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宇宙の中で、とても小さな愛。 愛 私を包む、母なる地球への愛。 愛 親から子へ、未来へつながる愛。 愛 自分の隣にいる、かけがえのない恋人への愛。 この地球に存在する、そんな全ての愛を称えるもの。 LOVE SONG (タイトルコール) DUNLOP presents... LOVE UNITED その歌を口ずさむだけで、あなたへの距離を縮め、多くの心をつないでいく。 この番組では、世界にきらめく LOVE SONG を集め、その曲の持つ愛の世界を、みなさんと一緒に感じてみたいと思います。 恋人への愛。家族への愛。人間への愛。神への愛。 たくさんの愛が集う場所。「LOVE UNITED」。わたくし今井美樹がご案内いたします。 この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りします。 LOVE UNITED DUNLOP presents「LOVE UNITED」。こんばんは。今井美樹です。 「LOVE UNITED」では、世界中の LOVE SONG を集めて、愛ある時間を、みなさんとご一緒できたらな〜と思っています。 今夜1曲目にお送りしたのは、Melody Gardot で、「All That I Need Is Love」。 彼女はペンシルバニアを拠点に活動するジャズ・シンガー。2008年リリース、「Worrisome Heart」から、お送りしました。 そして、今お送りしているのは Elton John で、「Can You Feel The Love Tonight」。「ライオン・キング」の、主題歌でしたね。 夏休み、そしてこれからの秋の夜長、名作と呼ばれる本とか、映画とか、もちろん音楽とか。まとめて観るにはいい季節ですよね。 みなさんは今年の夏、記憶に残るような作品をご覧になりましたか? 「ライオン・キング」も、そんな映画のひとつですね。 THE ONE 世界中で時を越えて歌われる LOVE SONG。そんな名曲を生み出した、音楽界の偉人を、毎回1人ピックアップして、そのアーティストが持つ世界を見つめるコーナー。「THE ONE」。 今夜ピックアップするのは、BONNIE PINK さんです。 真っ赤な髪の毛で、「Heaven's Kitchen」を歌っていた姿が印象的でしたが、もうあれから14年。 「The Cardigans」をプロデュースした、Tore Johansson をはじめ、海外の著名な音楽家とタッグを組むことが多いことでも知られています。 「「これは無し!」っていうのは無し」という、BONNIE PINK さん。彼女が持つ世界観は、どうやってかたちづくられてきたのでしょうか。 それでは今週は、BONNIE PINK さんの愛の世界を、みなさんで旅してみましょう。まずは、彼女のブレイクとなったこのナンバーから。 LOVE UNITED「THE ONE」。今週は、BONNIE PINK さんをピックアップしております。 お送りしているのは、1997年のヒット・シングル、「Heaven's Kitchen」。 「下積み時代がないからこそ悩んできました」。1995年にデビューして、97年にリリースした2ndアルバム、「Heaven's Kitchen」でブレイク。 急に注目されるようになった BONNIE PINK さんを不安にさせたもの、それは、「下積み時代がない」ということでした。 歌の練習をしたのは、小学生の頃、合唱団に入っていたときぐらい。お兄さんの影響で Prince や Michael Jackson、Lenny Kravitz などたくさんの、洋楽を聴くおませな小学生でしたが、自分が歌うことになるとは全く考えていませんでした。 デビューのきっかけは、大学の文化祭。「自由に使える部室がほしい」というちょっと不純な動機から、音楽と映画を研究するサークルを立ち上げた BONNIE PINK さん。 文化祭では、学校側に活動していることをアピールしなければならず、仕方なく、女性メンバーでバンドを組み、披露。すると、それが人づてに伝わり、あっという間に、デビューが決まったのです。 曲をつくるノウハウはもちろん、ギターのコードも知らない女子大生が、いきなりレコーディングして、アルバム・デビュー。音楽を一生の仕事にする覚悟も、ましてや自信も全くありませんでした。 当時、The Cardigans をヒットに導き、世界的なプロデューサーとなっていた、Tore Johansson に、「プロデュースしてもらいたい!」そんなふうに思ったのも、チャレンジする気持ちと、不安を打ち消したい気持ちが、綯い交ぜになっていたからなのではないでしょうか。 そして、このチャレンジの成功が、BONNIE PINK さんを、さらに、悩ませたのです。 一定の評価を得ても、専門的に勉強したことがないので、自信が持てず、不安は募る一方。それでも、表向きは BONNIE PINK として毅然としていなければならない。 髪を、赤く染めたのも、「他とは違う自分でありたい!」という気負いの表れ。こうした状況にほとほと疲れてしまった BONNIE PINK さんは、「このままでは自分を見失ってしまう」と、1998年、休養を申し出たのです。 出かけた先は、ニューヨーク。初めは2ヶ月のつもりでしたが、居心地がよく結局2年間の滞在。