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LOVE UNITED


〜 第128回 〜 2011.09.18 Sun


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宇宙の中で、とても小さな愛。




私を包む、母なる地球への愛。




親から子へ、未来へつながる愛。




自分の隣にいる、かけがえのない恋人への愛。


この地球に存在する、そんな全ての愛を称えるもの。

LOVE SONG




(タイトルコール)

DUNLOP presents... LOVE UNITED



 その歌を口ずさむだけで、あなたへの距離を縮め、多くの心をつないでいく。

 この番組では、世界にきらめく LOVE SONG を集め、その曲の持つ愛の世界を、みなさんと一緒に感じてみたいと思います。

 恋人への愛。家族への愛。人間への愛。神への愛。

 たくさんの愛が集う場所。「LOVE UNITED」。わたくし今井美樹がご案内いたします。




♪ Hall & Oates 「 Sara Smile 」




DUNLOP presents 「LOVE UNITED」
この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りします。






(タイトルコール)

LOVE UNITED





♪ 山下達郎 「 さよなら夏の日 」




 DUNLOP presents「LOVE UNITED」。こんばんは。今井美樹です。

 「LOVE UNITED」では、世界中の LOVE SONG を集めて、愛ある時間を、みなさんとご一緒できたらな〜と思っています。

 今夜1曲目にお送りしたのは、Hall & Oates で、「Sara Smile」。彼らの最初のヒット曲。1976年のナンバーでした。

 そして、今お送りしているのは、山下達郎さんで、「さよなら夏の日」。

 今年の夏を振り返って、歌詞を噛み締めながら聴いている人、多いのではないでしょうか。「この時季に聴かずしていつ聴く!」(笑) そんな名曲ですよね。

 秋は秋で、気候も過ごしやすいですし食べ物も美味しい季節ですけど、やっぱり、夏が終わってしまうというのは、一抹の寂しさがありますよね。

 今年の夏のいろいろな経験が、キラキラとした想い出となって、私たちの記憶に刻まれていく。そんな時季なんですね。





(コーナータイトルコール)

THE ONE



 世界中で時を越えて歌われる LOVE SONG。そんな名曲を生み出した、音楽界の偉人を毎回1人ピックアップして、そのアーティストが持つ世界を見つめるコーナー。「THE ONE」。

 今夜ピックアップするのは、山崎まさよしさんです。卓越したギター・テクニックと、温かみのある歌声で、私たちを魅了する方ですよね。

 朴訥としていて、「クシャ」っとなる笑顔は少年のようですが、そんな山崎さんも、12月には40歳のお誕生日を迎えます。

 「ギターが体に貼りついている人」。そんな印象を与える山崎さん。デビューから16年、何を愛し、どんな愛に支えられてきたのでしょうか。

 それでは今週は、山崎まさよしさんの音楽の世界を、みなさんと旅してみましょう。まずは、この LOVE SONG から。




♪ 山崎まさよし 「 全部、君だった。 」




 LOVE UNITED「THE ONE」。今週は山崎まさよしさんをピックアップしております。

 お送りしているのは、2003年のシングル、「全部、君だった。」。

 「山崎まさよしをデビューさせられないのなら、音楽業界を辞めてもいい」。これは、山崎さんが所属する事務所の社長と、初代マネージャーが、山崎さんを見出した頃よく話していたこと。

 既に音楽業界で活躍していたこの2人を、ここまで言わしめてしまう山崎さんの魅力は、ギター・テクニックと、ノスタルジックな声でした。

 ある芸能事務所が開催したオーディションに、山崎さんが応募したのは、19歳のとき。役者を目指す応募者に混じって、ギターによる弾き語りを披露した山崎さんは、審査員特別賞を受賞。このとき、初代マネージャーと知り合ったのです。

 中学の頃から、ドラムとギターを独学で学び、音楽で生きていくことが夢だった山崎さん。彼は、知り合いとなったマネージャーに言われるがまま、曲ができるとデモテープを送ったり、依頼された曲をカバーしていました。

 滋賀県に生まれ、山口育ちの山崎さんが上京することになったのは、それから1年後。しかしそれは、デビューが決まったからではありませんでした。

 まずは、マネージャーの家に居候し、アルバイトをしながら、時々もらえる音楽の仕事をやり、残りの時間はただひたすらに曲をつくる日々でした。

 しばらくして、横浜・桜木町の寮に住むようになってからは、1人きりの生活。暇で暇で、音楽以外することがなく、人恋しくて、横浜の街を歩き回っていたといいます。

 その頃生まれたのが、山崎さんの存在を全国区にした、「One more time, One more chance」。この曲は、山崎さんの歌詞づくりのグレードを上げたいと思っていた社長がアドバイスし完成したもの。

