年のヒット・ナンバー。彼らの中で一番有名な曲かもしれません。

 歌詞の内容はというと、タイトルが「September」なので、9月のことを歌っているのかと思いきや、歌詞に歌われているのは12月。

 2人の男女が出逢い、真実の愛を知る。そんなきっかけとなった9月のパーティーを思い出し、その偶然の出逢いに感謝し、2人の永遠を誓う。そんな内容なんですね。

 9月に入りましたが、みなさんは今年の夏、特別な出逢いはあったでしょうか。今年の冬、もしくは、この先、数年後。今年の夏の想い出に感謝できる、そんな出逢いがあったらいいですね。

 LOVE UNITED「LOVE LETTERS」。今夜は、Earth, Wind & Fire の、「September」をご紹介しました。


(コーナータイトルコール)

LOVE LETTERS





♪ Ingela Jansson 「 When I Just Want You 」




 わたくし今井美樹が TOKYO FM からお届けしている、DUNLOP presents「LOVE UNITED」。

 お送りしているのは、Ingela Jansson で、「When I Just Want You」。

 南米のアーティストのように聞こえる方もいらっしゃるかもしれませんが、彼女は、北欧・スウェーデンのアーティストです。

 2009年にリリースされた彼女のデビュー・アルバムから、お送りしています。アルバムを通して聴くと、南米風のテイストだけではなく、北欧のテイストも、感じられますよ。

 まさに、ワールド・ワイドな感性を封じ込めた、そんなアルバムという感じですね。


 さて、この番組ではみなさんからのメッセージやリクエストをお待ちしております。番組ホームページのアドレスは、「www.tfm.co.jp/lu」。

 番組では、リクエストを採用させていただいた方に、5,000円分の、Amazon のショッピング・カードをプレゼントしております。

 みなさんの心の LOVE SONG、お待ちしております。

 それではここで、みなさんから届いたメッセージをご紹介しましょう。神奈川県、「イヨリンママ」さん。29歳の主婦の方です。

 夕焼けが綺麗な土手を歩いていると、当時の、彼のハーレイに跨りながら、この曲を大声で歌った日々を思い出します。

 8年もつきあったのに、お別れした恋。あれから2年。私は一児の母になりました。きっともうこれから先恋をすることはないでしょうから、私の人生で最大の恋は、その彼との恋でした。

 「恋と愛は違うんだ」と、結婚してわかりました。どちらがいいとか悪いとかではないのです。彼に今逢ったらきっと、「あぁ変わったな〜」って思うでしょう。

 私は未来に向かって、これからも歩み続け、彼との想い出を胸に抱きながらも、夫と娘との想い出も、増やしていきたいな。そう思う、今日この頃です。


 というメッセージをいただきました。

 へ〜、ハーレイに。乗っていたんですね。なんだか、画になる、ねぇ。(笑)

 でもこれから、恋をすることは、あるかないかはわかりませんよ? それは、「誰かに」っていうだけではなく、心がふわっとときめいて「もう嬉しくて幸せでたまらない」、そんな気持ちが恋心のような気もするんですけどもね。

 そんなことは、ちょこちょこっと、(笑) 人生の、アクセントというかスパイスとして、いろんなふうに、出逢っていったりすることもあるかもしれませんよ?

 でも、自分の一番大切なものは、この家族との人生だっていうことが本当にはっきりとね、わかっているっていう、そういう、「この人生を、真っ直ぐに歩いていきたい」って思う、気持ちが、あって。

 そして、いろんな、空を見上げて、気持ちが晴れていくように、そんなできごとが、ちらほらと降りかかってきても、それはそれで、楽しいことなんじゃ、ないでしょうか。

 神奈川県「ヒヨリンママ」さんからの、リクエストで、Cocco さんで、「Raining」。




♪ Cocco 「 Raining 」




 わたくし今井美樹がお送りしている「LOVE UNITED」。お送りしたのは、神奈川県の「ヒヨリンママ」さんからのリクエスト。Cocco さんで、「Raining」でした。

 「ヒヨリンママ」さんには、Amazon のショッピング・カードをプレゼントします。素敵な音楽との出逢い、期待していますね。





(タイトルコール)

LOVE UNITED





♪ 矢野顕子 「 It's For You 」




 TOKYO FM からお届けしている「LOVE UNITED」。お送りしているのは、矢野顕子さんの1989年にリリースになりました、アルバム「welcome back」より、「It's For You」。です。

 秋になると、必ず聴きたくなる曲なんですけど。(笑) 秋というか、春でもいいな。気持ちいい季節に「ふわ〜っ」と変わっていくこの、そんな時季に、必ず聴きたくなる、曲なんですね。

 この、矢野さんの「welcome back」という、アルバムは、ジャズ・ギタリストの Pat Metheny さんが、参加をされている曲が多くて。

 この曲も、Pat Metheny と競演、しているんですね。長い曲なんですけどもっと後ろのほうで、Pat Metheny が出てくるんですけど。

 疾走感があって、「ふぁ〜っ」とずっとずっと、流れていく景色というか風を感じている。やっぱり当時の自分が、前に前に一生懸命、動いているそんなときだったので、こういう疾走感のある、曲が、大好きだったんですよね。

 さっきの、「ヒヨリンママ」さんじゃないですけど、やっぱり自分の中で、あの頃一生懸命だったとか、必死に何かに向かっていたとかっていうそういう、かつての想い出っていうのはやっぱり、美しいまま、(笑) そのままで、いつまでもキラキラと輝いてくれているので。

 この曲を聴くとね、あの頃の、自分の、ものすごく、頑張っていた自分の、キラキラとた、ひとつの輝きをちょっと思い出すような気がして、やっぱり胸が、ちょっと切なくなるようなそんな気がしています。


 さて、そろそろお別れの時間です。今夜はいかがでしたでしょうか。

 いよいよ9月に、入ってしまいましたよみなさん。本当に早いですね。こうやって、徐々に、夏から秋に変わっていく季節っていうのは、いろんな気持ちが、少しずつですけどアジャストしていく、そんなときで。

 私だけではなく、たくさんのみなさん、みなさんにとって、大切なというか必要な、そんな時季でもありますよね。

 毎日のね、日常は、そんなに、ゆとりのあることなんか言っていられないわ と思いながらも、この季節の、そんなときだけは、ちょっと、微かに、密かに、味わっていけたらいいななんて思っています。


 最後に、お知らせがひとつあります。4月22日に開催する予定だった「アースデーライブ」の振替公演が、9月6日火曜日に迫ってまいりました。

 出演は、藤井フミヤさん、植村花菜さん、ゴスペラーズ、そしてわたくし今井美樹。まだ若干のチケットがあるそうなので、興味のある方はぜひ、足を運んでみてください。

 地方にお住まいの方で、当日会場に足を運べない という方も、当日は、ライブの模様を生中継する特番もあるそうなので、そちらもぜひ、お聴きくださいね。よろしくお願いいたします。


 この番組は、世界中にきらめく数多くの LOVE SONG を集め、その世界を旅しながら、みなさんと幸せな時間を共有できる1時間にしていきたいと思っています。

 どうぞ来週も、この時間にお逢いしましょう。「LOVE UNITED」。お相手は、今井美樹でした。


DUNLOP presents「LOVE UNITED」
この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りしました。



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