そして、このとき、疲弊し切っていた BONNIE PINK さんを救ってくれたのは、あるインド系の女性が発したこの言葉でした。 「素敵な黒髪なのに、どうして赤く染めてるの?」。さまざまな人種が集まるニューヨークでは、自分が何者であるかを問われることが多く、自分のルーツや、アイデンティティーを大切するのが当たり前。だからこそ、こうした質問をされたのでしょう。 この言葉によって、自分を見失いかけていた BONNIE PINK さんは、「本来の自分を大切にしてもいいんだ」と、初めて、今の自分を許すことができるようになったのです。 LOVE UNITED。お送りしているのは、ニューヨークでの長期休暇から復帰を果たした、最初のシングル、「You Are Blue, So Am I」。 「自分らしくて何が悪い」。ニューヨークから戻り、さまざまな経験を積んでいく中で、自分に自信が持てるようになった BONNIE PINK さん。 Tore Johansson だけではなく、他の音楽プロデューサーにも目を向け、必要とあらば、道場破りのように、見知らぬ土地へ行き、外国人プロデューサーと対等に渡り合ってきました。 「日本だけが世界じゃない。外の世界を見に行きたい」。海外への憧れは、幼い頃からあったといいます。 英語に触れたのは小学生の頃。お兄さんが通っていた英語塾へ一緒に通うようになり、その後、洋楽を聴くようになってからは、趣味のようにして、英語を習得していきました。 英語の曲を聴き取って、自分で歌詞を訳し、その後に、歌詞カードと照らし合わせて表現方法を学んだり、字幕を隠して映画を観たり、映画の音声だけを録音して、学校の行き帰りに聴いて覚えるのが、楽しかったといいます。 そんな BONNIE PINK さんですから、「歌詞も英語」が、自然な流れでした。 ところが、「全て英語では売れないだろう」というのが、日本の音楽業界の常識。そのため、デビュー当時は、英語で浮かんだ歌詞を無理矢理、日本語に置き換える作業が必要でした。 「このままでは洋楽で育ってきた自分らしさが出ない」。そう思っていたとき、この状況を打破するきっかけをつくってくれたのが、Tore Johansson だったのです。 Tore とアルバムをつくることになったとき、デモテープの中に1曲だけ、英語の曲を忍ばせた BONNIE PINK さん。すると、Tore の反応が良好。「英語の曲もいいね」と、支持してくれたのです。 スウェディッシュ・サウンドの名プロデューサーがそういうのだから、これは、鬼に金棒。それからは、徐々に、英語の曲を書くことも認められるようになり、現在の BONNIE PINK さんのスタイルが確立していったのです。 こうした経験が積み重なって気がつけば、どの国の人だろうと、自分の曲に必要だと思われる音や、サプライズをもたらしてくれそうなプロデューサーを発見したら、一も二もなくオファーして、自らの世界を広げているのです。 「いいものは自分で動いて取りにいく。じっとしてたら損しちゃう」。これが、BONNIE PINK さんの、音楽への愛のかたちでもあるようです。 LOVE UNITED。お送りしているのは、9月21日にリリースされる、BONNIE PINK さんの、過去の名曲をリアレンジした、セルフ・リメイク・アルバム、「Back Room」より、「A Perfect Sky」。 大震災の後、チャリティー・ソングを配信したり、事務所やレコード会社の方々と被災地へ行き、炊き出しなどのボランティア活動を積極的に行なっている BONNIE PINK さん。 支援物資の中にハーモニカを入れて渡したところ、子供たちが、楽器や音楽に触れる楽しさを取り戻していく姿を間近に見て、ホッとした とブログに綴っています。 いいものは自ら動いて取りに行く行動派。彼女の、音楽に対する意思の強さと、大きな愛を感じずにはいられません。 LOVE UNITED「THE ONE」。今夜は、BONNIE PINK さんをピックアップしました。 DUNLOP presents LOVE UNITED 若い頃、僕は誰も必要としていなかった。 恋愛など、ただの気晴らし。 しかしそんな日々は過ぎ去っていった。 独りでいると、過去に知り合った全ての友だちを思い出す。 でも電話をしても、そこには誰もいない。 独りの夜。もう独りきりではいたくないんだ。 完全なる孤独。もう独りきりで、生きていたくはないんだ。 自分に自信を持つのは難しいことさ。 たまに本当に不安になる。 愛は、遠く離れた曖昧なもの。 こんな自分を癒すことすらできないんだ。 独りの夜。もう独りきりではいたくないんだ。 完全なる孤独。もう独りきりで生きたくないんだ。 誰か、こんな僕を救ってくれないか。 愛の文字。それは「LOVE LETTERS」。ここでは、LOVE SONG の歌詞に込められた世界を旅してみたいと思います。 お送りしているのは、Eric Carmen で、「All By Myself」。久しぶりにこの曲を耳にしたという方も多いのではないでしょうか。この曲のリリースは1975年。 Eric Carmen は70年代に活躍したバンド、「Raspberries」のメンバーとしてデビューし、ソロとなった直後に、この曲をヒットさせました。 ご存知の方も多いかもしれませんが、この曲は、先ほど、歌詞の朗読をした際にBGMとしても使っていた、Rachmaninov のピアノ協奏曲第2番を下敷きにしてつくられたもの。 