 歌の中の、「いつでも探しているよ」というフレーズは、もともとあったものですが、探す場所はそう多くありませんでした。

 そこで社長が、「もっといろいろな場所を挙げるように」とアドバイスし、「向かいのホーム」「路地裏の窓」「明け方の街」という、印象的で、私たちに情景を思い起こさせる切ないフレーズが完成したのです。

 しかし山崎さんがデビューするのはまだまだ先。他のアーティスト目当てにライブに来たお客さんが、店先で入場を待っている間、その行列に向けて歌わされ、嫌な思いをしたこともありました。

 それでも心が折れなかったのは、「音楽でやっていきたい!」という、強い気持ちがあったから。そして、自分のことを、「天才より凄い奴」と言って支え、さまざまな音楽的アドバイスを授けてくれる、社長やマネージャーがいたから。

 こうした人々の愛に包まれて身を委ね、修行を重ねること2年。ついに山崎さんは、メジャー・デビューを果たすのです。




♪ 山崎まさよし 「 月明かりに照らされて 」




 LOVE UNITED。お送りしているのは、山崎さんのメジャー・デビュー・シングル、「月明かりに照らされて」。

 「月明かりに照らされて」「中華料理」「セロリ」。シングルをリリースするも、鳴かず飛ばずだった山崎さん。しかし、自身が主演した映画の主題歌、「One more time, One more chance」で、一躍時の人となりました。

 デビュー前の修行時代も、デビュー後、売れなかった1年半の間も、「早々うまくはいかないよ」と坦々と過ごし、心の強さを見せていた山崎さん。

 しかし、2枚目のアルバム、「HOME」をつくっている頃は、心身共に限界だったといいます。

 彼に衝撃を与えたのは、アルバムを制作するにあたり加入した、プロデューサーの存在。それまでは、自分の好きなように曲をつくっていたのに、プロデューサーが入ることで、思うようにならなくなったのです。

 それは、山崎さんにとって、自分を否定された感覚。プロデューサーの名前で売れるかもしれないという目論見も、不本意だったといいます。

 しかも、そうしてでき上がったアルバムを、マスコミに対して説明するのは自分。何をどんなふうに説明していいのかわからず、適当に誤魔化す、そんな自分にも腹が立ち、モヤモヤとしていました。

 そうしたことがストレスになってか、肩に痛みが発症。初めての弾き語りライブ・ツアーは、山崎さんにとっては辛い想い出です。

 思うようにギターが弾けず、悔しくて、楽屋の壁を拳で殴りつけたこともありました。その肩の痛みは、後に、山崎さんの持病となり、忙しくなると痛み出すようになってしまいました。

 それでも、「あのときの苦しさがあったから、今も頑張れるのかもしれない」。デビュー15周年を迎え、当時をそう振り返っています。

 そんな山崎さんですから、歌詞に紡ぐのは、未来のことより、過去のこと。安易に、「夢は叶うさ!」とか、「みんな頑張ろう!」「いつかこうなりたいね」なんて言葉は、言いたくないんだそうです。

 それよりも、人間が誰しも持っている寂しさや孤独を歌い、結果的に、聴いた人が、前を向いて歩いていけるようになれば、それが成功だと語っています。

 「音楽は血液。体の組織に似ている」。でき上がった曲が、人には聴かせられないような出来だった場合、血液がドロドロで、体調がよくないのかな?と思うそうです。

 それぐらい山崎さんは、音楽と共に生きているということなのでしょう。でもそれは逆に、「自分さえ気をつけていればコントロールすることができる」という、自信の表れといっても、言い過ぎではないような気がします。




♪ 山崎まさよし 「 花火 」




 LOVE UNITED。お送りしているのは、9月28日にリリースされるライブ・アルバム、「Concert at SUNTORY HALL」から、「花火」。

 同じ事務所のスガシカオさんに、「ギターって練習するものなんだよ」と語ったという山崎さん。ギターに対する愛があふれている発言ですよね。

 その言葉の通り、山崎さんのギター・テクニックは、デビュー当時、その技術に惚れ込んだ という、事務所の社長や、初代マネージャーでさえ、今見ても進化していて驚かされるといいます。

 その飽くなき探求心は、クラシックにも向かい、この春、オーケストラ・ホールの名門、「SUNTORY HALL」で、音楽家の服部隆之さんをコンダクターに迎えて行なったのが、今お聴きのこの音源です。

 「自分に足りないものは何か」。そう考えるのが好きだという山崎さん。これからも、スタッフの愛に包まれ、ギターを愛し、足りないものを見つけては補い、進化し続けていくのでしょう。

 LOVE UNITED「THE ONE」。今夜は、山崎まさよしさんをピックアップしました。





(タイトルコール)

DUNLOP presents LOVE UNITED




毎朝目が覚めると、
私はフラフラしながらベッドを出る。
伸びをして、あくびをして、
そうやって一日が始まるわ。

いったいいつまで続くのかしら。
時間の流れが遅すぎる。
彼と一緒に飛び立てる日は、
いつ来るのかしら。

彼と一緒にいると、
時間に羽根が生えて飛んでいくわ。
彼と一緒なら、全てがうまくいく。

夜は、愛を交わすのに最適な時間。
そして私たちは、お互いの時間を、
自分のものにするの。

彼は、朝の電車に揺られて仕事に行く。
9時から5時まで働いて、そして帰ってくるの。
家で待っている私に会いにね。

映画館に連れてってくれたり、
レストランに誘ってくれたり、
彼は何でもしてくれる。

私の心が輝くのは、彼と一緒のときだけ。
一日中、彼のことを考えているわ。

彼が仕事から帰ってきたら、
喧嘩は忘れて飛びつくわ。
お金を稼ぐために一日頑張ったんだから、
これから夜通し楽しみましょ。

彼は、朝の電車に揺られて仕事に行く。
9時から5時まで働いて、そして帰ってくるの。
家で待っている、私に会いに。

彼が帰ってきたら、喧嘩なんて忘れて、
飛びついちゃうんだから。




♪ Sheena Easton 「 Morning Train 」




 愛の文字。それは「LOVE LETTERS」。ここでは、LOVE SONG の歌詞に込められた世界を旅してみたいと思います。

 お送りしているのは、Sheena Easton で、「Morning Train」。

 CMでもたびたび使われているこの「Morning Train」。若い方も、曲は知っているのではないでしょうか。

 この曲のリリースは1980年。当時、アメリカのシングル・チャートでNo.1を獲得した、名曲です。

 歌詞の内容は、とっても、ラブラブですよね。(笑) 彼といると、あっという間に時間が過ぎてしまうのに、彼は、毎朝電車に乗って仕事に行ってしまう。

 昼の間、家で独りで待っている主人公。「早く帰ってこないかな」。そんな、新婚ホヤホヤのカップルのような風景を歌にしているんですね。

 みなさんは誰かに会いたくて、会いたくて、時間が経つのももどかしい。そんな経験したことはあるでしょうか。

 年を重ねるにつれて、だんだんそういう気持ちも、少なく、うん そうですね、ちょっと少なくなってきますけど、(笑) なくしてしまうにはもったいないですよね。

 なんともくすぐったいような、甘酸っぱい世界が広がった1曲です。

 LOVE UNITED「LOVE LETTERS」。今夜は、Sheena Easton の、「Morning Train」をご紹介しました。


(コーナータイトルコール)

LOVE LETTERS





♪ YUKI 「 笑いとばせ 」




 わたくし今井美樹が TOKYO FM からお送りしている、DUNLOP presents「LOVE UNITED」。

 お送りしているのは、YUKI さんで、「笑いとばせ」。先日ニュー・アルバムの、「megaphonic」がリリースされたばかりですねぇ。

 今年の夏は、各地で、ロック・フェスに出演していた YUKI さんですが、10月からは、全国ツアーが始まります。

 この曲も含めて、たくさんの愛が詰まったライブを、披露してくれるんではないでしょうか。


 さて、この番組ではみなさんからのメッセージやリクエストをお待ちしております。番組ホームページのアドレスは、「www.tfm.co.jp/lu」。

 番組ではリクエストを採用させていただいた方に、5,000円分の、Amazon のショッピング・カードをプレゼントしております。

 みなさんの心の LOVE SONG、お待ちしております。

 それではここで、みなさんから届いたメッセージをご紹介しましょう。北海道「ハナ」さん。32歳の主婦の方です。

 人生うまくいかず、何もかも捨ててしまいたくなった時期、ふと、職場の先輩に誘われ、人生初の飛行機旅行で沖縄へ行きました。

 那覇空港が見えてきた瞬間、北海道とは全く違う光景に圧倒させられ、そんなときに、イヤフォンから流れてきた曲が、この曲でした。

 旅行中に感じた新しい出逢いや、感動が、今でもこの曲を聴くと思い出します。そしてそのとき感じたこと、それは、「今まで見てきた世界は、とても狭く、こんな小さなことで悩んでいた自分が情けない」という想い。