当然、原曲に歌詞はありませんが、とても、歌詞の内容とメロディーが、マッチしていますよね。 若い頃は、他人など必要としていなかった自分。自分と向き合うので精一杯だったのでしょうか。それとも、夢を追っていたのでしょうか。 しかし、時が経ち、気がつくと独り。その寂しさを紛らわせる当てもなく、ただ独り、孤独の海に漂っている。そんな、自分への後悔の念をシンプルに表した一曲。これからの季節に、沁みる、名曲です。 LOVE UNITED「LOVE LETTERS」。今夜は、Eric Carmen の、「All By Myself」をご紹介しました。 LOVE LETTERS わたくし今井美樹が TOKYO FM からお送りしている、DUNLOP presents「LOVE UNITED」。 お送りしているのは、ORIGINAL LOVE で、「ヴィーナス」。今から19年前、1992年のヒット曲。渋谷系全盛期の一曲ですよね。 70年代の達郎さんたちの音楽とはまた違った、洋楽の昇華の仕方をしていますよね。いつまでも色褪せない。そんな音楽のひとつではないでしょうか。 さてこの番組ではみなさんからのメッセージやリクエストをお待ちしております。番組ホームページのアドレスは、「www.tfm.co.jp/lu」。 番組では、リクエストを採用させていただいた方に、5,000円分の、Amazon のショッピング・カードをプレゼントしております。 みなさんの心の LOVE SONG、お待ちしております。 それではここで、みなさんから届いたメッセージをご紹介しましょう。兵庫県、「チョコミント」さん。39歳の男性の方です。 10年前、1人でディズニーランドに行ったことがありました。夜のパレードを見ていたら、あまりの素晴らしさに大興奮してしまい、横の女性と意気投合。その女性も1人で来ていて、仲良くなりました。 それからおつきあいが始まり、2年間つきあって結婚。それが、今の嫁さんです。 そして、諦めかけていた赤ちゃんが、お腹にいることが先日わかりました。とても嬉しいです。2人でよく聴いていたこの曲をリクエストにお願いします。 というメールをいただきました。 そんな、映画みたいなことってあるんだね。(笑) わぁ本当に、素敵な、物語だな〜と思って、私も今「ふぁ〜」っと、(笑) ワクワクしてしまいましたけれども。 素晴らしい、偶然というか神様が仕組んだ、大切な、出逢いの瞬間だったんですね。素晴らしいですね。そして、待望の、お2人のベイビーがお腹に、いるということで。おめでとうございます。 きっといろんなマジックがこのお2人には、これからも降り注いで、いくんじゃないかと、そんな気がしていますが。 また、いろんな、素敵な、できごとあったら、ぜひこの番組でも、送ってくださいね。お待ちしています。 それでは兵庫県、「チョコミント」さんからの、リクエスト。PRINCESS PRINCESS で、「M」。 わたくし今井美樹がお送りしている「LOVE UNITED」。お送りしたのは、兵庫県の「チョコミント」さんからのリクエスト。PRINCESS PRINCESS で、「M」でした。 「チョコミント」さんには、Amazon のショッピング・カードをプレゼントします。素敵な音楽との出逢い、期待していますね。 LOVE UNITED TOKYO FM からお届けしている「LOVE UNITED」。お送りしているのは、今年、わたくしの25周年アニバーサリー・ベスト・アルバム、「Miki's AFFECTIONS ANTHOLOGY」、リリースになりましたが、そのアルバムの、最後を、飾っている曲、「Pray」です。 この曲はオリジナルが、1995年、なんですけれども。当時、32歳の私は私なりに、本当に、悩み、苦しみ、考えもがき、そんな、時期だった、ですけれどもね。 そんな中で、自分の中で、大切に、想っていた気持ち、それを、曲にどうしても、残したいと思って。作詞の岩里さんにその想いを、残してもらった曲です。 苦しかったからこそ、とてもそのときに感じられた、たくさんの、感謝の気持ち、ありがとうという気持ち。それはずっとずっと、私の中で、変わらず、光り続けて輝き続けているそんな想いであります。 ちょうど、今日でアメリカの、同時多発テロから、10年になるんですよね。この10年、変わってしまったものも、多いと思いますけれども、そんな中で変わらずに持ち続けたい、大切なもの、それが、私は「感謝の気持ち」だったように思います。 いろんな人たちが少しずつでもそんな、誰かに対して、出逢えたこと、生かされていること、支えてもらってることを、「ありがとう」って素直に、言い合えれば、もっともっと、温かな、花が、咲いていくんじゃないかな〜と思っています。 「あなたの明日が幸せな日々でありますように」。この想いが、これからもずっと、みなさんに届くといいな〜と思っています。 さて、そろそろお別れの時間です。今夜は、いかがでしたでしょうか。 この番組は世界中にきらめく数多くの LOVE SONG を集め、その世界を旅しながら、みなさんと幸せな時間を共有できる1時間にしていきたいと思っています。 どうぞ来週も、この時間に、お逢いしましょう。「LOVE UNITED」。お相手は、今井美樹でした。 この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りしました。 |