 今でも時々、困難にぶつかることがありますが、そんなときはこの曲を聴いて、あのとき感じたことを思い出すようにしています。


 という、メッセージをいただきました。

 旅と音楽って、「パッ」と、くっついたときの、強力な、力って、本当にあると思うんです。

 私も、「この曲を聴くと絶対あそこの海の匂いを感じる」とか、風を感じるとか、寒かった山の頂で観た、宇宙に近い空の青さを感じるとか。そんな曲がいくつもあるんですけども。

 私、この番組でも、よくお話させてもらってますけど、音楽って、その5分間なら5分間で、いろんなところへ、「ふぁ〜」っと自分の気持ちを旅に連れ出してくれる、そんな素晴らしい、バイブレーション、だと思っているんですけど。

 そこにまた、自分の体験した旅行だったり、素晴らしい景色だったり、その空気感だったりそんなものが重なると、絶対に体の中から忘れられないそんな存在になって、記憶の中に、とっても強く残っていたりするんですよね。

 この「ハナ」さんにとって、この曲が、そういう大切な曲になって、そして、初めて行った沖縄が、そんな素敵な想い出の、場所になったということ、なんかすごく、嬉しいです。

 私も、また、ちょっと日常から離れて、どこか、旅に出たいな〜。そんな気持ちが、浮かんできました。

 それでは、北海道「ハナ」さんからのリクエストで、BEGIN、「三線の花」。




♪ BEGIN 「 三線の花 」




 わたくし今井美樹がお送りしている「LOVE UNITED」。お送りしたのは、北海道の「ハナ」さんからのリクエスト。BEGIN で、「三線の花」でした。

 「ハナ」さんには、Amazon のショッピング・カードをプレゼントします。素敵な音楽との出逢い、期待していますね。





(タイトルコール)

LOVE UNITED





♪ Bill Evans 「 My Foolish Heart 」




 TOKYO FM からお届けしている「LOVE UNITED」。「Bill Evans Trio」のアルバム、「Waltz for Debby」より、「My Foolish Heart」。

 今年は残暑厳しい、9月でしたが、でもやはり、光の、色味が、違うんですよね。だんだん秋色になってきて、本当に、気持ちが、「ふわぁ〜」っと、穏やかになっていく。そんな、気がしています。やっぱり一年で一番、大好きな、大人っぽい、季節かな〜と思って、いるんですが。

 ここのところ、娘も学校に行った後、夫もトレーニングとかで居ないその部屋で、シャワーを浴びていたりするときに、気がつくとふっと、このアルバムをかけて、この1曲目がかかると、自分にとっての大事な時間を(笑)取り戻したような気がして、ずっと聴いている1枚です。

 そうね、この季節になるといつも、自動的に、私の中ではかかってしまう、(笑) そんなアルバム、ですね。


 さて、そろそろ、お別れの時間です。今夜はいかがでしたでしょうか。

 ここでみなさんに大事なお知らせがあります。2009年の4月から始まったこの「LOVE UNITED」ですが、10月から、放送時間が変わることになりました。

 10月からは、お昼の12時半からとなります。そして、オンエアー地域がぐっと増えまして、全国37局での、オンエアーとなります。

 「お昼」という時間になることで番組のトーンとか選曲とかちょっと変わるかもしれませんが、愛のある音楽とか、みなさんからいただいた、愛のあるリクエストなどは、変わらずお送りしていこうと思っていますので、10月からの「LOVE UNITED」も、どうぞよろしくお願いいたします。


 この番組では、世界中にきらめく数多くの LOVE SONG を集め、その世界を旅しながら、みなさんと幸せな時間を共有できる1時間にしていきたいと思っています。

 どうぞ来週も、この時間にお逢いしましょう。「LOVE UNITED」。お相手は、今井美樹でした。


DUNLOP presents「LOVE UNITED」
この番組は、タイヤのフロンティアを紡ぐ、DUNLOP の提供でお送りしました。



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